川 ゚ -゚)が 恋 を知るようです

  
318: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 15:49:49.92 ID:h4Q61n2D0
  
━━━━━━━━……





うん。
今日の昼休みでは、ドクオとの交流はうまくいった気がする。
お互い、会話もそれなりに弾んだ気もするしな。
付き合っている仲としてはどうか解らないが、異性との交流は恋愛感情を理解する第一歩だろう…

(*゚∀゚)「めぇーん!」
川 ゚ -゚)「っ!」

頭に衝撃が走る。
しまった、一本入れられたか。

(*゚∀゚)「ほら、練習中にぼーっとしないでよー?」
川 ゚ -゚)「む…すまんな」

今は、部活終わりの自主練習の真っ最中である。

しかし、打ち合っている時に考え事とは…
我ながら、不覚だった。

(*゚∀゚)「ほら、次 やろうよー」
川 ゚ -゚)「…次は本気で行かせて貰うぞ。インターハイ出場者を舐めないほうがいい」
(*;゚∀゚)「う゛ それ反則。手加減しようよ…」

互いに言葉を交わしながら、時間は過ぎていくのだった。



  
319: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 15:51:53.69 ID:h4Q61n2D0
  

━━━━━━━━……
('A`)「なんかもう、やる気ネェヨ…」
自分の部屋で、自暴自棄になる。

ぁー

どうせ俺はー

童貞も卒業せずにー

二十歳迎えてー

オッサンになってもー

結婚もしてないんだろうなー


('A`)「どうせ、あっちが好きじゃ無いなら…すぐに別れるのかな…」



  
320: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 15:52:20.32 ID:h4Q61n2D0
  



そういえば、俺がクーの事好きって事になってたんだっけ?
んー…

俺は…どうなんだろうな…
クーの事を、俺は…

………どうなんだろうな







わかんね…



  
321: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 15:55:05.55 ID:h4Q61n2D0
  
━━━━━━━━……

川 ゚ -゚)「ふぅ」
風呂に入り、歯を磨いた後 私は自分の部屋に戻る。

風呂に入った名残だろうか。まだ、ほんのりと体が暖かい。
私は昨日買った本を見ようと、一つの文庫本を手に取り しおりの付いている場所から続きを読み始めた。







川 ゚ -゚)「む」
小説を読んでいると、ある場面が訪れた。

海だ。
小説の主人公と友人の少女が、一緒に海へ訪れる場面である。

川 ゚ -゚)「…そういえば、水着も買わなくてはな」

最近、海という場所に行っていないせいか、水着らしい水着を持っていない。
もし持っていたとしても、サイズが合わなくて着られないだろうし。
…ふむ

ひとつ、奮発して買ってみるとするか。
ドクオとも詳しく、待ち合わせ場所と時間を確認しておかなくてはなるまい。

…そんな事を思いながら、私の夜は更けていったのだった。



  
325: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 15:59:19.68 ID:h4Q61n2D0
  
…1日経ち

…2日経ち

…3日経ち

…4日経ち




約束の日、日曜日。



  
334: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 16:20:54.71 ID:h4Q61n2D0
  




川 ゚ -゚)「…ふむ」
今、私はドクオとの待ち合わせ場所のバス停にいる。
私は携帯を開き、現在の時間を確認する。

今は、朝の9時50分

ここからのバスで、海までは30分ほどか
帰宅するのは5時くらいだから、まぁ 海にいられる時間は十分にあるだろう。

そんな事を考えていると、ドクオが向こう側から走ってきた。

白のTシャツに、ジーンズという軽装だ。
手にはビニール製のバッグを持っている。

ドクオはこちらに来ると、両手をパンッ と合わせる。
('A`)「…スマン 間に合った?」

私は携帯を再び開き、時間を確認する。

川 ゚ -゚)「今は9時54分 約束の時間には間に合っているぞ」



  
337: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 16:31:42.57 ID:h4Q61n2D0
  

━━━━━━━━……

朝から、夏の日差しが暑い。
今日も、快晴だ。

その中で、ぽつんとバス停に一人佇んでいる人の元へ向かう。


…服装は、白のワンピースという 夏に良く映えるシンプルな格好。
頭には、むぎわら帽子
手には、多少大きめのバッグ
長い黒髪は、いつも通りにサラサラと風になびいている。


('A`)「…私服初めて見たけど、割とシンプルな格好だな」
川 ゚ -゚)「海に行くんだろう?無駄な装飾は一切無用だ。」

まぁ、言われてみればそうか…
俺も、人の事言えないし。

('A`)「あぁ、そう言えばコレ 今日暑いだろ?」

そう言って、俺はビニール製のバッグから冷たい麦茶とジュースを取り出し、クーに突き出す。

('A`)「どっちがいい?」
川 ゚ -゚)「む、麦茶を貰おうか。すまないな」
('A`)「別に そんな大したことでもないだろ」



  
339: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 16:37:36.86 ID:h4Q61n2D0
  

そう言って、クーに麦茶の入ったペットボトルを渡す。
その後に俺は、冷たいジュースのフタを開けて喉に流し込む。

あぁ、冷てぇー

クーも、麦茶を喉に流し込んでいた。



川 ゚ -゚)「ふぅ」
クーは、まだ中身が残っているペットボトルのフタを閉めると、一息つく

川 ゚ -゚)「もう少しで10時だな。そろそろバスも来る頃か」
('A`)「んぁ」









にしても、暑いなぁ…今日は…



  
347: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 16:55:08.59 ID:h4Q61n2D0
  

━━━━━━━━……

…遠くから、エンジン音が聞こえる。

来たようだ。

川 ゚ -゚)「ドクオ バスが来たぞ」
('A`)「あぃあぃ」

相変わらず気だるそうな動きで、ドクオが日陰から出てくた。
ペットボトルの中身は、もう空になっている。



私達はバスに乗り込むと、2人で席に座る。
私達以外には乗客は居ないようだ。
うむ、静かで良いことだ。


(*'A`)「……」
川 ゚ -゚)「……ん、どうしたドクオ」

(*'A`)「…いや、何でも…」



  
351: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 17:02:08.07 ID:h4Q61n2D0
  

━━━━━━━━……

何故誰もいないのに、一番後ろの広い席に座らないんですか

何で、わざわざ2人用の席に座るんですか。

…クーの肩と俺の肩がくっつく
クーの長い髪から、ほのかに良い香りがした。

そして、いつも通りのピンとした姿勢のせいか、胸が強調されている。

至近距離ですから、そりゃあお前

男ですから。




ムクムクビキビキーン!








川 ゚ -゚)「? なんだ今の効果音」
('A`)「いや、なんでも」



  
362: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 17:12:25.67 ID:h4Q61n2D0
  








ぉ、海が見えてきた。
そろそろか。

隣を見ると、クーは既にバッグを持ち、降りる準備を始めていた。
通路側の席だったクーは、俺よりも先に立ち上がる。

川 ゚ -゚)「ドクオ 降りるぞ」
('A`)「わーってるって せかすな」

俺もバッグを持って立ち上がり、バス停に着くのを待つ。





川 ゚ -゚)「ありがとうございました」
('A`)「…あざーっす」

バス停に着いた時、俺とクーは小銭を取り出し、代金を払う。
いつも俺はお礼の返事などしないのだが、ついクーにつられて答えてしまう。

全く、律儀なこって。



  
364: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 17:25:03.09 ID:h4Q61n2D0
  
━━━━━━━━……

目の前に広がるのは
蒼井そら

誤変換。


晴れ晴れとした、青い空

キラキラときらめく、蒼い海

真っ白に輝く、砂浜
そこで遊ぶ子供達や、泳いでいる人達もちらほら見える。


ふむ
久しぶりに海に来ると、昔とはまた違う感じだな。
そう思いながら、私は海まで歩いていった。

('A`)「…なんだ?あれ」
ドクオが、砂浜の一点を指さす。

そこには、砂で作られたのだろうか?白い城が佇んでいた。
いや、城だけではない。

他にも、キャラクターをかたどった物や、なにやら不思議な形をしたものなど、色々な物があった。



  
366: わた ◆WaTaIfF.YE :2007/01/14(日) 17:34:12.00 ID:h4Q61n2D0
  

川 ゚ -゚)「…どうやら、こういう事のようだぞ」
私は電柱にあるポスターを指さす。

('A`)「…砂の彫刻展覧会…ねぇ……へぇー」
ボーっとポスターを見つめている。
…夏の暑さのせいで、気だるさも倍加してしまったようだ。何とも生気のない顔である。


川 ゚ -゚)「…ドクオ そんなに暑いなら、早く泳ごうじゃないか」
('A`)「んぁ?あぁ、そうだな」

ドクオはこちらを振り向くと、砂浜へ向かって歩を進める。
海に入れば、少しはシャキっとするのだろうか。

そんな事を考えながら、私はドクオの後ろから 続いて歩いて行くのだった。



  
485: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 18:33:51.50 ID:lMpnmxRc0
  

…砂浜に着くと、ポスターに書いてあった通りの物が見える。
遠くから見るとそうでもなかったが、近づいてみると その彫像達は想像以上に大きかった。

('A`)「でっけーなぁ…」
川 ゚ -゚)「うむ」

大きな砂の城の前で、私達は首を上げて見とれてしまう。

砂でありながら精巧にできた城は、一つの芸術品であった。
これを作るのにどれだけの労力と時間を費やしたのだろうか。

あっぱれである。

('A`)「とりあえず、脱衣所があるから…そこで着替えようぜ」
川 ゚ -゚)「む、そうだな」

ふと横を見ると、海の家の横に小さな建物がある。
小さなロッカールームのようだ。
海に脱衣所とは、なかなか珍しい。

川 ゚ -゚)「じゃあ、お互いに着替えてこようか」
('A`)「んだな 着替えたらここ集合で」

そう言って、私達は男女別々の脱衣所に入っていったのだった。



  
489: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 18:40:56.43 ID:lMpnmxRc0
  
━━━━━━━━……

('A`)「あ゛ー… あっちぃー…」

夏の日差しに当たりながら、海パン姿で砂の城の前に佇む俺。
海らしく、青色の海パンである。

無論、トランクスタイプだ。

俺の方が早く着替えたようだが…
まぁ、女と男とじゃあ着替える時間は違くて当然か…

そんな事を思いながら、砂の城の日陰に移動でもしようかと考える。
俺がいそいそと移動しようとすると━━━━


川 ゚ -゚)ノ「やぁ、待たせてすまなかったな」

後ろから声がかかる。
声をかけられて後ろを振り向くと、そこには水着姿でこちらに歩いて向かってくるクーがいた。





(*'A`)「………」
川 ゚ -゚)「?」


暑さなんて、ブッ飛んだ。



  
499: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 19:25:32.16 ID:lMpnmxRc0
  

俺の目の前にいる人

長い黒髪

淡い青色のビキニ

透き通るような白い肌

しなやかな腕と足

キュッ と締まったくびれ

それと対比して、それほど大きすぎない胸も さらに強調されている。プチ巨乳

無駄な脂肪が一切無い、洗練された体型

身体全体のバランスが良いせいか、まるでモデルの様なスタイルだった。



そんなクーに、俺はしばし見とれてしまっていた。

川 ゚ -゚)「…ドクオ?」
('A`)「………」

川 ゚ -゚)「…ドクオ!」
(;'A`)「へぁい!?」



  
502: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 19:37:26.54 ID:lMpnmxRc0
  

川 ゚ -゚)「何をそんなにボーっとしてるんだ?暑さにでもやられたか」
('A`)「ぁーっと…まぁ、そんな感じだな」

やられたのは別のモンですけど。

川 ゚ -゚)「うむ、じゃあ着替えた事だし 海へ行こうか」
('A`)「んぁ」

気のない返事をして、俺は海岸へと向かった。







海岸に行くと、人もちらほらいるようだ。
とりあえず、涼むためにも…ひと泳ぎすっか

そう思い、俺は海へ向かう。






あれ?
クーは?



  
504: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 19:44:05.16 ID:lMpnmxRc0
  

川 ゚ -゚)「……………」
('A`)「………何やってんの?」

後ろを振り向くと、クーが日陰で体育座りをしていた。
…ビキニで体育座りっておま、おkwwwwwwwww

煩悩に支配されていると、クーが口を開く。

川 ゚ -゚)「あぁ、そういえば言ってなかったか」
('A`)「?」










川 ゚ -゚)「私 泳げないんだ」






('A`)「mjd?」
川 ゚ -゚)「mjd」



  
514: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 20:00:05.98 ID:lMpnmxRc0
  


川 ゚ -゚)「いやぁ、すまない。隠してた訳では無いんだが」
('A`)「…はぁ」

少し呆然として、クーを見つめる
…まさか、クーが泳げないとは

('A`)「…っと、じゃあ俺はどうすれば」
川 ゚ -゚)「普通に海で泳いでくればいいんじゃないか?私は海でも見てるよ」

そう言われても

('A`)「そういえば、何で海に来ようと思ったのさ?泳げないのに」
川 ゚ -゚)「? 海を眺めるだけでも十分楽しいだろう。それで十分ではないか」

('A`)「………ほんっとに泳げないの?浮くくらいは…」
川 ゚ -゚)「いや、足が付かないと沈むぞ。私は」

そうですか


('A`)「じゃあ、俺は一人で泳ぐ事にしますよ…」
川 ゚ -゚)ノシ「あぁ、いってらっしゃい」

そう言って、俺は一人 海へ向かって泳ぎに行った。


あぁ、寂しきかな。毒男
一人で海へ。毒男



  
515: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 20:05:59.21 ID:lMpnmxRc0
  

('A`)「わー」
パシャパシャ

('A`)「おりゃー」
パシャパシャ

('A`)「えーい」
パシャパシャ

('A`)「そりゃー」
ザパアアアアアアァァァァァン!

デカイ波が俺を襲う。
もちろん、逃げるまもなく飲み込まれる俺。


('A`)「……ゲホッ」


('A`)ノシ
手を振ってみる。

川 ゚ -゚)「……!」

川 ゚ -゚)ノシ

ぁ、手は振ってくれるのね。



  
517: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 20:14:36.79 ID:lMpnmxRc0
  
キモーイクスクス
ウワッヒトリダヨプギャー

('A`)「……」

いやぁ…
精神的にもねーわ…グサグサくるわ……
しょうがねぇなぁ…マンドクセ……

俺は海から出ると、クーの元へ向かう。



('A`)「あ゛ー ちょっと飲み物買ってくるわ」
川 ゚ -゚)「ん、いってらっしゃい」

そう言って、クーは俺を見送る。
顔は相変わらず、海の方に向いていた。



俺は、ロッカーに向かい 自分のサイフを取り出すと、海の家へ向かっていったのだった。



  
521: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 20:29:49.18 ID:lMpnmxRc0
  

━━━━━━━━……

川 ゚ -゚)「…」

海はいい
晴れてる日は、特に。
地平線に広がる壮大なこの景色を見ていると、自分の悩みがちっぽけに感じられる。
いや、自分の存在さえも か。

…悩みか
………恋

ドクオと付き合って、初めてのデート
だが、未だに恋というのは良く解らない
やはり、異性と付き合うという安易な事だけでは、恋と言う感情は芽生えないのだろうか?

…むぅ


考えが交差し、さらなる疑問符を生み出す。
私は、恋というものを 一生経験出来ないのだろうか…

川 ゚ -゚)「…はぁ」

海を眺めながら、溜め息をつく


と、私の目の前が一瞬暗くなる。
何かが私を上から覆って━━━━?いや、違う。なんだこれ?



  
524: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 20:44:31.96 ID:lMpnmxRc0
  
('A`)「よし」
川 ゚ -゚)「…ドクオ?」

私が顔を上げると、ドクオが私の前に立っていた。
にしても、なんだ?

川 ゚ -゚)「ドクオ これは━━━━」
('A`)「行くぞ」

ドクオは私の手首を掴むと、ぐいと引っ張って私を立ち上がらせる。

川;゚ -゚)「え?え?ドクオ?」
('A`)「ほら、行くぞって」

私は突然の事に動転してしまい、何が起こっているのか判断がつかなくなっていた。
ドクオが向かう先は━━━━海!?

ドクオに引っ張られるままに、私は海に連れて行かれる。

川;゚ -゚)「ドドドドドクオ!?私はカッ カナヅチだぞ!?泳げないぞ!?」
('A`)「まぁまぁ」
川;゚ -゚)「まぁまぁ じゃないっ!」

私は抵抗するが、思いの外ドクオの力が強い。
そのままトテトテと、私は海へ向かわされていく。

('A`)「ほい」
川;゚ -゚)「っうわぁあ!?」

私は海に引っ張られた後、後ろから背中を ポン と押された。



  
525: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 20:49:25.52 ID:lMpnmxRc0
  
バシャン

それほど浅くはないであろう位置に、私の身体は投げ出される。
これは、ダメだ。泳げないのにっ!
沈む沈む沈む沈むっ━━━━━━━━!

















川;゚ -゚)「……?」

沈まない?

私はふと、自らの脇のあたりに違和感を感じ、自分の状況を再確認する。
脇に抱えているのは…

…うきわ?



  
526: わた@ブレザー派 ◆WaTaIfF.YE :2007/01/15(月) 20:57:58.62 ID:lMpnmxRc0
  

川;゚ -゚)「……」
('A`)「どうよ。うきわの調子は?」

ドクオは、パシャパシャと泳いでこちらへやってくる。

('A`)「いやー、頭から海に突っ込んだ時はヤバイと思ったけど、大丈夫だったみたいだな。良かった良かった」
川;゚ -゚)「……」
('A`)「思ったよりも力入って、背中押しちゃったみたいだな。メンゴメン」


ゴッ


('A(:)「……」
川 ゚ -゚)「……お返しだ」

私はドクオの顔に一撃を入れると、パシャパシャとバタ足で 遠くへ離れていった。



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