( ^ω^)ブーンがアッガイの着ぐるみを拾ったようです
- 366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 16:21:04.72 ID:urko+lVoO
- その頃………
樹海に四つの影があった。
そう、彼等こそGNOの刺客……泣く子も黙らせる黒い二連星……!
(´<_` )「なぁ…兄者……コッチでいいんだっけ?」
( ´_ゝ`)「知らん……ゾックに聞け」
<〈〇〉 >「お、俺は知らんぞ!!」
< 〈〇〉> 「何!?じゃあお前は何を目印に歩いていたんだ!!」
<〈〇〉 >「俺は兄者の後ろにいただけだ!文句なら兄者に言え!」
( ´_ゝ`)「な、何!?俺は弟者のゾックが案内してくれると思って……」
<〈〇〉 >「誰もそんな事は言ってない!大体弟者が場所を知ってるんじゃなかったのか!?」
(´<_` )「はぁ!?俺は………」
そう……彼等こそ黒い二連星……だと思う……
- 367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 16:30:32.70 ID:urko+lVoO
- 川 ゚ -゚)「………」
クーはリビングのソファーでだらけながらテレビを見ている。
フサはジーサンと一緒に研究室へ。ショボンはリビングでアッガイとブーンと共に訓練、とやらをしていた
( =○=)「いいか?ようは気持ちの共有だ。つまり俺とお前のハートが一緒になれば…」
( ^ω^)「き、気持ち悪い事言うなお!」
(´・ω・`)「ハート………」
( =○=)「やかましい!黙って聞かんか!」
川 ゚ -゚)「(あー。うるさいなー)」
クーはテレビのリモコンで音量を大きくする。
( ^ω^)「ちょ…うるさすぎだお!!」
「では次のニュースです。先日、銀行に着ぐるみを着た変質者が……」
- 369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 16:39:32.32 ID:urko+lVoO
- ( =○=)「!?」
「そして同時期に行方不明となった大学生(21)……。警察は重要参考人としてこの大学生を捜査していますが……」
( ^ω^)「!?」
お……俺が疑われている……?姉ちゃんは!?姉ちゃんは何をしているんだ!?
――――――――――
「ではその大学生の姉にインタビューを……」
※プライバシー保護の為モザイクをかけてあります
ξ##)ξ「ええ……。まさか弟があんな真似をするなんて………」
――――――――――
はぁ!?ちょっと待て!!!
( ^ω^)「コイツ……ぐぞぉぉぉぉ!!!!!!!」
( =○=)「諦めろ。どうせ今のお前じゃあ、お前とわからないさ」
( ^ω^)「ぐ……。」
- 371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 16:47:55.99 ID:urko+lVoO
- どーすんだよ……。家に帰れないじゃないか………
( =○=)「………しかし俺が変質者とな……?」
それは否定しようがない
( =○=)「くそ……これもAAAの陰謀か……!」
(´・ω・`)「ず、随分せこい陰謀だな……」
( ^ω^)「はぁ………。」
俺が落ち込んでいるとアッガイが肩に手を回してきた。
( =○=)「気にするな……。どの道その姿になった時点でお前に帰る家なんかないよ」
( ^ω^)「ちょ……この姿、戻れないのかお!?」
( =○=)「はっはっは!そりゃ無理だ!」
( ^ω^)「お前……何て事を……!!!!!!」
( =○=)「いいじゃないか!寿命が伸びたんだし!」
- 373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 16:56:02.95 ID:urko+lVoO
- (´・ω・`)「じゃあここに住めばいいじゃないか。」
( =○=)「おお!それはいい!ここなら我等の拠点にぴったりだ!」
( ^ω^)「おい!?」
川 ゚ -゚)「お、いいねー!弟ができたみたいで!」
ちょ、勝手に決めんな!
ミ,,゚Д゚彡「だがちょっと待ってほしい」
いつの間にかリビングにフサがいた。
いつ来たんだ……?
ミ,,゚Д゚彡「ブーンをこの家に居させるって事は昨夜みたいな刺客がここに送りこまされるって事だ。」
川 ゚ -゚)「………で?」
ミ,,゚Д゚彡「つまり…、その超人軍団と戦うって事だぜ?いつ死んでもおかしくない状況になる。」
(´・ω・`)「………」
- 375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 17:07:07.83 ID:urko+lVoO
- しばし沈黙……
( ^ω^)「あの……無理に……」
俺がそう言おうとした時クーがいきなり立ち上がった
川 ゚ -゚)「は、上等!銀行強盗が死を怖がるわけないじゃない……!」
( ^ω^)「え゛!」
(´・ω・`)「ふふ……その通りだ。考えてもみろ。悪と正義の組織に立ち向かう……こんな面白そうなシチュエーション、そうそうないぞ」
はぁ!?シチュエーション!?
ミ,,゚Д゚彡「は、そう言うと思ったぜ。なら俺も賛成だ……!」
( =○=)「おお……お前等……!何といい悪党なんだ!!」
おい!本人の意志は無視かよ!!!
- 377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 17:15:04.16 ID:urko+lVoO
- ( ^ω^)「………」
目を輝かせながら妄想に浸る三人組……と一匹。
俺はそれを生暖かい目で見守る
( ^ω^)「………」
川 ゚ -゚)「どーしたの?ブーちゃん」
( ^ω^)「ブーちゃん!?」
何だその呼び方は!?
( ^ω^)「ちょ、その呼び方やめてくれお!」
ブタじゃないんだから!
ミ,,゚Д゚彡「ま、普通でいいか。もう兄弟みたいなもんだし」
早!であって一日で兄弟かよ!!
/',З「おお……マサシや……」
マサシって誰だよ!つーかジーサンいつの間に!?
- 380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 17:25:00.88 ID:urko+lVoO
- (´・ω・`)「ははは、今夜は歓迎会でもするか!」
( =○=)「俺は酒は飲めんぞ」
川 ゚ -゚)「じゃ、オレンジジュースだね。ブーンは未成年だしお酒はお預け」
( ^ω^)「え……?僕、二十歳越えてるお。」
ミ,,゚Д゚彡「だけどもう11歳だろ。」
( ^ω^)「ま、まぁそうだけど………」
くそ……酒も飲めないのかよ…
( =○=)「ま、お子様には………」
そう言いかけてアッガイが止まった
川 ゚ -゚)「?どうしたの?」
( ^ω^)「?」
( =○=)「お前等。早速おでましだぜ…!」
- 386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 18:01:55.58 ID:urko+lVoO
- ( =○=)「行くぞ!!ブーン!!」
( ^ω^)「え!?」
そう言うとアッガイは俺を抱き上げ、出口に向かって走り出した
川 ゚ -゚)「オレンジジュース出して待ってるよー!!」
ミ,,゚Д゚彡「早めに戻ってこいよ!!」
(´・ω・`)「ふふ………。料理が冷める前に戻ってこい!」
( ^ω^)「………」
アッガイに抱えられながら俺は思った
まぁ……こういうのも……悪くないか……
( =○=)「アッガイ!出撃する!!」
そしてボン!と穴から飛び出るアッガイ。
( ´_ゝ`)「!?」
<〈〇〉 >「……」
- 388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 18:10:45.35 ID:urko+lVoO
- 外に出ると二組の男とモビルスーツがいた
( ^ω^)「……」
何だアイツ等?マトリックスみたいな恰好をしている……
( =○=)「ブーン、あれがGNOの社員だ。」
双子か……?顔も背丈もそっくりだ。連れている二体の黒いモビルスーツも見分けがつかなかった
(´<_` )「よく現れた!」
( ´_ゝ`)「私たちは黒い二連星!!」
パクりかよ!?
<〈〇〉 >「お前がアッガイか……。」
< 〈〇〉>「噂は聞いているぞ」
( =○=)「そうか。俺はお前等の事なんか知らないけどな!」
( ´_ゝ`)「威勢のいいモビルスーツだ…!」
そして四人はお決まりのポーズをとりはじめた……!!!
- 392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 18:21:50.44 ID:urko+lVoO
- 左右対象前後対象!
( ´_ゝ`)「我等兄弟……!」
8門の大出力メガ粒子砲!!
(´<_` )「一心同体………!!」
ホバークラフトで高機動を実現!
<〈〇〉 >「細胞の一つまで……」
< 〈〇〉>「違いは無し……!!」
黒く輝く厚い装甲!!
( ´_ゝ`)「変…………!!!」(´<_` )
一撃必殺のフォノン・メーザー………!!
< 〈〇〉>「身……………!!!」<〈〇〉 >
その名は………
<〈〇〉 >「ゾォォォォォック!!!!!」
< 〈〇〉>「参上!!!!!!!」
- 393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 18:27:52.52 ID:urko+lVoO
- ( =○=)「見ろ!ブーン!アレが一心同体になる、ということだ!!」
( ^ω^)「一心同体……!」
よくわからない……。何が一心同体なんだ…?
<〈〇〉 >「さぁ!お前等も名乗りをあげろ!」
< 〈〇〉>「………」
( =○=)「いいか!一心同体にならなければ次は幼稚園児だぞ!!」
( ^ω^)「く、くそぉぉ!!!」
やってやる……!幼稚園児はゴメンだ……!
( =○=)「いくぞ!ブーン!」
( ^ω^)「わ、わかったお……!」
そしてアッガイもババッといつものポーズをとりはじめた。俺もアッガイのを真似してポーズをとる………
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