(;^ω^)ブーンの周りの人間が狂い始めた様です。

3:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 19:46:06.94 ID:9doPdcPO0
  

第十六話「Finish」

ピーピーピーピーピーピーピー!!!

VIPPERS直営の病院にて、ツンの傍にある機械から警報音が鳴り響いた。

…あれからツンは病院に運ばれ、懸命に治療されようとしている所だ。

だが、まだ解毒剤が完成していない
このまま完成しなければ後10分で死んでしまうだろう。

ξ!li><)ξ「うぅ…ぅぁぁ…ぅ…!!
        ブ…ーン…ぁぁ…!!」

顔を真っ青にしながら苦しんでいるツンの姿を見て
内藤は思わず涙ぐんでしまった。



4:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 19:47:00.89 ID:9doPdcPO0
  

(。;ω;)「ツン!!もうちょっとで…解毒剤が出来るからあともうちょっとの辛抱だお!!
     お願いだお…! 死なないでくれお!!」

内藤の言葉を聞いて、2つの気持ちが同時に生まれた。

一つは、死なないでくれって言うぐらい本当に大事にしていてくれたんだ…と言う嬉しさ。

そしてもう一つは、自分なんかを救うために動いて顔と足に怪我を負わせてしまう事となってしまった…
そこからくる申し訳なさ。

ξ。><)ξ「ごめ…ん……ね……あたしが……こんなならなければ…
        あんた達…怪我せずに済んだのに……本当にごめん…ね…」

こんな時でもツンは涙を流して内藤に謝ってきた。

ツンは何も悪くなくて、ツンを救うためなんだったらこんな傷負ってもどうってことない
寧ろ悪いのはこっちで、ツンを守るとか言っておきながら守りきれなかった自分が悪い。

内藤はそうツンに伝えた、

ξ。><)ξ「何…言ってんのよ…ぉっ…
        その…タカラって奴の存在に気づかなかったあたしが悪い…の…っ…」



5:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 19:49:00.15 ID:9doPdcPO0
  

ツンは何時も強気で素直になれないけど…内藤にとっては優しいと思える存在だった。

内藤は…こんなツンを亡くしてしまうかもしれないと思うと
いくら後悔しても足りないぐらい悔やんで…悲しみに明け暮れてしまった。

ξ。><)ξ「クーさんにも…伝えて…?
        …両足骨折させる目に遭わせて…ごめん…って…
        あぅぅ…!! ぅぁぁ…!! ぁぁぁぁぁ!!」

タイムリミットはあと5分
あと5分の間に解毒剤を投与しないとツンは死ぬ。

残り時間が少ないためか、先ほどよりも酷く苦しみ始めた。

ξ!li><)ξ「ぁぁぁぁぁぁ!! ぅぅ…ぁぁ…!!! 苦…し…ぁああああぅぅぅ!!」



6:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 19:50:33.32 ID:9doPdcPO0
  

そして…、ツンが苦しんでいるとこへ…。

川 ゚ -゚)「内藤、解毒剤が完成した」

どうやら解毒剤が完成した様だ。

ならばツンに今すぐ投与するまでだ
…と、内藤は思ったが、クーが中々解毒剤を渡してこない。

その態度に内藤は思わず激怒した。

(#^ω^)「どうしたお!? 早く解毒剤を渡せお!!
      じゃないと…ツンが死んでしまうんだお!!」



7:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 19:52:29.36 ID:9doPdcPO0
  

…それでもクーは解毒剤を渡してこなかった
そして更に内藤にとっては関係の無い話までし出した。

川 ゚ -゚)「他の部隊の者から聞いた話だが…
     狂った者のパワーが数ヶ月前のより若干強くなっていたらしい」

(#^ω^)「ふざけんなお!! 早く解毒剤渡せお!!!」

川 ゚ -゚)「もしかしたら、ツンに投与された毒と
     タカラの持っていた毒の製造時期が違ってたりする可能性があるが…
     どうする?」

内藤にとってはどうでも良い話だった
タイムリミットはあと3分。

それなのにツンを見捨てる気なのか?
内藤はもう我慢できなくなり、更に激怒した。

(#^ω^)「どうでもいいお!! 早く!!」

川 ゚ -゚)「分からないのか!? この解毒剤が効かない場合もあるんだぞ?
     製造時期が違うのなら毒の内容も違ってくる…
     言わばツンの体内の毒とタカラから手に入れた毒は別物の可能性があるって事だ
     解毒剤投与すれば…治るどころか寧ろ悪化して死ぬかもしれないんだぞ?」



8:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 19:55:18.83 ID:9doPdcPO0
  

…クーの主張は尤もだった。

川 ゚ -゚)「どうする? …このまま解毒剤投与しないで死なすか・・・
     もしかしたら病状を悪化させ、苦しませてしまう薬を投与するか・・
     どっちにする?」

ツンを助けたい…でも…助からないかもしれない…。
…内藤の気持ちに迷いが生じた。

…その時…。

ξ。;;)ξ「…あたしに…解毒剤投与して…?」

(;^ω^)「え…でも…」

内藤は激しく戸惑った
解毒剤を投与すればツンが苦しみながら死んでしまうかもしれない。

それだけは避けたかった。

…だが、ツンの意見はこうだ。



9:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 19:56:08.45 ID:9doPdcPO0
  

ξ。;;)ξ「やらないで後悔するより…やってから後悔した方が遥かにマシよ…?
       あたし…どんなに苦しくても耐えてやるんだから…っ!!
       事実こうやって耐えてるんだから…っ…
       …グスッ…もし死んでも…あんたをずっと見守ってやるんだから…!!!
       か、感謝しなさいよね…っ!!」

(。;ω;)「…ツン…」

川 ゚ -゚)「時間が無い
     解毒剤を投与する」

タイムリミットは後一分になり…
クーも内藤も、ツンが助かる様に願いながら解毒剤を投与した。

プスッ…。



10:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 19:57:00.92 ID:9doPdcPO0
  

…薄れゆく意識の中で、今までの思い出について考えていた。

内藤に出会った頃から…現在までの思い出について…。
自分を認めてくれて…優しくしてくれた内藤の事が本当に大好きだった。

自分の気持ちを伝えたかったけど…今の状況の中で伝えてしまったら
内藤を悲しませてしまう事になる。

だから、敢えてツンは時間のある内に告白しなかった。

それに…学校のDQNみたいな奴ばかりではなく…
他にも優しい人が居ると知って…心底良かったと思っていた。

…人生…捨てたもんじゃないな…
今まで生きていて良かったとツンは思った。



11:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 19:57:43.04 ID:9doPdcPO0
  

ξ。;ー;)ξ「…ブー…ン……幸せ…に……なって…ね…?」

(。;ω;)「ツン…」



ξ。;;)ξ「今…まで……」



ξ。;-)ξ「…あ…り……が…と……」


ξ。--)ξ「…」



12:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 19:59:39.78 ID:9doPdcPO0
  

…ツンは死んでしまったのか…?
それとも生きてるのか…?


(;^ω^)「…クー…さん……どうなんだお…?」


早く結果を告げて欲しかった。

内藤にとって…もう結果を聞く覚悟は出来ているのだから…。



…そして…。


川 ゚ -゚)「…心拍数が正常値に…
     …生存確認…」



13:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:00:21.06 ID:9doPdcPO0
  

(。;ω;)「!!!」

…解毒剤が適合した。

…つまり、ツンは生きてるって事。

現在は一時的な体力低下によって眠っているだけで…
命に別状は無いとの事。

(。;ω;)「…よかったお…ツン…よかったお…!
      よかったおおおおおおおおおおおお!!」

内藤は涙を流しながら歓喜して、まだ眠っている状態のツンに抱きついた。
すると…ゆっくりとツンの瞼が開かれた。

ξ゚-)ξ「…………ん…」



14:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:00:48.11 ID:9doPdcPO0
  

どうやら起こしてしまった様だ
まだ弱っている状態なのに…。

ξ゚听)ξ「…あたし…生きてる…の…?」

ツンの問いに、内藤はYESと答えた。
三途の川の類のでもないし…本当に生きている。

ツンは助かった。

ξ;凵G)ξ「………」

…そう聞いた途端、ツンの瞳に再び涙が溜まり始めた。

ξ*;;)ξ「…グスッ…ありがと…ブーンありがとう!!」



16:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:01:32.86 ID:9doPdcPO0
  

普段からは考えられない行動だが…
ツンが内藤に自分から抱きついてきた。

…それだけ嬉しいのだろう
まだ生きていて…好きで好きでたまらない内藤ともっと一緒に居られるのだから…。

(。;ω;)「…ツン…! よかったお…!
      ……もうツンから離れないお!!
      今度こそ守ってやるお!!」

ξ*;;)ξ「ブーン…! ありがとう…! ふぇぇ…!」



17:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:02:35.40 ID:9doPdcPO0
  

川 ゚ ー゚)「…フッ…」

クーは心底良かったと思っていた。

ツン達を救うことが出来て…。

滅多に見せないクーの笑みが、そこにあった。

川 ゚ -゚)「…伯父…野田…
     見ろ…微笑ましい…光景だろう?」

…だが、まだ安心してはならない
…まだ…お頭を潰していないのだから…。

…タカラを操っていた…モララーを…



18:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:03:21.51 ID:9doPdcPO0
  

…そして数時間後
もうすっかり夜になり…病院の明かりが殆ど消えた。

そして、ツンの体力もすっかり回復し
もう動けるとの事。

だから内藤と二人で観覧車に行く事となった。
…大事な事を…伝える為に…。



19:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:03:44.68 ID:9doPdcPO0
  

…そして…自分の個室にて睡眠を取っていたクーに
一つの宣告が伝わろうとしていた。

プルルルル、プルルルル。

クーの個室の電話が鳴り…
ギコから屋上に来る様言われた。

…屋上で話なんて珍しい…。

不安と期待を胸に、とりあえず屋上へと向かうことにした。



20:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:04:12.26 ID:9doPdcPO0
  

そして…屋上にはギコが居た。

(,,゚Д゚)「…来てくれたか…
    お前に伝えたい話があってな…」

…思わずクーの表情が強張った。

…いや、無表情なクーにそんな表現はおかしいのかもしれないが…
結構な付き合いのギコからはそう感じ取れた。

…そして、ギコの顔もまた真剣で…どこか悲しげな表情が浮かんでいた。



21:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:05:10.50 ID:9doPdcPO0
  

川 ゚ -゚)「それで…? 話とは…?」

(,,゚Д゚)「…クー……
    君は…隊員として本当に頑張ってくれた…
    感謝しているよ…」


わざわざ激励するためにここに呼び出したのだろうか?
…まぁクーにとって悪い気はしなかった。

…だが、その予想は大きく反して…
裏切られる…。


(,,゚Д゚)「…だが……こう言ってはなんだが…」









(,,゚Д゚)「クー………お前を………クビにする」



22:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:05:57.07 ID:9doPdcPO0
  

やがて二人はVIPショッピングモールに到着し
二人で観覧車に乗り込む事となった。

もうあと一週すれば終わりの時間だったらしい
つまりギリギリと言う事。

ξ*゚听)ξ「…綺麗な夜景ね…
       あ、ハチロクが走ってる!」

外を眺めているツンの顔は非常に可愛らしかった。
綺麗で、美しくて…可愛かった。



23:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:06:39.91 ID:9doPdcPO0
  

…そして…クビと告げられたクーは…。

川 ゚ -゚)「……」

…一瞬何を言っているのか理解できなかった。

…自分は…人々を守るために最善を尽くしてきたのに…
なぜ…クビなのだろうか…?

心底理解が出来なかった…。

急に告げられたクビ宣告…
クーにとっては死刑宣告にも等しかった。

クーにとっては…VIPPERSで働いて人々を守る事が生き甲斐だったのだから…。

川 ゚ -゚)「どう言う理由でクビなんですか…!?
     私は狂った者による事件を止めるために最善を尽くしてきた筈ですが…!」

(,,゚Д゚)「でも、狂ってない者に攻撃した事には変わり無いだろう…?」



24:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:07:40.47 ID:9doPdcPO0
  

…VIPPERSの隊員としての決まりに…こう言う物が有った。

『狂ってなくて…人々を殺戮している様子が見られない者に対する攻撃は禁止
 これらを破ると即退職処分とする。』

…クーは納得できなかった。

いくら狂ってなかったとはいえ、人々を狂わせた者だ
そいつを止めないでどうするんだ?

じわじわと怒りが込みあがって…そして今まで信頼してきた司令官に裏切られた気分になり…
思わず敬語から何時もの言葉遣いへと戻ってしまった。

川#゚ -゚)「納得できないな、私は人々を救うために最善を尽くしてきたつもりだ
     それに…狂った者による事件を止めるには…タカラを処罰する必要があるだろう!?
     タカラみたいに人々を狂わす者を止めないことには解決できないだろう!?」

(,,゚Д゚)「君の主張は一切受け付けないよ…
    …本当に残念だ…目上の人間にタメ口とは……本当に残念だ…
    本当にお里が知れる…!」



25:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:08:34.90 ID:9doPdcPO0
  

そして、二人は一番上までたどり着く間まで
楽しく雑談を続けていた。

ξ゚听)ξ「腋臭ってバイ菌の糞による臭さなんだって
       ブーンの腋大丈夫だよね?」

( ^ω^)「うん、大丈夫だお
      それより腋って液に似てなくね?

ξ゚听)ξ「あ〜…うん、言われてみれば…そうね」

そして、内藤達二人が乗っている観覧車は頂上付近にまで登っていた。
…いよいよツンが本題に入ろうとしていた。

ξ*゚听)ξ「…さて、本題に入ろうかしら」



26:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:09:31.00 ID:9doPdcPO0
  

ξ*゚−゚)ξ「…あのね…あたし…あたしね…
       本当は…」

ツンが頬を赤く染めて、モジモジし始めた
内藤から見れば非常に可愛らしい行動だった。

ξ///)ξ「本当は…ブーンの事が…ブー…ンの事…が…っ///」

( ^ω^)「…うん……」

大事な事を伝えるのがそんなに恥ずかしい物なのか?
どうやら告白するつもりだと気づいていないらしい。

…そして、その内藤がたまげる事となる。

ξ///)ξ「ブーンの事が…! ブーンの事が本当に大好きなのっ!!
       だから…だから…っ…付き合って…付き合ってちょうだいっ!///」



28:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:10:21.07 ID:9doPdcPO0
  

川#゚ -゚)「貴様…!!」

…もう後戻りは出来ない所にまで踏み込んでしまった…。
もう…クーはVIPPERSの隊員に戻れない…。

クーは、怒りに震えていた。

川#゚ -゚)「……司令官…いや……ギコの本性って…腐れていたんだな…?
     …そんな腐れた者の下で働く事なんて…こっちから願い下げだ!!」

クーは白い髪を靡かせながら、エレベータで降りていった。

…これからどうやって狂った者による事件を止めれば良いのだろう…?
やはり単独行動しか無いのか…?

クーは…自分の置かれた状況に絶望していた。



29:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:10:52.81 ID:9doPdcPO0
  

…そして…屋上で留まっているギコは…ふとこんな言葉を漏らした。

(,,;Д;)「…ごめんよ…クー…本当にすまない…っ
     ごめん…本当にごめんな…っ…!!
     うぅ…っ…グス…ッ…ぅぅ…ぅ…」

…そして、もう一つのエレベーターから
見慣れない姿の人物が現れた。

その姿は…。






( ゚д゚ )「……行こうか…ギコ君…」



30:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:11:43.07 ID:9doPdcPO0
  

…目が飛び出す程驚いた
…ツンが…告白…?

…いや、これは夢だ、もしくは仮想現実の世界だ
ほら、マトリックスとか劇場版バーローとかに出てきたのと似たような機械に入っているんだ。

そして仮想現実の世界でリアルに再現されているエロゲなんだ
これなんてエロゲ?

とてもじゃないがツンが自分から告白してくるなんて信じられなかった。

(;^ω^)「……あのさ、これってドッキリか…
      もしくは都合の良い夢か仮想現実の世界って奴?」

ξ#゚听)ξ「!!ばかぁっ!!」

パチィン!!



31:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:13:38.28 ID:9doPdcPO0
  

…内藤の頬にツンのビンタが撃ち込まれた
そのツンの表情は…いつもの赤面ビンタの時の様な表情ではなく
泣いていた。

…ビンタの痛みがあったから…夢じゃないのかもしれない
そう思うとなんて自分は馬鹿なんだ、と自分が惨めになった。

そして…ツンの方は…
素直になれない自分でも、必死に恥ずかしい思いを抑えて…
頑張って自分の気持ちを伝えようとしたのに返ってきた答えはこれか、と思って泣いていた。

ξ#;;)ξ「ばか!! ばかばか!! ブーンのばか!!
       ふぇ…っ…ふぇええっ…!」

(;^ω^)「ご、ごめんお! まさかこんな僕なんかが告白されるとは思ってなかったから…
      だから…改めてよろしくだお!! ツン!!」

ξ*;;)ξ「!!」



32:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:15:19.48 ID:9doPdcPO0
  

ツンの瞳から、さらに涙が溢れ出した
…今度は嬉し涙の様だ。

ξ*;;)ξ「…ブーン…! 本気…なのね…?」

( ^ω^)「僕嘘吐かないお?」

ξ*;;)ξ「…ありがとう…!
       ブーン、本当にありがとう…!」



…こうして、内藤とツンは付き合う事となった。



33:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:15:39.52 ID:9doPdcPO0
  


……ここはVIP町のとある商店街の…とある建物の中の話…。

その建物の中には…地下室が有って…個人が持つには非常に珍しい代物だった。


…だが…その地下室には、生臭く…鉄の臭いが漂っており…赤く染まっていて…

そこにはバラバラになった遺体が転がっていた。


…そして…遺体の傍で不気味にほくそ笑む2人男性が立っていた

(´:::::::::::`)「兄さんも…大好きだったからね…愛していたからね…
      殺して…永遠に自分の物にする事にしたんだ…
      …今日も頼むよ…兄さんを永遠の美として残すために…よろしく」


( ::::::::::::::::::)「わかってます、貴方は私の考えに賛同してくれる唯一の男性だから
       貴方のためなら私は何だってします」


(´:::::::::::`)「…うん…よろしく頼むよ…」



34:◆74/uug7zMk :2006/06/27(火) 20:16:10.50 ID:9doPdcPO0
  


第十六話「Finish」




第二部 The hand of the Devil of Moralar編    完



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