( ^ω^)と4色の音色達のようです

2: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 20:50:57.11 ID:yTePRy040
あらすじ

○月×日(水曜日)はれはれゆかい

きょうはてんきがいいです とてもうれしかったです

じょぎんぐちゅうのはげあたまがひかってました とてもまぶしかったです
でもどうしてひかるのでしょうか はだなのに みがいているとしかおもえない

そとにでるとしゅーさんが棒でひたすらほっていました とてもあっーでした

おひるにはがっきをぬすまれまsた とてもつらかったです

へんなつうろをすすむと 時計型麻酔銃でうたれました
どうみてもばーろーです ほんとうにありがとうございました

めをさますとぼくはきょだいろぼっとにらちかんきんされていました

らちかんきんはひらがなにすると ちかんとか レもんきんにみえます

そしてかんきんさきでぼくはがっきをひかされるようです 

そんなはなしがあったきがします 


PS なんだか からだが かゆい

                  ないとう ほらいぞん



6: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 20:53:07.62 ID:yTePRy040

二音 《 戯曲 》

集中していた意識が広がっていく

(  ω )「…ふぅ」

ゆっくりと息を吐き出し構えていた腕を下ろし、辺りを見回す


目下に広がる景色は…なんていうか

凄い事になっていた

《全機破壊を確認 残存部隊は全て撤退》

(;^ω^)「…」

響く言葉どおりに、先まで下に見えた戦車郡は消え、遠方には逃げていく様子が見えた

下では呆然とこちらを見上げている人々が居て、その周辺は円状に荒野が広っている
白く地を埋め尽くす様々な破片、更には丸々半分が抉られた建物も目に付いた



7: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 20:54:29.55 ID:yTePRy040

(;^ω^)「これを、ほんとに…僕が?」

『僕たち、でしょ』

(;^ω^)「え? いや、というか…いったい何をしたらこんな事に?」

《先のは震動破砕音発生器 音を本機が増幅変換 音波震を発生 
 小範囲内の物質に共鳴崩壊を起こさせる兵器です》

(;^ω^)「日本語でおk」

『駄目よリィン、どうせ言ったってわかりゃしないわよ』

(;´ω`)「…」

《ですが マイスターへの説明も命令にありますので》

マイスター、これは僕の事を言っているようだが

( ´ω`)「なんのこっちゃ?」

スターと言うとやはり…

(;´ω`)「…NISHIKINO?」

『にしきの?』



8: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 20:56:06.47 ID:yTePRy040

(;^ω^)「え、あーあー…いや、凄い事になったなぁ」


『ああ、そうね…確かにこれはちょっと』


次いで手にあった重みが薄れ、握っていた感触が消え
見れば僕の手から離れたヴァイオリンが光り輝き、宙に浮かんでいる


(;゚ω゚)「くぁwせdrftgyふじこlp;!?」


光に包まれたソレは形を歪ませ、徐々に人の形を成していく

突然の異変に開いた口が塞がらず、呆然と見つめていると
すぐに輝きが収まり始め、その先に見えたのは


ξ;゚听)ξ『やりすぎちゃったかな…敵どころかそこら辺の建物までなんて』



9: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 20:57:57.52 ID:yTePRy040

(;゚ω゚)「ゲエーッ! また出た!!!」

ξ;゚听)ξ『て、出たって何よ失礼ね!』

(;´ω`)「あ、ごめんなさい」

ξ゚听)ξ『もう…』

先程も見た小さな女の子だった、彼女はふわふわと宙を漂い
僕の反応が不満を示し、口を尖らせた

いや、それにしても……


(;^ω^)「…」

ξ;゚听)ξ『な、なによ…そんなじろじろ見て…』

よく見ると、いや見なくても、この子変だ、色々と
何がおかしいってその容姿、体躯、大きさ、サイズ
幼女とか少女とかそういうレベルの体系じゃない、なんというか



10: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 20:59:30.46 ID:yTePRy040

(;^ω^)「二…いや三頭身?」

ξ゚听)ξ『なにが?』

( ^ω^)「…何でもないお」

ξ゚听)ξ『そう』


《通信が入りました》


(;^ω^)「通信?」

ξ゚听)ξ『ん、繋いで』

《「あ、あー、あー、聞こえるかい?」》

(;^ω^)「へ?」

澄んだ女性の声が一転、聞こえてきたのは野太い男のヴォイスだった
その声に問い返す暇も無く、正面に浮かぶモニターの一つが男性の姿を映し出した
そこには何処かで見たような顔が見える

《 ( ・∀・)「全く…随分と派手にやってくれたね」 》



11: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:05:13.44 ID:yTePRy040

ξ゚听)ξ『あら、こんな突然、それも無理矢理に話を進めといてよく言うわ
     普通もっとしっかりと準備しておく物じゃないの?』


《 (;・∀・)「手厳しいねぇ…まあその通りなんだけど」 》


(;゚ω゚)「あ!!!!」

そうだ、思い出した…こやつは


《 ( ・∀・)「ん、ひとまずお疲れ様、突然の事で驚いt」 》

(;゚ω゚)「お前は…締め切りの悪夢!!」

《 (;・∀・)「な…なにぃ!?」 》

パンッと映像がぶれる、とりあえずこれはお約束
続いてノイズが幾度か走り、崩れた映像が戻ると今度はまた別の男の姿があった

(;´ω`)「やめて編集長、作者のライフは0だお!」

《 (;・∀・)「むぅ? いったい何を言って」 》



14: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:07:12.63 ID:yTePRy040

( ゚ω゚)「やめろ、やめろやめろお! 僕は知らない!3月10日なんて知らない!!」


《 (´・ω・`)「リーダー、締め切りにうるさいからなぁ…」 》

《 ('A`)「ぷぷっ、本性見抜かれてますね、編集長?」 》

《 (;・∀・)「…君等ねぇ」 》


(;゚ω゚)「あ、お前…あの時の!?」

《 ('A`)「おお、覚えててくれたかい? 俺はドクオ、あんたの楽器を…」 》


(;゚ω゚)「バーロー!! バーローじゃないか!!」

《 (;'A`)「持ち出しt…ばぁろぉ!?」 》


(;゚ω゚)「とぼけたって無駄だお! 僕は見たんだ!!
      お前が僕を時計型麻酔銃で撃ったのをこの目ではっきりとぉ!!!」

《 (;'A`)「あ? いや、それはそうなんだが…そうじゃなくてさ」 》



15: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:08:58.50 ID:yTePRy040

(;゚ω゚)「ふ、ふふふっ…お前の正体はわかってるお、誰もが間違ってると否定するけど
      僕の目は誤魔化せはしない……っ!! 間違いなくお前は…っっ!!」



   テーテッテテーン♪

(;゚ω゚)9m「高校生探偵、工藤新一!!!」



《 (;'A`)「……えーと」 》

(;゚ω゚)「さあ!さあ!言え!!言ってみろ!!バーローと、バーローとおおおお!!」

《 (((;'A`)))「ちょ、誰だよそれ!とりあえずもちつけ!!」 》

モニターに掴みかかり激しく揺する、そう…激しく
あくまでも激しく、時に優しく、時に詳しく、撫で回すように

(;゚ω゚)「ちくしょうちくしょうちくしょうちくしょうちくしょおおお…!!
      皆して僕の【コナン=新一】理論を否定しやがって!!」



16: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:10:04.85 ID:yTePRy040

《 (;'A`)「おい!誰かこいつ何とかしてくれ!!」

《 (;・∀・)「ドクオ君! いったい彼に何をしたんだね!?」 》

《 (;'A`)「なんもしてないっすよ!!」 》

《 (;・∀・)「むぅ…しょうがない、一旦通信を切れ!」 》

《 (;´・ω・)「…駄目です こちらからのアクセス(笑)は遮断されます」 》

《 (;・∀・)「これが…ブーンの民の力か!」 》

《 (;'A`)「な、なんだっt」 》
《 (´・ω・`)「いえ、それとは関係ありません」 》


《 ( ・∀・)「…空気嫁」 》

《 (;´・ω・)「え?」 》



17: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:12:20.78 ID:yTePRy040

( ^ω^)「きがくるっとる」

《 (;'A`)「そりゃお前だ」 》

( ゚ω゚)「ふっ…ふふ、本性を現したなバーロー、真実はいつも一つかお」

《 (;'A`)「だから誰よ!?」 》

《 (´・ω・`)「え、知らないの? 名探偵コナ」 》

《 ('A`)「うるせえ、黙れ」 》

《 (;´・ω・)「え?」 》



ξ゚听)ξ『…』


一連のドタバタを黙って見つめていた小少女は大きく溜息を一つ吐くと
僕の正面に割り込むように飛来し、呆れた風に呟いた

ξ;--)ξ『はいやめやめ!…もう見てらんないわ、続きは戻ってからにしましょ』



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/28(月) 21:13:58.70 ID:yTePRy040

《 (;・∀・)「う、うむ、その通りだな」 》

ξ゚听)ξ『はいじゃあそう言う事で…リィン、本部までお願いね』

《 了解 》

(;゚ω゚)「お!?」

男の姿を映していた画面が途切れ
続いて微かな震動、景色がぐんぐん流れ始める

どうやらこのロボットが移動しているようだ

下を見れば群がる人々が無力化した敵兵の連中を縛り上げ
再び動き出したロボットに気付くと皆一様に驚いた表情で見上げていた

ξ゚听)ξ『…ふふ』

そんな様子を、彼女はどこか誇らしげに腕を組み、威風堂々と見据えている

(;´ω`)「…」

いかん、何だか流されている、このままでは非常に不味い気がする
同様に流れる景色を見つめながらそう思った



19: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:15:58.48 ID:yTePRy040

とりあえず先までの様子を見るに、今のところ身の危険は無さそうだが
このままノコノコと着いて行ったら何がどうなるか分かったものじゃない

…いや、そもそも連れて行かれてる訳だからどうしようも無いのだが

どうしたものかと思案すること数十秒、ふと思い立ったのは
目の前に浮かんでいる謎の生命体の存在だった

(;^ω^)「え、と…君、は?」

ξ゚听)ξ『ツンよ』

(;^ω^)「お?」

ξ゚听)ξ『私の名前、君なんて呼び方は止めなさい』

(;^ω^)「ツン、それで、今どこに向かってるんだお?」

ξ゚听)ξ『フォルツ、って言っても分からないわね
     大丈夫よ、行けば分かるわ』

(;^ω^)「そうかお…それで、君は一体何なんだお?」

ξ゚听)ξ『ツンよ』

(;^ω^)「お? いやそうじゃなくて」



20: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:17:01.22 ID:yTePRy040

ξ゚听)ξ『…』

(;^ω^)「…あの」

ξ゚听)ξ『…行けば分かるわ』

(;^ω^)「お…」

話してくれる気はないらしく
そのままツンは黙り込んでしまった

ξ゚听)ξ『…』

(;^ω^)「…」

定期的に響く音と震動、聞こえるのはただそれだけ…静かで、とても、気まずい
どうにも落ち着かず、キョロキョロと周囲を見渡す僕とは対象に
ツンはピクリとも動かず、じっと正面を見つめている

こうゆう時、何か言わなきゃいけない気がするのはきっと僕だけじゃないはずだ


( ^ω^)「…すきときめきときす」

ξ゚听)ξ『?』



21: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:19:00.15 ID:yTePRy040

( ^ω^)「いや、何でもないお」

ξ゚听)ξ『そう』


(;^ω^)(ぐおおおおおおおおぁあああ、何言ってんだ僕は!)

そんなのどうでもいいよ、ていうか何だよそれ、元ネタすら知らないよ

( ^ω^)「…ツン」

ξ゚听)ξ『なに?』

( ^ω^)「読んでみただけだお」


ξ゚−゚)ξ『……そう』

(;^ω^)(声こわっ!!)

物凄く低い声で返された、どうみても不機嫌です、本当に(ry
まずい、これはまずい、これは早くフォローしなくちゃいけません
ええと話題話題話題話題…!!!



22: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:21:04.74 ID:yTePRy040

(;^ω^)「ツンさん、あの」

ξ゚−゚)ξ『……何?』

( ^ω^)「コナン=新一って」
ξ゚听)ξ『ないわね』


( ^ω^)「…」


((; ω ))「…」


泣くな、堪えろ僕、こんなの何度もあった事じゃないか、そうさこんなもんだよ世の中は
そうさこの程度で挫けてたら駄目だよ、男の子は涙を人に三回しか見せちゃいけないんよ

ん? でも考えてみたら彼女は人なのか?
いかん、気になるじゃまいか


( ^ω^)「ツンさんツンさん」

ξ゚听)ξ『なに?』



25: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:23:00.09 ID:yTePRy040

( ^ω^)「ツンさんは人g…………」
       
ξ゚听)ξ『…人?』


(;^ω^)「人…にん…ニンジン食べれるかお?」


ξ゚听)ξ『…さあ?』



(;^ω^)(くぉおおおお!!!)

駄目だ、いくらなんでも初対面の相手に「人間ですか?」なんて聞ける訳がないじゃないか
失礼にも程があるよ、そうだ、もしかしたら
彼女は何かの病気や障害で小さかったり浮いてたりするのかもしれない

だとしたらそんな事は聞けない、偏見カッコワルイ



26: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:25:06.18 ID:yTePRy040

(;^ω^)「ツンさんは普通の子だお!」

ξ;゚听)ξ『はあ!?』

( ^ω^)「大丈夫、何も心配いらないお!!!」

ξ;゚听)ξ『え、何が?』

( ^ω^)「何も言わなくてイーンダオ! 分かってる、分かってるお!」

ξ゚听)ξ『…わからないわ、どうしたのあんた、いい加減』


( ^ω^)「そういえば、ツンさん激ツンk」
ξ゚听)ξ『うざいんだけど』

……ん?

( ゚ω゚)「はっ…え!?」

ξ゚听)ξ『…あんたさ、ちょっと調子乗ってんじゃないの?』

あ、やばい、これはやばい、直感が告げている

(;゚ω゚)))「ぃぃいえそんな! 僕はただっ」

ξ゚听)ξ『あのさぁー…』



27: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:26:06.71 ID:yTePRy040


          \\ 、.,ィ'゙          ``ヽ,
       ,....--`ゝ                 ヽ,
     ,.ィ'´_,,..ィ'''' /   ,   ',  ,         ヽ
   /-'''フ'゙    /  l /r、ィvィ''| |       i  , .|
 /´ ./    /  | / |    | | |、   ,    |  ', |
   /    /   i  ,| | .|    .| .| | ヽ  |    . |  ヾ|
  ./  /i    |  /.|.| .|    .| |.| ヽ  |    .|   ヽ,
 ../ / ./   .| / .!| |    | |l  ヽ .|、   i |_‐-- ,,,, \   
 /'゙   .|  /゙i | ヘ _\! ,   、 _,ィ  ', | .i   | .|  ゙゙゙̄<⌒~
. '    | / ',.| .|{ ', ’゙''‐-    _,,,,,..V'゙ |  .A .|'i  、 ヽ,
     |./   > |'ヽ| ヾ=‐     ’、,,,,,.ィ   ! .ハ|ノ  ヽヽ,ヘ
     レ  /ィ!|  '、         `~    ,〉/''゙!|、    ヽ ``
       /'゙/  ,,ィ`r 、,_ r-‐ヘ   ,./,レ、 ヽ'''‐\  、
        | / ,/ィ/  `ヘ_,,,)'''く´ / '、| \、',   \、i
         レ゙ .//     }  i゙l  ``、     `     `
         .///       /||  |  ./:ハ
         //゙       / N .i  /:/ /''|
       〈v゙゙゙゙゙゙゙'''''‐‐ 、, .代Ni / /./ /,ノ |
     
      『いつまでも寒いネタかましてんじゃ―――



28: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:26:54.22 ID:yTePRy040



                                  ヒェー

        ただいま映像が乱れております
        
         しばらくお待ちください


      http://www.youtube.com/watch?v=SXlyr4cwYKU



30: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:29:00.17 ID:yTePRy040

('A`)「おー、戻ってきた」

定期的に聞こえる地響きの中
電子機器が並ぶ一室の中、男は窓の外を見つめ呟いた

窓の向こうは灰色の壁、そして広大な空間が広がっている

やがて、天井にある巨大なライトに照らされ、白いロボットが姿を現した
それは大きな足音を立て、ゆっくりとした動作で歩を進めていく


ノハb゚听)《キタコレ!! 待機位置へ移動! ロック完了! 回転開始!!》


何処からか聞こえてくるエコーのかかった声に導かれるように最奥へと移動すると
大きな音を立てながら床が沈没、足が固定され、床ごと位置と方向を変えていく


ノハb゚听)《格納確認! 続いてゲート解放! ロック解除!》


壁に背中を合わせる形になった所で床の移動が停止
すると壁から通路が何本も飛び出し、機体を通路が囲うような状態となった

ノパ听)「はい! 終わりいいいィ」



32: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:30:59.09 ID:yTePRy040

( ・∀・)「はいはいお疲れ様、さてヒーローの帰還だ、みんなで挨拶に行こうか」

('A`)「うぃーす」

ノハ*゚听)「おおおおおおぉ!!」

一同「はーい」


(;´・ω・)「あぇ?僕は?」

ロボットの正面、胸部を横切る通路へ人が集まっていく

ノパ听)「ハッチ開くぞおおおお」

ノパ听)「…オオオオォプン、ゲエエエェッッット!!!」

激しい排気音が響き、白いロボットの胸部が横に開かれた
開かれた先は暗くどうにも見えないが、微かに動く影が見える
次いで聞こえ始めたのは話し声、皆の期待が高まっていく

そして、二つの影が明るみへ踏み出し、その全貌をあらわにした



33: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:32:04.74 ID:yTePRy040

ξ゚听)ξ『ほら、キビキビ歩きなさいよ』

(;´ω`)「は、はいっ、ツン様!」


( ・∀・)('A`)「……」

ノハ;゚听)「…」

その他「……」


ξ゚听)ξ『ったく、とろいんだから』

(;´ω`)「………すみませんですお」


(;・∀・)「えーと、初めまして内藤ホライゾン君」

( ´ω`)「あ、どうも」



35: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:34:04.50 ID:yTePRy040

(;・∀・)「…だ、大丈夫かね?」

( ´ω`)「はぁ…」

ξ゚听)ξ『…』

(;^ω^)「はい元気です!!」

(;・∀・)「そ、そう、じゃあ…立ち話もなんだし、とりあえず中へ行こうか?」


……。


そうして連れられるがままに通路を進むと、電子機器が並ぶ奇妙な部屋に辿りついた
上には巨大な画面、正面には窓があり、その奥には白い巨体が見える

( ・∀・)「さて、何から話そうか…いや、むしろ聞きたい事はあるかね?」


(;^ω^)「え、うーん…」

聞きたい事なんてあり過ぎて困るという物だが



36: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:34:49.55 ID:yTePRy040

さて、どうしたものか?


1、ここ…どこなんですか…どうしてわたしつれてこられたんですか…?

2、今の過疎についてどう思う?

5、すたこらさっさだぜーぃ

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/28(月) 21:35:20.52 ID:BsiUPjpo0




39: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:37:47.36 ID:yTePRy040
( ^ω^)「すたこらさっさだぜぃ!!」

ξ;゚听)ξ『え?』

(;・∀・)「あれ?」


僕は逃げた、自由を求め今広い世界へ旅立っていくのだ

回り込まれる日もあったけど…僕は元気です


( ^ω^)の逃亡ライフのようです



42: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:41:05.35 ID:yTePRy040
ルート分岐3,4

僕の名は内藤ホライゾン、さすらいのギャンブラーである

( ^ω^)「有り金全部おいてきな」

「くっ、なんてやつだ…!」

今日も今日とてギャンブルに生きる、それが俺の行き方だ
…思えばいつからこうなっちまったんだろうなぁ

( ^ω^)「空が青いぜ…」

こんな日は記憶が蘇る…そう、時は戦国、ある冬の日だった



43: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:44:21.25 ID:yTePRy040
('A`)「ぐあああ・・・俺はもう駄目だ…構わず行け!!」

( ;ω;)「バーロー!バーローを置いてなんかいけるかバーロー!」

('A`)「ブーン…来るな、くれば殺す」

( ^ω^)「本気かお…」

('A`)「当然だ!!」

ドクオことバーローの攻撃 ブーンに3のダメージ

( ^ω^)「がはあっ!!」

(;´ω`)「鳳凰の夢は潰えたか…お師さん…ぬくもりを…」

('A`)「悲しい男だ…誰よりも愛深き故に…」



44: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:46:03.62 ID:yTePRy040

( ^ω^)「それで、ここは何処なんだお?」


( ・∀・)「ここは反帝国連組織の一つ、フォルツの本部だよ」


(;^ω^)听)ξ「はんていこく…なんですと?」

( ・∀・)「まあ簡単に言えば帝国の横暴を許すなーって集まりの事さ」

ξ゚听( ^ω^)「ふむ、それであなた方は?」


( ・∀・)「私はモララー、一応ここの支部の局長を任されている者でね
      そしてこちらに揃っているのがここのスタッフ達だ」

('A`)「まあ、さっきも言ったが俺はドクオ、諜報員ってとこかな?」

(´・ω・`)「初めまして、僕は( ^ω^)「ドク? コナンじゃないのかお?」

(;'A`)「…まだ言うか」

(  ω )「ふっ…僕の目は誤魔化せないお」



48: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:48:13.07 ID:yTePRy040

(;´・ω・)「…僕はsyノパ听)「私は! オペレーターのおっっっ!!」


(;´ω`)「ひぃっ!?」

突然、後方に控えていた女性が雄叫びを上げ、正面を物凄い速さで横切った


ノパ听)「そうっ!! ヒィーーーーーーーーーー!!」


そのままの勢いで前方宙返り、側転、バック転の華麗な連続技を見せた

僕は完全に魅せられ、真剣にその翻るスカートを眺めていた
そう、彼女はひらひらスカートを履いて飛び回っているのだ

ノパ听)「トウ!!!!」

(;゚ω゚)「ちいっ…!!」

にも関わらずあと少しと言う所で絶妙に見えない
なんというチラリズム、これぞ巧みの技だろう、このフラストレーションは今僕の欲望を

( ・∀・)「こらこら、ヒート君…丸見えだよ、はしたない」



49: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:50:12.65 ID:yTePRy040

( ゚ω゚)「マジかお!?」
(;'A`)「何色っすか!?」


( ・∀・)「うん、今日は赤白の縞だね」


( ゚ω゚)「縞キタコレ!!!!」

('A`)「…2色縞色は じ ま っ た な」



【 ( ^ω^)と2色の縞パンのようです 】


     縞、それは浪漫である


それは色々と膨らむ夢、インマイドリーム赤いバラの花部屋中に敷き詰めて

正にそれは色々と膨らむ希望なのだ、さあ今こそ振り返れ、見るべき時は来た



50: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:51:20.05 ID:yTePRy040

ノハ;゚听)「…」

( ゚ω゚)(;'A`)「!?」

(;'A`)「そ…」 「んな…orz」(゚ω゚;)

夢は潰えた、振り返った先にあったのは――ただ静かに立ちすくむ女性だけだったから

ノハ*゚听)「ヒートです、よろしく」

がっくりと項垂れる僕にヒートと名乗る彼女は手を差し出し、そう言った

(;^ω^)「あ…」

なんということでしょう…こんな変態を前にして優しい対応
僕はこんな良い人をなんとやましい目で見ていたのだろうか
先程までの自分の愚考を深く後悔し、僕は立ち上がるとその手を取り応えた


( ^ω^)「ちぃぃくしょおおおおおお僕の縞パンがあああ!!!」(よろしくだお!!)

ノハ;゚听)「!?」

ξ゚听)ξ『…寒いネタ使うなって言ったわよねぇ?』

(;´ω`)「申し訳ございませんでした!!」



51: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:53:01.24 ID:yTePRy040

(´・ω・`)「…」


( ・∀・)「さ、自己紹介も済んだ所で本題に入ろうか」

(;´・ω・)「!?」


(;^ω^)「そうだお、まだまだ聞きたい事だらけだお」

( ・∀・)「ああ、いくらでもどうぞ…と言いたい所だが」

( ^ω^)「へ?」

直後、周囲が赤く染まった
そして、しばし遅れて鳴り響くサイレン

(;^ω^)「んななっ! 何だお!?」

( ・∀・)「敵襲かい?」

ノハ;゚听)「え、そんな筈は! …少々お待ちを」

騒々しいふいんきの中、彼女は慌てた様子で謎の電子機器の前に座ると
小型マイクを耳に取り付け、正面のパネルを勢いよく叩いていく



52: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:54:58.00 ID:yTePRy040

('A`)「敵襲も何も…さっき撤退してったばかりだろ? もう来るなんてそんなバカな…」

ノハb゚听)《出た!! 帝国監査部からの入電!! ……はああああ!?》

(;・∀・)「なんだなんだ、叫ばれてもわからんよ」


ノハ;゚听)「…先程、帝国より大陸間弾道弾の発射を確認」


(;'A`)「な、まさか!?」

ノハ;゚听)「狙いは…恐らく、我が国、ここだと」


( ・∀・)「ふむ、思いのほか手が早い…いや、むしろ最初から本命はこちらだったか?」


ノハ;゚听)「ああああああ!どうすんのおおおお!?」

( ・∀・)「そう慌てる事も無いさ」

ノハ;゚听)「?」



55: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 21:59:07.59 ID:yTePRy040

ξ゚听)ξ『そういう事、行くわよ内籐』

(;^ω^)「へ?」

('A`)「がんばれよー、俺達の命は預けたぜ」

(;^ω^)「はい?」

( ・∀・)「よし、リィン出撃だ!!」

ノハb゚听)《了解!!》


ξ゚听)ξ『とっとと来る!!』

(;´ω`)「ちょ、ええええええ!?」









56: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 22:01:16.10 ID:yTePRy040











(´・ω・`)「…超長距離砲撃か、となると」



(´・ω・`)「君が…必要かもしれないね」





      「クー」

                 つづく



59: ◆6Ugj38o7Xg :2007/05/28(月) 22:07:09.19 ID:yTePRy040
       次回予告

無事大陸間ミサイルの迎撃に成功した彼等だったが
ミサイルの中から現れたのはなんと…!


ルービックキューブだった!!

∧,,∧
川 ゚ -゚)「これは…なんという難易度だ」


攻略不可能!?果たして彼等の運命や如何に!!

風雲今日を告げる次回《 敵は何処だ! 》



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