( ^ω^)は幻の大地の住人のようです

  
4: 猪(ミセブラ) :2006/12/15(金) 23:32:12.47 ID:/gw9t6af0
  
*第六章 二十六話*


「次に僕らがたどり着いたのは『バーロボルト』だったお」

「ああ、あの変なしゃべり方の王様がいるお城だね」

------------------------------------------------------------------------

〜バーロボルト城〜


( ^ω^)「なにやらでかい城に着いたお」

( ゚∀゚)「レイドックとは違って城下町はなく、城だけだな。
     城の中に町があるタイプの国と見た」

ξ゚听)ξ「なんかそこら中に大砲とか置いてあって物騒な所ね」

ヽ(・∀・)ノ「あ! あそこに立て札がありますよ!! 見てみましょおおおお!」



  
5: 猪(ミセブラ) :2006/12/15(金) 23:34:12.77 ID:/gw9t6af0
  

ξ゚听)ξ「なになに」

 ツンは立て札を読んだ!

『魔物を倒さんとする強者求む!
 我と思わん者はわが元へ来たれ!
 みごと退治したものには褒美を授ける!

              バーロボルト王』


( ゚∀゚)「魔物退治の依頼か! おい、やっていこうぜ!!」

ξ゚听)ξ「ええ〜、めんどくさいわよ」

( ^ω^)「困っている人を助けていくのが旅の基本だお。
      ここは、ブーン達の力を発揮すべきだお」

ヽ(・∀・)ノ「流石マスターですぅ! 腕が鳴ります!!」

ξ゚听)ξ「……しょうがないわね。1対3、私に勝ち目はないわ、魔物退治やりましょう」

( ^ω^)「おっおっお。決まりだお、早速城の中へ入るお!!」



  
7: 猪(ミセブラ) :2006/12/15(金) 23:38:29.51 ID:/gw9t6af0
  

( ^ω^)「あの立て札見たお。魔物退治ブーン達に任せてくれお!

兵士T「うむ、なかなか強そうだな。さぁ城の中に入るがよいぞ」


( ^ω^)「おじゃましますお〜」

( ゚∀゚)「この城には、いいおっぱいの持ち主はいるかな?」

ξ゚听)ξ「長岡、不審者で捕まっても知らないわよ」

ヽ(・∀・)ノ「おつとめごくろうさまですううううううう!!」


兵士T「む? 待たれよ!!」

 ホイミンは行く手をさえぎられた!


ヽ(・∀・)ノ「え?」



  
9: 猪(ミセブラ) :2006/12/15(金) 23:41:33.95 ID:/gw9t6af0
  

兵士T「モンスターを城内へ入れるわけには行かぬ!!」

( ^ω^)「ホイミンはブーン達の仲間だお!」

ヽ(・∀・)ノ「ピキー! ぼく 悪いスライムじゃないよ」

(;゚∀゚)「お前そんなキャラじゃなかっただろ」

ヽ(・∀・)ノ「こう言うのが、スライム界ではお約束なんですぅ!」


兵士T「城の者は今、魔物に対して敏感なんだ。悪いがあきらめてくれ」

ヽ(・∀・)ノ「しょうがないですね……私はここで待ってます……」

( ^ω^)「ホイミンごめんだお……すぐ戻ってくるお!」

ヽ(・∀・)ノ「はい!! 私はずっとマスターを待ってますうううう!」

 城の外にホイミンを残し ブーン達は城へ入っていった……



ヽ(・∀・)ノ「…………マスター早く戻ってきてください……」


「お困りのようっスねwwwww」

ヽ(・∀・)ノ「えっ?」



  
12: 猪(ミセブラ) :2006/12/15(金) 23:44:50.18 ID:/gw9t6af0
  
〜バーロボルト‐王の間‐〜

兵士U「バーロー王! 魔物退治をしてくださるという者達をお連れしました!」

 兵士の報告を聞くと 窓から外を見ていたバーロー王が振り返り ブーン達を見た!


バーロー王「俺が、6代目バーロー王だバーロー」

ξ;゚听)ξ「えっ、あなたが……?」

(;゚∀゚)「おいおいおい、マジかよ……」


 バーロー王は 青いスーツに蝶ネクタイ メガネをかけ 靴はサッカーシューズ
 背丈は高くない ……というより むしろ低い 低すぎる


 これはどう見ても……



  
13: 猪(ミセブラ) :2006/12/15(金) 23:45:40.81 ID:/gw9t6af0
  
                                 ┌- 、._
                                |    7
                 _,,.. -──- 、.._     |   ./
               ,.‐'"´           `` ‐、|   / /
            /                  ///
      ,,.. -─- 、/                    /
    ,.‐'´ _                         ゙i、
 ∠ ‐ '"´/                          i
     ./                                 |
    ./    ,.イ                        |
   .l    //      ,イ ,1    |ヽ     ト、      !
   i   ./  i  ,   /l / l.l !  、 ト、゙i ,ヘへ、l ヽ.ト、|、 /
   l.  /  .|  /|  /-|←┼‐l、 ヽ ト、!, -─ヽ|─!-l、i /
    ! l   l | ! |、`';:‐-_、._ ヽ、l\l-i'   _,_-='、"~! i"ヽ
.    ヽ!     ヽ|,/l゙、! l(  (80j` l──|. イ80)  )l.  | )|
          l.(l  l ー-‐'   ,!   l、`゙‐--‐' l  /"ノ
          ヽ ヽ、._l_   _,.ノ  〈>  ヽ、._   _.l_//   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             ヽ、.__,l  ̄     __     ̄ /、‐'´    |  おう! バーロー!
               `‐ 、         , ‐'´‐-ヽ    < 
                _ ./l` ‐ 、. _,. ‐''"!\         |おまえらがそのバーローどもか 
            _,,.. -‐'ヽ ̄ヽ,-、シ ̄//  |`‐- 、.._      \________
           / i  / /_ 7`‐゙\__.\.  |     i ヽ、




( ^ω^)「小学生です。本当にありがとうございました」



  
16: 猪(ミセブラ) :2006/12/15(金) 23:49:22.52 ID:/gw9t6af0
  

バーロー王「バーローwwwこう見えてもお前らと同じぐらいの年齢だバーロー
        ちょっとわけありでこんな姿になっちまったんだバーロー」

ξ;゚听)ξ「わけありって……一体何をどうしたら……」

バーロー王「んなことどうでもいいだろバーロー」

兵士U「王は、敵対組織である秘密結社ヴァーローの毒薬によって子供の姿になってしまわれたのです」

( ゚∀゚)「子供に戻るって……毒薬ってレベルじゃねーぞ!」

バーロー王「余計なことバロってんじゃねぇぞバーロー」

兵士U「はっ、すいません」


バーロー王「魔物のことやら、ヴァーローの不穏な動きやら
        レイドックとの国際問題やらでいろいろと大変なんだバーロー」

( ^ω^)「その魔物って言うのが今回退治して欲しい奴かお?」



  
19: 猪(ミセブラ) :2006/12/15(金) 23:52:52.87 ID:/gw9t6af0
  
バーロー王「おう、バーローども、お前らに退治してもらいたいのは他でもない
        北の洞窟に住み着いちまったバーローだ、バーロー」

( ^ω^)「ドラゴンかお?」

ξ゚听)ξ「えっアンタ、いまのでわかったの?」


バーロー王「そのバーローが卵をバロバロ産みまくってるせいで
        魔物が大量バーローしちまったんだバーロー」

( ^ω^)「つまりそのドラゴンを倒せば、魔物の発生を食い止められるんだお?」

バーロー王「バーロー! わかってるじゃねぇかバーロー
        あの洞窟は、旅人どもが行き来するのにバーローなんだ
        このままじゃバーローでバーローだバーロー」

( ^ω^)「わかったお! ブーン達が魔物を退治して、洞窟を通れるようにするお!」

バーロー王「バーロ、うまくバーローなことになったら
        この国の宝である、らい……

 そのとき――! 一人の兵士が血相を変えて部屋に入ってきた!!

兵士V「バーロー王様! 北の洞窟のドラゴンが旅の剣士によって退治されました!!」

バーロー王「バロッ?」


( ゚∀゚)「あれ? もしかして俺たち出番なしって奴?」



  
21: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/15(金) 23:55:57.34 ID:/gw9t6af0
  

バーロー王「その旅のバーローはどうしたバーローッ!!」

兵士V「はっ、それが、全身青づくめの剣士で、わが国の兵が歯の立たなかったドラゴンを
      たった一撃でしとめてさっさと洞窟の向こう側へと行ってしまいました」

バーロー王「バーロー!! なんでつれて来ないんだバーロー!!
      せっかく、褒美にバーローな剣をやろうと思ってたのにバーロー」

兵士V「それが、私どももそのように言ったのですが……
      『時間がない、それに、真の力を失った剣に用はない』
      と、言い残して行ってしまいました」

ξ゚听)ξ「真の力を失った剣?」

バーロー王「バーローを倒したバーローにやろうとしてたバーローだバーロー
        この国の宝刀だバーロー」

( ^ω^)「そんなバーローなものをくれるのかバーロー?」

( ゚∀゚)「ブーン、うつってるぞ」


バーロー王「さっき言ったように、真のバーローをバロっちまってるんだバーロー
        だからこの際、褒美としてやっちまおうと考えてたんだバーロー」

( ^ω^)「でも、結局ドラゴンは倒されてしまったから、その話はなかったことにかお……」



  
23: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/15(金) 23:59:09.48 ID:/gw9t6af0
  

バーロー王「バーロー、これも何かのバーローだバーロー
        お前らに、そのバーローをやるぞバーロー」

( ^ω^)「mjd?」

バーロー王「b−r−!」


バーロー王「おい、そこのバーロー、褒美のバーローをもって来い!!」

兵士V「ハッ!」

 兵士Vは 部屋から出て行くと
 数分後 一本の剣を持ってき それをブーンに手渡した!!


( ^ω^)「これがその剣かお? なんか穴が開いててかっこ悪いお」

バーロー王「バーロー! それは初代バーロー王……つまり『ヤイバーロー』が使ってた
        雷神の剣という、一度にぎれば空かげり……いかづち乱れ飛ぶ! 伝説の魔剣だバーロー!」

( ゚∀゚)「雷を操れるってことかよSUGEEEE!」

バーロー王「バーロー! 話を最後まで聞け、このバーローが!
      だけど、何百年も前にその力の源である雷神の玉が失われちまったんだバーロー」

ξ゚听)ξ「なるほど、この穴にはその雷神の玉ってのがはまってたのね」



  
26: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:03:26.27 ID:/1VExX5j0
  

バーロー王「洞窟に住み着いたバーローを倒せるぐらいの奴になら、その剣を託してもいいと思ってたんだが
        どっかのバーローが倒していっちまったみたいだからお前にやるぞバーロー」

( ^ω^)「サンクスだおバーロー。でもやっぱり穴あいてるのはかっこ悪いお……」

バーロー王「切れ味は保障するぞバーロー。
        あとは、穴に指突っ込んで剣まわして遊んだり、
        懐中電灯はめ込んで目くらましにでも使えバーロー」

( ^ω^)「ナイスバーローだお」

バーロー王「おっ、なかなかいけるバーローだな。ちょっとお前と話をしてみたいぞバーロー」


 それからしばらく ブーンとバーロー王の話が続いた。



  
27: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:06:31.89 ID:/1VExX5j0
  

バーロー王「バロ…これは青酸バーロー!!」

( ^ω^)「ちょwwwwwバーロるおwwww」

バーロー王「というバーローなことがあったからこんなバーローな姿にバーロー……
        あとはレイドックのバーローとのバーロー、非バーロー問題とかあるんだバーロー」

( ^ω^)「それはまことにバーローだお」

戦艦顎「バッ バロォオッ!?」

バーロー王「バロ? どうにかバーローしていあんだバーロー」

( ^ω^)「ブーンも機会があったらバーローしておくお」

バーロー王「テラバロバーロー」




ξ;゚听)ξ「ね、ねぇ……これって二人の間では会話が成立してるのよね……? 何語?
        なんでブーンは理解できてるわけ?」

(;゚∀゚)「たぶん魔物使いの能力の一部なんだろ……
     つか途中、変なのいなかったか? ツナミオコシソウナヤツ」



  
28: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:09:33.15 ID:/1VExX5j0
  

バーロー王「あとバロバはバーローだバーロ」

( ^ω^)「バーローwwwバロバローバ」

バーロー王「バロじゃバーロ! バロがバロるんだからバーローバロ!!」

( ^ω^)「バーロお? ならバーローだお!」

バーロー王「おう、バーロー良いバーローだな」

( ^ω^)「バーローもバーーローだお!」

バーロー王「バーロー、気に入ったぞバーロー!
        特別にバーローな家のバロバロカプセルもやるぞバーロー」

( ^ω^)「おお、気前のいいバーローだお!!」

 ブーンは バーロー王から 家のホイポイカプセルを受け取った!

バーロー王「バロからバロまでそろってるぞバーロー!」

( ^ω^)「それじゃ、そろそろブーン達バーローは行くお!」


バーロー王「バーロ!!」

( ^ω^)「バーロ!!」

ξ゚听)ξ「バーロ!!(?)」(゚∀゚ )



  
32: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:13:00.99 ID:/1VExX5j0
  
〜バーロボルト‐外‐〜

  ∧∧
ヽ(・∀・)ノ「マスタァァアアアアア! これ見てくださあああああい!!」 

( ^ω^)「ちょホイミンいきなり抱きつくn……ってネコミミだお!?」

  ∧∧
ヽ(・∀・)ノ「親切な人にもらったんですうううう!」

ξ゚听)ξ「まさか……それって……」


「フフフっスwwww」

 特徴ある笑い声が聞こえてくる!


(;゚∀゚)「どこだ、どこにいやがる!!」

 ジョルジュは あたりをキョロキョロと見まわす
 しかし 彼の姿を捕らえることが出来ない!!


「どこ見てるんっスかwwwwwwおっぱい野郎www」



  
34: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:16:31.59 ID:/1VExX5j0
  

Σ( ゚∀゚)「上か!!」

 気付いたジョルジュはとっさに上を見上げる!

(‐ロ∀ロ)「遅いっスよwwww喰らえwww『バギマwwwwwww』」

(メ゚∀゚)「ぐはっ!」

∧∧
(‐ロ∀ロ)「光ある所に影あり、ネコミミある所にチャモコあり!!
      『神の子』茶・もこみち参上っスwwwwwwwwwwww」

(メ゚∀゚)「ってー、おまえ何で攻撃してくんだよ!!」

(‐ロ∀ロ)「仕方ないっスwww安価には逆らえないっスwwwwほれww」

 チャモコが見せたノーパソの画面には一つのスレが表示されていた!


 神の子だけど暇だから安価くれっスwwww(945)

893 名前:神の子◆NEKOMIMI/.
 仕事が入ったんで最後に安価もらってから行くっスwww
 >>900
 この結果の報告は帰宅後vixiにてっスwwwwサーセンwwww

900 名前:内藤ツクード・ショブーンデヤル夫
 誰かに不意打ちバギマwwwwwww



  
36: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:19:56.70 ID:/1VExX5j0
  

( ^ω^)「ところで何でこんな所にいるんだお?」

(‐ロ∀ロ)「仕事っスwwwwバーロー王にレイドックとの問題のことで交渉人を頼まれたっスwww」


ヽ(・∀・)ノ「あれれ〜? マスター達と知り合いなんですか〜?」

( ^ω^)「チャモコはブーン達にいろいろとしてくれるネコミミ好きのいいやつなんだお!」

(‐ロ∀ロ)「どうもヨロシクっスwwwそのネコミミ大切にしてくれっスwww」

  ∧∧
ヽ(・∀・)ノ「はあああああい! とっても気に入りましたあああああ!!」

(‐ロ∀ロ)「素直でいい娘っスwwwダレカサントチガッテwwww
      そのネコミミローブはこの前、話した自信作っスww
      ローブになって呪文耐性も1.5倍(当者比)っスよwwwww」

(メ゚∀゚)「誰かさんってのは誰のことだ? お? やんのかコラ!
     つか、さっさと傷なおせや!」

ヽ(・∀・)ノ「あっ、私が治しますううううう!!『ベホイミ』」

 ジョルジュの傷が回復した!



  
37: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:23:09.12 ID:/1VExX5j0
  

(‐ロ∀ロ)「そのローブを深くかぶれば正体ばれずに、町とかにも入れるはずっスよwwww」

ヽ(・∀・)ノ「はい! どうもありがとうですうう!」


(‐ロ∀ロ)「ブーンにはこれっスwwwサーセンwwww
      ローブはまだ1着しか出来てないから通常仕様のフードで我慢してくれっスww」

 ∧∧
( ^ω^)「おっおっおwwwwベリーサンクスだおww
      兜は重いからこっちを装備しておくお!」

ξ゚听)ξ「まぁブーンは今、後衛だしね」


(‐ロ∀ロ)「んwwwアンタのネコミミももうボロボロのクタクタっスねwww」

 ハハ
ξ゚听)ξ「えっ、そうかしら」

(‐ロ∀ロ)「新しいのあげるっスよwww」

 ハハ
ξ゚听)ξ「べ、別にこれでいいわ!!」

(‐ロ∀ロ)「ん?wwwwなんでっスかwww」



  
39: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:26:22.68 ID:/1VExX5j0
  
 ハハ
ξ///)ξ「これはブーンがくれた奴だから……」ボソッ

(‐ロ∀ロ)「ほほうwwwそういうことっスかwwwwwならww」


(‐ロ∀ロ)『オキュラスレパーロwwwwww』

 ツンのネコミミフードが修復された!

.∧∧
ξ゚听)ξ「わっ! すごい……新品みたい」

(‐ロ∀ロ)「大切にしろっスwwww」


(‐ロ∀ロ)「期待しててもお前にはやらねぇぞwwwwwww」

( ゚∀゚)「期待してねぇし、イラネーヨ!!
     仕事があるんだろ、さっさといけよ!!」

(‐ロ∀ロ)「そうだったっスwwwそれじゃwwww
      ネコミミは渡せん。任務了解」

 そう言い残すとチャモコは城の中へ入っていった!


( ゚∀゚)「今回の自爆フラグはずいぶんシンプルなことで……」



  
41: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:29:26.38 ID:/1VExX5j0
  

 それからブーン達はバーロボルトから北の洞窟を抜け
 地図上で一番右上にある場所へと向かった!

 そして現在 戦闘中……


ヽ(・∀・)ノ「はああああああああああッ!『極限太陽!!!』」


 ホイミンのマキシマムキャノン!!
 汗の塩分を散弾のように飛ばした!!


スーパーテンツク「バロッチュ!!」

 スーパーテンツクに57のダメージ!
 スーパーテンツクを倒した!!

 ブーン達は魔物の群れをやっつけた!!


( ゚∀゚)「これで全部、片付いたぜ」

( ^ω^)「ご苦労様だおホイミン、長岡」

ヽ(・∀・)ノ「マスターのためなら、なんのそのですぅ!」



  
43: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:33:28.67 ID:/1VExX5j0
  
( ゚∀゚)「ふぅ。なんか盗賊も極めたって感じだなぁ……」

( ^ω^)「お? うぬぼれかお?」

( ゚∀゚)「そうでもないぜ。よし、じゃあ今からお前の財布を盗る!」

( ^ω^)「いくらなんでも、宣言されたら盗られるわけないお」

( ゚∀゚)「ふーん。じゃあこれはな〜んだ?」

 ジョルジュの手には財布が握られていた!

(;^ω^)「えっ? あれ、あれ?」

 ブーンは自分のポケットを探った!
 しかし 何も見つからない!!

(;^ω^)「い、いつの間に盗ったんだお」

( ゚∀゚)「『いくらなんでも』の『ら』のあたりだな」

( ^ω^)「長岡すげぇお! 早慶大に入れるお!!」

ξ゚听)ξ「目にも止まらぬ速さ――と言う奴ね」

( ゚∀゚)「チッチッ! 目にも写らねぇ速さと言ってくれい」

ヽ(・∀・)ノ「私には見えてましたよおおおおお!」

(;゚∀゚)「あら、そう……」



  
44: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:37:24.78 ID:/1VExX5j0
  
( ゚∀゚)「それにしても、ホイミン。お前強いよなぁ」

ヽ(・∀・)ノ「はい! 流派東方不敗は無敵です!!」

(;゚∀゚)「何っ!? 流派東方不敗だと!?」

ヽ(・∀・)ノ「そうです! 私は東方不敗(マスターダーマ)のもとで修行を積んだんです!」

( ^ω^)「誰だお? そのマスターダーマって」

( ゚∀゚)「上の世界で知らない人はいないと言われる武術の達人だ」

ヽ(・∀・)ノ「ちなみにマスターといっても、私がマスター・ブーンのことを呼ぶ時や、
       ショボンって人の職業とは違う意味の、『極めた者』って意味でのマスターですから」

ξ゚听)ξ「ってことは、アンタ上の世界の出身なの?」

ヽ(・∀・)ノ「そういうことです。と、いいますかモンスターには上も下もあまり関係ないんですよ」

( ^ω^)「どういうことだお?」

ヽ(・∀・)ノ「ちょっと説明しづらいので、それはまた別の機会にでも。
       私はマスターダーマのもとをはなれた後も各地を転々と修行の旅をしていたんです。
       なので流派東方不敗のほかにも、いろいろな流派の技が使えますよおおおおお!」

( ゚∀゚)「どうりで強いわけだぜ。回復呪文も使えるし頼もしい奴が仲間になってくれたな」

( ^ω^)「たのもしいお」

ヽ(・∀・)ノ「マスターにそう言ってもらえるなんて……感激ですうう!!」



  
45: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:41:46.04 ID:/1VExX5j0
  
〜最北西の地〜

ξ゚听)ξ「一番端っこまで来たけど何もないわね」

( ゚∀゚)「とりあえず、もう遅いし今日はここまでにするか」

( ^ω^)「早速、バーロー王からもらったカプセルハウスを出すお!」


 ブーンはカプセルを投げた!

 BOMB!!
 どど――――・・・ん

 カプセルが投げられた場所にハウスが出現した!


( ^ω^)「DEKEEEEEEEEEEEE!!
      ブーンの家より全然でかいお!」

( ゚∀゚)「カプセルハウスってレベルじゃねーぞ!」

ξ゚听)ξ「さすが一国の主ね……いいもんもってるわ」

ヽ(・∀・)ノ「すごいです! wktkですぅ! はやく中へ入りましょう!!」



  
47: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:45:27.94 ID:/1VExX5j0
  
〜カプセルハウス内〜

( ^ω^)「うはww2階建てwww」

ξ゚听)ξ「キッチン、お風呂、トイレ完備な上に、部屋は8部屋もあるわ。
     これならしぃ達と合流して人数が増えても大丈夫そうね」

( ゚∀゚)「冷蔵庫の中もすげぇぞ! 作画崩壊してるキャベツから高級食材までばっちりだ!」

ヽ(・∀・)ノ「各部屋に、テレビやパソコンも置いてありますううううう!!
       あっちの部屋には漫画やDVDなどがたくさんおいてありましたあああ!!」

( ^ω^)「みんな、バーロー王に感謝シマクリングだお!」


( ゚∀゚)「とりあえずなんか食おうぜ! 料理はオレに任せろ!!」

ヽ(・∀・)ノ「私も手伝いますぅぅうううううううううう!!
       マスターのために一杯愛情を込めて作ります!!」

( ^ω^)「おっおっおwww期待してるお!」


ξ゚听)ξ「私は準備が出来るまでの間にお風呂に入ろうかしら」

( ^ω^)「おww」

ξ゚听)ξ「覗いたらどうなるかわかってるんでしょうね?」

(;^ω^)「把握してるお……」



  
48: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:48:56.99 ID:/1VExX5j0
  

 ――そして夜。


( ゚∀゚)「さて、そろそろ明日に備えて寝るか」

ξ゚听)ξ「そうね。おやすみなさい。寝てる間に変なことしたら燃やすからね!!」

 ツンはそういうと自分の部屋に入っていった


ヽ(・∀・)ノ「マスタ――――――――ッ! 好きですううううううううう!!
       あなたが欲しいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

( ^ω^)「ちょwwwいきなり大胆すぎるおwwww」

ヽ(・∀・)ノ「一緒に寝ましょおおおおおおおお! 熱い一晩をおおおおおお!」

(;^ω^)「そ、それは出来ないお……」

ヽ(・∀・)ノ「なんでですかああああああああ! ま、まさかツンさんとおおおお!!?
       酷いです!! マスターは私とツンさんどっちが大切なんですかああああああ!?」

(;^ω^)「ちょっと落ち着いてくれお。ツンはあのとおり関係ないお。
      それにどっちが大切か以前の問題に……」

ヽ(・∀・)ノ「問題に……?」



  
50: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:52:07.54 ID:/1VExX5j0
  

(;^ω^)「君はモンスターだお。セクロスできんお」



ヽ(゚д゚)ノ「ガ━━━━(゚Д゚)━━━━━━ン!!」



ヽ(;∀;)ノ「なんてことだああああああああああああああああ
       うわあああああああああああああああああああん!」

 ホイミンは泣き叫びながらハウスを出ていた!


(;゚∀゚)「おい。いくらなんでも、今のは酷いんじゃねぇの?」

(;^ω^)「でも、ああでも言わないとあきらめてくれないお」

( ゚∀゚)「とりあえず、探しに行ってこいよ」

( ^ω^)「わかってるお」



  
51: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:55:55.43 ID:/1VExX5j0
  
〜海岸〜

ヽ(・∀・)ノ「…………」

 ホイミンは座って海を眺めている


( ^ω^)「ホイミン……さっきはごめんだお」

ヽ(・∀・)ノ「………………」


( ^ω^)「ホイミン……?」


ヽ(・∀・)ノ「わかりましたマスタ――――――ッ!!!」

(;^ω^)「へっ、何がだお!?」


ヽ(・∀・)ノ「私、人間になりますうううううううう!!」

(;^ω^)「えっ??」



  
52: 26 ◆WOkutRzuoQ :2006/12/16(土) 00:57:59.79 ID:/1VExX5j0
  

ヽ(・∀・)ノ「いつか、人間となったそのときは一緒にぃいいいい!」

(;;^ω^)「ちょ、ちょ、それよりもどうやって人間に……?」


ヽ(・∀・)ノ「願い、信じていれば
       いつかはなれるはずですうううううううう!!!」

(;^ω^)「そ、そうなのかお?」


ヽ(・∀・)ノ「信じるものは救われるんですううう!!」

( ^ω^)「まぁ、ホイミンが元気ならそれでいいお」

ヽ(・∀・)ノ「はい!! ツンさんにも負けないようにがんばります!!」


( ^ω^)「じゃあ、そろそろ戻るお!」

ヽ(・∀・)ノ「はいマスター!!」




*二十六話「さて、何回バーローと言った?」 おわり*



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