( ^ω^)ブーンがアッガイの着ぐるみを拾ったようです
- 429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 20:36:45.99 ID:urko+lVoO
- そしてそのミサイル発射台から総計数百発のミサイルが一斉に発射される……!!
< 〈〇〉>「!?」
<〈〇〉 >「い、いくら何でもあの数は……!!」
空がミサイルで埋めつくされる。そしてミサイルは空中で反転し、ゾック目掛けて雨のように降り注いだ…!!
ドドドドドドド!!!
( ^ω^)「うあああ!?」
<〈〇〉 >「うぎ……ああああ!?」
そしてミサイルがすべて爆発し、辺り一面に煙が立つ
( =○=)「く……?何も見えないが……今のはクー達がやったのか……?」
( ^ω^)「た、多分…」
- 433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 20:46:23.85 ID:urko+lVoO
- <〈〇〉 >「う……?あれ……?」
< 〈〇〉>「……」
煙が晴れたとき、兄者は弟者に覆いかぶさっていた
<〈〇〉 >「あ、兄者………!?オレを庇って………!?」
( =○=)「むぅ……自分の身をかえりみず、弟を庇うとは敵ながらあっぱれ………」
<〈〇〉 >「畜生……兄者を殺しやがって……!」
< 〈〇〉>「い、生きて……るから……」
<〈〇〉 >「兄者見ていてくれ!!兄者の仇は必ずとる!」
< 〈〇〉>「…ちょ…弟者…落ち着け……」
<〈〇〉 >「うぉぉ!!!!兄者の仇ぃぃー!!」
( =○=)「どうやら怒りで周りが見えてないようだな…」
( ^ω^)「……………」
- 437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 20:54:35.99 ID:urko+lVoO
- <〈〇〉 >「貴様等全員殺してやる……!!」
( ^ω^)「!?」
ゾックはその場でジャンプし、空高く舞い上がる……!
( =○=)「な、何をする気だ!?」
< 〈〇〉>「……まさか弟者の奴、フォノン・メーザーを……!?」
( ^ω^)「フォノンメーザー?」
< 〈〇〉>「ちょ……何とかしろアッガイ!!アレが発射されたらここら一面すべて消え去るぞ!!」
( =○=)「な、なんだとぉぉぉぉ!!!!!?」
< 〈〇〉>「オレまで巻き添えを食らう……!お前等の地下にある家だって吹っ飛ぶぞ!!」
( ^ω^)「ちょ……早く止めるお!!」
< 〈〇〉>「無理だ!アイツ怒ったら手つけられないんだよ!」
- 439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 21:01:38.11 ID:urko+lVoO
- <〈〇〉 >「はぁぁぁぁぁぁ………」
遥か上空ではゾックの頭の上に光の粒子が集まっていた……
( ^ω^)「おい!どうするんだお!」
< 〈〇〉>「知らん!早く何とかしろ!」
( =○=)「ダメな兄貴め………!!」
そしてアッガイは倒れているゾックに近寄る
< 〈〇〉>「な、何をする!?」
( =○=)「決まってる!フォノン・メーザーとやらをコピーさせて貰う!」
< 〈〇〉>「な……!それはまずい!ダメだ!」
ゴキブリのように後ずさるゾック……
( =○=)「メガ粒子砲じゃ駄目っぽい!目には目を!だ!」
< 〈〇〉>「ぬぬぬぬ………!!!」
そりゃあ切り札を敵にコピーされるのはキツいだろうな………
- 445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 21:12:11.23 ID:urko+lVoO
- ( =○=)「早くしろ!お前だって死にたくないんだろう!?」
<〈〇〉 >「く……くそ……………」
ゾックは渋々了解したらしい、アッガイに近寄る
( =○=)「よーし!コピー……!」
その瞬間再びアッガイの体が光輝く………!
( ^ω^)「おっおっお!!!」
そして光がおさまり、アッガイの肩に何やら折りたたみ式のコンパクトなキャノンのような物がついていた
( =○=)「よし……。行くぞ!ブーン!」
く…マジでやるのかよ………!
アッガイは折りたたみ式のキャノンをバババ!と広げ、上空にいるゾックに狙いをさだめる……!!!
- 448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 21:17:42.14 ID:urko+lVoO
- <〈〇〉 >「ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
上空のゾックが叫ぶ。
くるのか……!?
( =○=)「行くぞぉぉぉ!!!」
<〈〇〉 >「おおおおお!!!!!」
( =○=)「フォノン……メーザー!!!!!!!!!!」
<〈〇〉 >「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
まったくの同時……!
アッガイのビームとゾックのビームは空中でぶつかり合う……!!!!
バチバチバチバチ!!!
( =○=)「ぐぅぅぅ……!」
( ^ω^)「アッガイ!?」
エネルギーに耐えきれないのかアッガイの肩は火花を散らしていた
- 452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 21:26:21.28 ID:urko+lVoO
- ( =○=)「くそぉぉ!!やはりブーンと一心同体にならなければ体が耐えられない……!」
( ^ω^)「そんな事言っても……!」
( =○=)「お前には正義の心が足りないのだ!いいか!正義を信じろ!」
( ^ω^)「………」
その間にもアッガイの肩は火花を広げ、体にもガタがきていた
( =○=)「ぐ………!!ブーン!!」
( ^ω^)「正義………」
何だよそれ……!!そんなのわかんないよ!
( =○=)「馬鹿野郎!!!!それでもアイツの息子か!!!!!」
( ^ω^)「え………?」
アイツ……?何を言っているんだ……?
- 457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 21:33:38.26 ID:urko+lVoO
- <〈〇〉 >「兄貴ぃぃぃぃぃぃ!!!!見ているかぁぁぁぁ!!!もうすぐ仇はとれるぞぉ!!!」
< 〈〇〉>「見てる!見てるから撃つのをやめろ!!」
( =○=)「それにここで負けたら地下にいるクー達はどうなる!?」
( ^ω^)「………!!」
――正直、最初は変なヤツラだとは思った。
あまり関わりたくないタイプだ。
( =○=)「ブーン……!!!」
( ^ω^)「………」
でもよ、兄弟と呼んで貰った時、少し嬉しかった。
実の姉貴にもウザかられてる俺にはありがたかった
( ^ω^)「でも…正義を掲げる気は毛頭ないお……!」
( =○=)「ブーン……お前!!」
- 460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 21:41:27.53 ID:urko+lVoO
- ( ^ω^)「でもよ……」
( =○=)「………?」
( ^ω^)「この戦いに負けたら……ショボン達の歓迎会ができなくなるだろ?」
( =○=)「………」
へ、どうやら俺は物に弱いらしい……!
( ^ω^)「ま、そういうワケでいっちょお前の言う正義の味方ってのになってみるか―――――――」
( =○=)「…お前の正義とはなんだ……?」
そうだなぁ………
( ^ω^)「人助け!!てのは?」
( =○=)「は、嘘こけ――――」
はは、バレたか
<〈〇〉 >「………!?」
- 462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 21:46:51.69 ID:urko+lVoO
- 「天が呼ぶ―――――」
まぁたまにはこんな恥ずかしいセリフだって悪くはない……!!
( ^ω^)「地が呼ぶ人が呼ぶ……!!!!」
( =○=)「悪を倒せと………!!」
( ^ω^)「オレを呼ぶ………!!」
「聞け、悪人共!!」
( ^ω^)「俺は正義の戦士!!!」
( =○=)「俺は正義の戦士!!!」
あぁ……この気持ちだ……。子供の頃のヒーローに憧れる………この感じ………!!!
( =○=)「アッガァァァァァァァァァァァァァァァァァァイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
- 465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 21:54:32.74 ID:urko+lVoO
- <〈〇〉 >「!?」
< 〈〇〉>「あ……あれは………!!」
( =○=)「―――――――」
アッガイがキャノンを撃ちながら再度、輝く………
<〈〇〉 >「き…貴様………何者……!?」
( =○=)「最初に言っただろう……!弱きを守り、強きを倒す………
俺は正義の味方……アッガイだ!!!!!」
アッガイの意志と俺の意志が重なる……!!
アッガイ……こういう事か……!
<〈〇〉 >「ぐ……おおおお!!!」
ゾックはメーザーの出力を最大にする…!
( =○=)「………」
こんな物……直撃したとしても今の俺達には傷一つつかない……!
- 468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 22:01:30.66 ID:urko+lVoO
- ( =○=)「アッガイ・フォノン・レーザー!!!!!!!」
キャノンの出力を最大にする……!!
その威力はゾックのフォノンレーザーを丸々のみこんでしまう程強力だった……!!
( =○=)「哀れな……。偽りの正義を崇拝するあまり、本当の正義を忘れるとは………」
<〈〇〉 >「ぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ゾックのレーザーを飲み込んだ巨大なアッガイ・フォノン・レーザーはゾックの横を通り過ぎた。
そして上空にいたゾックはそのまま気を失ったように地上へ落下した
( =○=)「………」
- 473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 22:08:15.40 ID:urko+lVoO
- <〈〇〉 >「………………」
兄者が弟者のゾックに近寄る。
< 〈〇〉>「弟者……!!!」
どうやら生きているのかわかったらしい兄者はホッとしていた
そしてアッガイに向き直る
< 〈〇〉>「何故外した……?」
( =○=)「……」
アッガイは答えない
< 〈〇〉>「………誰も殺さないのがお前の言う正義か?」
( =○=)「……さぁ…」
< 〈〇〉>「……あまい。甘すぎる………!」
( =○=)「そうだな……。自分でもそう思う。」
< 〈〇〉>「………」
そして兄者は弟者を抱え上げるとアッガイに背を向けた
- 475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 22:15:42.84 ID:urko+lVoO
- < 〈〇〉>「………次に会う時は必ずお前を倒す。それが俺の正義だからだ」
( =○=)「そうか。」
< 〈〇〉>「見逃す事を後になって後悔するなよ」
( =○=)「後悔などしないさ。」
< 〈〇〉>「………」
( =○=)「それが俺の正義だからな」
< 〈〇〉>「………」
そのまま兄者は弟者を抱えたままアッガイに背を向けて帰ってしまった。
( =○=)「………」
その背中姿は何となく何かを後悔しているように見えた……
- 479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 22:21:08.69 ID:urko+lVoO
- ( =○=)「………」
そしてバシュゥゥ!!!という音にアッガイと俺は分離した。
( ^ω^)「お……?」
( =○=)「どうだ?正義の味方になった気分は。」
( ^ω^)「べ、別に………何とも………」
( =○=)「照れるなよ」
照れてねーよ!!!
( ^ω^)「まぁ……。悪くはないお………」
( =○=)「そうだろう……。」
そういえば……
( ^ω^)「アッガイ、僕の体は11歳のままかお?」
( =○=)「あぁ。今回はうまくいったから大丈夫だ。次はどうか知らないがね…」
……ふん、次も大丈夫に決まってる。
- 485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 22:27:51.10 ID:urko+lVoO
- その後、俺達は地下の家に戻った。
地下の家には一足早く歓迎会をしていた酔っ払ったクーとフサとショボンとジジィがいた。
川 ゚ -゚)「あんらぁぁぁ?ブーン?????」
ミ,,゚Д゚彡「アッガイィィィ!!」
(´・ω・`)「遅かったねぇぇぇ??」
/',З「アッガイィィィフォノンメーザーァァァァ!!!ぎゃはははは!」
( =○=)「………」
( ^ω^)「………」
その後俺達はショボン達もろとも家の中でフォノン・メーザーをぶっとばし、見事酔っ払いを撃退する事に成功した――――
――――続く
- 487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/06/25(日) 22:35:55.29 ID:urko+lVoO
- おまけw
現在のアッガイの状態
( =○=)
頭・なし
右腕・アッガイクロー
左腕・アッガイ魚雷
右肩・アッガイ・フォノン・メーザー
左肩・なし
胴体・アッガイメガ粒子砲4門
脚・なし
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