( ^ω^)ブーンがアッガイの着ぐるみを拾ったようです

394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 18:31:33.41 ID:urko+lVoO
  
右手にはクロー

左手にはミサイル

腹にはメガ粒子砲


( ^ω^)「天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!」


唸る伸縮可能な腕!


( =○=)「悪を倒せと俺を呼ぶ……!」


その身に死角無し!

( ^ω^)「悪人よ!聞け!」

ザクの流用パーツでコスト削減……!!!

その名は………


( =○=)( ^ω^)「アッガイィィィィィ!!!!!!!」

   変   身 !

( =○=)「ぅおおおお!!!!!!!!!!アッガイ……参上ぅぅ!!!!」



396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 18:38:08.30 ID:urko+lVoO
  
やったか……!?

( =○=)「く……まだだ…。まだ完全にはなりきっていない……!」

( ^ω^)「え!?」

( =○=)「アイツ等を見ろ!ゾックと意識を共有しているだろう!つまりはああいう事だ」

くそ………どうすれば……!?


ゾック達は俺が変身し終わるとまったなしに構えてきた。


<〈〇〉 >「いざ!」

< 〈〇〉>「いざ!」

ゾックがホバー移動で二手に分かれる……!

( =○=)「挟撃されたらまずい事になる……!」

アッガイは後ろに飛びはね、二人のゾックと平行を保つ……!



399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 18:49:04.18 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「幸いここは樹海だ。木が多くて挟撃には持ち込めまい……!」


<〈〇〉 >「……」

確かにホバー移動では木の多い樹海では移動力を削がれる……!平地ならいざ知らず、ここならアイツ等は不利なのだ


( =○=)「ブーン!木の上に移動する!!」

( ^ω^)「了解!」


アッガイは地を蹴り、木の枝にジャンプする……

そして木から木へ、枝から枝へ、猿のように身軽に敵を翻弄する…!

<〈〇〉 >「おのれ……!ちょこまかと……!」

ホバー走行をしながらゾックはキィィィン、と前面のメガ粒子砲を溜め始める……

< 〈〇〉>「……」

もう一人のゾックもそれにつられてメガ粒子砲を溜め始めた



401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 18:57:42.87 ID:urko+lVoO
  
<〈〇〉 >「いくぞ!兄者」

< 〈〇〉>「いくぞ!弟者!」

そして二人のゾックは一分一秒寸分違わずにメガ粒子砲を発射した……!!

ブォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ーン!!!!!

( =○=)「……なに!?」

ゾックのメガ粒子砲は怪物のような音を出しながら辺り構わず周りに生えている木を吹き飛ばす………!!

( ^ω^)「ぉぉぉお!?」

何だあの威力……!?

俺は木と共に吹き飛ばされてしまった

( =○=)「ぐぅぅぅ!!」



404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 19:06:53.29 ID:urko+lVoO
  
アッガイは慌てて受け身をとり、地面に着地する。しかし………

( =○=)「な……木が……無い……!?」

そう…。あれほどあった木が半径100メートル以内には一本も生えていなかった

( ^ω^)「な、ななな!?」


おいおい!何だよコレ!ここ樹海だぞ!?


<〈〇〉 >「大分すっきりしたな!」

< 〈〇〉>「どうだ?ここは平地になったぞ?」


( =○=)「ふん、正義の味方とあろうお方が自然破壊か。随分な悪役っぷりじゃないか」

<〈〇〉 >「は、我等の任務を邪魔する奴は例外なく悪だ……!」

< 〈〇〉>「それが例え神でもだ!」



408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 19:16:23.67 ID:urko+lVoO
  
何が正義だ……!ふざけやがって!

( =○=)「そうか…。なら一つ教えてやろう」

<〈〇〉 >「……?」



( =○=)「世間一般では、それを悪と言うのだ。知らなかったのか?」



< 〈〇〉>「……ふん。正義になれなかった奴が何を言うか…!」


二人のゾックはそれを合図に再び二手に離れた

くそ………今度こそ挟撃をしてくる気か?

( =○=)「空中魚雷!!」

アッガイが手を天に掲げる。そこから十数発のミサイルが放たれる……!!

ミサイルは二手に分かれ、それぞれゾックに襲い掛かろうと追撃をする……!



410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 19:24:40.67 ID:urko+lVoO
  
< 〈〇〉>「……」

<〈〇〉 >「……」

しかしゾックはそれを気にも止めずにアッガイの横に回り込む

( ^ω^)「お……!?」

そしてミサイルは全弾命中する……!

( =○=)「……ち、だめか」


<〈〇〉 >「さすがゾックだ!何ともないぜ!」

< 〈〇〉>「さすがゾックだ!何ともないぜ!」

何か違うだろ!それ!


そうこうしている内にアッガイはゾックに囲まれてしまった。
アッガイの回りを衛星のようにぐるぐる回るゾック……

( =○=)「くそ!どうする……!」



413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 19:34:53.67 ID:urko+lVoO
  
<〈〇〉 >「兄者!」

< 〈〇〉>「弟者!」


そして周りを回りながら再びメガ粒子砲を溜め始めるゾック達……


( =○=)「あの威力だ………!一撃でも当たれば致命傷になる!」

( ^ω^)「どうするお……?」


( =○=)「避けるしかないだろう……!受け止めるワケにはいかん。奴はアッグのような作業用ではなく純粋に破壊力を追求したタイプのモビルスーツだ」

( ^ω^)「避ける……?」

ゾックの前面にあるメガ粒子砲は4門…さらに二体いるから8門……そんなもんどうやって避けるんだ……?



414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 19:43:04.14 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「来るぞ!!勘で避けろ!」

( ^ω^)「んな無茶な!?」

ゾックを見ると溜め終わったのか、メガ粒子砲を今まさに放つゾックが目に入った……!

<〈〇〉 >「メガ粒子砲ーー!!!」

< 〈〇〉>「メガ粒子砲ーー!!!」


( ^ω^)「あああああああああーーー!?」

その瞬間、光が走る……!!

光速に近いビームを8門…。避けなければ即死……!無理だろぉぉ!!



( =○=)「右だ!左だ!上だ!下だ!斜め右だ!!」

どこだよ!?つーか避けようがないだろ!!!!!!



417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 19:50:55.11 ID:urko+lVoO
  
<〈〇〉 >「終わりだ!!」

< 〈〇〉>「避けれる筈はない……!」



( =○=)「……ふん。なら避けなければいい……!!」

( ^ω^)「アッガイ!?」

ちょ……避けろぉぉ!!!!!
しかしアッガイは動こうとしない

<〈〇〉 >「血迷ったか!」


そして俺とアッガイは8個の光に包まれた―――――――


ぁぁぁぁ!?熱いぃぃ!!!


( ^ω^)「………あれ?」

何だ?確かに熱いが俺は生きてる……

あのビームを食らったらこんなもんじゃすまない筈だが……



418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 19:57:47.32 ID:urko+lVoO
  
<〈〇〉 >「………!?」

< 〈〇〉>「……」


ゾックの驚く声が聞こえる。当然だ。俺も何が起こっているのかわからない…


<〈〇〉 >「貴様、その姿は………!!」

え……?


( =○=)「…………」


アッガイの体は赤く輝いていた。これは…………まさか……

( ^ω^)「アッグの…レーザートーチ……!?」

< 〈〇〉>「馬鹿な…!お前にはレーザートーチは装備されてない筈だ!」

( =○=)「ゾックよ……俺の事を会社から聞いていなかったのか?」

<〈〇〉>「何……?」



420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 20:04:46.89 ID:urko+lVoO
  
( =○=)「俺はちょっち特殊なアッガイでな……。他の量産型アッガイとは違い、一度見た兵器を真似できるんだ…」


<〈〇〉 >「な……なに!?」

< 〈〇〉>「何を言っている……!そんなモビルスーツ、ある筈がない………!」



真似……?どういう事だ……?

( =○=)「ならば見ろ!お前のその4門のメガ粒子砲……再現してやる!」

するとアッガイの体が光輝く……!

( ^ω^)「!?」

<〈〇〉 >「な、何だ!?」

< 〈〇〉>「!?」



422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 20:13:49.41 ID:urko+lVoO
  
光がおさまったとき、アッガイの腹にはゾックと同じ形の4門のメガ粒子砲がついていた


<〈〇〉 >「なななな………何だとぉぉぉぉ!!!!!」

< 〈〇〉>「そんな……!!そんなアッガイ…見た事も聞いた事もない……!」


( =○=)「なら目に焼き付けろ!!俺は正義のアッガイ!偽りの正義を崇拝する、お前等の目を覚ましてやろう!!」



す、すげぇ……!コイツはただのアッガイじゃなかったのか……!!

まぁ普通のアッガイなんて見たことないけどさ


<〈〇〉 >「ぬぬぬぬ………!」

しかしその時アッガイを包んでいたレーザートーチがいきなり消えてしまった

( =○=)「し、しまった!レーザートーチのエネルギーが……」

ああああ!やっぱダメだコイツ!



424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 20:22:33.44 ID:urko+lVoO
  
<〈〇〉 >「はははは!何が目に焼き付けろだ!」

< 〈〇〉> 「レーザートーチ無しでもう一度メガ粒子砲を耐えられるのか!!!」


( =○=)「無理だ!」

( ^ω^)「自信満々に言うなよ!!」

そして二人は再び回りながらメガ粒子砲を溜め始めた……!

( =○=)「くそ……今度こそやばい……!」

――――――――――

その頃、地下の家の研究室ではアッガイ達の戦いの様子が巨大なモニターに映し出されていた

ミ,,゚Д゚彡「どうだ……?」

/',З「うむ!勝ちそうじゃわい!」

川 ゚ -゚)「それは敵でしょ!」

(´・ω・`)「うーん……まずいな……」



427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 20:29:45.45 ID:urko+lVoO
  
川 ゚ -゚)「よし……アレ、使っちゃう?」

(´・ω・`)「まぁめくらまし程度にしかならないだろうが……」

川 ゚ -゚)「充分……!」


そしてクーは何やら漫画に出てきそうな赤いボタンを押した

川 ゚ -゚)「ポチっとな」


ミ,,゚Д゚彡「言うと思った」

――――――――――


ゴゴゴゴゴゴゴ………!!!!

<〈〇〉 >「な、何だ?」

< 〈〇〉>「地震か!?」

地面が激しくゆれる………。そして地面からミサイル発射台らしきものが数十台程出てきた

( =○=)「な、なんだありゃ!?」



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