('A`)ドクオの悪の秘密結社のようです

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/16(金) 22:39:42.05 ID:ZSTIB0jq0
【第十五話エピローグ】

('A`)「弱王シグナルロスト、任務失敗か」

荒し侵攻部隊旗艦、艦橋。
手元のコンソールから信号が消滅したのを確認すると、ドクオは呟いた。
  _
( ゚∀゚)「ロマネスク、全部隊に撤退命令を出せ」

( ФωФ)「了解」

すぐさまジョルジュが意を汲み、部下に指示を出して部隊の撤退を開始させる。

これで何度目の東北攻略戦だろうか、感覚が大分麻痺していた。



115: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/16(金) 22:40:03.44 ID:ZSTIB0jq0
(´<_` )「東北は難攻不落ですね」

( ´_ゝ`)「まるで攻略したくても絶対に攻略出来ないキャラだな……」

<ヽ`∀´>「まさに藤ねえニダ」

外野の男性陣、主にインドアの三人が騒がしくなる。
ショボンやギコは前線や他艦に入り、戦闘と指揮に入っていた。

('A`)「どうしたもんかねえ……まったく」

艦橋の窓からは海岸線が見えるのだが、VIPPERSの砲撃で爆炎が立ちこめ、状況は良く分からない。
ただ歩兵用の脱出艇が突っ切って来たり、輸送ヘリが次々に飛んでくるのは確認できた。
あの向こうではまだ、こちらのTASHIROが味方の撤退のために戦っている。

――次の作戦を考えないとな。

そんなことを漠然と考えながら、ドクオは顔を伏せ、艦橋から出て行った。

近日の連戦連敗、組織に自らへの不信感が漂っているのではないか。

そんな疑心暗鬼に、彼は陥っていた。


('A`)ドクオの悪の秘密結社のようです 第十五話完



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