( ^ω^)内藤が友達と高校受験をするようです

74:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 00:41:38.31 ID:pvPUAMG70
そして次の日。

( ^ω^)「みんな、集まったかお?」
( ゚∀゚)「って、見ればわかるだろ、たったの6人しかいないんだから」
( ^ω^)「進級テストをしたわけだおが、公立中学のテストでは、本当の実力はわからないお。
     やはり、偏差値で出さなければだお」
(´・ω・`)「ということは……?」
( ^ω^)「そう! 模試を受けるんだお! 駿台模試!!」



77:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 00:49:01.74 ID:pvPUAMG70
('A`;)「駿台模試〜!!?」
( ゚∀゚)「なんだよ済んだ芋死って?どんな死に方だww」
(・∀ ・)「つまらないこと言ってんじゃねーよ長岡。模試だよ模試」
(´・ω・`)「なるほど。確かに駿台模試ほどの有名な模試を受ければ、自分の実力がすぐにわかるね」
( ゚д゚ )「…………」
( ゚∀゚)「(流石にもうびっくりはせん)もう申し込んじまったのか?」
( ^ω^)「うん」
('A`;)「ちょwwwwww」
(・∀ ・)「まあ俺たちだったら各教科でそうとうな偏差値が出るんじゃまいか?」
(´・ω・`)「おごりは禁物だよ、世の中にはもっとすごいひとがたくさんいるんだよ」
( ^ω^)「とにかく! 全力を尽くすお」
( ゚∀゚)「いつなんだ?その模試」
( ^ω^)「明日だお」
( ゚∀゚)「明日かよ!?」

※駿台模試は、実際は結構前からの登録が必要です



79:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 00:53:47.09 ID:pvPUAMG70
そして、翌日。

( ^ω^)「立教大学に到着だお!」
( ゚∀゚)「おお! 赤レンガがかっこいいな! ここで模試を受けるのか」
( ^ω^)「そうみたいだお」
('A`;)「あ、あの内藤……」
( ^ω^)「なんだお?」
('A`;)「ごめん、筆箱忘れちった……。シャーペンと消しゴム余ってないか?」
( ^ω^)「ちょwwwwwww」
(・∀ ・)「トイレどこだよトイレー」
(´・ω・`)「立教新聞、意外と読み応えがあるな……」

( ^ω^)「(なんかむちゃくちゃ不安になってきたお……)」



82:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 00:57:35.43 ID:pvPUAMG70
おっさん「はい、テストは各教科50分、間に25分間の休憩時間があります。
      5分前には自分の席にすわっているように」
(・∀ ・)「はーい」
(;^ω^)「ちょ、いちいち返事するなお」
おっさん「では最初は英語から。プリントをまわして、受講番号と、あと志望高校
      コード番号を指定の位置に記入して。あと名前も。



      ……でははじめ!!」



83:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 01:01:03.27 ID:pvPUAMG70
そして全教科が終わる。

( ゚∀゚)「国語と理科の時間の間に食った弁当うまかったな〜」
(・∀ ・)「トイレどこだっけ?」
(´・ω・`)「立教新聞自由に持ち帰れるんだ……。一冊貰おう」
( ゚д゚ )「…………」
('A`;)「人がたくさんいて緊張した〜」

(;^ω^)「おいおいだお……」



84:1 ◆B.b04Y9Gpo : 2006/07/17(月) 01:07:58.33 ID:pvPUAMG70
( ^ω^)「模試の結果が来るのは、1週間後だそうだお」
( ゚∀゚)「意外と早いな。1週間の間、何しようか?」
( ^ω^)「そりゃあんたもちろん勉強ですがな」
( ゚∀゚)「あ、そういえばそうだったな」
( ^ω^)「僕に考えがあるお」
(´・ω・`)「なんだい?」
( ^ω^)「月曜日は東風君が英語を
      火曜日は斉藤君が数学を
      水曜日は小本君が国語を
      木曜日は長岡君が理科を
      金曜日は新都君が社会を教えて、
      土・日曜日は各自家で勉強ってのはどうだお?」



89:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 01:11:10.89 ID:pvPUAMG70
( ^ω^)「とりあえず、明日は各自で何を教えるか考えておくんだお。
      ちゃんと教えるメニューを決めておいて欲しいお」
( ゚∀゚)「…………」
( ゚д゚ )「…………」
(´・ω・`)「…………」
(・∀ ・)「…………」
(;^ω^)「な、なんだお?」
( ゚∀゚)「今思ったんだが、お前は何するんだよ?」



95:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 01:17:57.21 ID:pvPUAMG70
( ^ω^)「僕は僕なりに、ちゃんと仕事があるお」
( ゚∀゚)「何だよ?」
( ^ω^)「それは明後日のお楽しみだお。さ、模試も終わったんだし、
     明日は日曜日。今日はこれにて解散だお」

と言って、内藤はたったか帰ってしまった。

( ゚∀゚)「なんなんだろ」
( ゚д゚ )「…………」
(´・ω・`)「まあ、内藤君のおかげで、僕たちもこう集まれたんだし、彼を信じようよ」
(・∀ ・)「……そうだな」



116:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 01:39:39.23 ID:pvPUAMG70
次の日

(;゚∀゚)「うおっ!? なんだよ内藤、その大量のブルーベリーは」
( ^ω^)「なんだよって、ブルーベリーだお」
(;゚∀゚)「なんに使うんだよ……。ジャムでも作る気か?」
( ^ω^)「あ、ジャムもいいお」
(;゚∀゚)「で、結局なんなんだ?」
( ^ω^)「みんなでこれを毎日きちんと食べるんだお」
(;゚∀゚)「なんで?」
( ^ω^)「なんでって、ブルーベリーは目に良いからだお」



123:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 01:46:41.48 ID:pvPUAMG70
( ^ω^)「僕は何も教えることが出来ないお。だから、
     せめてみんなの健康管理を担当したいと思うお。
     勉強しすぎると、目が疲れるお。そんなときにはブルーベリーだお」
( ゚∀゚)「なるほどね〜。わかったよ、じゃあよろしく頼むぜ、ドクター」
( ^ω^)「他にも、勉強に集中するためのものや、眠気を取るものとかいろいろと集めてきたお。
      後で見せるお」



132:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 01:54:53.99 ID:pvPUAMG70
( ^ω^)「後で見せるお」



って、ことで、今日はもうおしまいです。
なぜ大学受験じゃないかというと、俺は高校受験しかしてないからww
いや、大学に行ってないってわけじゃないが……

ひとつ訊いておきたいのが、実際の高校や大学名を出してもいいかってこと



175:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:21:25.79 ID:+pIAUG+E0
( ´_>`)「おはよう、内藤、長岡」
( ^ω^)「あ、おはようだお」
( ´_>`)「お前たち、一昨日立教大学にいなかった?」
( ^ω^)「え? なんで知ってるお?」
( ´_>`)「やっぱり! 駿台模試、お前らも受けたのか?」
( ゚∀゚)「お前らも、ってことは、弟者も受けたのか?」
( ´_>`)「まあね、ちょっと国語難しすぎなかったか? 『趨』って漢字、読めなかったよ」



176:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:24:17.26 ID:+pIAUG+E0
( ゚∀゚)「俺も俺も! 難しかったよな、特に英語と数学と国語と社会。まったくわかんなかったぜ」
(;^ω^)「それってただ単に長岡君が理科以外まったく出来ないだけだお」
(;゚∀゚)「ぐっ、まあそんなもんだ……。内藤はどうだったんだよ?」
( ^ω^)「けっこう難しかったお。特に国語と英語と数学と社会と理科。まったくわかんなかったお」
(;゚∀゚)「……何も言うまい。弟者はどうだったんだ?」
( ´_>`)「まあまあ……かな。それなりに出来たと思うけど。
      そういえば、昨日ほかに一緒にいた人たちは誰なんだ?」
( ^ω^)「あ、それはね……」



178:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:30:27.48 ID:+pIAUG+E0
内藤は、弟者にかくかくしかじか説明した。
彼らは長岡のように1教科だけ異様に得意だということ、
そして、みんなで教えあって勉強をすることにしたことなど。

( ´_>`)「なるほど、一昨日の模試は、現時点での実力判断ってことか」
( ゚∀゚)「そういえば、弟者もかなり優秀だよなぁ……。そういえば内藤、なんで弟者には協力を依頼しなかったんだ?」
( ^ω^)「それも考えたお。でも全教科が満遍なく出来る弟者には、こっちの仲間になるメリットがないし、
      それに、一番の理由は兄者だお」



179:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:33:38.00 ID:+pIAUG+E0
( ゚∀゚)「兄者? なんでだよ?」
( ´_>`)「よく知ってるな、内藤。そうだよ、俺は兄者の勉強の面倒を見てるんだ」
( ^ω^)「それできっと、僕たちに構ってる暇はないだろおなーと思って、やめたんだお」
( ´_>`)「悪いな内藤、俺も一緒に勉強したいんだが……。まあ身内のほうが大切なんだ」
( ゚∀゚)「優しいな弟者は。あんなグータラな兄の勉強をみてやるなんて」
(#´_ゝ`)「お前ワザと聞こえるように言ってるだろ」
(;゚∀゚)「ぬおっ!? いつの間に!」
(#´_ゝ`)「ふん! 今に見てろよ、お前らなんか、すぐに追い抜いてやるんだからな」
(;´_>`)「おk、兄者。時に落ち着け」
( ゚∀゚)「ははは、まあ、お互いに頑張ろーぜ」



181:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:37:17.77 ID:+pIAUG+E0
そして、放課後を向かえた。
すぐに、東風と小本と斉藤が2組、ようするに内藤のクラスにやってきた。

( ゚∀゚)「お! 来たな戦友」
(´・ω・`)「今週から勉強スタートか。今日は、東風君の英語だったね」
(・∀ ・)「でもどこでやるんだよ。誰かの家とかだったら、だらけちゃうと思うよ」
( ^ω^)「おっおっお……。そこらへんはぬかりはないお。……ってあれ? 新都君は?」
( ゚∀゚)「あれ? そういえばいないな」
(´・ω・`)「彼だけ同じクラスに我々の仲間がいないからね。でも大体いる場所は想像がつくよ」
(;゚∀゚)「お前は超能力者か。で、どこにいると思うんだ?」
(´・ω・`)「きっと、この教室のドアの外で、入りたいけど入れないみたいな状態になってると思うよ」



182:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:40:04.11 ID:+pIAUG+E0
どれどれと、長岡が廊下を覗いてみると、小本の予想通り、新都がドアの前で行ったり来たりしていた。

( ゚∀゚)「何やってんだよ? 早く入りな」
('A`;)「うわっ!! 驚かさないでよ……」

(・∀ ・)「で、さっきも訊いたけど、どこでやるんだよ」
( ^ω^)「安在先生に、空いている教室の鍵を借りたんだお」

安在先生とは、この前社会のテストのことで質問をした、なんか変な先生のことだ。
安在先生は社会担当の1組の担任の教師で、いつも独りだった新都と友達になってくれてありがとうと言って、
鍵を貸してくれたのだった。もちろん内藤はこのことは皆には言わなかった。



183:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:42:30.69 ID:+pIAUG+E0
( ^ω^)「さらに安在先生は、本当は生徒は5時には校舎から出なきゃいけないんだけど、
      勉強するならって、6時までは使っていいって言ってたお。
      授業が終わるのが3時だから、少なくとも2時間半は集中してできるお」
( ゚∀゚)「安在先生、案外良い人だな」
(´・ω・`)「安在……案外……。駄洒落かい?」
(;゚∀゚)「ちげーよ!」
(・∀ ・)「はいはい。じゃあとっととその教室に行こうぜ」



184:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:45:23.29 ID:+pIAUG+E0
( ^ω^)「というわけで、今日は東風君の英語なわけなんだけど、
      その前に僕からちょっと話があるお」
( ゚∀゚)「ああ、あのブルーベリーか」
(・∀ ・)「なんだよブルーベリーって?」
( ゚∀゚)「紫色で、ブドウのちっちゃいのだよ」
(・∀ ・)「ブルーベリーが何かって事くらいは知ってるよバーカ」
(#゚∀゚)「な!? バカとはなんだこのチビ!!」
( ^ω^)「(また始まったお)そうそう、そうやっていらいらするのも勉強の妨げになるお。
      今日は、勉強時に役立つ、いろいろなものを持ってきたお」



185:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:48:16.20 ID:+pIAUG+E0
(´・ω・`)「おお! 内藤君は、僕たちの健康管理係ってことか。何を持ってきてくれたんだい?」
( ^ω^)「まずはこのブルーベリー。勉強すると、目が疲れるお。だから、一日一定の量を摂取するお」
( ゚∀゚)「アントシアニンが豊富だからな」
( ^ω^)「次に、眠気を覚ますものだお」
(´・ω・`)「コーヒーかい?」
( ^ω^)「緑茶だお」
( ゚∀゚)「緑茶?」
( ^ω^)「そうだお。コーヒーよりも、緑茶のほうが心が落ち着いて、より集中できるし、眠気もなくなるって、
      この前テレビでやってたんだお」
( ゚∀゚)「なんだこのバカでかいものはと思ったら、ポットだったのか」
( ^ω^)「そして、これだお」



186:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:51:28.50 ID:+pIAUG+E0
内藤はポケットから青透明なゴムのブレスレットを取り出した。

(・∀ ・)「なんだよそれ」
( ^ω^)「マイナスイオンが出る腕輪だお。これで集中力うp間違いなしだお!」
(;゚∀゚)「そんなわけないだろ! お前こんなの信じてたのか」
(;^ω^)「し、失礼な。ほら、ちゃんとみんな着けるお」
('A`;)「マジかよ……」

皆嫌々ながらも、マイナスイオンがでる「らしい」、ガチャポンで出した腕輪を装備した。



188:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 11:55:12.35 ID:+pIAUG+E0
( ^ω^)「さ、僕からはこれでおしまいだお。これからも、いろいろなものを持ってくるお」
( ゚∀゚)「さ! ついに初授業!! 東風の出番だ!! ………って、さっきから気になってたんだが……。
     東風、なんだよそのダンボール箱は」
( ゚д゚ )「…………単語帳」
(´・ω・`)「単語帳?」

東風はそう言って、バリバリとダンボール箱を解体し、中から6冊の単語帳を取り出した。



201:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 12:41:41.94 ID:eff3iBiP0
( ゚д゚ )「…………毎週……テストする……単語の……100個中から……20個出題……
     一問5点……90点未満は……罰ゲーム……」
(´・ω・`)「なるほど、単語テストか。僕も漢字テストは毎週やろうと思ってたんだよ。
      罰ゲームつきか……。どんな内容かは知らないけど……」
(;゚∀゚)「(なんかこいつ平然とヤバイ罰ゲームを出してくるかもな……)」
( ゚д゚ )「…………今日は……基本的な……文法について……勉強する……
     文法が……一番大事……単語を多く知っていても……書けなきゃ……意味ない……」
(;゚∀゚)「なるほどな。っていうか…………がうっとおしいぞ! なんとかならんのか?」
( ゚д゚ )「…………文句が……あるなら……1点でも……僕に英語で……勝ってからにして……」
(;゚∀゚)「わ、わかったよ先生さんよ」



202:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 12:45:05.08 ID:eff3iBiP0
そして、6時をむかえた。

(;^ω^)「ふー、やっと終わったお。2時間半は長いお」
(;゚∀゚)「ああ、しかも自分の得意科目じゃないしな」
(´・ω・`)「でもさすが、わかりやすい説明だったね。けっこう2時間半でもいろいろ学べるな」
('A`;)「し、しんどい……」
(・∀ ・)「お前ら根性ねーな(僕もけっこうしんどかったな……)」
( ゚д゚ )「…………単語テスト……忘れないように……」



203:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 12:48:45.96 ID:eff3iBiP0
次の日。火曜日である。いきなり放課後。

(・∀ ・)「はい今日は僕の数学だよー」
( ゚∀゚)「(正直一番うけたくない授業だな……)」
(・∀ ・)「正直一番うけたくない授業だなと言いたげな顔するなよ長岡」
(;゚∀゚)「ば、ばれてる!」
(・∀ ・)「まず、君たちは基本的にダメ」
(´・ω・`)「いきなり言うね……」
(・∀ ・)「だからほら、こんなの持ってきた」

と言って、斉藤は数学の問題集を取り出した。



204:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 12:53:02.85 ID:eff3iBiP0
(・∀ ・)「まずこれを全部やって」
(;^ω^)「ちょwwwwwwww400ページもあるおwwww」
(;゚∀゚)「いくらなんでも量が大杉だ! お前でも終わらないだろ!!」
(・∀ ・)「それはどうかなー? じゃ、今日は終わった人から帰っていいよ。
     どうしてもわからない問題があったら、俺に訊けよー。終わらなかったら、残りは宿題ねー」
(´・ω・`)「じ、地獄だ……」
(・∀ ・)「基本問題ばかりだから、大丈夫だよー。じゃ、スタート!」



206:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 12:56:38.47 ID:eff3iBiP0
一時間後

(;^ω^)「…………」
(;゚∀゚)「…………」
( ゚д゚; )「…………」
(´・ω・`;)「…………」
(・∀ ・)「フンフ〜ン♪」
('A`;)「…………」
(;゚∀゚)「チラ……!!!!(斉藤のやつ、もう200ページまで進んでやがる!!)」
(;^ω^)「…………」
(;゚∀゚)「…………」
( ゚д゚;)「…………」
(´・ω・`;)「…………」
(・∀ ・)「あ、解の公式解の公式」
('A`;)「…………」



207:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 12:58:54.66 ID:eff3iBiP0
さらに一時間後

(;^ω^)「…………」
(;゚∀゚)「…………」
( ゚д゚; )「…………」
(´・ω・`;)「…………」
(・∀ ・)「フンフ〜ン♪」
('A`;)「…………」
(・∀ ・)「オワタ」
(;^ω^)「!!!」
(;゚∀゚)「!!!」
( ゚д゚; )「!!!」
(´・ω・`;)「!!!」
('A`;)「!!!」



208:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 13:01:55.77 ID:eff3iBiP0
そしてその30分後

(;^ω^);゚∀゚);゚д゚);´・ω・`);'A`)「終わるかボケー!!!!」
(・∀ ・)「みんなだらしないなー。400ページって言っても、途中計算の空白とかで、あんまり内容多くねーだろ」
(;゚∀゚)「まだ100ページも終わってねーよ!!」
(;^ω^)「いや、100ページは終わったお」
(;゚∀゚)「うおお!? 内藤!! 裏切るつもりか!!」
(;^ω^)「ちょ、長岡君、落ち着くお!」
(・∀ ・)「じゃ、俺は帰るから。頑張って来週までに終わらせてこいよー」
(;^ω^);゚∀゚);゚д゚);´・ω・`);'A`)「(コノヤロー……)」



209:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 13:05:44.89 ID:eff3iBiP0
そして、次の日。水曜日。

(´・ω・`)「さーて。今日は僕の国語の授業だね」
( ゚∀゚)「小本は常識人みたいだから、安心だぜ」
(´・ω・`)「じゃあ一昨日話したように、まずは漢字帳を配ろうか」
( ^ω^)「お! けっこうな量だお」
(´・ω・`)「10級から5段まであるけど、最初は10級の漢字50個を覚えてきて。僕も罰ゲームを用意しとくから」
('A`)「ウボアー、けっこう難しい漢字多いな……」
(´・ω・`)「頑張ろうよ。さて、僕の授業は文章の問題を解きまくる、っていうのがテーマだ。
       国語は質も大切だけど、量をこなさないと勘は養えない」
(・∀ ・)「なんだよ、国語って勘で解く教科なのか? だせー」
(´・ω・`)「もちろん、解き方のコツ、法則などはたくさんあるし、追々教えていく予定だけど、
       レベルが高くなるにつれ、国語の『勘』が重要になって来るんだよ」
( ^ω^)「そういうもんかお? まあ小本君が言ってるんだから、そうなんだろうお」
(´・ω・`)「じゃ、一緒に問題を解いていこうか。まずは安上がりに、教科書の文章から見ていってみよう……」



210:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 13:11:21.28 ID:eff3iBiP0
一時間半経過

(´・ω・`)「というわけで、こういう見方をすると、メロスのそのときの気持ちがよくわかるだろう」
( ^ω^)「なるほどお!」
( ゚∀゚)「こりゃーわかりやすいな」
(・∀ ・)「おー」
('A`)「メロスワロス」
(´・ω・`)「まあ上級レベルになるほど、物語は出題されなくなるんだけどね。じゃあ残りの一時間は
       古文についてやろうか」
( ^ω^)「古文? それって高校入試に出てくるのかお?」
(´・ω・`)「いや。でも一応ね…」
(;^ω^)「…………」



211:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 13:14:28.73 ID:eff3iBiP0
次の日。木曜日。

( ゚∀゚)「やっと俺の番だな! 今日は、電気についてやろう」
(´・ω・`)「唐突だね」
( ゚∀゚)「いいの! まずはな、電気を学ぶ上で、電圧(E)と電流(I)と抵抗(R)があることを理解してくれ」
(・∀ ・)「したよバーカ」
( ゚∀゚)「(がまんがまん)それぞれはな、ボルトとアンペアとオームっていう単位で……」



212:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 13:20:06.22 ID:eff3iBiP0
長岡はもういいや。次の日。金曜日。

('A`)「d、どうも……。じゃあ今日は、俺が社会科を教えます……」
( ^ω^)「待ってましたお!」
('A`)「まずは、俺が今から言うことを復唱して下さい」
( ゚∀゚)「? わかった」
('A`)「旧石器縄文弥生飛鳥奈良平安鎌倉江戸明治大正昭和平成」
( ^ω^) ゚∀゚) ゚д゚)・∀ ・) ´・ω・`)「旧石器縄文弥生飛鳥奈良平安鎌倉江戸明治大正昭和平成」
('A`)「まずは、これを何度も繰り返し口で言って覚えましょう……」



214:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 13:25:07.18 ID:eff3iBiP0
('A`)「あと、ほかにも中国の名前を覚えたり、たくさん覚えることがある。
    歴史は覚える教科じゃない、なんて言う人が多いけど、そんなの綺麗ごとで、
    むっちゃ覚えること多いよ」
(;゚∀゚)「うう、入試までに全部終わるだろうか……」
('A`)「大丈夫だと思う。夏休みもあるし……」
( ^ω^)「新都君、頼もしいお」
('A`*)「そ、そうかな……」



216:1 ◆B.b04Y9Gpo :2006/07/17(月) 13:28:01.08 ID:eff3iBiP0
斉藤の、バカみたいに多い宿題を抜けば、最初にしてはかなり身のある一週間となった。
そのことに、内藤も安堵していた。

( ^ω^)「この調子だったら、なんとか良い高校には受かりそうだお」

家に帰ると、郵便箱になにやら大きな封筒がささっていた。

( ^ω^)「こ、これは、駿台模試の結果!!?」

―初めての授業編― 終わり



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