ξ゚听)ξと('A`)と( ^ω^)のようです
- 360: ( ^ω^) ◆L2jfNrixB. :2007/03/05(月) 19:34:55.59 ID:dcWhb9D30
ツンが店から出てからすぐ、閉店時間となった。
closedと書かれた札を出し、調理場の掃除を終え、着替え終わるとタイミングを見計らったように携帯が振動する。
誰かと思って画面を見ると、見覚えのない番号が記されていた。
少し怪しいが、ワン切でもなさそうなので出てみる。
( ^ω^)「はいもしもし、こちらブーンですお」
一応本名は伏せる。知り合いならあだ名でわかるはずだ。
『やあ、内藤・・・いや、ブーン君。私だ、クーだ』
クーさんの凛として張りのある声がスピーカーから伝わってくる。
( ^ω^)「どうしたんですかお?」
- 362: ( ^ω^) ◆L2jfNrixB. :2007/03/05(月) 19:38:17.27 ID:dcWhb9D30
『・・・タケシがさっきまで例の昏睡状態だったんだが、つい先ほど目を覚ましてから・・・様子がおかしくてな』
どことなくクーさんの声に不安が混じっている気がした。
雰囲気の違うクーさんにいやな予感を感じずにはいられなかった。
(; ^ω^)「そうなんですかお?」
『ああ。ぜひ、君に来てもらいたい』
( ^ω^)「わかりましたお、すぐ行きます」
それだけ言って電話を切り、急いで病院へ向かう。
――彼はもう後一月と持たないだろう
中嶋先生の言葉が脳裏をよぎる。
いやな予感がしてならない。
乗り込んだタクシーのスピードがいやに遅く感じられた。
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