( ^ω^)ブーンが傷顔の女と知り合ったそうです

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 02:41:00.20 ID:ialA6vljO
  
( ^ω^)「次の授業は…えっと…何だったっけお?」
ガサゴソ…
(;^ω^)「あ…あれ;?僕の教科書が無いお」
('A`)「よぉ、内藤。どした?」
(;^ω^)「おぇwwドクオ相変わらずラ〜メン臭www」
('A`)「気にすんなって。で、何が無いって?」
(;^ω^)「机に入れてた教科書がごっそりもってかれてるお」
('A`)「それお前が置き勉してるからじゃね?先生が持ってったんだよきっと」
(;^ω^)「う…;そうかも;後で先生に怒られるのかお」
('A`)「マンドクセ。それより次選択の授業だろ?早く行こうぜ」
(;^ω^)「うぅ;わかったお」



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 02:52:41.07 ID:ialA6vljO
  
('A`)「おい、何もたついてんだよ置いてくぜ?」
(;^ω^)「ちょっと待つお;ドクオペース早過ぎだお」
(;'A`)「あ〜ッ遅れる;俺ちょい先いっとくわ」
(;^ω^)「え;っちょっま…

ドゴッ

Σ( *ω*)「おっ!」
???「痛っ」
(;^ω^)「す…すみませんお;前見てなかったらぶつかって…


(;^ω^)「て………




(;゚ω゚)「ギョエエエエエエエ;!!!!!!!!」

川 メ‐゚)「んぁ?」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 03:04:18.81 ID:ialA6vljO
  
(((;^ω^)))「す、すすすすすすみません;;;;」
川 メ‐゚)「いやそんな謝らなくても…」
(;^ω^)(あわわ…;何この人…;おもいきりヤーサンオーラでてるお;)
川 メ‐゚)「あ…あーっと…その…」
(;^ω^)「は…はいぃぃぃ;!!」
川 メ‐゚)「2年棟の第二理科室って…どっち??」
(;^ω^)「え…あの…ここ1年棟だから左の2年棟の2-1の隣に…」
川 ;メ‐゚)「なっ!!!!!!」
Σ(;゚ω゚)「ヒィィ!!!!」
川 ;メ‐゚)「また間違えた…;あー…っくそ、学校はこれだから;」

ダダダダダダダ…!

(;^ω^)「は…走り抜けて行ったお…」
( ^ω^)「でもあの人……2年なんだよね……」
( ^ω^)「普通間違えるかお?」
Σ(;゚ω゚)「……ってやばいお;;アワワワワ…授業におくれるぅ;;」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 03:12:19.90 ID:ialA6vljO
  
キーンコーンカーンコーン♪

(;‐ω‐)「…あぁ…………」
(*'A`)「ププッ、お前遅れて廊下に正座させられてやがんのwww」
(;‐ω‐)「おまけに今日の単位無効って先生酷いお…;」
('∀`)「まぁ仕方ねぇってww次頑張れやww」
(#^ω^)「ドクオが笑ってると殺意がこみあげて来るのはなんでかお」
('A`)「んあ?何か言った?」
( ^ω^)「なぁんも無いお。」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 03:23:29.30 ID:ialA6vljO
  


('A`)=3「ふー…ふー…」
( ^ω^)「……」
('A`)=3「ふー…ふー…」
( ^ω^)「………」
('A`)=3「ふー…ふー…」
(##^ω^)「………」
('A`)「ふー…ふ…、ん?どした」
(##^ω^)「いい加減に吹くのやめるお!!体にラーメン臭がこびりつくお!!」
('A`)「いいじゃねぇかよ。くいもんなんて食ったら臭いつくもんだろ?」
(;^ω^)「毎回毎回昼飯ラーメンてドクオはそれで飽きんのかお???」
('A`)「飽きねーよ。お前だって同じだろうが、毎回パンとオニギリって」
( ^ω^)「僕は毎回味変えてるからだお。ドクオとかいっつも醤油トンコツだお」
('A`)「まぁまぁいいじゃないか、そこらへんわ。」
???「よっ♪」
ポン
( ^ω^)「?」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 03:37:27.65 ID:ialA6vljO
  
DQNっぽい人「ゴメンな;今日教科書なかったからお前の借りてたわ。」
(;^ω^)「ちょwwww犯人アンタかおwwwww」
DQNっぽい人「これ返すわ。アザッス!マジごめん!」

タタタタ……

('A`)「なんだぁ…アレ?やけに調子良いな。内藤の知り合い?」
( ^ω^)「別にッ…知り合いなんかじゃ無いお。ちょっと顔知ってるだけで。」
('A`)「あっそ、でも戻って来て良かったじゃん。これで先生んとこ行かないで良いみたいだし?」
( ^ω^)「そうおね……」
('A`)「…?」
( ^ω^)「……はぁ…」
(;'A`)「ど…どうしたんだよ、窓辺見ながら青春溜め息なんかついて…」
( ^ω^)「僕って…舐められてるのかお……?」
(;'A`)「あぁん?なんだよいきなり;」



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 03:48:13.63 ID:ialA6vljO
  
( ^ω^)「だってさっきの……」
( ^ω^)「普通、人の教科書何も言わずに借りるとかありえないっしょ」
(;'A`)「ま…まぁそりゃそうだがああ言う連中はあれが普通みたいだから別に舐めてるってワケじゃ…」
( ^ω^)「そんな事無いお……きっと裏ではネクラだのキモいだの色々言ってるんだお」
(;'A`)「お前それ考え過ぎだって;」
( ^ω^)「……昔だってそうだお。皆僕の事馬鹿にして嘲笑って…」
(;'A`)「昔…?」
( ^ω^)「なんか気分がすぐれんお。校庭行ってくるお。」
(;'A`)「お…おい、内藤;?」

タタタタ……

(;'A`)「行っちまった…」
DQNっぽい人「おぅい、内藤。メシでも…ん?アレ、内藤わ?」
(;'A`)「お前なぁ…;」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 04:02:40.22 ID:ialA6vljO
  
‐校庭体育館前階段‐


( ^ω^)「ういっと。」
( ^ω^)「ふぅー…」
( ^ω^)「……ぁーあ…。」
( ^ω^)「……僕はこんなに沈んだ気持ちなのに空はいっつも青青してるお…」
( ^ω^)「空っていーなー…なんか。」
( ^ω^)「あーあ…」
( ^ω^)川 メ‐゚)「「ウツダ…」」



(^ω^;)「ん?;」
川 メ‐゚)「ん?」

Σ(;゚ω゚)「ギョエ!!!!!!」
川 メ‐゚)「…何だ、又会ったな。」
(;^ω^)「そ…そうですおね;;」
(;^ω^)(ヤッベー;さっきのヤーサン女だお;;)
川 メ‐゚)「どうした??冷や汗なんかかいて」
(;^ω^)「な…なんでも無いですお;;;」
川 メ‐゚)「………んあぁ、もしかしてこの傷?」
(;^ω^)「い、いやいやそんなアレじゃ」
川 メ‐゚)「いいっていいって。いつも言われるから。」
(;^ω^)「アウアウ;」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 04:11:49.63 ID:ialA6vljO
  
川 メ‐゚)「私以外この時間に校庭にいるなんて、アンタもサボりか…??」
(;^ω^)「ほぇ…?」
(;^ω^)(ほ…ホントだお;もう一時軽く過ぎてるし;)
(;^ω^)「は…はいまぁ…」
川 メ‐゚)「…そうだよな……勉強もつまんないし学校には低レベルな輩しかいないし」
( ^ω^)「は…はぁ…」
川 メ‐゚)「アンタも言ってたよなぁ?」
( ^ω^)「はい?」
川 メ‐゚)「ウツダーって。」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 04:26:19.22 ID:ialA6vljO
  
川 メ‐゚)「何かワケありっぽいけど?
見た所…サボるようなタマには見え無いし。」
(;^ω^)「う…バレましたかお…;」
川 メ‐゚)「私も色々見て来たんでな。大体は」
(;^ω^)(ぜ…絶対カタギじゃないのばっか見て来た雰囲気だお;;)
( ^ω^)「うん……まぁ…なんと言うか…
こう言う所はあんまり馴染めないんですお…」
川 メ‐゚)「……」
( ^ω^)「昔から学校に来ると人の目ばっかり気にして…いずらいって言うか何て言うか…」
川 メ‐゚)「……へぇ…」
(;^ω^)「……」
川 メー゚)「ハハハ、」
(;^ω^)「な…何で笑うんですかお;」
川 メー゚)「いや…まさか私と同じような境遇の子がこの学校にもいるなんてな…って思って。」
(;^ω^)「ほ…ほぇ;??」
川 メー゚)「何か…アンタとは話が合いそうだ。アンタ、名前は?」
(;^ω^)「え…えと…内藤ホライゾンですお……;時々ブーンって呼ばれる時もあるけど……」
川 メー゚)「ブーンか…把握した」
(;^ω^)「は…はぁ…」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 04:39:32.58 ID:ialA6vljO
  




('A`)「それで…番号交換までしちゃったってワケ??」
( ^ω^)「そうだお……なんだったのかな…あの人」
('A`)「お前そりゃ恋の予感じゃねぇか。」
( ^ω^)「こ…いぃ…???」
('A`)「おぅ!このドクオ様レーダーがビンビン反応してるぜ!間違いねぇ!」
(;^ω^)「そんなレーダー知らないお;」
( ^ω^)「……でも…初対面だし流石にそれは無いお」
('A`)「一目ボレー!ってのもあるだろうがyo」
( ^ω^)「僕にぃ…??」
('A`)「無いとは言えねぇだろ。」
(;^ω^)「絶対無いお;てかそんな感じの雰囲気じゃなかったし、傷はどうあれあんな綺麗だったら彼氏ぐらいいるお」
('A`)「おま……それが居ないのが現実の面白い所なんだぜ?」
( ^ω^)「そう言うもんかお?」
('A`)「そう言うモンだ。俺が言うんだから間違い無い。」
(;^ω^)「余計信じられないお;」



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 04:45:54.57 ID:ialA6vljO
  
('A`)「あ…そうだそうだ」
( ^ω^)「何?」
('A`)「さっきのアイツな…ほら、妙に調子良かった奴。」
( ^ω^)「…アレが?」
('A`)「何か反省してたぜ。ゴメンなって謝っといてだとさ。」
( ^ω^)「………………?」
('A`)「いや…俺が内藤の言ってた事あいつに話したんだよ」
(;^ω^)「ちょwwwwwww」
('A`)「まぁ聞けって、それでな…カクカクシコシコちんちんシュッシ………



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 05:00:18.66 ID:ialA6vljO
  
‐ドクオ回想‐

('A`)「……ってなワケだ。内藤はそう言うトコデリケートなんだからもう少し気ぃ使えよ」
DQNっぽい人「……そうだったんだ…
いや、俺とか周りいっつもこうだからアレが辺り前かって思ってたんだけど…」
DQNっぽい人「内藤がそんな気持ちだったなんて知らんかったから…」
DQNっぽい人「悪い事しちゃったな…;ゴメン、ドクオ。内藤に謝っといてな;俺が言ったって逆効果だろうから;」
('A`)「そうかぁ…?まぁいいや。わかった」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 05:15:01.26 ID:ialA6vljO
  



('A`)「……ってな感じでトボトボ帰ってったぜ??」
( ^ω^)「…信じられないお…」
('A`)「ま…アイツも根はいい奴なんじゃねぇの??良く知らんが。」
( ^ω^)「……………」
('A`)「そら、俺の言った通りだろ?別に皆お前の事どうこうなんか思ってる奴なんかいないって。」
('A`)「むしろ好かれてる方だろ。さっきの奴なんかお前をメシにまで誘おうかしてたんだから。」
( ^ω^)「……わからないお…」
('A`)「あ?」
( ^ω^)「僕が………好かれる……???」
('A`)「お…おう、そうだぜ??」
( ^ω^)「…あんなに……」
('A`)「……?」
( ^ω^)「あんなに周りが昔僕をイジメてたのに今頃そんな事言われても……」
( ^ω^)「…僕にはわからないお…」
('A`)「内藤……」
( ^ω^)「で…でも良かったお。そんな風に思われてて…。」
( ^ω^)「何か知らないけど少し心が晴れたお」
('A`)「お、おう!そのいきだよ内藤!」
('∀`)「ようし!今日は飲み会でもすっかパーっとな!」
( ^ω^)「僕酒ニガテだお」
('A`)「アッソ。」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 05:29:12.80 ID:ialA6vljO
  
( ^ω^)「只今ー…」
j'ー`)し「あらブーンおかえりなさい。もう夕飯出来てるわよ?」
ξ゚听)ξ「もう、兄ちゃんおっそい!ご飯冷えちゃったじゃない」
( ^ω^)「ごめんお、何か今日は友達とすっかり話しこんじゃって…」
j'ー`)し「まぁ!本当!?良い事じゃない。カーチャン、最近ブーンが元気無いから心配してたんだよ。」
( ^ω^)「…なんか今日はちょっと元気でたお。服、着替えて来るお」

タタタタ…

ξ゚听)ξ「……なぁにがあったんだろ…」
j'ー`)し「フフ、ブーンも色々あんだろう…ささ、ツン。ご飯暖めるよ!」
ξ゚听)ξ「うわ…何か張り切ってやんの。」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 05:40:07.73 ID:ialA6vljO
  
‐その夜‐


( ^ω^)「好かれる……かぁ…」

コンコン

( ^ω^)「うい?」
ξ゚听)ξ「兄ちゃん入るよー??」
( ^ω^)「何だツンかお。」
ξ゚听)ξ「なんだって失礼ねぇ…。せっかく遊んでやろうと思ったのに。」
( ^ω^)「中3にもなって兄と遊ぶ妹がどこにいるの。」
ξ゚听)ξ「ここに。……ってか…相変わらず殺風景な部屋ねぇ。パソコンでも置いたら??」
( ^ω^)「パソコンするやる気も無いお。」
ξ゚听)ξ「か〜兄ちゃんそれじゃ学生じゃなきゃマジニートだわ。」
( ^ω^)「でも今は学生だおw」






壁);'ー`)し「本当…ああ言えばこう言うわねこの兄妹;」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/26(水) 06:00:49.20 ID:ialA6vljO
  



ξ゚听)ξ「よっしゃぁ!!!ロイヤルストレートFLASH!!!」
(;^ω^)「ブヒッ;mjsk;;」
ξ^ー^)ξ「やった、アタシの勝っちー♪」
(;^ω^)「相変わらずツンはポーカー強いお;」
ξ゚听)ξ「ふん、まぁアタシの手にかかれば凡人のお前などちょぉろいモノだ…」
(;^ω^)「誰の真似だお;」

ふ〜た〜り〜をさ〜く〜ように
お〜じ〜ま〜がキ〜レた〜♪

( ^ω^)「およ?電話だお…こんな時間に誰が…」

川 メ‐゚)『やぁ。』
(;^ω^)「そ…その声は…;」
川 メー゚)『何だ…?動揺してるな?』
(;^ω^)「まさかこんな早く電話が…しかも先輩からかかってくるとは思って無かったですお;」
川 メー゚)『そうか…?』
川 メー゚)『まぁいい。今からvipヶ丘公園に来てくれ。と言うか私はもういるんだが…』
Σ(;^ω^)「ちょwwまっwwいきなり何をwwww」
川 メー゚)『とにかく今すぐにだ。早くしないと私がえたいの知れん輩に狙われてしまうぞ?』
(;^ω^)「えたいの知れん輩はどっちだお;」
川 メ‐゚)『何か言ったか?』
(;^ω^)「い…いえいえいえ;何も言ってませんお;;わかりました;とにかく来ますお;」
川 メー゚)『あぁ、早くな。』



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