( ^ω^)がアウターブーンの世界に入り込んだようです
- 48:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 14:40:07.73 ID:o7sIifTt0
第四話
「不思議なぬこの実」
<ヽ`∀´>「はぁ……はぁ……」
(;・∀・)「(ち、痴漢だ……!!)」
通学の電車の中。
ぎゅうぎゅうに押しつぶされる僕の視界に、
こっそりお尻をまさぐる手が見えた。
<ヽ`∀´>「はぁ……はぁ……」
川゚−゚)「……」
被害者は…すごい綺麗な女の人。周りは誰も気づいてないみたい。
痴漢の現場なんて初めての遭遇だ。
女の人もきっと怖くて文句が言えないんだ。
こ、ここは、僕が、やめさせないと……!!
- 49:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 14:42:01.57 ID:o7sIifTt0
(;・∀・)「や、やめろょ…」
つい小声になってしまった。
独り言みたいで恥ずかしい。
川゚−゚)「……」
( ・∀・)「(え…?)」
僕が意を決して大声を出そうとした時、女の人が呟くのが聞こえた。
「下手くそ」
とか言ったような……?
- 50:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 14:50:25.86 ID:o7sIifTt0
<ヽ`∀´>「あひぃ!!」
女の人が後ろ手に男の股間をぎゅって、握ったように見えた。
途端、男は悲鳴を上げてその場に座り込んだ。
周りの人もびっくりして男と距離を取ろうとする。
<ヽ`∀´>「あふっ!!あふっ!!」
男の股間がみるみる黒いシミを作っていく。
おもらし?
……若干白いような……?
それになんだかイカ臭い。
(;・∀・)「(えええええええ!?あれってまさか!?)」
いやいやいや。あんなに出ないでしょ。
それとも世の中にはああいう人もいるの?
少なくとも僕はあんなに……
- 51:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 14:59:33.28 ID:o7sIifTt0
川゚ー゚)
女の人がこっち見てる!!
うわ、緊張、やっぱすごい綺麗…。
女の人の笑顔に心奪われていると、ドアが開いて周りが波のようにうねりだした。
僕は波にのまれてホームに強制移動させられる。
川゚ー゚)「きみ」
(;・∀・)「へ?」
女の人に腕をつかまれて人気のないとこまで引っ張られた。
何がなんだがわからない僕に、女の人はまたあの笑顔で話しかける。
- 52:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:00:57.87 ID:o7sIifTt0
川゚ー゚)「さっき私のことを助けようとしてくれていたろう?」
(;・∀・)「え? いや、そんな……」
川゚ー゚)「ありがとう」
(;・∀・)「さ、さっきあの男に何をしたんでしか??」
ちょっと噛んじゃった。
僕の質問は聞こえていないかのように怪しく微笑んだ後、
正面からピタリと体をくっつけてきた。
(;・∀・)「!!!?!?!?!?!?」
川゚ー゚)「きみも、興奮してしまったのかな……??」
- 56:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:07:24.62 ID:o7sIifTt0
耳元で囁かれ、体がビクって痙攣する。
イイニオイがする。
そ、それに胸があたって……
着やせするタイプってヤツ??
川゚ー゚)「まだ中学生か? 意外と大きいんだな……」
僕の股間は学生ズボン越しでもはっきりわかるくらいパンパンに膨らんでいた。
それを細い指でなぞる。
(;・∀・)「ちょ、ちょ、やめ、なに!?」
- 59:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:12:33.74 ID:o7sIifTt0
川゚ー゚)「フフ、すまない。おふざけがすぎたようだ」
ゆっくりと、女の人が離れていく。
後ろ髪を引かれる思いがした。
川゚ー゚)「それとも続けた方がよかったか?私はかまわないぞ……」
(;・∀・)「〜〜〜っ!!」
川゚ー゚)「待て!!」
動転して走り去ろうとした僕の腕を再び掴み、学生服のポケットに手を突っ込む。
- 60:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:13:02.13 ID:o7sIifTt0
川゚ー゚)「これはほんのお礼だ。まぁ頼まれていたモノでもあるんだが……」
(;・∀・)「え?」
振り向いた先には、もう女の人の姿はなかった。
ポケットの中には見たことのない不思議な木の実。
まだ残る胸の感触。
お化けとは思えないリアルないやらしさ。
こんなの誰にも話せない。
だって誰も信じないでしょ?
- 62:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:18:36.38 ID:o7sIifTt0
('A`)「ふ〜ん」
思わず興味なさげな返事をしてしまった。
従兄弟のモララーはすねたようにうつむく。
急に「相談したいコトがある」なんて訪ねてきたらコレか。
いや、まぁ嘘を言うような奴じゃないんだが……。
( ・∀・)「だから嘘じゃないって!!」
うん。まぁそうだろうな。
……第一、俺も最近変な体験してるしな。
( ゚∀゚)「おっぱい…(たっちまった……)」
目の前の新しい同居人はちょっと前まで「玉」だった、なんてのも誰も信じまい。
それにその女……多分同じ女なんじゃないだろうか。
- 63:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:20:10.39 ID:o7sIifTt0
('A`)「……なぁ。そのゲージはなんだ?」
( ・∀・)「ああ、コレも見てもらおうと思って」
そう言ってモララーは小型のゲージからぬこをとりだす。
新しいペットを見せられても興味ないんだが。
木
(=・ω・)「にゃ!」
('A`)「……」
( ゚∀゚)「……」
( ・∀・)「……」
- 64:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:20:52.25 ID:o7sIifTt0
('A`)「……頭のコレ、何?」
( ・∀・)「やっぱりドクオ兄ちゃん見えるの!?」
('A`)「…モララー。動物虐待はよくないぞ。」
(;・∀・)「ち、違うよ!!最初っから生えてたんだって!!」
( ゚∀゚)「最初から?どっかで拾ってきたの?」
(;・∀・)「ううん。あの木の実を植えたら、ぬこが生えてきたんだ」
ジョルジュも俺も、うまくリアクションできなかった。
モララーは慌てて詳しい説明をする。
(;・∀・)「ぬこが生えてきたっていうか…最初は普通に芽が出たんだ。
ある日、水をやりに行ったら土からぬこが顔出してて…」
根っこが猫でした。
……う〜ん、30点。
- 66:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:28:03.65 ID:o7sIifTt0
(=・ω・)「にゃ〜」
(;・∀・)「この木、皆見えないって言うんだ!!もしかしたらドクオ兄ちゃんならって思って」
すぐにピンと来た。
三人の共通点は、あの女。
おそらくショボンもこの木が見えるだろう。
('A`)「それで、大丈夫なのか」
( ・∀・)「??」
('A`)「何か変わった事はないのか? 願い事を聞いてきたり、事故を予測するとか」
( ・∀・)「え?うん。大丈夫。ってか何ソレ?」
( ゚∀゚)「名前は?このぬこなんていうんだ?」
- 67:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:28:47.14 ID:o7sIifTt0
- 猫の名前
>>70
- 68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/27(土) 15:29:47.92 ID:2cQ4Mc2p0 ?
- まっしぐら
- 69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/27(土) 15:30:46.47 ID:i6a47olZ0
- ミッキー
- 70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/27(土) 15:30:54.62 ID:3SiPKijx0
- 穢れてないうんこ
- 71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/27(土) 15:30:59.70 ID:aawCU2IC0
- ドルフィン刑事
- 72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/27(土) 15:31:02.63 ID:66A1jra20
- ワッフルワッフル
- 73:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:33:36.88 ID:o7sIifTt0
- >>70
orz
- 74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/27(土) 15:34:45.58 ID:2cQ4Mc2p0 ?
- 無理に安価するから・・・
- 75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/27(土) 15:35:55.73 ID:66A1jra20
- いや、愛嬌ある名前だと思うよ・・・うん。
- 76:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:36:05.20 ID:o7sIifTt0
( ・∀・)「まだ名前つけてないんだ」
( ゚∀゚)「よし!!じゃあ俺が名付け親になってやろう!!」
( ゚∀゚)「『穢れてないうんこ』!!どうだ!?」
( ・∀・)「……再安価していい?」
('A`)「ダメ」
- 77:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:42:13.76 ID:o7sIifTt0
モララーによくなついてる。
危害を加えるようなもんじゃないのか。
(=・ω・)「ぶにゃ?」
('A`)「……」
(=・ω・)「うな〜」
('A`*)「……」
(;゚∀゚)「(…ドクオ、ぬこ好きなのか…)」
(;・∀・)「(…にやけてるドクオ兄ちゃん気持ち悪い…)」
- 78:1 ◆yl3K3xulPc :2006/05/27(土) 15:44:16.82 ID:o7sIifTt0
オチなしEND。
エロいの書けって要望があったからやってみたけどgdgdになった。
反省はしていない。
官能小説書ける人はすごいね!!
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