(*‘ω‘ *)ちんぽっぽがガンタンクになったようです
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 19:23:42.77 ID:h/WX1X+eO
- はい、どうも。私、ガンタンクでございます
(*‘ω‘ *)「………」
('A`)「おいガンタンク!オイルジュース買ってこいよ!」
( ^ω^)「あ、俺も」
(*‘ω‘ *)「………」
ガンダム君とガンキャノン君はいつも私をパシリにするのでございます。
逆らおうにも戦車もどきの私には逆らう事ができないのでございます
('A`)「早くしろ!」
(*‘ω‘ *)「…………」
ホワイトベースさんは見てみぬふりなのです。私、悲しいですよ。いやまったく。
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 19:30:38.73 ID:h/WX1X+eO
- (*‘ω‘ *)「………」
渋々私は自販機に向かいます。しかしここから近い自販機は不良ジムの溜まり場となっております。
怖いので少々遠くても不良がいない自販機に行く事にします
(*‘ω‘ *)「………ぽ」
少しすると自販機につきました。しかしいつもなら誰もいない筈の自販機にザクがおりました
(´・ω・`)「おいおい!100円入れたのになんで出てこねーんだよ!!ボッタクる気かお前!」
(*‘ω‘ *)「………」
私、自販機に喋りかけてるもビルスーツを初めて目にしました。しかもあのザク、消費税で120円になってるのを知らないようでございます
いつの時代のモビルスーツなのでしょうか
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 19:38:07.82 ID:h/WX1X+eO
- (´・ω・`)「おい……何見てんの?」
(*‘ω‘ *)「………」
時代錯誤のザクが私に気付いたようです。こちらに絡んでまいりました
(´・ω・`)「ビーム兵器持ってないくせにイバルんじゃねーよ!ぶち殺すぞ!」
えー……何を言っているのかわかりませんがたかがザクごときに脅える私ではありません。
(*‘ω‘ *)「っぽ!」
私、背中のキャノン砲をザクに向けます。いくら実弾と言ってもザク程度なら一撃で分解できる威力があるのです
(´・ω・`)「お…お…?なんだ?やややるってのかい?」
私は明らかにビビっているザクを押し退け、自販機にお金を入れます。正直こんな所で道草をくっている場合じゃありません
(´・ω・`)「無視するな!」
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 19:45:45.79 ID:h/WX1X+eO
- (´・ω・`)「来いよ!マシンガン舐めるな!!」
(*‘ω‘ *)「………」
私はザクを無視し、オイルジュース二人分を買って自販機を後にしようとします
(´・ω・`)「おい!どこいくんだよ!!
ワケのワカランザクに構っている暇は無いのです。
私はキャタピラを全速力で走らせます。
(*‘ω‘ *)「……ちんぽっぽ…」
しばらくするとガンダム君とガンキャノン君が見えてきました。
二人共、何故かタバコを吸っております。
('A`)「遅い!」
( ^ω^)「おいコラ!お前はジュース買うのもできねーのかお!」
帰ってきて早々、ガンキャノン君が私の胸ぐらを掴みます。相当怒っているようです
( ^ω^)「そのキャタピラは飾りかお!?いい気になるなお!」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 19:53:48.46 ID:h/WX1X+eO
- ( ^ω^)「何とか言うお!!この約たたずモビルスーツもどき!」
(*‘ω‘ *)「……!」
酷いです。今のはあんまりです。人が気にしている事を言うのは卑怯なのではありませんか。
('A`)「もういい。ホラ、ジュースよこせ約たたず」
(*‘ω‘ *)「ぽ……」
私は耐えがたきに耐え忍びます。いつか誰かがガンキャノン改を作ってくれると信じて……
( ^ω^)「ふん……。」
ガンキャノン君が掴んでいた手を放します。どうやら落ち着いたようです。
('A`)「そう言えば最近ジムの奴等、調子乗ってるな。」
( ^ω^)「量産型のクセに生意気な奴等だお。」
('A`)「一回半殺しにするか?」
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 20:01:41.09 ID:h/WX1X+eO
- (*‘ω‘ *)「…………」
最近は不良ジムが増えてきたようです。二人もそれがウザイのでしょう
( ^ω^)「よーし!ジム殺しちゃうお!」
それにしても二人もジムも中二病なのでしょうか。喧嘩がカッコいいと思っているのでしょう。頭も体も厨房並です
('A`)「おい!ガンタンク!お前も来るんだよ!」
(*‘ω‘ *)「え……僕も?」
( ^ω^)「いいから来いよ!!テメーの肩の大砲は飾りかお!?」
(*‘ω‘ *)「………」
行きたくありません。メンド臭いし何より怖いです。ていうかもうホワイトベースに帰りたいです
('A`)「早く!」
しかし逆らったらこの二人に半殺しにされてしまいます。ついていくしかないでしょう……
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 20:10:19.57 ID:h/WX1X+eO
- ガンダム君とガンキャノン君の後に着いて行き、暫くすると自販機にたむろしている不良ジムの姿が見えました。
ジム「ははは!こないだ何かボール3人に告られて……」
ジム「はぁ!?ボール!?俺はザニーに告られたけどな!」
(;^ω^)「うわ、嘘くせ!」
(*‘ω‘ *)「………」
どう考えても作り話な会話が聞こえてきます。聞いているコッチが恥ずかしいです。
('A`)「おいコラァ!!自販機の前で何やってんだぁ!?迷惑だろ?」
( ^ω^)「そうだお!ゴミクズのクセに集まるんじゃねえお!」
早速ジムを挑発している二人。この度胸だけは尊敬します。
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 20:19:00.58 ID:h/WX1X+eO
- ジム「はぁ?お前誰?」
( ^ω^)「うるせぇよ!」
ガンキャノン君は有無を言わさず、いきなりジムの頭を掴み地面に叩き付けます。
ジム「!?」
哀れ反応できなかったジムは顔から血を流し気絶してしまいました
('A`)「ビームスプレーガン持ってるくらいで調子乗んなよ!!」
一方ガンダム君は自慢のビームライフルをバキュバキュ乱発しております。そしてジムはまとめて吹っ飛びます。
辺りからは悲鳴、回りには火が立ち込めて来ました。
(*‘ω‘ *)「…………」
私はと言うとやる事がないので逃げようとしているジムを次々と狙い撃ちにしていました。
これが中々快感だったりします
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 20:30:46.76 ID:h/WX1X+eO
- ('A`)「ははは!ザクより弱いじゃねーか!!氏ね!」
ガンダム君の勢いは止まらず、ビームがアチコチに飛び交っております。
最早辺りは地獄画図。自販機もビームライフルによってバラバラになっています
(*‘ω‘ *)「………?」
私はふと、後ろに何かの気配を感じました。
( ・∀・)「何やってんの?」
('A`)「げぇ!ジオングさん!」
私の後ろから現れたのはジオン高校3年の大不良、ジオングさんです。
力士のような体型……とても高校生とは思えません。
( ・∀・)「なんだ?喧嘩かおい?」
('A`)「いえいえ、何でもございません!ただちょっとコイツ等に説教していただけです!」
流石のガンダム君もジオングさんには敵いません。
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 20:38:57.82 ID:h/WX1X+eO
- (*‘ω‘ *)「………」
実は私、ジオングさんにひそかに憧れているのです。有線ビーム砲にメガ粒子砲……。素晴らしいじゃありませんか。
やはり時代はビームなのです。実弾はもう時代遅れなのです
( ・∀・)「そうか。ま、頑張れよ。」
('A`)「はい!ありがとうございますです!」
( ・∀・)「じゃあな」
そう言いジオングさんは行ってしまいました。何か用事の途中だったのでしょうか?
しかしあの人は喧嘩にはあまり関心がないようなのです。
( ^ω^)「こ……怖かったお……」
('A`)「あぁ……あの人にだけは勝てねーよ……」
(*‘ω‘ *)「ぽ……」
ガンダム君も強い者には巻かれろ主義だったりします。まぁこの辺りではガンダム君は相当強い方なんですけど
- 46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 20:48:13.87 ID:h/WX1X+eO
- ('A`)「おっと……ジムを潰してた途中だったんだっけ……」
( ^ω^)「あ、忘れてたお」
私達が辺りを見渡すとジムはもういなくなっていました。どうやらジオングさんと話てる間に逃げたようです
('A`)「ち……逃げたか。」
( ^ω^)「まぁいいお。奴等も身のほどを知ったお。」
(*‘ω‘ *)「………」
まぁジムには可哀想な事をしましたがあれで大分おとなしくなるでしょう。
('A`)「あ……もうこんな時間……」
( ^ω^)「もう6時だお。明日も学校が……」
ファンファンファン………
(*‘ω‘ *)「!?」
私達が話しているとサイレントの音が聞こえてきました。どうやら誰かが通報したようです。
('A`)「やべぇ!自販機壊しちまった!」
( ^ω^)「おい!逃げるお!」
(*‘ω‘ *)「ぽ!」
- 55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 20:58:30.15 ID:h/WX1X+eO
- ( ><)「またお前等ですかー!いい加減にするです!」
パトカーに乗ってきたのは何度かお世話になった事のある警官のジム・スナイパーでした。これで会うのは何度目でしょう
( ^ω^)「三組に分かれるお!」
('A`)「ん!明日学校で」
(*‘ω‘ *)「ぽ…」
私達は三組に分かれて逃げる事にしました。そのまま家に帰りたい所なんですが……
( ><)「待つです!今日は許さないです!」
何故かパトカーはいつも私だけを追い掛けてくるのです。嫌われてるのでしょうか…
(*‘ω‘ *)「ち、ちんぽっぽ!!」
しかし捕まる訳にはいきません。このキャタピラは飾りではないのです
ギュギュギュ!!!
( ><)「!?」
私のキャタピラが地面との摩擦で唸りをあげます。そしてそのままロケットのような速度でパトカーから逃げるのです
- 66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 21:07:41.07 ID:h/WX1X+eO
- ( ><)「待つのです!」
ですが流石に車程のスピードは出なかったりします。しかもジムスナイパーさんはいつもいつもビームを撃ってくるのです
バキュン!!
( ><)「撃ちますよ!」
(*‘ω‘ *)「………」
もう、撃ってます。しかも今のは私の左肩にヒット致しました。
普通に痛いです……
( ><)「やっと止まりましたか!」
私は痛さのあまり、キャタピラを止めてしまいました。その隙に警官は私をパトカーに押し込みます
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!!ぽっぽ!!」
( ><)「うるさいです!また反省文書いてもらいます!今度は一万字ですよ!」
(*‘ω‘ *)「ちん………ぽっぽ………」
何故私だけ……。やったのはあの二人なんですよ?
まぁちょっとは私も大砲を撃ちましたが。
- 79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 21:16:21.58 ID:h/WX1X+eO
- ( ><)「さぁ!署に行きますよ!」
(*‘ω‘ *)「………」
これで何回目の反省文でしょうか。正直もうウンザリです
( ><)「まったく!私も暇じゃないんですよ!大体ですね、私はスナイパーライフルの………」
そして署に行くまではいつも警官さんの愚痴を聞かされます。これにも飽きました。
( ><)「……着きました。降りるんです!」
(*‘ω‘ *)「ぽ……」
いつも私は本署に連れてこられます。関係ないですが無駄に立派な建物です。税金の無駄使いではないでしょうか。
いやまぁ関係ないんですけど
( ><)「コッチです!」
私は何やらデスクが沢山並んでいる警官の職場に連れてこられました。そしてそのままデスクに座らされます。
ドサ!
(*‘ω‘ *)「……?」
( ><)「原稿用紙500枚です。反省文書き終わるまで帰しません!」
- 85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/19(水) 21:23:28.85 ID:h/WX1X+eO
- (*‘ω‘ *)「!?」
冗談ではありません。こんなの書いていたら朝になってしまいます。
ていうかその前に発狂します。
( ><)「安心するです!私がちゃんと見てるです!」
(*‘ω‘ *)「………」
わかっていましたが逃げる事は出来ないみたいです。
しかしこの人も暇ですね。
―――――――――――
一時間程経ったでしょうか。今やっと10枚目の原稿用紙に手をつけた所です。
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ…………」
流石に眠くなってきます。眠くならない人がいるのでしょうか
( ><)「ぐぅ……」
横をみると警官は普通に眠っておりました。
ムカつきます。殴りたいです。
(*‘ω‘ *)「…………」
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