(*‘ω‘ *)ちんぽっぽがガンタンクになったようです
- 526:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 20:14:06.90 ID:5/dkQ+ulO
- どうも。私、ガンタンクでございます
( ゚∀゚)「はい。じゃあ明日から二日間、期末テストだ。復習は怠らないように!」
(*‘ω‘ *)「ぽっぽ…」
あぁ、また嫌な季節になりました。
テスト………まぁ私は一応そこそこできる方なのですが
( ゚∀゚)「赤点は………夏休み返上だからな。覚悟しておけ」
( <●><●>)「そ……そんな………」
(*‘ω‘ *)「………」
問題はあの二人……そう、ガンダム君とガンキャノン君です。
あの二人は前日になって私に勉強を教えろ、とか言ってきてテストの点数が悪かったらすべて私のせいになるのです…
- 532:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 20:19:53.48 ID:5/dkQ+ulO
- ――――職員室――――
( ゚∀゚)「いよいよ明日ですね。マゼラン先生」
( ・ω・)「うん。レンポウ高校は優秀な生徒ばかり集まっている。アクシズ、ジオンと比べても平均点はかなり高い」
( ゚∀゚)「そりゃそうでしょう。あそこには不良しかいないんだから。」
( ・ω・)「……しかしだよ。毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回………平均点を下げる奴が……二人いる……!!」
( ゚∀゚)「あぁ……あの二人ですね……」
( ・ω・)「あの二人のせいで平均点はガタ落ちだ。なんとかならないかな……」
- 539:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 20:29:56.97 ID:5/dkQ+ulO
- ('A`)「だから!何でここが50になるんだよ!ざけんなコラ!」
( ^ω^)「そうだお!接点Dを通るんだからここは20になる筈だお!」
(*‘ω‘ *)「接点なんかでてきてないっぽ!そもそもグラフ自体出てきてないっぽ!」
今、私達は図書館に集まってで勉強しております。毎年こうやって勉強を教えるのです
('A`)「だから!!ここでなんで掛け算をするんだっちーの!」
(*‘ω‘ *)「掛け算じゃないっぽ!割り算だっぽぉ!!!!!!!!!」
とても勉強と呼ぶような物ではありません。まるで幼稚園児に微分積分を教えてるような気分でございます
- 546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 20:39:22.20 ID:5/dkQ+ulO
- ('A`)「はぁ?何でここが………」
「何でここが20になるんだよぉぉぉ!!!!!」
( ^ω^)「?」
私達が勉強をしていると、向こうの席から聞き覚えのある声がいたしました。
しかもかなりデカイ声で叫んでおります……
ξ゚听)ξ「ちげーだろ!ったく、頭悪いなお前も……」
(*゚ー゚)「はぁ!?じゃあお前は答えがわかるのかよ!」
ξ゚听)ξ「当たり前だろ。答えは3xだ」
('、`*川「いや、全然違うから……」
(*‘ω‘ *)「……」
- 553:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 20:45:31.88 ID:5/dkQ+ulO
- ('A`)「ぎゃーっはっはっはっは!間違えてやんの!」
(*゚ー゚)「な……!?なんでお前が……」
( ^ω^)「お前も馬鹿だお!自信満々に何が3x、だよ!漫才やってるんじゃないからさぁ……」
ξ゚听)ξ「ぐ……じゃあお前はわかんのか……?」
( ^ω^)「わかるワケねーだろ」
ξ゚听)ξ「………」
例の女子三人……。彼女達もやはりガンダム君に負けない程の馬鹿っぷりでございます。
ガザCも大変です
('、`*川「あのね、ちゃんと公式使ってる?」
(*゚ー゚)「なにそれ?」
('A`)「何だ?公式って」
ξ゚听)ξ「有名なのか?」
( ^ω^)「さぁ……」
- 562:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 20:53:58.89 ID:5/dkQ+ulO
- (*‘ω‘ *)「……!!」
ダメですコイツ等。範囲がどうとかそういう問題ではありません。
どう見ても知能が小学生で止まってます。
('、`*川「あのね、これは高1の問題なんだけど……」
(*゚ー゚)「はぁ!?なんでそんなもんやらせんだよ!高2のやらせろよ!」
( ^ω^)「ぷーっ!高1だとよ!頭悪すぎ!」
ξ゚听)ξ「なんだと!」
(*‘ω‘ *)「……」
あのですね、ガンダム君とガンキャノン君の問題は中二の問題なんですよ。
二人ともまったく気付いておりません。
('A`)「はははは!馬鹿み………」
「うるせぇ!静かにしやがれこのクソッタレ!」
- 574:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 21:02:39.13 ID:5/dkQ+ulO
- (*‘ω‘ *)「……!!」
少しうるさくしすぎたのでしょう。周りの机の人がコチラに……
(´・ω・`)「勉強できねぇだろ!ぶち殺すぞ!」
ギャン「…………」
(;^ω^)「…………」
あぁ……何故今日はこんなに知り合いに会うのでしょうか。
こいつらは確かジオン高の……
('、`*川「えっと……誰でしたっけ……」
(´・ω・`)「この前会っただろ……」
ギャン「……」
するとギャンが無言で私とガザCの方に近寄ってまいりました。
なんでしょう、喧嘩でも売るつもりなのでしょうか
ギャン「ヒソヒソ…(あんた等も馬鹿に勉強を教えてるのか?)」
('、`*川「ヒソヒソ……(え……あなたも……?)」
- 598:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 21:10:50.17 ID:5/dkQ+ulO
- (*‘ω‘ *)「ぽっぽ……」
なんと……。どうやらこの人も私達と同じ境遇のようです
ギャン「ヒソヒソ…(コイツ方程式すらとけないんだよ……。理系なのに…。いくら教えてもワケのワカラン計算ばっかしやがる……!!)」
('、`*川「ヒソヒソ……(私の所も同じです……)」
(*‘ω‘ *)「ぽっぽ……(馬鹿にも程がある)」
('A`)「何ひそひそ内緒話してんだ?」
(´・ω・`)「さぁ。お前等が馬鹿だからどうしようか迷ってんじゃねーのか?」
ξ゚听)ξ「オメーもだろ!」
ギャン「(そこでだな……馬鹿に悩む者同士、協力しないか?)」
(*‘ω‘ *)「……?」
- 619:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 21:24:36.11 ID:5/dkQ+ulO
- というワケで私達は馬鹿を一つの場所に集めて、三人で教える事にいたしました。
一人で無理なら三人……と。まぁ馬鹿の数も増えたワケですが……
('A`)「おいギャン。ここは連立……なんだっけ……連立方程式?って奴を使うのか?」
ギャン「どこからその発想が出てくるんだよ!!つーか√の問題だろ、それは!」
(´・ω・`)「なぁ、これはこうでいいのかい?」
ギャン「ちげーよ!!分数の足し算も満足にできねーのかテメーは!」
(*゚ー゚)「おい。これはXにm6を代入すれば……」
ギャン「なんでXが出てくるんだよ!大体Xなんてどこにもないだろ!!勝手にXを作んなボケ!」
(*‘ω‘ *)「………」
ギャン君…相当怒ってます……。無理もありません。正直私も発狂しそうな気分でございます
- 628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 21:37:12.37 ID:5/dkQ+ulO
- ξ゚听)ξ「じゃあここは接点Tが2、3になるんだな!」
ギャン「じゃあ、じゃねぇよ!反比例だろーがそこは!何で直線なんだよ!!」
( ^ω^)「反比例ってなんだお?」
ギャン「…………」
(*‘ω‘ *)「……?」
そして数学を教えていたギャンの動きが突然ストップいたしました。
一体どうしたのでしょうか……
ギャン「………」
バタ………
('、`*川「!!」
('A`)「し……死んだ……」
そしてギャンはそのまま倒れてしまいました。あまりの怒りに気を失ったようでございます……
( ^ω^)「なんだコイツ……使えねーお」
(*゚ー゚)「おい!次は何だ!」
ギャン、死亡
- 650:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 21:45:41.62 ID:5/dkQ+ulO
- カタカタカタ…………
(#゚;-゚)「………」
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
でぃ・どうだい、調子は
ちんぽっぽ・だめだコイツ等。今教えてる奴が死んだ
でぃ・死んだ?
ちんぽっぽ・いきなり白眼向いて倒れた。
でぃ・…………
ちんぽっぽ・次は英語を女が教えるみたい
でぃ・携帯実況ヨロ
ちんぽっぽ・把握した。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
('A`)「おい、何携帯いじくってんだよ。真面目に教えろ」
(*‘ω‘ *)「………」
- 662:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 21:56:08.11 ID:5/dkQ+ulO
- さて、次はガザCが英語を教える番でございます。
ギャンのようにならないように、私が見張ってなければ……
('、`*川「あのね、この文法は何で3に分類されるかわかる?」
ξ゚听)ξ「ナメさんが出てきたからじゃねぇか?」
('A`)「ナメ……?」
(*‘ω‘ *)「(タイサ!大変だ!奴等マイ、ネイムイズ……のネイムをナメと読んでいる!)」
でぃ・そ……それは……。ホントに高校生か?
('、`*川「えー……それは人の名前じゃありません。」
(*゚ー゚)「そりゃそうだ!ナメなんて野郎いるわけねーだろ!」
ξ゚听)ξ「ちっ……」
(*゚ー゚)「この場合はイズさんだろ?ホントに頭悪いなお前!」
('、`*川「…………」
- 688:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 22:06:54.20 ID:5/dkQ+ulO
- ('、`*川「今は人の名前はまったく関係ないので忘れてください。ちなみにイズさんなんて人もいません」
( ^ω^)「じゃあ……名前はトムかお?」
('、`*川「……今名前は関係ないと言った筈ですけど」
('A`)「え?ナメさんなんて奴はいないのか?」
('、`*川「……ピク……」
ξ゚听)ξ「イズなんて奴もいねーよ!」
(*゚ー゚)「うるせぇな!いるかもしれないだろ!」
('、`*川「…ピキ…ピキピキ…………」
(*‘ω‘ *)「(タイサ!ガザCの額に青筋が浮かんでいる!しかもヤツラ、名前の事を延々と話している!)」
でぃ・(そりゃあ誰だってキレるよなぁ……)
- 717:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 22:22:07.21 ID:5/dkQ+ulO
- ('、`*川「ちょ……ちょっとトイレに……」
そしてガザCはフラフラとした足取りでトイレに向かいました。
大丈夫でしょうか。かなり頭にきていたようです。
('A`)「ちげーよ!この文は私の名前はトムです、だろ!」
(*゚ー゚)「はぁ!?トムなんてどこにある!?」
そして延々と名前を議論している馬鹿五人。
もしかしてワザとやっているのでしょうか
(´・ω・`)「この読み方はトメ…………」
「ざけんじゃねぇクソッタレ野郎共ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(;^ω^)「…………」
('A`)「……?」
(*゚ー゚)「………」
ξ゚听)ξ「………」
- 747:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 22:35:59.36 ID:5/dkQ+ulO
- ドカ!ドカドカ!バキャァ!!!!
(;^ω^)「………」
ξ゚听)ξ「…………」
(*‘ω‘ *)「(タイサ………)」
でぃ・どうした?
(*‘ω‘ *)「(ガザCがやられた……)」
でぃ・早!
そして数十分後、何やら爆発音が何回もした後ガザCが何食わぬ顔で出てまいりました。
みんなシーン、と静まっております。
('、`*川「お待たせしました。」
(;*゚ー゚)「今……何か音しなかった?」
('、`*川「あ……私用事があるからこれで……」
(*‘ω‘ *)「!?」
- 757:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 22:46:58.47 ID:5/dkQ+ulO
- (#゚;-゚)「……………」
カタカタカタ……
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ちんぽっぽ・ガザCが帰ってしまった。残るは俺一人
でぃ・そんなに頭悪いのかい?連中
ちんぽっぽ・頭悪いなんてレベルじゃない。ありゃ脳味噌ないね。冗談じゃなくて
でぃ・へぇ……顔を見てみたいな。
ちんぽっぽ・コイツ等を救える奴は地球上に存在しないよ。宇宙人に金属片を埋め込まれてやっと小学生レベルだ
でぃ・…………
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
- 776:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 23:00:37.99 ID:5/dkQ+ulO
- 「誰かー!トイレが破壊されてます!」
( ^ω^)「……?」
(*゚ー゚)「どうしたんだろうな、ガザ子。」
(´・ω・`)「さぁ……俺に聞くなよ。」
そして教師は私一人となりました。
あのガザCでさえ見捨てたこの馬鹿共を私にどうしろと
(*‘ω‘ *)「(タイサ、通信を切る!)」
でぃ・了解、幸運を
('A`)「おい!次はなんだ!」
(*‘ω‘ *)「れ……歴史………」
ξ゚听)ξ「歴史なら得意だ!まかせろ!」
(*‘ω‘ *)「…………」
- 804:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 23:16:29.25 ID:5/dkQ+ulO
- (#゚;-゚)「大丈夫かな……。しかしそんな馬鹿な不良なんているんだな。
まったく……家族の顔が見たい……」
――――――――――――――――
(*‘ω‘ *)「ぽっぽぉぉ!!!」
(*゚ー゚)「だから何でコイツが出てくるんだよ!」
('A`)「つーか徳川とかいうの子供産みすぎww」
(*‘ω‘ *)「子供じゃなくて子孫だっぽぉぉぉ!」
( ^ω^)「で、コイツは……何でアメリカに攻められなかったんだお?」
(*‘ω‘ *)「その時代にアメリカはまだないっぽ!」
ξ゚听)ξ「はぁ?んなワケねーだろ。何言ってんだコイツ」
(*‘ω‘ *)「…………」
( ・ω・)「ん………?あれは……」
- 820:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 23:36:53.42 ID:5/dkQ+ulO
- 私、自信が無くなってまいりました。話しても話しても、理解してくれない
一体どうすれば理解してくれるのでしょう
(*‘ω‘ *)「……」
( ・ω・)「君達、何をしているのかね。」
('A`)「あ……マゼラン」
(*‘ω‘ *)「ぽっ……?」
いつの間にか私の後ろにはマゼラン先生がいらっしゃいました。
図書館に本を借りに来たのでしょうか
ξ゚听)ξ「見ての通り勉強だよ。」
(*゚ー゚)「わかんねぇか?」
( ・ω・)「勉強……?君達が……?」
- 833:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 23:48:23.39 ID:5/dkQ+ulO
- ('A`)「全然頭に入らないんだけどな」
( ^ω^)「コイツ等の教え方が悪いんだお」
(*‘ω‘ *)「ぽっ!?」
あんまりです。自分の頭が悪い事を絶対に認めないなんて……
( ・ω・)「………」
(*゚ー゚)「?」
そしてマゼラン先生は少し何かを考えた後……
( ・ω・)「よし!僕が教えてあげよう!」
('A`)「え……?」
ξ゚听)ξ「おいおい……教師は勘弁だぜ……」
( ・ω・)「だけど生徒に教えさせるワケにはいかん。できの悪い不良に教えるのは普通の人じゃ無理だ」
('A`)「誰が出来の悪い不良だゴルァ!」
- 846:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/24(月) 23:58:19.11 ID:5/dkQ+ulO
- ( ・ω・)「え〜昔、トリアーエズは……」
('A`)「ぐぅ……」
( ・ω・)「コラ!真面目に聞かないか!!」
('A`)「んぁ………?」
(*‘ω‘ *)「………」
その後、マゼラン先生は私達に授業をしてくれました。不良共はほとんど寝てましたが……
一応真面目には聞いていたようです。しかし……マゼラン先生が終始笑顔だったのはどうしてでしょう……?
――――――――――――――――――
翌日……
レンポウ高
('A`)「ぶひゃひゃひゃ!!30点!」
( ^ω^)「俺は20点だお!!」
(*‘ω‘ *)「………」
- 855:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 00:04:17.93 ID:9UgkrN8+O
- ξ゚听)ξ「どうだ!今回は一桁じゃあ無かったぞ!」
(*゚ー゚)「俺は一桁だった……」
('、`*川「(い……いつも一桁の二人がなぜ……!?)」
――――――――――――――――
( ゚∀゚)「?どうしました、マゼラン先生。」
( ・ω・)「いや……ちょっと勘違いしてただけさ」
( ゚∀゚)「は……?」
( ・ω・)「(うん………どんな生徒にもやる気はあるんだな……。僕も勘違いしていたようだ……)」
――――――――――――――――――
( ・∀・)「ち……歴史だけ八割か……。他は九割だけど」
川 ゚ -゚)「勝った!アタシは全部九割ー!」
――――――続く……
戻る/次のページ