川 ゚ -゚)クー達は閉じ込められたようです

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:08:21.35 ID:BbavUZc20
川 ゚ -゚)「……何処だ、ここは」

体を起こし、朦朧とした頭で状況を確認する。
どうやら、私は教室で眠っていたらしい。

('A`)「う……どこだここ?」

(;・∀・)「おい、起きろよ!」

( ´∀`)「むにゃむにゃ。まだ眠いモナ」

眠っていたのは、私だけじゃないようだ。
他の連中も目を覚まし、教室がざわざわと騒がしくなる。

( ´_ゝ`)「弟者、俺のPCを知らないか?」

(´<_` )「兄者……とりあえず、PCよりも現状に疑問を持て」



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:16:05.32 ID:BbavUZc20
ξ゚听)ξ「私達、どうして教室なんかで眠ってたのかしら?」

川 ゚ -゚)「さあな」

教室に睡眠ガスでも発生したのか?
などと、馬鹿げたことを考える。

( ゚∀゚)「まぁいいや! よくわかんねーけど帰ろうぜ!」

皆に呼びかけるように叫んだのは、クラス一の能天気男、ジョルジュだ。

( ・∀・)「そうだな。よくわかんねーけど……とりあえず帰るか」

( ´∀`)「むにゃむにゃ……」

( ・∀・)「おい、モナー。帰るぞ!」

ジョルジュの一言で、クラスメイト達は疑問を持ちながらも帰宅の準備をする。
無論、私もその内の一人だ。



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:18:38.27 ID:BbavUZc20
ξ゚听)ξ「よくわかんないけど……帰ろっか」

川 ゚ -゚)「ああ……」

私は鞄を持ち、立ち上がる。
ふと、教室から出ようとするジョルジュが目に入っ――――

( ゚∀゚)「あぁぁぁあっぁぁぁぁぁっぁ!!!」

断末魔が教室中に響き渡る。

教室にいた誰もが、その声に視線を向けた。



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:22:46.24 ID:BbavUZc20
(;・∀・)「ジョルジュ!!」

('A`)「ひ、ひぇぇぇぇぇ!!」

ジョルジュの隣にいたドクオが尻餅をつく。
彼の視線の先には――――ジョルジュだったものが、横たわっている。

(;・∀・)「し、死ん……でる」

( ´_ゝ`)「なんの騒ぎだ?」

(´<_` )「兄者、どうやらただごとじゃ無いようだ」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:25:44.74 ID:BbavUZc20
ξ゚听)ξ「いやぁぁぁぁ!」

川 ゚ -゚)「な……!?」

ジョルジュの体は真っ黒にこげていた。
人の焼ける匂いが教室に広がる。

(;・∀・)「い、一体なにが起こったんだ?」

('A`)「ひぃ、ひぃいい!」

ドクオは立ち上がり、死体から逃げるように離れる。
彼のいた場所は失禁で水溜りが出来ていた。



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:30:12.14 ID:BbavUZc20
('A`)「うわぁぁぁあああ!」

ドクオは教室の後ろまで行き、後ろの扉に手をかけようとする。

川 ゚ -゚)「触るな!」

('A`)「あひぃ!」

ドクオはビクッと体を震わせ、扉を開けようとしていた手を離す。

川 ゚ -゚)「恐らく、ジョルジュはそれに触れて死んだ……と思う」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:35:19.09 ID:BbavUZc20


( ´_ゝ`)「それは正しい判断だな。俺の見た所、ジョルジュは感電死だ」

静寂の中、流石兄弟が口を開く。

(;・∀・)「感電死?」

( ´_ゝ`)「だてにグロ画像は踏んじゃいないさ。こんな風に黒こげになっちまうのは
       感電死で間違いないだろう」

(´<_` )「流石だな、兄者」

その言葉を聞いた途端、ドクオは慌てて扉から離れる。

川 ゚ -゚)「何故、そんな仕掛けが……」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:38:51.60 ID:BbavUZc20
('A`)「そ、そんなことはどうだっていいだろうが!
    何なんだよこれは!ほ、本当にジョルジュは死んだのかよ!?夢じゃないのかよ!?」

ドクオが腰を抜かしたまま叫ぶ。
……私だって、認めたくは無い。

川 ゚ -゚)「これは、現実だ……。ジョルジュは死んだ。
     そして、私達は教室に閉じ込められている可能性が高い」

('A`)「閉じ込められた!? 何のために?誰が?どうやって!?」

川 ゚ -゚)「それは……わからない」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:42:18.85 ID:BbavUZc20
('A`)「ふざけんなよ! 意味わかんねぇよ!」

( ・∀・)「ドクオ、とりあえず落ち着け!」

('A`)「こんな状況で落ち着けるかよ! 人が死んでんだぞ!?」

取り乱すドクオを、モララーが必死で抑える。

ξ゚听)ξ「クー、これって、夢じゃないの?」

川 ゚ -゚)「……ああ」

ツンは、震えながら口に手を当てている。

夢じゃない。

だって、目の前に在るのは、ついこの間まで一緒に授業を受けていたクラスメイトの死体。



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:46:17.88 ID:BbavUZc20
('A`)「ハァ……ハァ……!」

ドクオは息を切らしながら、その場に座り込む。

(;・∀・)「俺だって……信じられねえよ。非現実的すぎて、夢の中にいるみてえだ」

ドクオを抑えていたモララーも、近くにあった椅子に座り込み、頭を抱えた。

( ´_ゝ`)「俺もついに二次元の世界に迷い込んだか。で、美少女は何処だ?」

(´<_` )「兄者、もし此処が二次元なら我々の姿も二次元にデフォルメされているはずだぞ?」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:49:20.61 ID:BbavUZc20
川 ゚ -゚)「……とにかく、助けを呼ぼう」

('A`)「そ、そうだよ! 助けを呼ばなきゃ!
    警察、警察に電話して助けてもらおう!」

ドクオは慌てて携帯をポケットから取り出す。
だが、希望に満ちた彼の顔は一瞬にして凍りつく。

('A`)「圏外!? なんだよこれ、学校で圏外とか……くそっ!」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:54:07.74 ID:BbavUZc20
ξ゚听)ξ「もう嫌ぁ……家に帰りたい……!」

川 ゚ -゚)「ツン、大丈夫だ。きっと帰れるさ」

気休めだ。
自分だって、冷静を装っているが内心は焦っている。

人が死んでいる。

もし自分がジョルジュより先に扉に触っていたら……。

川 ゚ -゚)「……」

体が震える。
一瞬、自分は生き残れて幸運だったと考えてしまった。

(;・∀・)「ダメだ。俺のもつながんねー」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 22:58:48.93 ID:BbavUZc20
( ´_ゝ`)「こんな時のために、エロゲを落としておいてよかったZE☆」

(´<_` )「それは流石の俺も引くぞ、兄者」

例外なく、全員の携帯は圏外のようだ。

('A`)「どうすんだよ! これじゃ助けも呼べねえよ!」

(;・∀・)「そもそも、現状はどうなっているんだ?」

その言葉を聞き、私は窓際へ移動する。
外を見れば、何かしら情報が得られると思ったからだ。

川 ゚ -゚)「なっ!」

川 ゚ -゚)「なんだ……これは!?」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:02:32.49 ID:BbavUZc20
全員が窓際に移動し、外を見る。


('A`)「ウソだろ?」

(;・∀・)「どうやら、本当に夢の世界に迷い込んでしまったようだね……」

そこに映し出されているのは、見慣れた校庭などではない。
いくつもの色が歪み、うねる色の海。

( ´_ゝ`)「おお、二次元じゃなくて異次元のようだな、ここは」

(´<_` )「うむ」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:06:36.85 ID:BbavUZc20
それからしばらくの間――いや、一分、いや、一時間経っただろうか。
私達は、その非現実的な光景を呆然と見つめていた。

赤や黄色、緑といった色が消えては現れ、消えてはまた現れる。

その光景を、ただ、何も考えずに見つめている。

( ・∀・)「みんな、ちょっといいかな」

モララーが静寂を破る。
その声に、全員がモララーに視線を向けた。



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:11:30.83 ID:BbavUZc20
( ・∀・)「まず、現状を把握しよう。皆、ここに来る前は何をしていたか覚えてるかい?」

ξ゚听)ξ「ここに……来る前?」

記憶を呼び起こす。
確か、私は部活を終え、帰宅した後夕飯を食って……それから……

( ´_ゝ`)「エロゲ」

(´<_` )「流石だな、兄者」

ξ;゚听)ξ「うわっ! キモイ……」

(*´_ゝ`)「ツンさんに罵倒されちゃったハァハァ」

(´<_`;)「さ、流石だな兄者」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:15:58.88 ID:BbavUZc20
川 ゚ -゚)「私はいつも通り、睡眠をとっていた。そして、目覚めたらここに……」

('A`)「俺も……起きたらここにいた」

( ・∀・)「うーん……じゃあ拉致の可能性も薄いな」

モララーは指を額に当て、考え込む。

ξ゚听)ξ「そんなことよりさ、この部屋からの脱出方法を考えようよ!
     ……ジョルジュ君の……その、死体もあるし、ここには居たくない」

ツンは気味悪そうに、黒焦げになったそれを見る。



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:20:57.96 ID:BbavUZc20
( ´_ゝ`)「よし、じゃあ皆! 一旦ここから出よう!」

(´<_` )「おお、リーダーシップ発揮だな兄者」

兄者が扉に手をかける。

川 ゚ -゚)「なっ――――!」

馬鹿な。何を考えているんだ!

その扉には電流が――――!

( ´_ゝ`)「おーい、扉開いたぞー」

(´<_` )「流石だな兄者」

川; ゚ -゚)「あれ?」

兄者は痺れるどころか、ピンピンしている。

(;・∀・)「どういうことだ? 電流が流れていたのでは……?」

(;´_ゝ`)「そ、そうだった! ぐぁぁぁ! しまった、忘れていた!」

(´<_` )「いや、でも無事だぞ兄者」



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:25:14.22 ID:BbavUZc20
('A`)「と、とにかく出れるんだろ? じゃあ、こんなとこ出ようぜ!」

(;・∀・)「そ、そうだな」

納得がいかないまま、私達は教室を出ようとする。
瞬間、激しい振動が教室を襲った。

(;・∀・)「じ、地震か!?」

ξ゚听)ξ「キャ――!」

揺れはさらに激しくなり、教室が徐々に傾いていく。

川; ゚ -゚)「教室が傾いて……!? おい、早く教室から出ろ!」

激しい音を立て、教室がゆっくりと色の海へと落ちていく。



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:32:12.94 ID:BbavUZc20
( ´_ゝ`)「つかまれー!」

(´<_` )「つかまれー!」

扉に手を掛けたまま、流石兄弟が手を伸ばす。

('A`)「ひぃぃ!」

いち早く教室を出ようとしていたドクオは、脱出。

モララーも素早く教室を出た。

だが、問題は私とツンだ。

川 ゚ -゚)「くそっ! 落ちる……!」

( ・∀・)「クー、ツン! 急げ!」

間に合え、間に合え――!

( ´_ゝ`)「クーさぁぁぁん!手をぉぉぉ!」

(´<_` )「兄者! よせ、落ちるぞ!」



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:44:11.96 ID:IvSoec+r0
川 ゚ -゚)「はぁっ!」

跳躍し、兄者へと手を伸ばす。

川 ゚ -゚)「くっ!」

駄目だ、この距離じゃ届かな――――!

( ´_ゝ`)「弟者! 俺の手を握っといてくれ!」

(´<_` )「え、ああ。把握した。だが、何を……!?」

瞬間、兄者は手よりも長い足を伸ばした

( ´_ゝ`)「クーさぁぁぁん!」

川;゚ -゚)「うおっ……」

つかめるけど、掴みたくない物がある。



102: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/30(水) 23:49:51.46 ID:IvSoec+r0
しかし――命と一時の不潔を選べといわれたならば――

川 ゚ -゚)「ふん!」

手を差し伸べ、兄者の足を掴む。

( ´_ゝ`)「クーさんが俺の足をぉぉぉ!!」

(´<_`;)「兄者! そんなことより重い、めっちゃ重い!」

足を掴んだはいいが……

川;゚ -゚)「おい、早く引き上げろ!」

(;´_ゝ`)「うおっ! クーさん重い! 無理です、これ無理!」

(´<_`;)「兄者、このままだと三人ともサヨウナラだぞ!」



107: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/30(水) 23:54:22.16 ID:IvSoec+r0
ξ゚听)ξ「クー!!」

後ろから声がする。
ツンの声だ――そう判断し、後ろを振り返る。

川 ゚ -゚)「ツン、掴まれ!」

私は手を伸ばす。
落ちていく教室の端から、ツンが必死に手を伸ばす。

(;´_ゝ`)「クーさん! ツンさんを拾ったら重量オーバーだZE!」

(´<_`;)「ぐ、ぐぐ……おい、後ろの二人! ちょっと腰を持ってくれ!」

( ・∀・)「わかった!」

モララーが弟者の腰を掴む。



117: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/30(水) 23:59:08.62 ID:IvSoec+r0
ξ゚听)ξ「クー!」

ツンの手が私に届く。
しっかりと、その手を握り締めた。

(;´_ゝ`)「ぐおおおお! ウチにある積みエロゲの山より重い!」

(´<_`;)「兄弟! ふんばってくれ!」

兄者の足が震える。
徐々に、その体は重さに耐え切れず色の海へと動いていく。

('A`)「も、もういやだ!もう嫌だぁぁぁ!!」

(;・∀・)「ドクオ!手伝ってくれ!」

('A`)「嫌だ嫌だ!」



122: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/31(木) 00:02:43.64 ID:d5b/Qh3C0
(;・∀・)「クー! ツンの手を離せ!」

川 ゚ -゚)「そんなこと……出来るか!」

私はツンの手をしっかりと握ったまま叫ぶ。
だが、状況は徐々に最悪の展開へと進んでいる。

(;´_ゝ`)「くそ……俺に、俺に力があれば……!」

(#´_ゝ`)「火事場のクソ力ぁぁっぁあ!!」

(´<_`;)「兄者!」

(#´_ゝ`)「みんな、オラにエールを送ってくれ!」

※兄者!兄者!コールで力を送ろう!

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:03:07.79 ID:Xn4CBHMa0
兄者!兄者!

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:03:27.76 ID:4jOBfHu/0
>>122
妹者!妹者!

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:03:38.49 ID:jCGWtT0I0
弟者!弟者!

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:03:48.87 ID:9NtaVrRD0
カイヤ!カイヤ!

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:03:57.02 ID:zP8aag1y0
母者!母者!

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:04:19.00 ID:MX59nHhd0
おっぱい!おっぱい!

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:04:29.05 ID:FewFySwZ0
兄者!兄者!
ついでに弟者!弟者!

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:04:54.19 ID:rq/Hta3e0
アニマ!アニマ!

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:05:15.49 ID:E/b4mpiN0
ちんぽほいやさ!ちんぽほいやさ

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:05:23.56 ID:wLGFfefQ0
兄者!兄者!

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:05:27.17 ID:V2RCNRnA0
谷間!谷間!

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:05:46.60 ID:DQ7BiocNO

兄者!母者!

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:05:52.03 ID:DKEkvKCxO

兄者!兄者!

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:06:27.44 ID:XydhnnIWO

兄者!兄者!
支援!支援!

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:07:15.05 ID:gIuo3ooI0
兄者!!兄者!!

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:07:26.84 ID:KlotjNHBO

兄者!兄者!
ちんぽぽほいやさ!

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:07:34.68 ID:Sxy1aiBk0
兄者!兄者!

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:07:38.69 ID:Dvduz3p90
兄者!!兄者!!

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:07:41.53 ID:sapSrR9ZO

兄者!!兄者!!

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:08:02.73 ID:NQD8HPjA0
兄者!兄者!

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:08:08.07 ID:8ut72j3z0
l从・∀・ノ!リ人「おっきい兄者!!おっきい兄者!!」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:08:27.35 ID:l7rp+zPeO

うんこ!うんこ!



145: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/31(木) 00:09:17.24 ID:d5b/Qh3C0
兄者はすべての神経を足に注ぎ込み、悟った。

( ´_ゝ`)「こりゃ無理だ」

(´<_`;)「諦めが早いな、兄者」

もはや兄者の体は外へ飛び出す寸前であった。

川 ゚ -゚)「根性無しめ……ツン、待ってろ……!」

――ふっと、体が軽くなる。
  手を握っていた感触が消える。

ξ゚听)ξ「クー、ありがとう」

ツンは、そう呟いた。
その瞬間だけ、時が止まったように感じ、そして――

川 ゚ -゚)「ツ――――ン!」

彼女は、自ら手を離し色の海へと落ちていった。

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:09:48.45 ID:Sxy1aiBk0
アッー!!!

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:09:53.19 ID:GNz8uiu+0
兄者!!兄者!!

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:10:09.10 ID:MX59nHhd0
イヤァァァ!!

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:10:16.01 ID:9NtaVrRD0
兄者の根性なしいいいいいいいいいい

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:10:26.56 ID:DQ7BiocNO

失望した

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:10:26.86 ID:Dvduz3p90
アー、兄者が不甲斐無いばっかりに…

152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:10:45.77 ID:FewFySwZ0
ちょwww兄者www俺達のエールを返せwwww

153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:11:08.80 ID:V2RCNRnA0
兄者しねぇぇぇぇぇぇ!!!!!

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:11:29.77 ID:IjC2nG1w0
お前らがちゃんとエールしないからだろ!

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:13:11.84 ID:okLKo1S50
この中で真面目にエール送ったの半分くらいじゃないかwwwwwwwww

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:13:18.75 ID:s9HCGk3x0
>>154
俺はしてたよ!お前のエールが足りなかったんだ!

161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:14:32.85 ID:z0HjXCyMO

この作者カリスマ性ありすぎワロタwwwwwww

162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:14:36.85 ID:9NtaVrRD0
お前ら俺のエールを見習えよ!!



163: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/31(木) 00:15:08.82 ID:d5b/Qh3C0
――――私は、孤独だった。

恐らく、私のそっけない態度が原因なのだろう。
最初は、話しかけてくる人は多かった。特に、男子からは妙に好感を持たれた。

それが癪に障ったのか、私は女子から「空気」として扱われるようになった。

一人でも、私は問題無かった。開いた時間は本を読めばいい。
くだらない雑談など、私にとって価値は無い。
そう、考えていた。

ξ゚听)ξ「なんの本読んでるの?」

彼女が、私に接してくるまで……。

ツンは、初めて出来た本当の友達だった。

本当の――――

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:15:21.65 ID:DKEkvKCxO

>>162
カイヤはねーよwwwwwwwww

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:15:23.72 ID:8gjsGNLPO

まぁ要は('A`)が悪いわけで

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:15:43.50 ID:lQp4rn0dO

お前らのせいだぞ!

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:18:06.84 ID:5FrCBSr3O

まだ慌てるような時間じゃない



178: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/31(木) 00:19:46.94 ID:d5b/Qh3C0
川 ゚ -゚)「ハァ……ハァ……」

(;´_ゝ`)「ハァハァ……むひひ……ゼェゼェ」

(´<_`;)「さ、流石だな……兄者」

私達は廊下で倒れこむ。

最後に見た、ツンの顔が頭に張り付いて離れない。

川#゚ -゚)「――ッ!くそぉ!」

壁を叩く。
どうして……どうしてっ!

(;´_ゝ`)「ひぃぃ!すいません!」

(´<_` )「兄者、空気嫁」



179: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/31(木) 00:20:34.76 ID:d5b/Qh3C0
あ、モナーは死にました。
作品上で描写が無いので言っておきます

180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:21:11.68 ID:TBOLnFYf0
\(^o^)/

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:21:22.77 ID:NQD8HPjA0
>>179
それはねーよwwwwwwww

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:21:23.14 ID:9NtaVrRD0
ええええええwwwwww

183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:21:39.06 ID:E/b4mpiN0
ちょwwwwモナアアアアアアアアアア

184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:21:45.30 ID:DQ7BiocNO

なんだてー!!!!!!!!!

185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:21:52.03 ID:sapSrR9ZO

>>1ちょwwwwwwwwwwwww

187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:22:21.69 ID:KlotjNHBO

モナー死亡とかwwwwwww

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:22:23.23 ID:aMdVW2kJ0
ちょwww予想通りなのにまさかな展開www

190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:22:38.68 ID:FewFySwZ0
>>179寝ててそのまま教室と一緒に落ちたってことでFA?

192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:23:00.63 ID:weG3mJeo0
モナーの扱いヒドスwwww

193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:23:04.92 ID:/5ddsySI0
ちょwwww死因はなんだったんだwwwwwwww

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:24:26.82 ID:IjC2nG1w0
ドクオは狂って誰かを殺す悪寒

195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:24:31.04 ID:O6Q9+I8OO

>>179
モナーどれだけのんきなんだよwww

196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:24:54.66 ID:okZ4VCMA0
く・・・今日も寝れないのか



197: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/31(木) 00:25:15.73 ID:d5b/Qh3C0
( ・∀・)「クー……」

川 - )「何故だ。何故、ツンが」

あり得ない。認めたくない。
彼女の死を。現実を。

川 - )「ツンが死ぬはず無いだろう? この間の日曜だって、私と買い物をしていた。
     昨日だって、電話でたわいも無い話をしていた!」

( ・∀・)「クー!」

モララーは私の頬を両手で掴み、強引に目を合わせる。

( ・∀・)「ツンは……死んだんだよ!」



204: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/31(木) 00:29:32.26 ID:d5b/Qh3C0
川 つ -゚)「……………くっ」

( ・∀・)「あいつの分まで、生きよう。それが、今すべきことだろ?」

そうだ。悲しむなんて、ここを脱出してからいくらでも出来る。
今、すべきことをしなければ……!

川 ゚ -゚)「……すまない、取り乱した」

( ・∀・)「ああ」

( ´_ゝ`)「ねー、喉乾いたんだけど」



215: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/31(木) 00:36:16.75 ID:d5b/Qh3C0
私は、冷静さを取り戻すべく兄者を一発殴っておいた。
それで吹っ切れたのか、少し気分が楽になる。

( ・∀・)「さて……いったい出口はどこにあるのやら」

川 ゚ -゚)「しかし、構造は学校そのものだな」

辺りを見回すと、見慣れた教室番号や階段、水道の蛇口などがある。

('A`)「くそっ。どうしてこんなことになったんだよ……嫌だよ。早く帰りたいよ」

( ´_ゝ`)「お、水道水発見。HPを回復しよう」

(´<_` )「兄者、そんな無用心な……ってもう捻ってるし」



221: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/31(木) 00:38:46.05 ID:d5b/Qh3C0
( ´_ゝ`)「水ゲトー……あれ、出てこない」

(´<_` )「おい兄者、何か聞こえないか?」

( ´_ゝ`)「うむ、向こうからゴゴゴゴという音がするな」

(´<_` )「どんどん音が大きくなっていくぞ」

( ´_ゝ`)「嫌な予感がするな、弟者」

(´<_` )「ああ、兄者」



229: 1 ◆riqWqftSgc :2007/05/31(木) 00:42:41.41 ID:d5b/Qh3C0
川 ゚ -゚)「何の音だ?」

暗闇に包まれた、廊下の奥から音がする。
それは、何か巨大なモノが押し寄せてくるような音。

(;・∀・)「な、何だ?」

('A`)「ひ、ひぃぃ!」

それは、徐々に近づいてくる。
やがて、目の前に現れたのは押し寄せてくる大量の水――

( ・∀・)「に、逃げ――

モララーの言葉が途切れた。
廊下にいた私たちは、何かを言う間も無く、水の渦に巻き込まれていった……。


             act1 ―了―



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