('A`)ドクオの悪の秘密結社のようです
- 2: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/26(月) 20:57:46.96 ID:OQhDqwUZ0
-
【戦況】
・制圧
沖縄、九州、四国
・未制圧
北海道、東北、関東、東海
・特殊状況
北陸、近畿、中国、甲信越
※特殊状況は未制圧とほぼ同じ状態
【システムの仕様と解説】
この欄次回から撤去しますね
【あらすじ】
難攻不落の東北
予想外のつーの強さに
そろそろスレ主もイライラして来た
センター? 最終期末試験? なにそれ美味しいの?
途中で抜ける場合があるかもしれませんが、始めますね
- 3: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/26(月) 20:58:26.45 ID:OQhDqwUZ0
- 【今日の冒頭】
('A`)「4戦0勝4敗……阿須鬼屋妹強すぎだろ……」
自室で一人、頭を抱えていた。
隣のトイレからは薄壁を伝い、ボチョボチョと誰かの大の音が聞こえている。
('A`;)「畜生、このままじゃ一生日本も征服出来ねー……困った、困った――ッ!」
刹那、
幾らかの"線"が抜け落ちる感覚が、ドクオを貫いた。
無意識に生み出された強いストレスが、後頭部のウィークポイントを刺激している。
このままでは辛うじて少し薄いスポットに留まっている秘密の花園が不毛の荒地と化してしまうだろう。
そうなったら最後、砂漠というのは世界中の何処を見ても単純明快なものである。
ジワジワと、または猛烈な速度で周りの環境を飲み込んでいくのだ。
- 7: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/26(月) 20:59:29.73 ID:OQhDqwUZ0
('A`;)「くっ……風呂上りの頭皮マッサージを強化せねば!」
無論、そんなことをしても多分無駄であるということは、彼も心の底では理解していた。
だが、代償と逃避によって心を落ち着かせなければ、やってられなかった。
「お困りのようだね」
('A`;)「――誰だ!?」
突然背後から響いた声、ドクオは慌てて振り向く。
するとそこには古ぼけた縦長のロッカーがあり、
( ∵)「やあ」
――中から変な人が出て来た。
- 8: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/26(月) 21:00:19.95 ID:OQhDqwUZ0
('A`)「ビコーズさん!? どうしてそのロッカーから!?」
( ∵)「ちょっと軸と繋げさせて貰ったYO。いわばどこでもドアならぬどこでもロッカー、マニアックに行くとワールドタイムロッカー」
('A`)「どこでもロッカー、なんてカッコいい響きなんだ……」
( ∵)「フフフ、まるで眠れる真実の自分に気が付いた純真な中学生みたいだろ?」
('A`)「お、俺、ロックに生きる! ――で、何しに来たんです?」
( ∵)「いや、ちょっと協力してあげようと思ってね」
('A`)「協力……?」
( ∵)「阿須鬼屋都兎は目に余る存在となった。円滑な状況進行のため、彼女を排除する」
ビコーズ・スペリオールの金色の瞳は、深く、暗く、爛々と輝いていた。
- 10: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/26(月) 21:01:41.41 ID:OQhDqwUZ0
- 【現在のステータス】
アンチタシロ"オーケストラ"【( ゚∀゚)lw´‐ _‐ノv:Lv13】 ダメージ+10 支援攻撃+2 オーケストラ
TASHIRO"エクイテス"【(´・ω・`):Lv13】 ガチホモ 一撃必殺+1 支援攻撃+2
TASHIRO"プリエステス"【ξ゚听)ξ:Lv13】 謡い手 支援攻撃+2
TASHIRO"ナイーブ"【(*゚ー゚):Lv13】 ダメージ+5 WEXAシステム 支援攻撃+2
TASHIRO"イビルスピリット"【川д川:Lv13】 専有領域 支援攻撃+2
ガチホモ:相手が男なら攻撃力倍
一撃必殺+1:0、10で一撃必殺
支援攻撃+2:4、12、18で攻撃+援護攻撃
謡い手:6、12、18で通常攻撃とダメージ+5うp さらに以後積み重ねでダメージ上昇
オーケストラ:4、8、12、16で発動、次のレス投下までに付いたレス数×5のダメージ
今回はスキル発動レスの直前レスから5分間で集計してみる
WEXAシステム:5、15で敵の攻撃力で攻撃
専有領域(6(5)、12(10)、18(15)で通常攻撃 直後の1ターン相手のスキル無効化)
お題下さい
- 12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 21:02:48.16 ID:0/1no+0NO
- 兵士
- 13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 21:04:02.50 ID:3YwAJ1I/0
- 愚痴
- 14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 21:05:15.25 ID:oAMUtDtt0
- 寝ぼけ
- 15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 21:06:50.58 ID:BjYZbpjWO
- ポテチ
- 24: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/26(月) 21:43:45.36 ID:OQhDqwUZ0
- 【お題 >>12-15】
(*゚∀゚)「うーっ、寒っ!」
早朝、アパートのドアから一歩外に踏み出すと、身を打ち付ける様な寒さが襲い掛かって来た。
"もうすぐ"冬。
まだ暦の上では11月、"秋"だと言うのにこれはない。
運営がフェンリルを人柱にしたことぐらい、ない。
(*゚∀゚)「故郷の神奈川じゃあ考えらんない寒さだねえ……うっわ、雪も降ってやがる。雪死ね、氏ねじゃなくて死ね」
空からパラパラと落ちてくる白い粒を見て、つーは喜びより先に不快感をあらわにした。
快楽主義者な彼女は、面倒臭い物が心底嫌いだった。
- 25: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/26(月) 21:44:30.38 ID:OQhDqwUZ0
(*゚∀゚)「傘、傘っと……」
まだ若干の眠気が残っているのか、寝ぼけ目を擦りながら傘立てを漁る。
年頃の女の子らしい、フリルの付いた愛らしい品といった類はそこには皆無。
つーは手近な安ビニール傘を一本手に取り、一階に通じる階段へ向かった。
向かう先は高校。
VIPと言えど学校生活は全うしろというのが、VIPPERSの基本方針なのだ。
(*゚∀゚)「――ぶえっくしょい!」
デリカシーの欠片も無い、男らしさ溢れるクシャミ。
阿須鬼屋都兎という女は、外見以外の生態は殆ど男に類似していた。
- 27: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/26(月) 21:45:34.81 ID:OQhDqwUZ0
「阿須鬼屋さん」
通学路のど真ん中辺りに差し掛かった頃合だったろうか、つーは後ろから声を掛けられた。
(*゚∀゚)「あん? ――お、ゼアフォーおいすー」
( ∴)「おはよう、阿須鬼屋さん」
ビコーズ・スペリオールに酷似した男が、何時の間にか後ろを歩いていた。
つーの同級生でゼアフォーという、彼女からすると正体不明の留学生。
顔は悪くないし人当たりも良く、嫌いではないが、どうにも腹の内が読め無い男。
(*゚∀゚)「今日は早いんだな」
( ∴)「ふふ、君の顔が見たくて」
(*;゚∀゚)「へぇそうか――って、ハァッ!?」
――腹の内が読め無い男。
- 28: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/26(月) 21:46:41.09 ID:OQhDqwUZ0
( ∴)「冗談だよ、冗談。今日は日直だし、早めに行こうと思ってね」
(*;゚∀゚)「あ、そ……そう……」
不覚にもちょっとドキッとしてしまった自分を、少し情けないと思った。
( ∴)「それじゃ、俺は先に行くから。また後で」
(*゚∀゚)「おう、また後でなー」
( ∴)「――また後で、兵士として」
(*゚∀゚)「? なんか言った?」
( ∴)「いいや、何も? じゃっ!」
ゼアフォーはつーを背に、校門へと走って行った。
口元に僅かな笑みを浮かべながら。
- 31: ◆xPmNiQwsF. :2007/11/26(月) 21:49:25.55 ID:OQhDqwUZ0
- ポテチ入れるの忘れてた、すまんこ
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