(*‘ω‘ *)ちんぽっぽがガンタンクになったようです

  
926:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 02:54:17.41 ID:9UgkrN8+O
  
どうも。ガンタンクでございます。期末試験も終わり、今は長期の夏休みに入りました。
私、実は夏休みの間だけパン屋の他にもう一つ……もう一つバイトをする事にいたしました。

(=゚ω゚)ノ「そこをそうして……そうそう」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ…」

実は私、どうしても欲しい物がありましてハンブラビさんにバイトを紹介してもらったのであります。

(=゚ω゚)ノ「あ〜そこじゃない。いいか、こうしてだな…」

そのバイトというのが……ビームライフルに付いているスコープってありますよね。いや、スコープを作る会社じゃなくてですね……
スコープに縁を……フチをはめる大変くだらない作業を延々と行うワケのわからないバイトなのでございます



  
933:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 03:04:57.18 ID:9UgkrN8+O
  
周りを見ると、工場の大部屋で大勢のハイゴックが危機迫る表情をして黙々とスコープに縁をはめております
いや、普通に恐ろしいです。

(=゚ω゚)ノ「よし、大分慣れたか?」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ!」

(=゚ω゚)ノ「じゃ、俺も作業に戻るよ。頑張れよ」

そう言ってハンブラビさんは自分の席に座り、黙々と作業をし始めました。
しかしハンブラビさん、毎日毎日パン屋に、このバイトに……。意外に根性があったりします。

(*‘ω‘ *)「……」

何故そんなにバイトをしているんでしょう……。私にはわかりませんが、きっと深い事情があるに違いありません。



  
936:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 03:14:41.36 ID:9UgkrN8+O
  
カチャ……カチャ………カチャ………カチャ………

(=゚ω゚)ノ「………」

(*‘ω‘ *)「………」

ハイゴック「ヒソヒソ……」

(*‘ω‘ *)「…?」


私が作業をしておりますと、不意にハイゴックがヒソヒソ話をしているのが聞こえてきました
あのですね、よくありませんか?ヒソヒソ話されると自分の事じゃ……と思うの。

(*‘ω‘ *)「…………」

あの感じ、私は大嫌いでございます。街中でヒソヒソするなと、もうね。

(=゚ω゚)ノ「……」

ですがハンブラビさんの方を見て喋っているから私の事を噂しているようではないようです。
ならいいですけど



  
943:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 03:23:08.85 ID:9UgkrN8+O
  
(*‘ω‘ *)「………」

私、興味ないふりをして、ハイゴックの話を盗み聞きします。

ハイゴック「ヒソヒソ………」

(*‘ω‘ *)「……」


見事に聞こえません……。そりゃ聞こえたらヒソヒソ話になりませんね。はい


(=゚ω゚)ノ「………」


ですがハンブラビさんはそんなのも気にする様子もなく、黙々と作業を続けていました。
慣れてるんでしょうか



  
945:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 03:33:27.08 ID:9UgkrN8+O
  
(=゚ω゚)ノ「よぉっし、終わり!帰ろうぜ、ガンタンク!」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ!」


作業も一通り終わり、帰る時刻になりました。ハイゴックもぞろぞろと帰って行きます。

(=゚ω゚)ノ「ガンタンク、ちょっと付き合えよ。初仕事の祝いに飲みにでも行こうぜ。」

(*‘ω‘ *)「ぽ……?」

これは珍しい。ハンブラビさんから飲みに誘われました。

(*‘ω‘ *)「………ぽ!」


私、この後の予定も無いですし、まぁたまにはいいかなと

(=゚ω゚)ノ「そっか、じゃあ近くの居酒屋に行こうぜ!」



  
951:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 03:42:40.45 ID:9UgkrN8+O
  
そして私達は近くの居酒屋に入ります。

(=゚ω゚)ノ「二人ね。」

(*‘ω‘ *)「……」

私はお酒は飲めないので、一杯のオイルを注文します。ハンブラビさんもお酒は嫌いなのか、酒は頼んでいませんでした

(=゚ω゚)ノ「あ〜。今日も一日疲れました!」

(*‘ω‘ *)「……」


ハンブラビさんはそう言うと、物凄い勢いでハシを動かし食べ物という食べ物を一瞬の内に食い散らかします。

(=゚ω゚)ノ「どぅした?食べねーのか?」

(*‘ω‘ *)「……」

あのですね、全部貴方に食べられたから私の食べる物が無くなったんですよ。
食べねーのか?じゃありません。



  
955:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 03:50:05.38 ID:9UgkrN8+O
  
(*‘ω‘ *)「……」

私は物凄い勢いで食べ物を食べるハンブラビさんを横目に深い深い、海よりも深い考えを張り巡らせていました



(=゚ω゚)ノ「バク!バクバクバク!!!!バクバクバクバクバク!!!!!!!!!」

(*‘ω‘ *)「……………」

ハンブラビさんは何故バイトをしまくっているのか何か理由がある筈です。
例えば病気の妹がいるとか……、
親が死んでいないとか……、
家が貧乏で学費を稼がなくちゃならないとか……、
ミナミの十一の裏金で借金をしてしまったとか………

まぁ例えばの話なんですけど


(=゚ω゚)ノ「んまぇもひはへえのは?(お前は食わねーのか?)」

(*‘ω‘ *)「………」

気が付くとテーブルの皿にあった食糧はすべて消えていました。どこにいったのでしょう



  
959:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 03:59:01.71 ID:9UgkrN8+O
  
(*‘ω‘ *)「あの………」

(=゚ω゚)ノ「んぁ?」

私は思いきってバイトをしている理由を尋ねてみました。予想では病気の妹が……

(=゚ω゚)ノ「妹なんていねーよ。姉が一人、しかも殺しても死なねーような奴だ」

(*‘ω‘ *)「………」

妹はペケ……という事は親が死んだ………


(=゚ω゚)ノ「いや、どっちも健在。」

(*‘ω‘ *)「………」

これもペケ……となれば家が貧乏で……


(=゚ω゚)ノ「あ、俺の家、親医者だから。ちなみに姉は歯学部。俺は医学部」

(*‘ω‘ *)「!?」

はぁ!?親が医者!?しかも自分は医学部!?しかも姉もエリート!?

ふしょーながら私、一瞬ですがこの男に殺意を抱いてしまいました。いや、別に嫉妬とかではありませんよ



  
964:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 04:07:16.38 ID:9UgkrN8+O
  
(=゚ω゚)ノ「あー……人生つまんねーよなー。」

(*‘ω‘ *)「……」

あのですね、人生つまんねーよなー、とか。もうね、アホかと。ろくに苦労もしてないおぼっちゃまが何がつまんねーですか。

(=゚ω゚)ノ「でもな、俺くらいの苦労人になるとな、大分落ち着いてくるのよ」

(*‘ω‘ *)「………」

しかし何故バイトなんかしてるのでしょう……。まさか借金なんかしてるワケもありません。ただ単にお金が欲しいだけなのでしょうか

(=゚ω゚)ノ「あぁ、金なんていらねーよ。パパンにねだったらベンツでも何でも買ってくれるし」

(*‘ω‘ *)「……ビキ……」

(=゚ω゚)ノ「大体金が欲しいなら病院の当直のバイトするっつーの。日給5万はいくし」

(*‘ω‘ *)「………」



  
973:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 04:25:33.91 ID:9UgkrN8+O
  
(=゚ω゚)ノ「ま、医者になんかなりたくねーけどさ」

(*‘ω‘ *)「………」

どうせ次のセリフは「サラリーマンだけにはなりたくねーよなー、わははー」っかそんなのでしょう……。

(*‘ω‘ *)「………」

(=゚ω゚)ノ「サラリーマンだけにはなりたくねぇよなぁ!!ありゃ奴隷だぜ奴隷!月100万以下の月収なんて信じられ……………」


(*‘ω‘ *)「ア゛ァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

(=゚ω゚)ノ「!?」


(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!ぽっぽぽっぽぽっぽぽっぽ!!!!!!!!!」

ガガガガガガ!!

(=゚ω゚)ノ「ちょ……やめ!やめれ!ガトリング撃つのやめれ!」



  
982:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/25(火) 04:31:23.38 ID:9UgkrN8+O
  
(*‘ω‘ *)「ぽっぽぉぉぉぉ!!!!!」

(=゚ω゚)ノ「ちょ………どこ行く!割り勘に……!!」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽぽっぽ!!」


バタン!!


(=゚ω゚)ノ「行っちまった………。」


(=゚ω゚)ノ「うーん……まさか信じるとは思わなかった……。」

↑借金600万、病気の妹もち、両親不在、家貧乏





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