( 'A`)・∀・)^ω^)゚Д゚)のバンド人生

  
69: ◆JBtqrByBDQ :01/07(日) 17:46 d3yBNElnO
  

ミルナはモララーにシールドを渡すと、ギターをチューナーに繋ぎ音を合わせる
モララーもミルナ同様に、ベースの音を合わせた
音を合わせたモララーとミルナは、それぞれの楽器をアンプに繋ぎ、音域や音量等を合わせる
それも合わせ終わると、発声をしているドクオと、ドラムを軽く叩くブーンにOKの合図を出した

( 'A`)「じゃあ始めようぜ」

( ^ω^)「僕がカウント取るから、それに合わせて欲しいお」

わかった、と三人が頷くと、ブーンはカウントをとり始めた



  
70: ◆JBtqrByBDQ :01/07(日) 19:17 d3yBNElnO
  

ブーンのカウントでそれぞれが演奏を始める
イントロ部分の音は全員が揃たが、歌に入ろうとする繋ぎの部分でドラムがズレた
ドラムを始めたばかりのブーンは、その遅れの修正が出来ず演奏を止めてしまった

( ・∀・)「一回止めよう」

モララーの声で演奏を止めるミルナ
ドクオも歌うのを止めた

( ・∀・)「ブーンどうした?」

(;^ω^)「実際叩いたの初めてだから、ちょっと焦ったお」

( 'A`)「そんなんで大丈夫なのか?」

( ゚д゚)「家にないなら楽器屋で叩かせて貰え」

(;^ω^)「でも今日は何度も合わせたいお」

( ・∀・)「じゃあ途中で失敗しても続けてな」

(;^ω^)「わかったお」

そう言って再びカウントをとり始めた



  
74: ◆JBtqrByBDQ :01/09(火) 17:13 Xd0/59WrO
  



結局あの後みんなでブーンに併せて練習を続け、何とかマリオネットに聞こえる様になった所で練習を終了した
練習を終了させた四人は、近くのサイゼリヤで今後の事を話し合った

( ・∀・)「ドラムも何とかマリオネットになって来てるから後は努力だな」

(*^ω^)「おっおっ、みんなのお陰だお」

ブーンは、モララーに褒められ素直に喜び、ドラムを叩く真似をしている
その様子を見ながらミルナが

( ゚д゚)「他の曲もやらないか?」

と提案し、モララーがミルナに聞く

( ・∀・)「例えば?」

( ゚д゚)「エルレのミッシングなら簡単だぞ」



  
75: ◆JBtqrByBDQ :01/09(火) 17:24 Xd0/59WrO
  

エルレガーデンのミッシングは実際初心者でも演奏しやすい曲で、それぞれの楽器の練習曲の様な曲だ
その意見に対し

( 'A`)「エルレが嫌いな件」

( ^ω^)「僕は知らないから何とも言えないお」

とドクオが個人的な理由で拒否をし、ブーンがどうでもいいと言った感じで答える

( ・∀・)「じゃあL'Arcのリンクはどうよ?」

( ゚д゚)「別に構わない」

( ・∀・)「二人は?」

モララーの問い掛けに対し少し考え込む二人
アニメの曲だからブーンもわかってるらしく考え込む
数分考えてからドクオが

( 'A`)「みんなに任せるよ」

と、ブーンが

( ^ω^)「やってみるお」

と元気に答えた



  
77: ◆JBtqrByBDQ :01/09(火) 22:36 Xd0/59WrO
  

( ・∀・)「よし、決定な」

モララーの声に三人が同時に頷き、また雑談が始まった
モララーが話しを切り出し、ミルナとドクオが答え、ブーンがボケて皆にツッコミを入れられの繰り返し
内容は基本的に学校や音楽、エロ系の事が大半で、騒ぎすぎて定員に注意された程だ
そんな雑談は2時間近く続いた



  
78: ◆JBtqrByBDQ :01/09(火) 23:50 Xd0/59WrO
  



サイゼリヤでの雑談の後、それぞれ帰路に着き、それぞれ部屋で練習をしていた

〜ドクオ視点〜

ドクオはベットに横たわりながら考えていた

( 'A`)「実際L'Arcそこまで好きじゃないんだよな〜」

一人呟き、意味も無く蛍光灯を眺めながら思考を巡らせる

( 'A`)「まぁクラッシュをやりたいっても無駄だろうしな」

クラッシュを簡単に説明すると、UKロックを代表するパンクで、様々な音楽を組合せて演奏するグループの事だ

( 'A`)「クラッシュ…やりたいな……」

何故ドクオがここまでクラッシュにこだわるのか?
それはドクオの過去に原因がある



  
80: ◆JBtqrByBDQ :01/12(金) 07:18 vowckJY5O
  

ドクオの家は、両親は健在だが、不況の煽りを受け貧しい生活にあった
その貧しさのせいでドクオは過去にいじめにあっていた

内容こそ物を隠したり、ドクオを殴ったりとありふれたモノだったが、小中学生は限度を知らなず先生は、君に原因がある、としか言わず関わろうともしなかった
親には心配をかけたくないと、ドクオは親の前ではいつも笑った

その行為によって、ドクオは肉体的にも精神的にも追い追い込まれていた

そのどうしようもない気持ちを紛らわすため、ドクオは音楽を聞き始めた
ブルーハーツやボーイ、エックス、更には尾崎豊まで聞いた



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