( ゚д゚ )は今日もシャイなようです
- 99: ◆7GyBO3CLl. :01/06(土) 00:21 j0H9FZvqO
キリト「ミルナ!!刹那の見切りを思い出せ!!」
( ゚д゚ )「テラメタナイトwww」
ギコ「散るがいい!!」
よーけーれーなーいー
ショボ「てやぁ!!」
もうダメかと、馬鹿かと思った瞬間ギコの体勢が崩れる。ショボが後ろから打ったのだ。
ギコ「ぐっ!!馬鹿な……」
ギコは回転しながら俺たちと間合いをとる。
ギコ「なんてスピードだよショボ僧が?」
ショボ「人をシャバ増みたいな言い方しないでほしいな」
ショボ、キリト、ミルナは一直線上に並ぶ。
キリト「ショボ、勝機は?」
ショボ「微妙だね…チャンスは一回。ベットするのは僕の命」
( ゚д゚ )「ショボが斬られてるうちに、ギコを仕留めろと?」
ショボ「わかった?僕を犬死にさせないでくれよ?」
ショボがギコに肉薄。
ギコ「ちぃ!」
ギコとしては策にはまっているとわかっていてもショボを斬らなければならない。
俺とキリトはショボにつづく。
嗚呼ショボが斬られる
いいのか、これで?
その時、一発の銃声がなった。
- 100: ◆7GyBO3CLl. :01/06(土) 00:30 j0H9FZvqO
撃たれたのはギコの右肩。
俺たちの背後に人がいた。
ショボ・ギコ「ジョルジュ!!」
ジョルジュと呼ばれた男は、なかなか端正な顔立ちだ。
ジョルジュ「まぁまぁみなさん落ち着きなされやw」
手にしたリボルバーをクルクル回しながら言う。
ギコ「銃は反則だろ?まぁ人のこと言えねーけど……」
ショボ「久しぶりだね。もしかして味方なの?」
ジョルジュ「いや中立だ」
不適な笑みで答える。
- 102: ◆7GyBO3CLl. :01/06(土) 02:45 j0H9FZvqO
ジョルジュ「おし!出てこいおまえら!!」
( ゚д゚ キリト「アイサ、委員長、プルタ!」
何時間ぶりかの再開である。
アイサ「迷ってたらジョルジュが助けてくれたの」
委員長「ところでなぜ二人しか…」
キリト「今こっちで生きてんのは、俺、ミルナ、カラフジ、タロだけだ…」
アイサ「そんな……」
また俺たちのまわりに重い空気。
ジョルジュ「ん?そいで後二人はどこだ?」
( ゚д゚ )「あぁ、向こうの部屋だ」
ジョルジュ「おぅプルタ!その二人引っ張ってこいや!?」
プルタ「はい」
プルタがカラフジとタロを呼んできた。二人ともかなりきつそうだ。
タロ「みんなぁ……グスン」
カラフジ「もう嫌だ……」
今ここにプログラム中の生存者全員がそろった。
- 103: ◆7GyBO3CLl. :01/06(土) 14:27 j0H9FZvqO
ギコ「で、何のつもりだ?みんなで仲良くしましょうなんていったらぶっ殺だぜ?」
血があふれる右肩を止血しながら言う。とても顔色が悪い。
ジョルジュ「はっはっは!!片腕で俺様は倒せんよ」
ショボ「本当に何のつもりなんだい?」
ジョルジュ「いやぁー暇だったしみんなでゲームでもしようかなぁっと思ったわけだww」
キリト「ゲームでもしようかなぁ?ふざけてんのか!?」
キリトがジョルジュを睨み付ける。
ジョルジュ「いきり立ってんじゃねーよwwwおまえらに拒否権はねー。俺の為すがままさ」
ジョルジュがキリトに銃口を向ける。
辺りに緊張が走る。
ジョルジュ「まぁどう考えても俺様が現地点最強だ。銃あるしww」
銃口を下げた。
ギコ・ショボ(あーあ。嫌なタイミングで出くわしてしまった……)
- 104: ◆7GyBO3CLl. :01/06(土) 14:50 j0H9FZvqO
( ゚д゚ )「で、ゲームの内容は?」
ジョルジュには適いそうもないのでもはや従うしかない。
ジョルジュ「おお!物分かりいいなぁ。んじゃ発表すするぜ?」
ダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラテーン
ジョルジュ「その名も『ロシアンルーレット』!!!!!」
な、なんだってー
カラフジ「命懸けじゃないか!?」
ジョルジュ「そのほうが真剣になるだろ?それに一対一対八だしお前等の勝率が圧倒的だぞ!?」
カラフジ「でも死ぬかもしれないじゃないか!?」
ジョルジュ「めんどくせー野郎だなー。普通に戦ったら俺様が勝っちまうからチャンスをやってんだろうが!」
すごい形相だ。
カラフジは俯いて黙り込んだ。俺たちも何も反論はできない。
ショボ「で、ルールは?」
ジョルジュ「俺様が2発玉の入ったリボルバーを投影するから、それを回し撃ちするだけだ。玉がなくなったらまた投影するからなー」
ジョルジュは六発玉の入るリボルバーに二発玉を入れて回し始めた。
ジョルジュ「最後に残った一チームが勝ちだ。チームってもギコと俺様は一人で一チームだがwww」
キリト「ちょっと待て!?途中でお前が死んだらどうする?」
もっともな質問だ。
ジョルジュ「そうなったらそうなったで適当にしろよww」
なんて男だ。超自己中だ。
ジョルジュ「よし!じゃあまずは………ギコからなー」
ジョルジュがギコに銃を投げる。
ギコ「ちっ」
舌打ちをして銃をキャッチ。
ジョルジュ「変な気は起こすなよ?ルールを破ったら罰ゲームだぜ?」
ギコが無言で引き金を引く。
- 105: ◆7GyBO3CLl. :01/06(土) 18:00 j0H9FZvqO
ギコ「はん」
弾は出なかった。
ジョルジュ「ひゃひゃひゃwwお次は誰がいく?」
ギコ「てめえだボケ!」
ギコがジョルジュに銃を投げる。
ジョルジュ「♪」
ジョルジュは銃を受け取るとすぐに引き金を引いた。
ガシャッ
弾はでない。
ジョルジュ「うへー、びびったー」
やっぱ恐いんかい……
ジョルジュ「さて天国行きの確立は2/4になりましたよw」
ジョルジュがプルタに銃を投げる。
プルタ「死にたくない……」
プルタは冷や汗をかきながら銃口をこめかみへ。
俺たちはプルタを見守る。
プルタ「ぐぅ………」
なかなか引き金を引けない。まぁ当たり前だ。
ジョルジュ「早くしろよーww」
ジョルジュが茶化す。
プルタ「死にたくな(ry」
プルタが引き金を引くとついに銃が火を噴いた。
プルタは即死だった。
残り九人
- 106: ◆7GyBO3CLl. :01/06(土) 22:57 j0H9FZvqO
プルタは倒れ、銃も地に落ちた。
ジョルジュ「さーてお次はー」
不謹慎だが、正直来てほしくない。1/3の確立で死ぬのだから……
カラフジ「ジョルジュさん!ミルナがやりたそうですよ!?」
やりたいわけねぇーだーろーがぁぁぁぁぁぁ!!
ジョルジュ「ああそうなの?ほらよ!」
ジョルジュが銃を拾い俺に投げてきた。
( ゚д゚ )「ちぃっ!!」
覚悟を決めて引き金を引く。糞カラフジめ……
- 107: ◆7GyBO3CLl. :01/06(土) 23:07 j0H9FZvqO
弾は出なかった。俺は神に感謝した。サンキューマイゴッド……
ジョルジュ「ついてるねーwさぁ次は!?」
ミルナ「残ってるのは……」
ショボ「貸して。僕がやる。こう見えても運は強いよ」
俺はショボに銃を渡す。
ショボ「……」
引き金は引かれたが銃は黙ったままだ。
ショボ「ふぅ……この場合一度リセットでしょ?」
ジョルジュ「なんで?まだ一発のこってるぜ?」
なにをいっているんだ?
ショボ「そんなことしたら100%死ぬじゃないか?」
ジョルジュ「馬鹿だなー。そういうゲームなんだよw」
これには引いた。次に引き金を引くやつは、願わずとも自殺という形になってしまう。
- 108: ◆7GyBO3CLl. :01/06(土) 23:48 j0H9FZvqO
キリト「誰が……」
今のこっているのは、キリト、カラフジ、タロ、アイサ、委員長。もちろん誰も死にたくないだろう。
カラフジ「俺は嫌だ!タロやれ!」
タロ「え!?………」
アイサ「そんなのはひどいよ!!」
五人は揉め始めた。あのキリトでさえ取り乱している感じだ。
ジョルジュ「うるせーなー!さっさと決めろよ!!三秒以内で決めないと五人まとめてペナルティー!!」
3……2……いー(ry
キリト「わかった…俺がやる……」
キリトが名乗り出た。
ショボがキリトに銃を渡す。
キリトがショボに何か呟いた気がした。
キリト「さて………」
ジョルジュ「いい死に様見せろよ♪」
キリトの指に力が入る。
同時に銃口がジョルジュに向く。
キリト「お前がなぁ!!!!」
ジョルジュ「解除!!」
銃は鳴らなかった。
ジョルジュが寸前で投影を解除したのだ。
ジョルジュ「あーあ、ルール違反は重罪だよー!リボルバー!!」
新たに銃を投影。
ジョルジュ「ペナルティー♪」
銃声。
しかしジョルジュは自分の脇の下から銃口をだし背後を撃っていた。
ジョルジュ「俺様は出し抜けねーんだよ?ショボ君♪」
ハンマーを持ち、いつのまにかジョルジュの背後に移動していたショボは胸を打ちぬかれて絶命。
キリト「ショボ!!!」
ジョルジュ「キリト君だっけ?ズルしちゃいけないんだぜー?」
ジョルジュがキリトの頭を打ちぬく。キリトはあっけなく死んだ。
( ゚д゚ )「キ…キ……キリト……」
最悪だ。こちらのチームの柱であるキリトとショボを一気に失った。これで戦闘での勝機は万に一つもなくなったのだ。
ジョルジュ「あーあ、せっかく楽しいゲームだったのに……」
まさか……
ジョルジュ「もういいや、湿気たよ。まじで…」
ジョルジュ発砲。
手首を器用に利用してリボルバーを連射。
発砲
発砲
発砲
カラフジ死亡
タロ死亡
アイサ死亡
委員長死亡
仲間が一瞬で倒れていく
次は俺の番だ
銃口が俺を睨み付ける
あー死にたくねぇな……
銃声はしない。
ジョルジュ「ダセーw弾切れだw」
ジョルジュがリボルバーを投げ捨てる。
ギコ「なにが、弾切れだ?うさん臭ぇ野郎だ。ハナから計算済みだろ?」
ギコが机の上にドシリと座る。
ジョルジュ「ギコにもばれてたか?俺もまだまだだなーw」
のけ者にされた状況だ。訳が分からん。
( ゚д゚ )「どういうことだ?」
ギコ・ジョルジュ「アンダーグランドの世界へようこそ!拒否権はねーw」
- 110: ◆7GyBO3CLl. :01/07(日) 00:00 hplXu7JXO
現実世界
アラマキ「せっかく創ったVIPが三人になってしもうたわい。ショックじゃのー。クーはワシ好みだったのに……」
アラマキは世界史室で、茶を飲みながらディスプレイを観ている。
アラマキ「しかしジョルジュは何を考えているのやら……」
そのとき一人の若い教師が世界史室へ入ってきた。
女性教員「もぅ!またですかアラマキ先生!ここは飲食禁止ですよ!」
アラマキ「おう、すまんすまん」
アラマキはノートパソコンを閉じ、片手にコップを持ち席を立った。
( ゚д゚ )は今日もシャイなようです〜完〜
戻る/あとがき