( ^ω^)ブーンがアッガイの着ぐるみを拾ったようです

313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 12:23:20.28 ID:urko+lVoO
  
――――――――――

よ、オレの名前はジョルジュ!夢は正義の味方!!

そして昨日は記念すべき初任務の日……。GNOの厳しい訓練に耐え続けてやっと俺もモビルスーツを貰うことができた


でも


( <●><●>)「先程、アッグがやられたよ…」


( ゚∀゚)「はは…そうですか…………」


そう、俺はモビルスーツを盗まれてしまった

しかもそのモビルスーツは悪事を働いているらしい。最悪だ……



( <●><●>)「どうする?」

いや、どうすると言われても………

( ゚∀゚)「ど、どうすれば……?」



315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 12:32:27.70 ID:urko+lVoO
  
俺は社長室に呼び出されていた。この目ン玉デカい親父がGNOの現社長ってワケだ。

( <●><●>)「……」

社長はため息をつくと、俺にカバンを投げてきた

( ゚∀゚)「お……と?」

投げられたカバンをキャッチする。

( ゚∀゚)「これは…?」

( <●><●>)「君の新しいモビルスーツだ。今度は無くさないように」

マジ!?新しいのくれるのか!?ありがてぇ!これでアッガイを奪い返せる……!

( <●><●>)「ただし」

( ゚∀゚)「へ?」

( <●><●>)「アッガイとの接触は極力避けろ。」
……はぁ!?

( ゚∀゚)「それは……?」

( <●><●>)「君はアッガイの件にはもう関わらなくていい。悪党を捕まえる事に専念してほしい」

( ゚∀゚)「……何故です?」

( <●><●>)「…………」



318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 12:44:03.44 ID:urko+lVoO
  
( <●><●>)「……な、なんとなく……?」

( ゚∀゚)「………」

何故俺に聞くんだろう?


( <●><●>)「そ、そういうワケで早く退室しなさい!私も忙しいのだ」

( ゚∀゚)「……はーい」


そしてジョルジュはカバンを持って社長室から出ていった

( <●><●>)「………」

ジョルジュが去った後、いきなり男が何もない所から現れた。

( ><)「どうするんですか!!」

( <●><●>)「……ん。何とかなるんじゃないか?」

社長は当然のように返事を返す
( ><)「そうかなぁ?」

( <●><●>)「いや、そうでもないか……」

( ><)「どっちですか!」



322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 12:53:51.65 ID:urko+lVoO
  
( <●><●>)「じゃあ…………」

( ><)「じゃあ?」

( <●><●>)「……黒い二連星に行かせる…。あの兄弟なら大丈夫だろぅ」

( ><)「………そうですか?」

男は首を傾げながら不満そうな声をあげる

( <●><●>)「大丈夫だよ。あの兄弟もあれで中々やる」

( ><)「………」

( <●><●>)「それより敵はアッガイだけじゃないのだ。他の会社の攻撃も日に日に激しくなっている。」

( ><)「ですよね。アクシズとAAAも隙あらば殺しあう…て感じですし」

( <●><●>)「……くだらない正義の味方ごっこに構っている暇はないんだ」



326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 13:09:23.80 ID:urko+lVoO
  
アッグを倒した後、俺は二人が何故驚いているのかわからなかった。

そしてクーが鏡を持ってきてくれた。
それで自分の姿を見てみると……

( ^ω^)「……!?」

ガキだった。

鏡には11歳くらいの小学生が写っていた。

( ^ω^)「ちょ……アッガイ!!」

( =○=)「………」

( ^ω^)「どういう事だお!コレ!」

( =○=)「オレのせいじゃない。お前のせいだ!」

何でだよ!


川 ゚ -゚)「さっき見た時は高校生くらいだったのに……。どうしちゃったワケ?」

はぁ!?高校生!?



329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 13:16:40.24 ID:urko+lVoO
  
( ^ω^)「高校生って……僕はもう21歳だお!!」

川 ゚ -゚)「……」

ミ,,゚Д゚彡「………」

再び驚愕の顔をする一同。

( ^ω^)「アッガイ…何したんだお…」

( =○=)「……訓練しないで俺を着たお前が悪い」

お前が無理矢理着せたんだろぉぉぉ!!!!

( ^ω^)「ちょ……訓練って……?」

( =○=)「………」

川 ゚ -゚)「ちょっと……。アッガイ君、アナタまだ何か隠してるわね?」

ミ,,゚Д゚彡「こうなった以上話して貰うぞゴルァ!!」

おお!ナイスフォロー!

( =○=)「……わかった。俺が知っている事…話てやる………」



330 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [( =○=)アラマキでバレたのかよ……] 投稿日: 2006/06/25(日) 13:26:33.45 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「だが、明日の朝ショボンもそろってからだ。今日はもう遅い」

……確かに…。今は夜中の3時だ……。くそ、アッグのせいで起きちまった…

( ^ω^)「そういえばショボンはどうしたんだお?」


ミ,,゚Д゚彡「知らねーよ。寝てるんじゃねーか?」

川 ゚ -゚)「兄貴は寝ぼすけだからな」

寝ぼすけとかそういうレベルじゃないだろ……。

川 ゚ -゚)「でもさぁー、一回起きたらアタシ眠れないんだけどー」

ミ,,゚Д゚彡「俺も俺も」


( =○=)「……それで?晩酌を手伝えとか言うつもりか……?」

う…それはごめんだぜ

川 ゚ -゚)「お腹へったー。夜食作ってよ」

ミ,,゚Д゚彡「お、そういえば俺も腹が……」



332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 13:30:49.66 ID:urko+lVoO
  
( ^ω^)「自分で作れお!」

川 ゚ -゚)「アタシ料理できないの。」

ミ,,゚Д゚彡「俺も」

( =○=)「じゃあ誰がいつもメシを作っているんだ?」

……まぁ大体予想はつくけど

ミ,,゚Д゚彡「兄貴だよ。ああ見えて料理うまいんだぜ」

( ^ω^)「………」

( =○=)「………」

川 ゚ -゚)「それはいいから早く料理作って」

ミ,,゚Д゚彡「作るまで寝ないからな!」


……あぁショボン。アナタはさぞや苦労しているに違いない…

( =○=)「かわいそうに……ショボン…」

( ^ω^)「まったくだお……」



335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 13:37:53.33 ID:urko+lVoO
  
その後俺はアッガイと一緒にメシを作った。その間クーとフサはテレビを見て爆笑していた。


川 ゚ -゚)「まずい」


メシを食わせたらこれだ。笑っちまうぜ………うぅ……

――――――――――

( =○=)「おい、起きろ。」

( ^ω^)「んー……」

そしていつの間にか朝になっていた。そうだ…あの後アッガイと共に枕を濡らしながら寝たんだっけ……

( ^ω^)「………」

俺達はリビングに向かう。するとリビングにはいい香りが充満していた


(´・ω・`)「やぁ。早いね、きみた………」

朝早くから料理をしていたショボンが俺を見て絶句する

(´・ω・`)「君……誰だい……?」



337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 13:45:08.93 ID:urko+lVoO
  


状況説明中………




( ^ω^)「というワケなんだお」

( =○=)「小説って便利だぜ。」


(´・ω・`)「すると………今日のうお座はハッピーという事か……」

( =○=)「ハッピーじゃねーだろぉぉ!何聞いてたんだよお前!!!」

(´・ω・`)「冗談だ。」

( =○=)「そうか、冗談か。」

( ^ω^)「納得するのかよ……」

(´・ω・`)「それで……今日すべてを話してくれるんだね?」

( =○=)「うむ。男に二言はない……」

何言ってんだ。コイツ



339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 13:53:36.44 ID:urko+lVoO
  
( ^ω^)「で、アンタは何してるんだお?」

(´・ω・`)「見てわからないかい?朝飯作ってるんだ。」

( =○=)「こんな朝早くにか?」

(´・ω・`)「……。クーとフサとジーサンの分まで作らなきゃならないからな…………。
朝早く作らないとアイツ等、文句言うんだよ…」

( ^ω^)「………」

(´・ω・`)「ジーサンなんか『クーの方がいいのう……』だよ?メシ作ってるのは俺なのに……」

( =○=)「………」

(´・ω・`)「しかもクーとフサなんか朝飯ちょっと遅れたら『ったく、寝ぼすけだなぁ兄貴は……』だ。
お前等より早く起きてるっつーの!!!!しかもだな……!」

( =○=)「もういい!わかった!アンタの苦労は痛いほどわかった!」

(´・ω・`)「そ、そうか………」

再びショボンはフライパンに向き直る

苦労人だな………この人



340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 14:01:42.68 ID:urko+lVoO
  
暫くすると寝ぼすけ兄弟がリビングにきた。ついでにジーサンも一緒に…

川 ゚ -゚)「あーだる……」

ミ,,゚Д゚彡「………」

/',З「おぉ……朝じゃ………」

三人は無言でショボンの作った朝飯を口に運ぶ。
ついでに俺達もショボンの朝飯を頂いた

( ^ω^)「お……これは中々……」

( =○=)「ほう……」

アッガイも頷きながら食べている。……食べた物はどこに行くんだろうな?


そして朝食も済み、一息ついた所で全員がリビングに集まった

ミ,,゚Д゚彡「さて、昨日の約束通り話してくれるんだよな?」

( =○=)「あぁ。だがオレの知ってる範囲でだ。」



341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 14:09:45.78 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「まず……何から聞きたい?」

川 ゚ -゚)「じゃあアンタは一体何者?一見着ぐるみに見えるんだけど………。変なビーム撃ってたしただの着ぐるみには見えないな」

( =○=)「うむ……。俺達はモビルスーツと呼ばれている。
モビルスーツ単体では意味ないが、人が中に入れば物凄いパワーを得る事ができるのだ」

ミ,,゚Д゚彡「へぇ…。誰が何のために作ったんだ?」

( =○=)「知らん」

川 ゚ -゚)「全部で何種類くらいいるの?」

( =○=)「知らん」

/',З「朝飯はまだかのぅ?」

( =○=)「さっき食っただろ!!」



( ^ω^)「じゃあ、昨夜僕たちを襲ってきた奴は何者なんだお……?」



343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 14:19:02.82 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「奴等はGNOという会社の社員だ。」

はぁ?社員……?

( ^ω^)「…GNOって何なんだお?」



( =○=)「GNO……それは俺達モビルスーツを集め、その力で悪党から市民を守る正義の代行者………」

正義……?あれがか?

( ^ω^)「……正義ねぇ………」

川 ゚ -゚)「一般市民に手を上げるのが正義なの?」

お前は強盗だろ……。


( =○=)「昔は違ったんだ……。俺がGNOにいた時は悪の組織と戦う正義の軍隊だったんだよ…」

アッガイは懐かしそうな目をする…


ミ,,゚Д゚彡「昔……?てことはお前はアイツ等の仲間だったって事か?」



344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 14:28:54.19 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「まぁそういう事になるな」

( ^ω^)「昔って……いつの事だお?」

( =○=)「そうだな…10年前だな。それから俺はずっと眠っていた。
しかし最近になって起こされてしまったのだ」


10年前………?コイツ何歳だ……?


川 ゚ -゚)「で?何でヤツラを裏切ったわけ?」


( =○=)「お前等のせいだろ!!
お前等が銀行で『兄貴ー』とか言ってきたから俺まで強盗扱いされたんだよ!!!!」


(´・ω・`)「……?それはいいけどさ…」


( =○=)「良くねーよ!」

ショボンはそれを無視して質問をする

(´・ω・`)「何でこの場所がバレたんだ?樹海の中だし、そうそうバレないと思うんだが……」



347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 14:40:01.02 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「そ……それは………」

川 ゚ -゚)「………
ミ,,゚Д゚彡「………」
(´・ω・`)「………」
( ^ω^)「…………」

一分間の沈黙………。
何故そこで黙る…?アッガイ……

( =○=)「………(何とかごまかさなければ……)」
( ^ω^)「おい、アッガ………」
( =○=)「あ!UFO!」

はぁ!??ここは家の中だぞ!?大体そんなのに引っ掛かる奴は……

川 ゚ -゚)「え!?どこ!?」
ミ,,゚Д゚彡「あれか!?」
(´・ω・`)「違う!!どこにいる!」

いた

ザーっと後ろに振り向く三人組……。

( =○=)「あ………見間違いだったようだ…」

更にえー、と不満の声をあげる三人組……。大丈夫かコイツ等……

(´・ω・`)「で、何の話してたんだっけ?」



358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 15:40:37.22 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「それでだな………。GNOと敵対する組織……。」

あれ?そんな話だったか……?

( =○=)「そいつらの組織名はAAA。自らを悪と名乗っているだけにその悪事は半端ない。
それに比べたらGNOなどかわいいものさ」

川 ゚ -゚)「悪事って?」

( =○=)「聞きたい?」

( ^ω^)「いや、別に………」

( =○=)「そうか、聞きたいか。」

( ^ω^)「………」


( =○=)「誘拐、殺人、レイプ、人身売買、麻薬、………」

川 ゚ -゚)「まぁ……レイプだなんて……ぽ」

何故そこで照れる?

ミ,,゚Д゚彡「おいおい……シャレになんねーな。それ」

(´・ω・`)「確かに……。殺人は……」



360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 15:51:39.76 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「そう、昔のGNOはその悪の組織AAAに対抗して作られた正義の組織だ。
……今はどうか知らないが」

ミ,,゚Д゚彡「今はどうか知らないがって……。じゃあそのGNOとAAAが手を組んでるって事になってたらどうするんだ?」

( =○=)「まぁ仮にも正義を名乗っている会社だ。そんな事は有り得ないだろう」

本当かよ……?

(´・ω・`)「なるほど……GNOとAAAは敵対しているのか……」

( =○=)「だがもう一つ………モビルスーツを集めている会社がある。」

( ^ω^)「……?」

( =○=)「だがその会社はモビルスーツを集めているだけで何がしたいのかわからんのだ……。」

川 ゚ -゚)「中立ってとこね…」



362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 16:00:00.51 ID:urko+lVoO
  
( ^ω^)「なるほど……今までのアッガイの話からすると……」

――――――――――

・アッガイ達……モビルスーツは人が着ると超人的なパワーが得られる

・しかし誰が何の為に作ったのかわからない

・モビルスーツを集めている会社が3つある。一つは悪事に、一つは正義?に、一つはわからない、目的に使っている

・今のアッガイはGNOに追われる身

・今のGNOはアッガイがいた時とは何かが違う

――――――――――

( ^ω^)「てな感じかお?」

( =○=)「まったくもってその通り。」


まぁそれはいいんだが……。俺はさっきから疑問に思っている事をアッガイに聞いてみる事にした

( ^ω^)「何で僕の年齢が吸い取られてるんだお……?」



363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 16:07:48.12 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「だからお前のせいだ!!
普通モビルスーツを着る奴は訓練…………というか何と言うか………。」

川 ゚ -゚)「そういえば戦ってる時さぁ、中に入ってるブーン君何もしてないよね」


( ^ω^)「そ…それは……!体が動かないんだお!」

( =○=)「それを動くようにするのが訓練だ。今は私一人で戦っている状態だからお前からエネルギーを吸い取ってしまうのだ!」

( ^ω^)「……どうすればいいんだお?」

( =○=)「簡単だ。お前も一緒に戦う……、つまり俺を着ている間、お前と俺が文字通り、一心同体になればいい。」

一心同体………?

( ^ω^)「………で?どうやって?」

( =○=)「訓練あるのみ!」

その訓練とやらはどうやってするんだ……



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