('A`)ドクオの悪の秘密結社のようです
- 49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/22(火) 20:36:24.80 ID:hYljtf3T0
- 【一日一善】
『次のニュースです。昨日午後3時頃、政府高官の家に一斉に"荒し"と書かれたチラシが投函されるという事件がありました。警察は組織的――』
(;^ω^)「……とうとう動き出したかお」
朝、国立VIP高等学校二年一組教室
内藤は携帯電話のテレビ機能でニュースを見ていた
キャスターが告げる内容は間違いなく、自らの組織が危惧していたことの前兆
('A`)「ようブーン、おはようさん。浮かない顔してどうかしたか?」
( ^ω^)「お、ドクオかお。おはようだお……別に、なんでもないお?」
('A`)「……そうか、次の期末。首洗って待ってろよな、次は絶対に勝ってやる」
( ^ω^)「ふふん、果たして俺に勝てるかお? 今度は一点差と言わず、10点差ぐらいで勝ってやるおwww」
('A`)「へ、言ってろwww」
不敵な笑みを浮かべつつ、人差し指でメガネの位置を直す内藤
何時もながらクールな癖だと思う
- 53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/22(火) 20:39:30.56 ID:hYljtf3T0
ノパ听) 「内藤ぉぉぉぉぉっぉぉぉおおおお!!!」
(;^ω^)「うおわっ!? いきなりダイブしてくんじゃ――」
教室に入ってくるやいなや、叫び声と共に内藤に飛び付いたのは素直火兎
ヒートと呼ばれてる体育会系の女子だ
(;'A`)「……ふん、精々今を楽しむことだな。お前の地位も、名誉も、何もかも俺が奪ってやる」
ノパ(#⊂( ^ω^)「厨二病乙wwwww」
('A`)「今までの一日一善が実るといいな、内藤博士とブレイブヒートのVIPさんよ」
俺はボソッと、内藤たちに聞こえないようそう呟くと自分の席へと戻った
作戦決行は、今夜
- 56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/22(火) 20:48:37.81 ID:hYljtf3T0
- 【お約束】
_
( ゚∀゚)「さて……作戦開始まで俺達は基地でお留守番、そこに部下が"暇潰しにでも"と持って来たこのチラシの山なわけだが……」
lw´‐ _‐ノv「全てのチラシ裏に書かれた謎の言葉"お約束"……親糞食う?」
_
(;゚∀゚)「……きたねーよバカ。それにしても、"お約束"ってなんだ……?」
lw´‐ _‐ノv「……ジャンプしたら隠しブロック。いかん、これは孔明の罠じゃ……?」
_
(;゚∀゚)「それはVIPマリオ限定な! ……つーかお前VIP見てんのか……」
lw´‐ _‐ノv「お約束……うーん、お色気?」
_
( ゚∀゚)「お、偶にはまともなこと言うのな。いいねえお色気、おっぱいいっぱい!」
lw´‐ _‐ノv「……うほっ、いい男」
_
(;゚∀゚)「……どこをどう転んだらお色気がくそみそになるんだよ!」
- 60: 棺桶死オサム 1/1 :2007/05/22(火) 21:01:27.47 ID:hYljtf3T0
- 【【+ 】棺桶死オサム】
荒し秘密基地最下層、研究区画
高岡がそこで一台の端末と巨大な培養槽を前に、キーを叩いていた
从 ゚∀从「目覚めろ、戦闘獣1号"棺桶死オサム"!」
高らかな声と共に、勢い良くエンターキーを押すと培養槽が仰向けに倒れる
蓋が外れ、中から鱗に覆われ、緑色をした巨大な怪物が出て来た
【+ 】「オォォォォオオ……」
从 ゚∀从「フフフ……初戦を勝利で飾るためにも、お前には期待してるぞ?」
【+ 】「オォォォォオオ! オオオオオオオ!」
怪物はゆっくりと身体を持ち上げると、高岡の呼びかけに呼応して唸り声を上げた
从 ゚∀从「フフフ……ハハハハハ! ハーハッハハインリッヒィ!!」
時刻は夕暮れ時、作戦開始まで後数時間となっていた
- 66: 金の袋1/2 :2007/05/22(火) 21:14:37.88 ID:hYljtf3T0
ノパ听)「なあ内藤」
( ^ω^)「ん、なんだお?」
放課後、内藤とヒートは二人でVIPPERS日本本部へと向かっていた
ノパ听)「今日さ、夢見たんだよ……すっげー変な夢」
歩きながら、ヒートは顔を空に向けて話し始める
( ^ω^)「どんな?」
普段のヒートらしくない、夢についての話に内藤は興味を惹かれる
- 69: 金の袋2/2 :2007/05/22(火) 21:16:24.57 ID:hYljtf3T0
ノハ///)「そ、それがさ……内藤のpが無くなって、pを取り戻すために袋を伸び縮みさせて戦うって内容で……」
(;^ω^)「……ヒート! 方向転換だお!」
ノハ///)「え、あ……な、内藤? ……何処に?」
突如、真面目な面持ちで見つめられ、慣れない状況に戸惑い、赤面するヒート
(;^ω^)「精神病院」
ノハ#゚听)「……」
内藤は本気で心配して言ってるのだが、この後どうなるかは創造するに易かった
『素直流古武術! 烈火掌!!』
尚、( ^ω^)ブーンが金の袋を振り回すようです(作者:◆qvQN8eIyTE氏)は大好評連載中です
- 70: ◆qvQN8eIyTE :2007/05/22(火) 21:17:39.59 ID:43zsRq3y0
- 精神病www
- 71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/22(火) 21:18:16.70 ID:nb3C2kps0
- >>69-70
- ちょwwwwww
- 72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/22(火) 21:19:09.77 ID:d/966TuYO
- >>70
- 作者ktkrwww
勝手にお題にしてごめんwwwww
- 74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/22(火) 21:22:38.26 ID:XHzYCofY0
- wwwwwwwwwwwwww
- 75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/22(火) 21:26:00.17 ID:RHgt8M7tO
- あれぇ?wwwwwwwwww
- 76: 祖父母1/1 :2007/05/22(火) 21:28:26.58 ID:hYljtf3T0
<ヽ`∀´>「拝啓、ハラボジ、ハルモニ、お元気ですか? あなたたちの孫、リーは元気です」
<ヽ`∀´>「思えばオモニとアボジの許を飛び出して以来3年間、僕はあなたたちだけには毎月欠かさず手紙を出していますね」
<ヽ`∀´>「非行少年グループに殺されかけた日も、野良犬に噛まれて入院した日も、鉄砲玉として敵の組長の命取って命落としそうになった日も、毎日欠かさず手紙を出してますね」
<ヽ`∀´>「今日、僕は悲願を成し遂げます。見ていて下さい。あなたたちの孫は英雄となるのです!」
<ヽ`∀´>「パク・リーより……っと、完璧ニダね!」
〜<ヽ`∀´>は祖父母思いのようです〜
- 80: 夏コタツ :2007/05/22(火) 21:39:40.39 ID:hYljtf3T0
【夏コタツ】
九州、VIPPERS支部
(,,゚Д゚) 「しぃ、入るぞー……ってコタツなんか出して来て、どうしたんだ?」
(*゚ー゚)「うーん……なんか、コタツ入りたくなって」
しぃの私室に足を踏み入れたギコの目に入って来たのは、コタツに入りながらダラダラと漫画を読む阿須鬼屋しぃだった
(,,゚Д゚)「今夏だぞ……?」
(*゚ー゚)「私が入りたいからい〜い〜の〜……」
(,,゚Д゚)「む、むう……」
ギコは常日頃から"しぃに甘過ぎだ"と言われており、何時も厳しく接するよう心掛けているのだが
結局どうにも甘くなってしまうのが悩みだった
気付けば外は真っ暗闇、夏と言えど少し肌寒い夜だ
(,,゚Д゚)(朝のニュース……しぃの奇行……悪い予感がするぞゴルァ)
……後者は全く関係ないだろう
- 86: ミリタリー1/3 :2007/05/22(火) 22:01:17.53 ID:hYljtf3T0
('A`)「SCRIPT部隊出撃、戦闘獣はBルートから射出! 作戦を開始せよ!」
ついに時が来た
今日一日の退屈な時間をやり過ごし、基地に戻るやいなや着替え、マスクを着け、基地内の撮影スタジオに入る
('A`)「ククク……ニダー、電波ジャックの準備は!」
<ヽ`∀´>「パーフェクトニダ!」
('A`)「シュール、カメラは!?」
lw´‐ _‐ノv「おっけー」
('A`)「よし、始めろ!」
- 87: ミリタリー2/3 :2007/05/22(火) 22:02:01.28 ID:hYljtf3T0
( ^ω^)「こ、これは……!!」
(,,゚Д゚)「くそっ……朝のニュースはこの!?」
全国の電波という電波を乗っ取り、お茶の間に写ったのは一人の覆面男
〔'=`〕『日本の諸君、御機嫌よう! 私は秘密組織"荒し"第二代総統ディー!』
〔'=`〕『今日は皆さんに一言言わせて貰いたくて電波を乗っ取らせて貰った。番組の途中ですまないが……耳の穴かっぽじってよーく聞いて欲しい』
〔'=`〕『日本は私が征服する、世界も私が征服する、私を捨てたこの世界に私は復讐する!』
〔'=`〕『地球防衛機関VIPPERS! 全力でかかって来い、舐めてかかれば痛い目見るぞ?』
〔'=`〕『ククク……それではさらばだ、阿鼻叫喚の地獄絵図を楽しみたまえ!』
- 88: ミリタリー3/3 :2007/05/22(火) 22:03:45.98 ID:hYljtf3T0
- 放送が終わり、マスクを取り外す
<ヽ`∀´>「総統決まってたニダ! 最高ニダ!」
('A`)「OKOK、俺達も前線に出るぞ」
_
( ゚∀゚)「船体切り放し! バラストタンク注水! 作戦領域まで全速前進!」
「了解、船体切り放し及び注水開始」
「機関最大、前進します」
_
( ゚∀゚)「AA-1発進!!」
AA-1、組織の保有する強襲揚陸潜水艦
これからの生活の舞台となる場所
元々はロシアの廃棄艦をちょろまかして来たのを俺とハインリッヒで大改造した実の息子のような艦だ
ミリタリー好きでなくとも、SF好きなら生唾モンの極上の"女"である
('A`)「さぁ……戦争を始めよう!」
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