( ^ω^)が生きて日本から脱出するようです
- 269: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:53:48.40 ID:6/7vQAIH0
- 現在位置
( ^ω^)・川 ゚ -゚)・/ ,' 3 ('A`)・(*゚ー゚)・( ゚∀゚) 山形県
(´・ω・`)( ´_ゝ`)(´<_` ) l从・∀・ノ!リ 千葉県
ξ゚听)ξ・( ゚Д゚)大阪府
- 270: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:54:55.23 ID:6/7vQAIH0
- ―手術室前廊下―
(;´V`)「クー隊長・・・」
<;`∀´>「俺が認めた日本人ニダ・・・。死ぬわけないニダ・・・」
( ;ω;)「う・・・クー・・・三沢さん・・・」
(;´V`)「三沢?三沢に何かあったのか?」
( ;ω;)「三沢さんは、ブーン達を助けるためにビルに駆けつけてくれたお・・・そして、防火シャッターを、降りるのを食い止めててくれたお・・・」
(;´V`)「おい、ちょっと待てよ。お前こんなときに冗談言うなよ。あいつが、死ぬわけ・・・ないじゃないかよ・・・」
原が泣きそうな声でブーンに問いかける
( ;ω;)「・・・おっ・・・おっ・・・」
(;´V`)「おい、冗談だって言えよ。防火シャッター降りてなかったんじゃないのかよ!?防火シャッターが下りてなかったから、お前ら屋上までこれたんじゃないのかよ!?」
原がブーンの胸ぐらを掴み叫ぶ
( ;ω;)「・・・・・・」
- 271: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:55:37.24 ID:6/7vQAIH0
- (;´V`)「なんとか言えよ!!てめぇ!!!!」
/ ,' 3「静かにせい!!!!!」
(;´V`)「・・・・・・」
原は、手術室前のイスに再び腰掛け、頭をかかえた
(;´V`)「嘘だろ・・・ありえねぇよ・・・あの三沢が死ぬ?ありえるわけねぇだろ・・・」
( ;ω;)「ブーンがいけないんだお。全部ブーンがいけないんだお」
/ ,' 3「おい、ガキ。良く聞け。お前は、一般市民だ。自衛隊でもなんでもない。あいつらは、一般市民のために死ぬ覚悟を持って仕事をしてるんだ。
お前に問いたろ?他人のために死ねる覚悟は、あるかと。それはな、自衛隊が持たなければ、ならない覚悟だ。
一般市民のお前が自衛隊の手伝いをして危険になった。それならば、あいつらがお前を守るのは、当たり前じゃ。お前のせいでもなんでもない」
( ;ω;)「・・・・・・」
/ ,' 3「外に行って頭を冷やしてこい」
ブーンは、立ち上がり、外へ向かった
(;´V`)「くっそ・・・クー隊長に、三沢・・・」
<;`∀´>(日本人も・・・良い心持ってるニダ・・・)
/ ,' 3(クー坊だけでなく・・・三沢まで・・・指揮力のある二人を欠けたか・・・)
荒巻が大きくため息をつく
- 272: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:56:14.93 ID:6/7vQAIH0
- ―外―
( ;ω;)「・・・・・・」
('A`)「よぉ」
( ;ω;)「誰だお?」
('A`)「俺は、ドクオ」
( ;ω;)「僕はブーンだお」
('A`)「ところでよう、さっきの女の人・・・何があったんだ?」
( ;ω;)「お・・・クーは・・・うぁぁぁぁぁぁ」
(;'A`)「おいおい、泣くなよ落ち着いてから話してくれ」
- 273: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:56:55.06 ID:6/7vQAIH0
- ―千葉県―船―
(;´・ω・`) 「う・・・」
(´<_` )「お前本当に乗っただけでアウトか・・・」
l从・∀・ノ!リ「凄いのじゃ!!こんな船初めてじゃ!!!」
妹者は、状況が良くわかってないのか、はしゃいでいる
(´<_` )「妹者、静かにしろ」
(;´・ω・`)「・・・・・・」
(´<_` )「ダメだな・・・これは」
l从・∀・ノ!リ「こやつ大丈夫なのか弟者?」
(´<_` )「ダメだな、薬が必要だ。薬もらってくるか・・・」
l从・∀・ノ!リ「さっきそこに医務室があったのじゃ!!!」
- 274: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:57:14.93 ID:6/7vQAIH0
- (´<_` )「そうか、どこにある?案内してくれ」
l从・∀・ノ!リ 「大丈夫じゃ!私が薬もらってくるのじゃ!」
(´<_`;) 「おい!動くな・・・って行ってしまったか」
(;´・ω・`)「す、すみません」
(´<_` )「気にするな。兄者と出会い、俺達とも会った。これは、何かの縁だろ」
(;´・ω・`)「優しいですね・・・」
(´<_` )「そうでもない」
(´・ω・`)「や ら な い か ?」
(´<_` )「お前、本当は、大丈夫なんじゃないのか?」
- 275: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:57:34.77 ID:6/7vQAIH0
- ―山形県―
( ^ω^)「というわけだお・・・」
('A`)「はぁ〜お前を助けるために、二人が犠牲になったのか・・・」
( ^ω^)「ドクオは、ここで何してるお?看護士なのかお?」
('A`)「いや、俺は、自衛隊に救助されただけの救助者さ。看護士でもなんでもねーよ」
( ^ω^)「さっき、看護士と一緒に台を引いてたお?」
('A`)「あぁ、ただ手伝ってただけだ。俺ができるのは、そこまでなんだ」
( ^ω^)「お?」
('A`)「人の命を救う者と、ただのボランティアの手伝いは、違うってことだ」
( ^ω^)「どういう意味だお?」
('A`)「さっき・・・」
- 276: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:58:03.70 ID:6/7vQAIH0
- ―20分前―
(;'A`)「な、なんだ・・・凄い血を流してたが・・・」
(*゚ー゚)「長岡先生、運び込まれた患者は、背中、肩、腕などに多数のガラスが刺さっており、肋骨も、何本か折れてる可能性もあるとのことです」
( ゚∀゚)「わかった、至急血液検査をしろ。血液型が、わかったら、すぐその血液を
用意しろ」
(*゚ー゚)「はい!」
(;'A`)「あの、俺は、何をすれば・・・?」
( ゚∀゚)「残念だが、ここから先は、入れさせるわけにはいかない」
(*゚ー゚)「あとは、私達に任せて」
長岡と、しぃは、手術室に入っていった
- 277: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:58:25.28 ID:6/7vQAIH0
- ―現在―
('A`)「ってわけなんだ・・・俺は、無力だ」
( ^ω^)「そんなことないお。ドクオは、しっかり貢献できてるお」
('A`)「あのな・・・ブーン」
( ^ω^)「ドクオなんだお?」
('A`)「俺はな、生きてる人・・・そして犬を見捨てたんだ」
( ^ω^)「どういうことだお?」
('A`)「あぁ聞いてくれ・・・」
―大阪府―
( ゚Д゚)「避難所ねぇなぁ…」
ξ゚听)ξ「ねぇ、あの人が集まってるの何?」
( ゚Д゚)「ん?雨の中傘さして、ロウソク持ってる歩いてるな」
ξ;゚听)ξ「何あれ…みんな黒いフードかぶってる…」
- 278: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:58:46.20 ID:6/7vQAIH0
(´・_ゝ・`)「この災害は、神のお怒りである!!!皆のもの!今こそ日本政府に
復讐をする時がきた!!」
信者「おおお!!!!!」
(´・_ゝ・`)「我々は、神に守られている!!我々には、神がついている!!!!」
信者「おおお!!!!!」
ξ;゚听)ξ「何・・・何かあぶなくない?」
( ゚Д゚)「宗教団体か…?」
ξ;゚听)ξ「何か危ない事しでかしそうだけど…私宗教団体とか怖いから苦手なのよね」
( ゚Д゚)「苦手も何も…宗教団体は、みながみな悪いわけでもないぞゴルァ」
- 279: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:59:07.27 ID:6/7vQAIH0
- ξ;゚听)ξ「じゃあ、何よあれは」
(;゚Д゚)「あれは…例外だゴルァ」
ξ゚听)ξ「なんで、宗教団体とかに、人は、入っちゃうのかしら…中には、考えれば、嘘だとわかるような宗教団体もあるのに…」
( ゚Д゚)「一人が怖いんだろ」
ξ゚听)ξ「へ?」
( ゚Д゚)「人は、みんな一人が怖いんだ」
そう小さく呟いたギコの顔は、どこか寂しそうだった
ξ゚听)ξ「……」
ξ;゚听)ξ「げ…こっちにくる…」
- 280: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:59:28.40 ID:6/7vQAIH0
- (´・_ゝ・`)「!!!!誰だ!!!!」
ξ;゚听)ξ「しまった…」
(´・_ゝ・`)「政府の味方か?」
鋭い眼差しで見つめる
(;゚Д゚)「ち、違うぞゴルァ!!」
ξ;゚听)ξ「政府の味方じゃないです…」
(´・_ゝ・`)「そうか、同志よ。君たちも政府に裁きをあたえよ!!!
我々は、もうすぐ、政府へ裁きを与える。君たちも、協力してくれるなら、ここに
連絡してくれ」
なにやら名刺の様なものを渡された
ξ;゚听)ξ「は、はい」
そう言い残して団体は、通りすぎていった
ξ;゚听)ξ「あぁ、怖かった・・・」
( ゚Д゚)「…団体レジストか」
ギコは、名刺を見て呟いた
- 281: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 19:59:43.64 ID:6/7vQAIH0
- ξ;゚听)ξ「いろんな人がいるものね…」
( ゚Д゚)「…あぁ…それに、もうすぐ政府への裁きを与えるって言ってたのが気になるな・・・」
ξ;゚听)ξ「そうね…」
( ゚Д゚)「…ひとまず、外にいたら、災害以外の危険があることがわかったな。早く避難所を探すぞゴルァ!!」
ξ゚听)ξ「うん!」
二人は、再び歩きはじめた
―山形県―
('A`)「というわけだ…」
(;^ω^)「それは、仕方なかったんじゃないのかお?瓦礫にうもれてた
わけだし…」
('A`)「そこまで重いような瓦礫じゃなかったさ。俺が非力だったから
動かせなかっただけだ」
- 282: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:00:14.96 ID:6/7vQAIH0
- ( ^ω^)「……」
ドクオと話してるとさっきまでが嘘のようにスッキリしていく
似た様な境遇を持っていたからとかじゃなく、ただ純粋に
ドクオと話すと落ち着いていく自分がいた
('A`)「ブーン。お前は、死ねるか?」
(;^ω^)「どういう意味だお?」
('A`)「死ぬってのは、本当に怖い事なんだ。俺は、助ける事ができなかった時に、死のうと思った。
だけど、一度誰かに助けられると、怖くて死ねないんだ。生きたいって気持ちが生まれた」
( ^ω^)「……」
('A`)「だから、さっき運ばれたクーって女の人もきっと生きたいと思ってるはずだ。
大丈夫だ。生きたいと思う力は、どんな物よりも凄い力だ」
- 283: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:00:41.99 ID:6/7vQAIH0
- ( ^ω^)「……ありがとうだお」
('A`)「感謝するのは、俺のほうだ。すまないな」
( ^ω^)「じゃあ、クーが気になるから戻るお」
('A`)「あぁ行ってこい」
ブーンは、手術室へ向かった
―手術室前―
( ^ω^)「…」
/ ,' 3 「小僧良い顔になったな」
( ^ω^)「クーは、絶対生きてるお」
(;´V`) 「……」
<;`∀´>(・・・・・・)
それから、3時間後、手術中のランプが消えた
- 284: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:01:12.33 ID:6/7vQAIH0
- (:^ω^)「…!!!!!」
手術室から長岡が出てきた
(;゚∀゚) 「手術は、終わりました。無事成功です」
(;´V`) 「ほ…ん…」
(;^ω^)「と…う…ですかお?」
( ゚∀゚) 「はい。今夜を越えれば、あとは、大丈夫だと思います」
( ;V;)「たいちょおおおおおおおおおおおおう」
( ;ω;)「良かったお…クー生きててよかったお…」
<;`∀´>「に…日本人の事なのに…」
< ;∀;>「どうして、涙が出てくるニダ」
- 285: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:01:45.58 ID:6/7vQAIH0
( ;ω;)「おおおおおおおおお!!!」
( ;V;)「うぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
< ;∀;>「あああああああああ!!!!」
三人は、抱き合い大声で泣き叫んだ
(;゚∀゚) 「ここ…病院なんだが…」
/ ,' 3 「ジョルジュありがとうな」
( ゚∀゚) 「気にするな」
/ ,' 3 「クーの怪我は、どれくらいかかる?」
( ゚∀゚) 「背中の外傷は、ある程度は、よくなると思うが、なんせ骨が折れてたからな。しばらく休ませてやれ」
/ ,' 3 「そうか…」
- 286: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:02:00.74 ID:6/7vQAIH0
- 手術室から、クーが運ばれてくる
川 - )「……」
( ;ω;)「クー・・・大丈夫かお?」
(;゚ー゚)「まだ、患者に触らないでください」
川 ゚ -゚)「その声は…ブーンか」
( ;ω;)「クー…」
川 ゚ -゚)「お前に助けられるとはな。感謝する」
( ;ω;)「感謝するのは、ブーンの方だお。クーがいなかったらブーンは、
死んでたお」
川 ゚ -゚)「お前のおかげで、生きたいと思った。まだ、生きていたいと…すまん。少し寝かせてくれ」
( ;ω;)「クー…死んじゃダメだお」
川 ゚ -゚)「ただ寝るだけだ。今日一日疲れた。少し休ませてくれ」
- 287: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:02:33.26 ID:6/7vQAIH0
(*゚ー゚)「大丈夫ですよ。ただ眠っただけです」
( ;ω;)「クー…ブーンは、クーみたいに強くなるお…」
/ ,' 3 「…」
クーは、病室へと運ばれた
/ ,' 3 「原、他の隊員に連絡しとけ」
(´V`) 「はい!!!!!」
原は、連絡しに向かった
/ ,' 3 「さて、小僧」
( ;ω;)「お?」
/ ,' 3 「覚悟は、できてるだろうな?」
ガチャ。荒巻は、拳銃を取り出しブーンに銃口を向けた
<;`∀´>「な、仲間割れニダか!?」
- 288: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:02:53.36 ID:6/7vQAIH0
- ―千葉県―
(´・ω・`)「助かったよ妹者、最初、坐薬をもってこられたとき、久しぶりに、ときめきみたいな物を感じたけど」
l从・∀・ノ!リ「いいのじゃ!治ってよかったのじゃ!」
(´<_` )「酔い止めって船に乗る前にしか効かない物だと思っていたが、船に乗ってからでも効く物もあるのだな」
(´・ω・`)「もう、夜中か…」
(´<_` )「あぁ・・・今日一日、疲れたぜ。妹者寝る時間だ」
l从・∀・ノ!リ「まだ眠くないのじゃ!」
(´<_` )「ったく、困った奴だ」
(´・ω・`)「…僕は…少し寝るね」
(´<_` )「あぁ。少しでも休める時に休んどけ」
(´―ω―`)「おやすみ…」
- 289: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:03:22.52 ID:6/7vQAIH0
- 僕は、どのくらい眠っただろうか
明日も生きていられるのかな…明日…兄者にまた会えるかな
明日の事を考えながら僕は、寝た。
だけど…
ものすごい振動と、船に乗ってた人の悲鳴で
僕は、起こされた
- 290: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:03:48.91 ID:6/7vQAIH0
- ―山形県―
('A`)(ブーンの様子でも、見にいくか)
―手術室前―
<;`∀´>「おい!じいさん銃をさげるニダ!!!」
(;'A`)「な、なんでこんな状況になってるんだ!?」
(;^ω^)「お……」
/ ,' 3 「小僧、今一度聞く。お前は、まだ、ワシたちについてくるか?」
( ^ω^)「……ついていくお」
/ ,' 3 「強くなりたいと言ったな?」
( ^ω^)「……言ったお」
/ ,' 3 「どうして強くなりたい?」
( ^ω^)「……クーみたいに人を助けたいお」
/ ,' 3 「いいか?小僧。今わしがこの銃を撃ったらお前は、どうなる?」
- 291: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:04:11.31 ID:6/7vQAIH0
- (;^ω^)「……」
/ ,' 3 「人を守る力を得ると言う事は、人を傷つける力も得るということじゃ」
( ^ω^)「はいですお」
/ ,' 3 「クーや、三沢は、その力を人を守るために使った。お前は、その力を人を守るために使えるか?」
( ^ω^)「使いますお」
/ ,' 3 「その言葉に偽りは、ないな?」
( ^ω^)「はい」
荒巻は、拳銃を降ろしブーンに近づいた
/ ,' 3 「ほれ、クーの拳銃じゃ」
ブーンは、荒巻から拳銃を手渡された
(;^ω^)「……」
/ ,' 3 「その拳銃は、全6発だ。すでにクーが3発使ったみたいだから、残り3発。
替えの球は、お前には、やらん」
- 292: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:04:29.00 ID:6/7vQAIH0
( ^ω^)「わかりましたお」
/ ,' 3 「クーのベルトじゃ、それに拳銃をしまっておけ」
ブーンは、言われた通りに拳銃をしまった
/ ,' 3 「必ず、正しい道にその力を使え。力を過信し、間違った道へ使うな。クーや、三沢を越える正義感をもってみろ」
荒巻は、そう言い残し、クーの病室の方へ向かった
<;`∀´>「じいさん…」
(;'A`)「か、かっこいいなあのじいさん…」
( ^ω^)「…絶対に…人を守るために使ってみせるお」
(;'A`)(ブーン……おれも…お前みたいに…)
- 293: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:05:20.09 ID:6/7vQAIH0
- ―大阪府―
ξ;゚听)ξ「やっと避難所あったわね…」
(;゚Д゚)「少し、休みたいぞゴルァ…」
ギコは、避難所に入り、大の字になってそのまま眠りについた
ξ;゚听)ξ「ちょっと、他の人の邪魔になるでしょ。そこに寝たら…」
ξ;―听)ξ「って、私も、安心したら、急に眠気が…」
ツンもそのまま倒れ眠りについた
―山形県―クーの病室
(;´V`)「…よかった、クー隊長、生きててよかった…」
コンコン
- 294: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:06:09.85 ID:6/7vQAIH0
- (;´V`)「…はい」
ガラララララ
(;^ω^)「クー大丈夫かお?」
(´V`)「…大丈夫じゃねぇよ」
(;^ω^)「そうかお…」
(´V`)「お前、廊下に出ろ」
(;^ω^)「お…」
ブーンは、原に廊下に出された
(´V`)「荒巻さんから聞いた。拳銃を受け取ったらしいな。一般市民に拳銃を渡す事がどれだけの罰がくだるかわからん。荒巻さんは、その罰を覚悟してお前に銃を渡した」
( ^ω^)「わかってるお」
- 295: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:06:34.26 ID:6/7vQAIH0
- (´V`)「…ビシビシしごくからな。だから、クー隊長を…三沢さんを
越えるような人材になりやがれ」
( ^ω^)「はいですお」
(´V`)「…少し寝ろ。いい加減お前も疲れただろ。クー隊長は、俺が見とく」
再び原は、クーの病室へ入っていった
( ^ω^)「絶対に…もう誰も死なせないお」
―長岡病院外―
荒巻が誰かと電話をしていた
/ ,' 3 「ようやく、電波が回復したようだ。モララーか、至急増員を頼む。何?お前が来れるのか?それは、助かる。わしは、今、山形の長岡病院にいる。場所わかるか?あぁ、そこじゃ。それじゃあ頼むぞ」
/ ,' 3 「……いやな静けさじゃ」
- 296: ◆k/f7HNj4so :2006/06/14(水) 20:07:16.07 ID:6/7vQAIH0
- (;'A`)「じ、じいさん」
ドクオが走って荒巻の元にかけつけた
/ ,' 3 「……」
(;'A`)「俺も、決めた。人を守る。俺を、じいさん達の仲間に入れてくれ。どんなことでもする」
/ ,' 3 「ふむ…」
(;'A`)「頼む!!!!」
/ ,' 3 「お前誰じゃ?」
(;'A`)「……」
こうして、今日一日にして、まるで住んでる世界が変わったかのように、周りが変わっていった。だけど……
本当の被害は、これからだった…
( ^ω^)が生きて日本から脱出するようです 続く
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