( ^ω^)ブーンの妄想が現実になってから1年後

128: 名無しさん :2006/10/25(水) 06:33:18
  

(*゚∀゚)「絶対に許さないよ」
FOX「そう?」
(´・ω・`)「あんたなんかギッタギタにしてやるわ!覚えてなさいよ!」
(*゚∀゚)「…おい」
(´・ω・`)「ウス。すんません」
FOX「…そろそろ時間切れか。そうだな、まぁ用事は済んだことだし…」

腕時計をちらっと見て、FOXはリリィをバイク形態へ変形させる。
エンジンを吹かせてマッドターン。
FOXが背を向けた瞬間、ショボン達三人の自由がもどってきた。

FOX「それに思わぬ収穫もあった。ついているようだからな、欲張らずに帰るとしよう」
(´・ω・`)「逃がすかっ…」
FOX「それでは。これから忙しくなると思うが、がんばってくれたまえよ」
(´・ω・`)「…といいたいとこだが」

FOXの捨て台詞と共に、リリィが走り出す。
ほんの数秒でその姿は道路の向こうに消えていった。

(´・ω・`)「あんなんに追いつけるかっつーの」
(*゚∀゚)「それより車だして。病院いくから!」
(´・ω・`)「ああ、そうだな。…それ生きてる?」
(*゚∀゚)「それ言うな!あ、リーゼとレーゼもついてきてね。応急手当しないと…」

爪゚∀゚)「お任せを。つねに携帯している包帯があります」
爪゚ー゚)「…!深いぞ、肉がごっそり持っていかれて…急がねば!」
(´・ω・`)「あー、兄さん!聞こえてたらバイク回収しといてくれ!おい、聞いてるな!」

(´・ω・`)「……シートが汚れるんだよなぁ…」
(*゚∀゚)「はやくっ!!」

けたたましい音をたてて急発進するRX−8。
それを店から顔だけ出したシャキンが見送った。



129: 名無しさん :2006/10/25(水) 06:33:31
  

-ホテルの一室-

(;^ω^)「くっ!ぐっ、むぅぅ!ぎゃああ!!」
(-_-)「………」

(=゚ω゚)ノ 「…何してんだぁお前ら?やかましいぞ」

ホテルのTVに移る1P WINの文字。
もんどりうってベッドに倒れた内藤の手にはPS2のコントローラーが握られている。

(-_-)「…格ゲー」
(=゚ω゚)ノ 「あー…そう」
( ^ω^)「も、もっかいだお」
(=゚ω゚)ノ 「お前さんさぁ、つかまってるんだけどよぉ。自覚もってんの?」

内藤がこのホテルの一室に監禁されて数日がたっていた。
監禁とは名ばかりで、すでに拘束も解かれてはいるのだが。

( ^ω^)「もってるお?だから逃げてないお」
(=゚ω゚)ノ 「そーじゃなくてよー。なんで仲良くゲームしてんのよ」
( ^ω^)「んお?…次はこのキャラで勝負だお!」
(=゚ω゚)ノ 「おいって」

無表情でキャラを操作するヒッキーと、無駄に真剣に操作する内藤。
その横で煙草の煙を吐き出しながら、イヨォは呆れたような表情で内藤を小突いた。

( ^ω^)「あんたらはツンに手を出す気はないお。捕まえにきたって言うのもその場の勢いって言ってたお」
(=゚ω゚)ノ 「あー。そんで?」
( ^ω^)「僕はそれを信じたお。あんたらのその仕事は褒められたもんじゃないけど、悪意ある人間には見えないお…いや、そんなことどうでも良いお。僕はツンに何かしようとする奴以外とは争う気はないから、おとなしくしてるんだお」

(-_-)「…逃げない…の?」
( ^ω^)「イヨォが煙草持ってる間はちょっと厳しいし…まぁ、そのうち?」
(=゚ω゚)ノ 「おぉい呼び捨てかよ」



130: 名無しさん :2006/10/25(水) 06:33:45
  

(=゚ω゚)ノ 「たー言えなぁー」

イヨォはくわえた煙草を吹き出し、器用に灰皿に飛ばしいれる。
すぐに次の煙草をとりだそうとして、指をとめる。

(=゚ω゚)ノ 「ぶっちゃけお前、邪魔」
(;^ω^)「い?そんな勝手な…」
(=゚ω゚)ノ 「そーろそろ、忙しくなるんだよなぁ。予定外のお客さん部屋においといても手がまわらん」

(-_-)「イヨォは…明日からお出かけ…」
(=゚ω゚)ノ 「そーなのよ。お前さん正直普通の人間とたいして変わんねぇだろ、今?俺としては野放しにしても良いんだよねぇ」
( ^ω^)「あー…帰してくれるわけかお?」

イヨォのほうを向いた隙をつかれ、再び画面に1P WINの表示。
慌てて視線をもどした後、内藤はコントローラーを投げ出した。

(=゚ω゚)ノ 「ところがどっこい、一応お仕事だからなぁ。そういう訳にもいかんのよ」
( ^ω^)「…つまり何が言いたいんだお?」
(-_-)「今日だけ、港の…壁に穴をあけて…今頃…港に、船が…」

(=゚ω゚)ノ 「てぇー訳で、お前さんをその船に移す」
(;^ω^)「げっ。悪化してるじゃねーかお!なんじゃそら!」
(=゚ω゚)ノ 「まぁ落ち着け。吸うか?」

イヨォは取り出しかけた煙草を一本、内藤に差し出した。
手を振って遠慮する。
そういえば最近喫煙者は肩身が狭いですね。

(=゚ω゚)ノ 「いいか、俺はあんまり頭が良くねぇ」
(-_-)「うん…」
(=゚ω゚)ノ 「うっせーよ」



131: 名無しさん :2006/10/25(水) 06:34:04
  

( ^ω^)「…頭がよくないからなんだお?」

流れが話しに移ったせいか、ヒッキーがPS2を片付け始める。
内藤はその手伝いでコントローラーにコードを巻きつけていた。
ヒッキーに指一本分の空きを作ってから巻くよう注意される。

(=゚ω゚)ノ 「ああ、だから俺は自分が思ったことだけをする。ヒッキーはお前のこと嫌いじゃないみたいだからなぁ…」
(-_-)「ぽっ…」
(;^ω^)「なぜそこで頬を染めるお…」

(=゚ω゚)ノ 「お前さんをその船に連れてはいく。がぁ、その後は知ったこっちゃねー。んでぇ、だ…」
( ^ω^)「んん?」
(=゚ω゚)ノ 「船の中には身体強化タイプじゃないホルダー、俺みたいな奴だなぁ。そういう奴用の強化服ぅ、の、オリジナルがある」

( ^ω^)「それを手に入れて、その後は勝手に逃げろ…かお?」
(=゚ω゚)ノ 「せめてそんくらいの物はないとよぉ?大事なツンってのを守れなくなるぜ?」
( ^ω^)「…!?どういうことだお!」

思わず詰め寄ろうとする内藤を、イヨォが煙草を掲げて制する。
煙のけむたさと爆発時の記憶が思い出されて、内藤はベッドに腰掛けなおした。

(=゚ω゚)ノ 「いったろ。忙しくなるってよぉ。雇い主の準備がおわったんでこの街の制圧がはじまるんだと」
( ^ω^)「…この街にはホルダーがたくさんいるお。いや、ホルダーの存在を知らない一般人もたくさんだお。拉致ならまだわかるけど制圧を本気で?」
(=゚ω゚)ノ 「だーかーら、よぉ?それができる人数と質が揃ったんだよ。1都市分のホルダーを相手にできるくらいのなぁ」

この街にいるホルダーはどれくらいだろう。
それだけではない。警官や、あるいは武術の心得のある一般人もいるだろう。
ショボンやしぃ姉妹、リーゼとレーゼだっている。

ある程度の自衛力をもった大勢の人間がいる。
それを制圧できるほどの人数ならば、ツンにも害が及ぶと見て間違いない。

(;^ω^)「…わかったお…つれていってくれお、その船に」



148: 蕎麦屋 ◆SOBAYAmrcU :2006/11/18(土) 03:35:07
  
(=゚ω゚)ノ 「えー、さてぇ!というわけでやってまいりました、某港の某貨物船んー」
(-_-)「ぱちぱちぱち…」
( ^ω^)「…」

イヨォの運転する車から降りながら、内藤は港を見渡した。
なぜか地面に抉れた跡がある以外は、なんのへんてつもない港だ。
イヨォに引っ張られて向かう先には、船が一隻泊まっている。

(=゚ω゚)ノ 「だいたい船内にいるのは10人くらいかねぇ。教えたとおりにやればその手錠は外せるぜぃ」
( ^ω^)「あとはその何ちゃらスーツ見つけて逃げる、と」

内藤の両手には手錠がはめられ、そこから伸びた紐をイヨォが引っ張るというオーソドックスな御用スタイルで二人は歩く。
ヒッキーは車でお留守番。
船へと上る階段を上りドアを開けると男が数人出てきて、イヨォに事情を聞きだした。

男「…で、なに、捕虜って奴?なんでここまで連れてくるんだよ」
(=゚ω゚)ノ 「じゃーどこ連れてけってぇのよ?」
男「そりゃあんた…いや、ねぇ?」
(=゚ω゚)ノ 「ねぇ?ここしかないだろ?ってわけであとよろしく」
男「うわもーめんどくせー。キリキリ歩けー」
( ^ω^)「はいはい、キリキリキリキリ…」

こうして無事に内藤の受け渡しは終了し、内藤は船内の一室に放り込まれた。
男は内藤の身体調査もせずにさっさと出て行く。
ただのホルダーとして受け渡されたため警戒もされていないようだ。

イヨォに感謝しつつ、しばらくしてから内藤はドアに手をかけた。

(;^ω^)「…あれ?ちょ、おま…普通に外から鍵かかってるお」



149: 名無しさん :2006/11/18(土) 03:35:52
  
小さな窓から差し込む光は薄れ、もう室内もよく見えない。
この部屋にいれられてから何時間たったか分からないが、内藤はいまだ外に出れずにいた。

( ^ω^)「…落ち着くお。こういう時スネークならどうするお?…あ、オタコンが助けにくるお!」

(;^ω^)「って無理じゃないかおそれ!こうなれば目立つの覚悟でドアをぶち抜くお!」

わりと大きな声で独り言を言いながら、内藤はポケットをまさぐる。
出てきたのは、一応毎日見につけていた物。
脱オタした今となっては所持するのも少し恥ずかしいヒロイックグローブ。

(;^ω^)「守護手甲ホライゾン装着完了!必殺!トンファーパンチ!!」

軟禁状態という環境で無駄にハイになっているようで、内藤はわざわざポーズつきでグローブを装備し、鉄製のドアを全力でぶん殴った。
これが一年前なら蝶番を破壊しドアを破るくらい出来ただろうが、思いのほか能力の弱体化は深刻で。
あとに残ったのは鈍い打撃音と拳を押さえのたうちまわる内藤だけだった。

(;^ω^)「おう!おぉうっ…痛いってレベルじゃねーお!」

さんざん転がってから、内藤は部屋にあったイスに腰を下ろした。
どうもこの部屋は使わなくなった物を置いておく場所のようで、イス以外にもダンボールやらロッカーやら色々なものが転がっている。

( ^ω^)「なにか…あるかも知れないお。ま、ないとは思うけど」



150: 名無しさん :2006/11/18(土) 03:36:06
  
漫画やアニメの登場人物のような、超人然とした身体能力を持つ身体強化系のホルダー。
火をだしたり物を透視したりするのも十分脅威ではあるが、物理的には彼らがもっとも危険といえる。
個人差があるとはいえ最低でも常人の2倍3倍の筋力があり、それが獣ではなく人間であるということが問題なのだ。

それに対抗するには同じタイプのホルダーか、あるいは重火器、優れた戦術、人数といったものが必要だ。
ホルダー間での戦闘など通常発生する確率はきわめて低いが、ラウンジといういわゆる秘密結社ではそういう事態はおく日常的なこと。
となれば、イヨォのようなタイプのホルダーが身体強化系に対抗するための装備が開発されるのも分かる話だ。

ここにくる途中、イヨォが言っていた。
ラウンジでそのための装備の開発が始まったのはもう10年以上前。
やがて身体強化系のホルダーの遺伝子配列、筋繊維の膨張過程や維持固定化、必要カロリーの供給などのシステムが解明され、それを模倣した人口筋肉を使った強化服が完成した。

が。
その強化服の開発を担当していた科学者は一人の男にその強化服を託し共に逃亡。
数年にわたりラウンジから逃げ続けた。
その事件は結局ラウンジ側が科学者を捕獲し、協力者の男を殺害することで終わった。

そうしてラウンジに戻ってきた完成第一号の強化服は、だが使用されることはなかった。
数年にわたる特定人物の使用によりパーソナルデータは累積、専用化し、それ以外の人間では予定スペックを引き出せなかったからだ。
後に同等の性能をもつ強化服が実用化され、そのオリジナルは適当なラウンジの貨物船の倉庫に放置された。

( ^ω^)「…なんだおコレ?うわだっせ。はずかしっ。コスプレじゃあるまいしこのデザインはちょ…ん?…んん?」



151: 名無しさん :2006/11/18(土) 03:36:25
  
その誰にも使えなかったスーツを使っていたのは、たった一人でラウンジと戦い続けた男のもの。
大事な人に託され戦い、だが大事な人を守れなかった男の戦装束。
倉庫に打ち捨てられ埃にまみれたそのスーツの右手だけが、ない。

( ^ω^)「…この服、右手がないけど…左手は…これは…」

取り外された右手と、おそらく左右対称であろう左手のグローブ。
内藤はそれと同じデザインを知っている。
その同じデザインのグローブは、いつからか自分の手元にあったもの。

大事な人を取り返すため、かつて大事な人を守れなかった男が内藤に託した、少しだけ身に着けるのが恥ずかしいグローブ。
その男の名を冠したそれを、守護手甲ホライゾンという。

( ^ω^)「……あんたが使ってたのかお、このだせえ服を」

右手にあるグローブに話しかけても、もう返ってくる言葉はない。
1年前に記憶以外を受け継いだ。受け継がなかった記憶は知りようもないが、何故か確信できる。
打ち捨てられたロッカーの中にあったこのダサい強化服は、かつて自らの前身ホライゾンが使ったものだと。

( ^ω^)「あんたが使ってたんなら…」

服を脱ぎ埃をはらい、胸の装甲板をはずし、強化服を身に纏う。
すこし大きめのその服は、使用者にフィットするように人口筋肉を絞り、内藤の体に吸い付いた。
最後に、欠けていた右手のグローブが再接合される。

( ^ω^)「最高にかっこいいお」

内藤が軟禁されて数時間後、もう夜になった頃。
鉄をぶち抜く大きな音とともに、船から港へ、港から市街地へ。
月を背に影が跳んだ。



163: 名無しさん :2006/11/28(火) 00:54:20
  
(´・ω・`)「あーもしもし?ギコか?いやなんかさ、ドクオが大怪我したんだがこの辺になんかすごい医者とかいなかったか?こう、肉の欠損も直せるような。あ?ああ、そうそれ。まぁ別に期待しちゃいないっていうか特にお前には何の期待もしてねーよ。死ねば?」

救急病院の喫煙室で煙草をもみ消しながら、ショボンはうんざりと携帯を切った。
ドクオが緊急治療室にいれられて数十分くらいだろうか。
正直な話、わき腹がごっそり持っていかれている今の状態ではせいぜい延命が良いところだとショボンは思っていた。

口にだそうものなら今も治療室の前でじっと座っているつーに斬り殺されそうだが。

(´・ω・`)「止血したってそこにあるものがない、って時点でな…さてどうにかならんものか」

新しい煙草をとりだそうとして、今のが最後の一本だったことに気づき、舌打ちする。
心配はしているのだが、柄にもなくそれを表に出してしまったようで少し恥ずかしかった。
近くに自販機があったな、と思い席を立とうとすると、ポケットにいれた携帯電話が震える。

(´・ω・`)「なんだギコか…無視しよう」

震え続ける携帯を我慢しながら、ショボンは自販機をさがして病院をさまよった。



164: 名無しさん :2006/11/28(火) 00:54:41
  
雲ひとつない、綺麗な月夜だった。
屋根から屋根へ飛び移りながら、内藤は空を見上げる。

風を切り宙を舞い、誰もいない屋根の上を走るのは実に気持ちが良い。
少しだけ手放した能力が惜しくなった。

( ^ω^)「…けどまぁ、過ぎた力はタメにならんお」

VIPの力があれば、いわゆる富と名誉も思いのままという奴だろうが、そんなもの手に入れても使い道がない。
そんな大層なものを欲しがるべき器ではないし、それより適当に幸せな生活のほうが大事だろう。
そしてその生活のためには、敵のいない日常とツンが必要だ。

だから今、跳ぶ。
瓦を踏みコンクリートを蹴り、ツンの元へ。

( ^ω^)「えーと…こっちかお?屋根の上はよくわからんお」

ちなみに道路を走ったほうが普通に速いのだが、それをしないのは今の格好が恥ずかしいからだ。
1年前ならむしろ見せていただろうと思うと、空恐ろしいものを感じた。



165: 名無しさん :2006/11/28(火) 00:54:58
  
(=゚ω゚)ノ 「ぶはぁーぁ…いやしっかしこの強化服ってのはいつ着ても慣れんなぁ」

モニュは盛大に紫煙を吐き出し、それを鼻から再び吸い込んだ。
鯉の滝登りという奴だ。
強化服の上にコートを羽織る。

モニュはニュー速市を4つのエリアにわけたうちの1つ、内藤とツンの通う大学とその付近の住宅街が見渡せるビルの屋上にいた。
背後には10数人の人影。
その中の一人がモニュに声をかける。

戦闘員「全区画、配置完了しました。いつでもいけます」
(=゚ω゚)ノ 「んー…よし、薬剤投与」
戦闘員「投与開始!」
戦闘員「投与開始!」

全員が復唱し、首筋についたアタッチメントを操作する。
動脈に感覚鋭敏化の薬剤が投与され、瞬く間に全身にいきわたった。
強化服はすでに全員が装備済み。5感も強化された。戦闘準備は完璧。

(=゚ω゚)ノ 「さぁーて。お仕事の時間だなぁ君たち」
戦闘員「ぅイーーー!」
戦闘員「イッ!イーーーー!」
(=゚ω゚)ノ 「さぁ行くぞぅ、二束三文稼ぐため」

根元まで深く煙を吸い込み、煙草を弾き投げる。
それを合図に、全戦闘員がビルから飛び降りていった。
地面に煙草が接地すると同時に、モニュが飛ぶ。

(=゚ω゚)ノ 「今宵もせっせと大爆発っと」

屋上に巻き起こる爆音と炎。
その光にモニュの歪んだ口元が照らし出された。



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