( ^ω^)ブーンが幼女に…するそうです
- 5:◆i5/zZD/ThA :2006/08/01(火) 17:35:00.65 ID:veGcJWKI0
- 9話
確か中2くらいだった気がする。
いつも一人でいるその子にDQNの一人が絡み出して、周りのDQN達も絡み出して
クラス中がその子を無視するようになった。
見ているのは辛かったけど、何も出来なかった。
自分に飛び火するのが怖かったから。
今になって後悔しても遅いしその子はそんな事を忘れて幸せに暮らしているのかもしれない。
むしろそれを願わずにはいられない。
でも…
- 6:◆i5/zZD/ThA :2006/08/01(火) 17:35:16.57 ID:veGcJWKI0
川 ゚ -゚)「内藤君、おはよ」
(*^ω^)「お、おはお」
俺はその子と隣の席だった。
当時今よりキモくてピザだった俺は、女子に挨拶して貰っただけで嬉しくて。
その日の事はよく覚えてる。
そういえば俺が教科書を忘れたときがあったな。
川 ゚ -゚)「いいよ。あたしの見て。」
そう言って自分の教科書を俺の机の上に置いた。
(;^ω^)「え?でも、クーさんも使うお?」
川 ゚ -゚)「あたしは授業なんて聞いてないし。気にしないで」
(*^ω^)「あ…ありがとうお」
俺は出来るだけキレイな状態で返したくて、折り目の一つもつけないように
それだけに集中してたから、授業のことは全然覚えてなかったりするんだけどね
- 7:◆i5/zZD/ThA :2006/08/01(火) 17:35:39.76 ID:veGcJWKI0
俺はショボンが帰った後、卒業アルバムを見ながらあの子を思いだしていた。
とは言っても、卒業前に転校してしまったから、殆ど映ってないわけだけど。
それにしても、こうして写真を見ているだけで、その日の空気まで思い出す。
クーの長い髪からした良いにおいまで。
( ^ω^)(俺キメェwwwwwwww)
ページをパラパラとめくっていくと、何かが挟んであるのを見つけた。
( ^ω^)(これは…何だお?)
ブーンはそれを手に取った。
ルーズリーフの切れ端に、住所と電話番号が書かれている。
( ^ω^)(思い出したお)
これは、クーの…
- 8:◆i5/zZD/ThA :2006/08/01(火) 17:35:55.43 ID:veGcJWKI0
( ><)「住所なんて教えられないんです」
( ^ω^)「そ、そこを何とか頼みますお」
俺は卒業式の後、先生に頼み込んでいた。クーの住所を教えてくれ って。
何度も 何度も頭を下げたけど、なかなか教えてくれなかった。
( ><)「個人情報とかいろいろ面倒な事になるんです。良いから諦めて帰るんです。」
( ^ω^)「…」
俺が諦めて帰ろうとした時、先生が呼び止めた。
( ><)「内藤君、これ、忘れ物です。」
卒業アルバム。机の上に置き忘れてたらしい。
( ^ω^)「…あ、どうもですお」
何日か後にアルバムに挟まれてるメモに気づいた。きっと先生が入れてくれたんだろう。
その時は泣きそうな程嬉しかったけど、結局電話する事も、引っ越し先に遊びに行くことも出来なかった。
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