(*‘ω‘ *)ちんぽっぽがガンタンクになったようです
- 208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 01:46:22.61 ID:jEcWj/8hO
- パンが無ければオニギリを買えばいい筈です
(*‘ω‘ *)「オニギリ」
( ゚Д゚)「ねぇよ。売り切れだ」
(*‘ω‘ *)「…………」
仕方ないので私、ミカンを二個程買いました。
(*‘ω‘ *)「ぽっっ」
教室に帰った後、ミカンを食べて昼休みは終わりです。後はまた授業。
(*‘ω‘ *)「………」
二時間程経ちましたでしょうか、終了のチャイムが鳴り下校時間。私は部活をやっていないのでそのまま帰宅する事ができます。
(*‘ω‘ *)「……ぽ」
ですが直接帰る事はできません。この時間、いつもあの二人と会う決まりがあるのです…
- 212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 01:56:39.73 ID:jEcWj/8hO
- ('A`)「遅えな!何やってたんだよ!」
(*‘ω‘ *)「………」
( ^ω^)「これだからキャタピラは……」
この二人とはあまり一緒に居たくないのですが黙って帰ると後で半殺しの目になります。
先生に言っても知らんぷりです。
(*‘ω‘ *)「ぽっ………」
('A`)「まぁいい。それで?今日は何をやる?」
( ^ω^)「うーん……いっそカツアゲでもしちゃうお?」
毎日毎日こういった悪事に参加させられているのが現状なのです。
いや、別に悪事をするのはいいんですよ
この二人と一緒にいるのがヤなんです。
(*‘ω‘ *)「……」
('A`)「そうだな。金ねーし。街まで行くかぁ」
( ^ω^)「ほら、とっととお前も来るお。」
- 216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 02:15:51.40 ID:jEcWj/8hO
- ξ゚听)ξ「畜生!あのオヤジ5000枚も反省文書かせやがって!!」
(*゚ー゚)「オメーが捕まったりするから悪いんだよ!バーカ」
ξ゚听)ξ「元はと言えばお前が高校のガラス割ったりするんだからいけないだろ!」
('、`*川「そうだよ。なんであんな事………」
(*゚ー゚)「キュベレイのヤロー今頃カンカンだろーな!三年のガラスも全部割ったし。ざまぁみろ!」
ξ゚听)ξ「その割には今日学校でコソコソ行動してたんだな。怖いんだろ」
(*゚ー゚)「怖くねーよ!あんなのファンネルだかファンファンだか使えるだけだろ!」
「おら!金出せ!!」
「お前等これからラブホにでも行く予定だったのかお?最近のガキはマセてるお!」
「ぽ!ぽ!ぽっぽ!」
(*゚ー゚)「あぁ?なんだこの声?
- 218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 02:25:44.55 ID:jEcWj/8hO
- ジム♂「………」
ジム♀「………」
('A`)「おいおい黙ってるんじゃねーよコラ!」
ジム♂「ひぃ!」
あのですね、あの後私たちは街に繰り出し、カツアゲ……という行為をするため厨房カップルに何癖をつけ、裏路地に連れこんできたわけでございます
('A`)「サイフだよサイフ!早く出せコラ!」
ガンダム君はビームサーベルをちらつかせ、ジムを脅しています。
ジムもビームサーベルを持ってる筈なのですがいかんせん威力が違います。
( ^ω^)「早くしろ!」
(*‘ω‘ *)「ぽっぽっぽっ!!」
私とガンキャノン君も肩のキャノンでジム♀を威嚇します。
普段なら同情するのですが今回に限ってはこのカップルに憎しみしかありません
あのですね、厨房が何デートしてるのかと。
更には手繋ぐなって話なんですよ。このままジムの頭をキャノンで吹き飛ばしたいくらいです
- 222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 02:34:38.66 ID:jEcWj/8hO
- (*‘ω‘ *)「ぽっぽっぽっ!!」
ガガガガ!と私は手のガトリングガンを乱射致します。
それが丁度ジム♂の顔の真横を通りすぎ、ジム♂はヘタヘタと座り込んでしまいました。
('A`)「ぶひゃひゃひゃひひゃ!情けないね!何やってんの?」
ガンダム君はその隙を見逃さず、ジムの服に手を入れます。
('A`)「サイフ発ー見!!」
( ^ω^)「オメーも出すお!」
ジム♀「……」
ジム♀は震えながらサイフをガンキャノン君に渡します。
( ^ω^)「最初からだせよ。な?」
('A`)「よーし。じゃあねー。警察に言ったら殺しちゃうよ」
(*‘ω‘ *)「……ぺ!」
そして私達は路地裏からそのまま立ち去ろうとします。
しかしその時
「待てよ!」
後ろから声が聞こえてきたのです。女、の声でしょうか
- 225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 02:51:57.05 ID:jEcWj/8hO
- (*゚ー゚)「おい。何やってんだ?」
ξ゚听)ξ「カツアゲ?今時ぃ?」
('、`*川「やめようよ……」
('A`)「あぁ……?」
振り向くと、女が……あれはギャプラン……でしょうか?
ギャプランと気の弱そうな女と……
(*‘ω‘ *)「!!」
見覚えのある女がいました。確か警察でコブラツイストを決められた女……ですね。
ξ゚听)ξ「あー!てめぇ!」
女の方も私に気が付いたようです。般若のような形相をしてコチラを睨んでおります。
(*‘ω‘ *)「……ぽ」
( ^ω^)「知り合いかお?」
('A`)「………おい。何睨んでんの?」
- 228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 03:05:14.00 ID:jEcWj/8hO
- (*゚ー゚)「………」
('A`)「………」
さぁ。殺伐とした空気になってまいりました。私、恥ずかしながらこういう雰囲気が大好きでございます
(*゚ー゚)「まったくダメだよー。」
先に動いたのは女の方です。ガンダム君はそれを見て武器を構えるのですが……
('A`)「……?」
ギャプランはガンダム君を通り過ぎてジム♂に近寄ります。何をするつもりなんでしょうか
ジム♂「……?」
(*゚ー゚)「金、まだ隠してるだろ?」
ジム♂「な……!?」
( ^ω^)「なに……?」
そう言うとギャプランはビームライフルをジムの頭にゴリゴリ押し付けます
(*゚ー゚)「早く」
ジムはそれに耐えきれなくなったのか靴の底にあった金を女に差し出しました。
いやはや、何故ジムが隠しているとわかったのでしょうか…?
- 230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 03:19:16.95 ID:jEcWj/8hO
- ('A`)「………」
そして女は呆気にとられているガンダム君に近付いてきました。
(*‘ω‘ *)「……?」
(*゚ー゚)「ほら、お前等のサイフもよこせよ。」
( ^ω^)「!!」
ξ゚听)ξ「……」
('、`*川「ちょ……」
私はコッソリガンダム君の横顔を見ます。予想通り、ガンダム君の額には青筋が浮かんでおりました
( ^ω^)「おいおい!誰に対して口聞いてると思ってんだお?それにヤンキーごっこに付き合っている暇はねーんだよ!!」
ξ゚听)ξ「ははは!!ヤンキーゴッコはお前等だろ。カツアゲすら満足にできないとかダサ過ぎ!」
('A`)「プゲラwwいきがるなよ糞女共wwww」
(*゚ー゚)「はぁ!?アソコ潰されたいのか野郎!」
- 233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 03:36:01.49 ID:jEcWj/8hO
- ('A`)「上等だ!ぶっ殺してやる!」
( ^ω^)「ふひひひ!本当に殺しちゃうお!」
(*‘ω‘ *)「………」
私は内心逃げたい気持ちでいっぱいなのであります。
女とはいえ普通に強そうなんです……
(*゚ー゚)「ほら来いよ!ほーら。」
ξ゚听)ξ「仕方ないな。じゃあ私はアッチの戦車な」
(*‘ω‘ *)「………」
どうやらあの女は私をご指名のようです。私、自慢じゃないですが喧嘩には自信がありません。
その前にした事もありません。
(*゚ー゚)「アンタは隠れてな。」
('、`*川「ちょっと。危ないって!」
ξ゚听)ξ「心配いらねーよ!」
- 243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 03:53:58.97 ID:jEcWj/8hO
- (*゚ー゚)「行くぜ!」
女がそう言ったその瞬間、凄い突風が吹き荒れました。まさに目も開けられません突風です
('A`)「ぬぅ……!?」
( ^ω^)「いない!?」
私達が目を開けた時、女は既にいませんでした。
(*‘ω‘ *)「……」
しかしそういう時は決まって敵は空にいるのが常識です。
私は間発入れずに肩のキャノンで上に砲撃を致しました。
「ぐぁ!?」
ドカーン、という音がして、少し経つと空にいたギャプランが落ちてきました。
いや、なんとも格好悪いです。可哀想に
('A`)「ギャーッハッハッハ!!」
(*゚ー゚)「このヤロー!何て事しやがる!こういう時はやられるのが筋だろうが!」
(*‘ω‘ *)「……ぽっぽ?」
- 248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 04:13:34.47 ID:jEcWj/8hO
- (*‘ω‘ *)「………」
ξ゚听)ξ「今度は私が!」
女はそう言うと背中に背負っていた、ビームサーベルの棒より一回り大きい棒を構えます。
( ^ω^)「……?」
ξ゚听)ξ「ビームラ………」
女がそう言わんとした時、突然女の動きがピタッと止まりました。
ξ゚听)ξ「……げ…」
(*‘ω‘ *)「?」
どうやら女は何かを見ているようです。何を見ているんでしょう?私は後ろに振り向きます。
川 ゚ -゚)「………」
すると後ろには女性が立っておりました。
('A`)「何だぁ?」
その女性は私達を素通りにすると、女とギャプランの頭をいきなり手でムンズっと掴みだしました。
(*゚ー゚)「痛い痛い痛い!
- 257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 04:25:25.39 ID:jEcWj/8hO
- ξ゚听)ξ「ど、どうも……キュベさん……」
川 ゚ -゚)「………」
(*‘ω‘ *)「……?」
不意に、私の足元にハンカチらしきものが落ちているのを発見しました。あの女性が落とした物ですかね
(*゚ー゚)「どうもー……あはははは」
ギャプランは女性に頭を捕まれ、身動きができない状態になっていたりしました。
額にはうっすらと冷や汗が出ています。
もしかして怖がっているのでしょうか?
川 ゚ -゚)「………」
そして女性は息をスゥーっと吸い込み……。
川 ゚ -゚)「ざ け ん なぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
(*‘ω‘ *)「!?」
(*゚ー゚)「ひぃ!?」
('A`)「な……!?」
- 260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 04:33:58.88 ID:jEcWj/8hO
- 川 ゚ -゚)「よくも学校のガラス全部壊しやがったな!!」
(*゚ー゚)「ごごごめんなさい!!悪気は無かったんですぅ!!」
川 ゚ -゚)「来い!修正してやる!」
ξ゚听)ξ「わ……私は関係ない!」
その言葉を聞き、女性はニヤリと笑って女に言いました。
川 ゚ -゚)「連帯責任、だ。」
ξ゚听)ξ「そんな……!じゃあガザ子も!」
('、`*川「え!?私……!?」
川 ゚ -゚)「ガザ子ちゃんはいいんだよ!連帯責任が適用されるのはオメーだけだ!」
何とも理不尽な言葉……。その言葉に女はがっくりと首をうなだれます
('A`)「ひでぇ……」
( ^ω^)「……あの女………まさか……」
- 264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 04:47:18.37 ID:jEcWj/8hO
- ('A`)「どした?」
私にはあの女性が誰なのかわかりませんが、ガンキャノン君には何やら思い当たるフシがあるようです。
( ^ω^)「あの女………まさか……キュベレイ」
('A`)「キ……キュベレイ!?あのジオングさんの彼女で……しかもアクシズの女番町のキュベレイ!?」
説明口調なのが気になりますが、その瞬間ガンダム君とガンキャノン君は物凄い勢いでザザーっと後退してしまいました。
(*‘ω‘ *)「……?」
川 ゚ -゚)「……あぁん?」
( ^ω^)「ひぃ!?」
キュベレイは私達に気付いたのか、女とギャプランを掴んだままコチラを向いてまいりました。
明らかに敵意たっぷりでございます
('A`)「オワタ……」
- 267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 05:00:38.01 ID:jEcWj/8hO
- ( ^ω^)「失礼しましたぁぁ!!」
('A`)「失礼します!!アネゴ!」
二人はそう言うと目にも見えない速度で……や、決して比喩ではありません。
文字通り目にも見えない速度でキュベレイさんの前から姿を消しました。
川 ゚ -゚)「………」
(*‘ω‘ *)「……」
キュベレイさんが次に睨むのは当然……
川 ゚ -゚)「ジロ」
(*‘ω‘ *)「!!」
もちろん私ですよね。ええ。
川 ゚ -゚)「おい。テメー何で逃げねぇんだよ?」
(*゚ー゚)「(ふっふっふ……あの男、終わったな。今のキュベレイさんは不機嫌度MAXだ。何を言っても殺される!)」
(*‘ω‘ *)「ハ………ハンカチ……」
川 ゚ -゚)「へ?」
- 272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 05:13:34.36 ID:jEcWj/8hO
- (*‘ω‘ *)「ハンカチ………」
ξ゚听)ξ「……?」
(*‘ω‘ *)「ハ……ハンカチ……落としたっぽ……」
川 ゚ -゚)「…………」
(*゚ー゚)「(よっし、死んだぁ……!!)」
川 ゚ -゚)「………」
暫くの間の後、キュベレイさんは私の手の上にあったハンカチを乱暴に奪い取り、私に背を向けました。
(*゚ー゚)「(ファンネルか!?ファンネルなのかぁ!!??)」
(*‘ω‘ *)「………ぽ…?」
川 ゚ -゚)「行くぜ。」
ξ゚听)ξ「は?」
(*゚ー゚)「………なぬ?」
川 ゚ -゚)「うるせぇな!!行くっつってんだろ!」
- 274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 05:22:24.30 ID:jEcWj/8hO
- (*゚ー゚)「ちょ……キュベレイさん!?」
ξ゚听)ξ「いたたた!つーかそろそろ頭放して!」
川 ゚ -゚)「うるせぇ!」
キュベレイさんは背を向けたまま私の前から立ち去ってしまいました。
殺されるのを覚悟して言ったのですが……何故見逃してくれたのでしょうか?私には理解できません
('、`*川「あ……待って……。」
それを追おうとしてガザCも私にペコリとお辞儀をして行ってしまいました。
(*‘ω‘ *)「………」
そして路地裏には一人、私が取り残され……ジムもいつの間にかいなきなっております。多分逃げたのでしょう
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