( ^ω^)と4色の音色達のようです

2: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 19:43:58.45 ID:/WQPq6zv0


       《 三音 空層弦奏 》 



(;^ω^)「ちょ、ちょっと待ってくれお!!」

引かれるままに駆ける通路の途中
引っ張る腕をふり解き、強引に立ち止まった

ξ゚听)ξ『どうしたの?』

突然の停止にも関わらず、彼女は慣性を無視した動きで反転し
首を傾げ、どうにも不思議そうな表情で変わらず正面に浮かんでいる

(;^ω^)「それはこっちが聞きたい、何がどうなってるんだお!?」

ξ゚听)ξ『さっきの聞いてたでしょ? もうすぐここが爆撃される
     だからそれを止めるのよ』

(;^ω^)「あああ、そうじゃなくて…」

先までの話を聞いていたからそれは分かる、分かるが

ξ゚听)ξ『だからどうしたの、早くしないとみんな死んじゃうわよ』



3: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 19:44:58.00 ID:/WQPq6zv0

(;^ω^)「だから、またあれに乗って…その砲撃を防げ、と?」

指を向け、示す先には不気味に影の中に浮かび上がる白い巨躯
その問いにツンは満足気に微笑み肯定した

なるほど、確かに一大事だ
そして確かにあれならどうにか出きるのかもしれない

だが、僕が聞きたいのはそんな事じゃない


(;^ω^)「なんで僕が乗らなきゃいけないんだお? ちゃんと説明してくれお
      こんな訳もわからず巻き込まれるのはごめんだお」

ξ゚听)ξ『決まっていたから、よ』

(;^ω^)「決まっていた? な、なんで」

ξ゚听)ξ『あんたがブーンだから』



5: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 19:46:10.56 ID:/WQPq6zv0

またそれだ、この一日でもう何度そう呼ばれただろうか
僕はブーンなんかじゃない、やはりどう考えても何か誤解されているとしか思えない

あれか、世の中には自分に似た人が三人居るとか言うあれなのか

(;^ω^)「何かみんな勘違いしてるみたいだけど…
       僕はブーンじゃないお? 僕は」

ξ゚听)ξ『内籐ホライゾンでしょ、誰も勘違いなんかしてないわ』


(;´ω`)「…あうあう、それじゃあ余計にわからんお
      だって僕はロボットの操縦なんて出きないお?」


ξ゚听)ξ『操縦する必要は無いわよ、動作は全てリィンが行ってくれるんだから
     あなたは演奏するだけでいいの』


(;^ω^)「それなら別に僕じゃ無くてもいいんじゃないかお?」

ξ゚听)ξ『いいえ、言ったでしょ? あんたに決まっていた、と』

(;^ω^)「だから何で! 何故にホワイ!」



7: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 19:47:57.95 ID:/WQPq6zv0

ξ゚听)ξ『それは…あんたが、今は失われたブーンの血脈を受け継いだ人間だからよ』

(;^ω^)「ブーンの、血?」


ξ゚听)ξ『そう、今は亡き国の最後の遺産、全之器奏者ブーンの民
     それが内藤、あんたよ』


(;´ω`)「はあ?」

思わず変な声を上げてしまった、何か凄い言われようだけど
意味が分からない、そんな事で誤魔化されると思ったら大間違いだ
もしかして格好いい言葉で誤魔化してはいませんか


ξ゚听)ξ『だから決まっていたの、そしてあんたには選択権なんて無い
     私と一緒に戦う事、それがあなたのすべき事よ』


(;´ω`)(…頭おかしいんじゃないかお)



8: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 19:49:34.32 ID:/WQPq6zv0

聞いてて段々バカバカしくなってきた
何が亡き国の遺産だ、何が【すべてのうつわかなでるもの】だ
もしかしてこいつら皆、究極の中二病集団なんじゃ…


……ん、ちょっと待てよ?


(;´ω`)(何だって? 亡き国?)


ふと脳裏を掠める記憶
空白の過去、そして…赤い炎の中での滅び行く夢

本当は…前から気付いていた

あの夢は、きっと僕の過去と何か関係があるんだろうと、ずっと思っていた
だからこそ見ない振りをしていた、もう僕は子供じゃないんだから

まだ幼い頃、僕はあれを見る度に泣いていたのを覚えている
そして何時だったか、これじゃいけないと気付いた

だから現実を受け入れて生きていかなきゃいけない、そう思ったんだ



9: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 19:51:27.64 ID:/WQPq6zv0


だけど…結局、未だに僕はあの夢を見てしまう


(;゚ω゚)(まさか、それって…!)

ξ゚听)ξ『分かったらさあ、早く!』

(;´ω`)「!!」

再び僕の腕を掴み、急かす彼女
その腕を片腕で握り、こちらに引き寄せた

ξ;゚听)ξ『え、きゃ!?』

(;゚ω゚)「ちょ、ちょっと待ってくれお、せめてこれだけは答えてくれお!」

ξ*゚听)ξ『な、何よ…』

(;゚ω゚)「…それは、もしかして僕の記憶に無い部分
      過去の事と何か関係あるのかお?」


このままじゃ僕は、いつまでも経っても記憶に縛られ、抜け出せない



10: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 19:52:57.30 ID:/WQPq6zv0

(;゚ω゚)「どうなんだお、答えてくれお!!」

ξ;゚听)ξ『へ? あ、ああ、そうよ』

必死に懇願する僕に対し、彼女はあっさりとそれを肯定した

(; ω )「…っ」

驚いた、まさかこんな時、こんな状況、こんな場所で僕の過去に関わる物に出会うなんて

いやもうこの際そんな事はどうでもいい、とうとう見つけたんだ
知りたい、何を差し置いてもいい…それだけは知りたい


どうして僕は昔の記憶が無いのか

どうして僕は一人、この街に居たのか


どうして僕には……お父さんとお母さんが居ないのか


なんでボクは捨てられたの、何故、どうして?



11: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 19:55:03.39 ID:/WQPq6zv0

ξ゚听)ξ『…内籐?』

(  ω )「ツン、知ってるなら教えてくれお…僕の過去を、全て…」

ξ゚听)ξ『…知りたいなら、リィンに乗って、そして演奏するのよ内籐
     それがきっと、全ての答えになるから』


(  ω )「…」

交わる視線を外し、正面を見上げる
そこにはリィンと呼ばれたロボットが見える

何故か

不気味に見えた筈のその巨躯は頼もしく、まるで僕を待っているかの様に見えた



「行くお、ツン」



12: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 19:56:37.23 ID:/WQPq6zv0


……。


ノハb゚听)《搭乗及び正常起動確認! 応答有、回線繋ぐよ!!》

( ・∀・)「うん、どうぞ」

天井から下げられた巨大な画面に皆の視線が注ぐ
するとまっ黒い画面が僅かに歪み、人の姿が映された


《 (;^ω^)「だって暗くて、こわ…ん?」 》

( ・∀・)「どうだい、行けそうかい?」

《 ξ゚听)ξ『いつでもいいわよ』 》

《 ( ^ω^)「それで、どうすればいいんだお?」 》


( ・∀・)(…おや?)

流石に反発されるだろうと覚悟していたが、意外にもやる気になっている様子



14: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 19:57:58.40 ID:/WQPq6zv0

( ・∀・)(ふむ、勢いに任せろ作戦はずいぶん巧い事進んだようだね)

( ・∀・)「ヒート君、ミッション内容を伝えてあげて」

ノハb゚听)《はいよっ! いいか、よおおおおく聞けえ!!!?》


《 (;^ω^)「んな大声で喋らなくても聞こえるお…」 》

ノハb゚听)《う? …帝国より発射された大陸間弾道弾は現在およそ秒速6kmで進行中だ
     あと15分以内にはこちらに到達するだろう、爆発、す、れ、ば………》


《 (;^ω^)「すれば?」 》

ノハb゚听)《ええいしゃらくさあああい!! とにかく火の海だああああ!
      人類が息絶えない程度になああああああ!!!》


(;・∀・)(…人選ミスったかな)


《 ( ^ω^)「把握した!!」 》

(;・∀・)「しちゃった!!」



15: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:01:26.32 ID:/WQPq6zv0

《 ξ゚听)ξ『とにかく時間が無いんでしょ? なら急ぎましょ』 》

(;・∀・)「よ、よし、まずは発進だ、それから座標を送るから
      そこへすぐに向かってくれ」


《 (;^ω^)「…」 》

ノハb゚听)《オッケィ、オーライ!!》

彼女はその言葉を待ちわびた様に嬉々とした様子でパネルを叩き始める
するとすぐに黄色い点滅が周囲を照らし始めた

ノハb゚听)《エマージェンシーコール発令!作業員及びスタッフは退避しろ!すぐしろおお!
     封鎖及びその他もカァット! カタパルトデッキへ移動!! 下駄接続!!!
     テイク緊急発進スタンバイ、レディィィ!!!??》


ノパ听)ちらちら

(;・∀・)「………」


( ・∀・)「――――――GO!!」


ノハ*゚听)《リィン・フォルツェンド発進〜ぽちっとな♪》



16: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:03:14.13 ID:/WQPq6zv0



……。



( ゚ω゚)「ぶっ!!!!!」

なんだかやたらと楽しそうな声が聞こえたかと思うや否や
突然物凄い圧力が全身を襲った

暗闇の中、光の線が幾つも通り過ぎていく
その光景はさながらワープ空間の様で綺麗だが、見惚れている程の余裕は無い

必死にそのGに耐えていると、次の瞬間、空が開けた


(;´ω`)「お、お…?」

ξ゚听)ξ『リィン、座標は来てる?』

《受信済みです MAP表示をしますか?》

ξ゚听)ξ『ええ、お願い、誤差確認と修正もね?』

《了解しました》



17: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:05:18.15 ID:/WQPq6zv0

(;゚ω゚)「空!? 空が!!」

段々と圧力が軽くなり、球状の周囲を見渡せば外の景色は青に染まっている
既に小さい地上がどんどん小さくなっていく

(;゚ω゚)「あわわわわわわ、飛んでる、飛んでるよーーーー!!??」

《現在ブースターユニットにより 目標に向け上昇中です 現在高度1700m》

(;´ω`)「んな、何する気なんだお?」

《 ( ・∀・)「うむ、それじゃあ時間も無いから手短に説明するね」 》


……。


(;´ω`)「そ、そそそんな凄そうな真似、僕には無理だお!!!!」

《 ( ・∀・)「いや、心配は要らないよ、君がするのは一つだけさ」 》

ξ゚听)ξ『タイミングを合わせて私を弾けばいいだけよ、簡単でしょ』



19: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:07:16.97 ID:/WQPq6zv0

(;´ω`)「あうあう……」

とんでもない事になってしまった…果たしてそんなのが成功するのか?

《現在高度6000m 高熱源体を確認 接触まで推定残り5分》


( ・∀・)「じゃあそろそろ準備してくれ、幸運を祈る」


そんな言葉を最後に通信が途切れた


(;´ω`)「ちょ! もう!? マジかお!?」

ξ゚听)ξ『覚悟を決めなさい!! 行くわよブーン!!』

不意に彼女が僕の手を取り握り締めた
すると、その身体が光に包まれヴァイオリンの姿を成した



21: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:09:19.90 ID:/WQPq6zv0

最早、やるしかないらしい

((;゚ω゚))「う…あぅ…」

震えが止まらない、怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖いこわいおkをあいwかおいwかおい
当たり前じゃないか、僕は昨日までただの一般人だったんだぞ
それが今こんなとんでも状況に立たされてるんだ、いくら出きる事だからって限度があるだろ

内心、悪態を吐きつつも、どうにか頑張らねばと気合を入れようとするが
どうにも震えが止まらない…これじゃ不味い、非常にまずい



   (いいかい? 作戦はこうだ)



圧倒的に時間が無い現状、唯一の手段だと言った

二度目は無い、一発限りの大勝負



22: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:11:13.87 ID:/WQPq6zv0



   (あの手のミサイルは大概、超高空から降ってくる様な形で飛んでくる物なんだ
    これは前もって準備していたとしても迎撃は難しい代物でね)



チラリと、モニターを視界に映す、中心に見える点がここ、そしてその先
赤い点が徐々に近づいてくるのが見える



   (それに、地上付近で迎撃しても爆発が起きれば意味が無い
    だから…すまないが君等に直接、空で迎撃してもらう、これしか無いんだ)



《残り3分 ユニットワン停止》

((;゚ω゚))「…ぜえ、ぜえ…!」

やっぱり無理だ、高い、怖い、だいたい震えて、これじゃ何も…っ



23: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:13:39.90 ID:/WQPq6zv0


   (高度計算、距離方向の誤差はリィンが行ってくれるから心配は要らない
    君のすべき事は…上昇停止後、慣性での宙静止時間の中で通り過ぎる砲撃の破壊だ)
     

『落ち着いて、大丈夫よ』

どこからか聞こえる声

勝手な事を言うものだ、何がどう大丈夫だと言うのか
まさかこんな異常な事態になるとは思わなかった、だから乗る気になったのに


((;゚ω゚))「何でそんなお気楽な事言えるんだお!」

またあれか? 僕がブーンだからとかそんな訳の分からない事を言い出すのか?

『だから落ち着きなさいってば、悪い癖ねそれ、すーぐ周りが見えなくなるんだから』



26: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:15:36.58 ID:/WQPq6zv0



   (先の戦いで君が行使した力を覚えているかい?
    …そう、あれだ、あれなら上手く行けば完全に空中分解させられる
    それに仮に爆発が起きても最小限に抑える事が出きる)



『胸を張りなさい、あんたは一人じゃない、なんせ私達がついてるのよ?』

(;゚ω゚))「…」

『ほら、リィンも何か言ってやんなさい』

《ワタシ は与えられた指令に従うのみです》

『…もう!』

《残り2分 メッセージを受信 再生します》

『え?』



27: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:17:29.30 ID:/WQPq6zv0


《一件 ( ・∀・)「ああ、言い忘れてた、もし失敗しても我々は死ぬだろうけど
         どちらにせよ、君は間違いなく無事生還できるから安心して欲しい」 》



( ゚ω゚)「…」



《二件 ノハb゚听)「リィンの装甲は化け物か!!!だああああ」 》



(  ω )「……」



《三件 ('A`)「まあがんばれ…バーロー」 》



(  ω )「……くっ」


…………なんだよ、それ
失敗してもいいって、じゃあ何の為に発進させたんだよ



28: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:18:56.83 ID:/WQPq6zv0

《残り30秒 第二 ユニット停止》



(  ω )「何が失敗してもいいだ、馬鹿に…っ」



だいたい初対面の癖に何で、何故こんなに



僕を信頼できるんだ



彼等は僕に命の預けたんだ、死ぬのが怖くないんじゃない
死ぬ訳が無いと、大丈夫だと、言葉じゃなく…魂が理解した!!



《15 カウントダウン開始》



29: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:20:34.56 ID:/WQPq6zv0


(♯`ω´)「ばかにすんなあああああああああああっっ!!!」


『あっ、ちょ! 激し…ぁ』



   《11 コード起動 震動破滅弦奏曲 》




「             !!!」

 

『          !!』




   《          》



30: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:21:16.30 ID:/WQPq6zv0



   《5》



   《4》



   《3》



   《2》



   《1》






…………。



33: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:24:03.82 ID:/WQPq6zv0

ノハ;゚听)「あ、ね…熱源!!消失!!!!!」

並ぶ電子機器の内一つ、球状の物体に映り込んだ白と赤、二つの点
それらが交わり、赤い点が消え去った

ノハb゚听)《そしてリィンは健在!!キタアアああああああああああァ!!!!!》

(;・∀・)「……はあああーっ、やったのだな」


どっ、と大きな歓声がそこら中から上がった


( ・∀・)「うんうん」

('A`)「いやー正直もうオワタと思ってたっすよ」

( ・∀・)「私もだよ…と、いやいや、流石はブーンの」

ノハb゚听)《リィンより通信!!》

( ・∀・)「お?」



34: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:25:57.16 ID:/WQPq6zv0

ノハb゚听)《おつかれええええええぃ!!! どうだい気分は!?》

(;・∀・)「さ、先に…」

('A`)「んぁ?」

その場に居た者、居なかった者、誰もがそれを映すモニターに集中していた
だが、その画面はノイズだらけ、映像は悪く、声は途切れた


《 ;^ω )「 こが…て……なn…お!? 》


ノハb゚听)《はぁ?》

(;'A`)「なんか電波悪いな…まだ通信範囲外なんじゃねえのこれ?」

(;・∀・)「おかしいね、リィンはちゃんと確認してから寄越すはずなんだが…」


《 (;  ^)「なん…お! は…k…逃げ……!!」 》



35: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:27:32.17 ID:/WQPq6zv0

ノハb゚听)《…逃げろ?》

(;・∀・)「何を言って…」



次いで、はっきりと叫ぶ声が響いた




《 ξ;゚听)ξ『アレは爆弾じゃ無い、輸送弾だったのよ!!』 》





それより通達より数分後


いくつもの箱状の物体が、街に降り注いだ



37: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:30:37.79 ID:/WQPq6zv0

  【??】

(´・ω・`)「一応準備はしておいたけど…今回は出番無かったね」

川??)『…そうでも無いんじゃないか?』

(´・ω・`)「?」

川 ゚ -゚)『何だかな、酷く嫌な予感がする』


(;´・ω・)「こ、怖い事言わないで、ってうあよおおお!!??」

そこへ突然の地鳴り

それも一つでは無かった、一つ、また一つ
世界を揺るがすような轟音が響き渡り、地震と共に上から破片が降り注ぐ

(;´・ω・)「な、なんだぁああ!?」


川 ゚ー゚)「ほーら、当たったじゃないか」

埃が舞う静まり返ったその場、似つかわしくない澄んだ音色
外部から聞こえ来る破壊の音に彼女は何処か嬉しそうにそう言った

つづく



41: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/30(水) 20:37:36.83 ID:/WQPq6zv0
次回予告

難攻不落と呼ばれた絶対無敵、攻略率一lも目じゃない難易度を誇る
ルービックキューブをどうにかクリアしたクーの前に現れたのは…

∧,,∧
川 ゚ -゚)「…姉さん」

lw´‐ _‐ノv「兄さんなの?」

('A`)「この中の誰かは嘘を吐いている!!」

謎が謎を呼ぶは正に、嵐の中で輝いて

( ・∀・)「ビーストウォーズは僕等のバイブル」

うぉーううぉー平和が過ぎ去りし風雲今日を告げる次回
    【 あなたも宿敵だった 】



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