ドラえもんがジョジョにハマったようです

732: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 05:25:44.74 ID:inCTDrUk0
【残り8日;のび太サイト】

さて僕は学校に向かっている。「敵が襲ってくるから」を理由に学校を休もうと思ったのに……
出来杉のヤツが「学校にまだスタンド使いがいるかもしれない」とか言い始めた…余計な事は言わなくていいのに…
しかもその出来杉はまた学校を休むようだ。「受け身な状態じゃいつか死ぬ。こちらから攻撃しないと!」
などと訳のわからないことを口走り、また危険なスパイ行為に行くのだった……やれやれだぜ……
正直、そこまで自分の身の危険を冒してまで学校を休みたくない……
よってジャイアンと仲良く登校である。

学校には久しぶりに遅刻せずにした。宿題はやってなかったが、出来杉がやっててくれた。
「筆跡までマネたからバレることはないと思うよ!」もうあれだ。これからは出来杉様と呼ぼう。
いやジェバンニさまのほうがいいか?

学校に着くと、まず欠席者の確認をした。(出来杉に言われてたから)
出来杉に…スネ夫も休みか……
しずかちゃんも休み?そういや昨日は会話一つしてないな……
あとはやすおが休みか……まあそんな脇キャラどうでもいい……



739: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 05:34:00.59 ID:inCTDrUk0
そして放課後になった……
授業中はキングクリムゾンしてたから覚えていない。
ジャイアンは学校中を探索し回っている。
元気だねまったく……怪しい人なんて見つかるはずないのに……
ぼくはうとうとと昼寝に入ろうとした………
ふと校門の前を見ると男が一人立っていた……
なんでその男にクロ−ズアップしてみたかというと、怪しかったからだ。
もう小学生の中に天然パーマのおっさんがいた。
これは怪しい。
誰だってそー思う。
僕だってそー思う。

僕はとりあえずジャイアンを探す事にした。



844: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 13:08:16.55 ID:inCTDrUk0
校門の前に立ってた男は学校の中に侵入しながらブツブツ独り言を言っていた…
??「ヤツらを探し出すために………………
『根掘り葉掘り聞き回る』の…『根掘り葉掘り』……ってよォ〜〜〜〜
『根を掘る』ってのはわかる………スゲーよくわかる
根っこは土の中に埋まっとるからな…
だが『葉堀り』って部分はどういう事だああ〜〜〜〜〜っ!?
葉っぱが掘れるかっつーのよーーーーーーーッ!
ナメやがってこの言葉ァ 超イラつくぜぇ〜〜〜ッ!!
葉っぱ掘ったら裏側へやぶれちまうじゃあねーか!
掘れるもんなら掘ってみやがれってんだ!チクショーーッ!」
………
わざわざ名前を伏せる必要はない気がするが………
そうあの人である。
なぜこいつが現れたかというと、それはのび太たちの授業中で繰り広げられていた出来杉サイトの話を少しする必要がある。



856: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 13:27:55.26 ID:inCTDrUk0
【残り8日;出来杉サイド】
さて、昨日、スタンドがひみつ道具に変わった事で歴史が少しずつ変わったと言ったが具体的にどう変わったか説明しよう。
まず、ジョルノがポルポの試験で早くもレクイエムに目覚めてしまったのは、説明したよね。
よくわからない人は、お母さんに聞いてみよう。
その後おそらく、ジョルノは暗殺チームと手を組んだのだろう。そうじゃないと“今の僕の見ている状況”が説明できない。
そして、誰一人死なないまま…ジョルノたちはディアボロを倒す事になった。
まあ一人くらいは死んだかもね。
そしてジョルノはボスに、ブチャラティとミスタとアバッキオは幹部になった。
そしてさらに……リゾット・ネエロも幹部になったらしい。
そして、今、リゾットがナランチャの前に現れた……僕は遠くからハイエロファントグリーンを飛ばして話を聞いている。

(※ナラ;ナランチャ 雑炊;リゾット チョコ;チョコラータ)

ナラ「どういうことなんだ!?説明してくれ!!」

雑炊「説明?さっきからしてるじゃあないか……この任務は私の部下のプロシュートのチーム、メローネのチーム、チョコラータのチームが後を次ぐ事になった。」

ナラ「そんな!?理由は!!」

チョコ「理由?何を言っているんだ?ナランチャ……お前はスペアポケットを取り逃がしたんだぞ!これからはヤツらは俺達を用心するようになる。もうお前の仕事は終わったんだ!」

ナラ「そ…そんな……」


この先もいろいろ会話が続くけど、とりあえず今はのび太サイドに戻ろうか。



865: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 13:39:36.38 ID:inCTDrUk0
【のび太サイド

のび太はジャイアンを探しに行こうと教室から出ようとしたが、ドアを開けた瞬間に冷たい突風が吹いて後方に吹っ飛ばされた。
冷たい?そんなレベルじゃなかった……
黒板に叩きつけられた状態で、あまりの風の強さにまったく手足が動かなかった……
みるみるうちに自分の体が凍り付いていくのを感じる!!
ジョルノによると体感温度は風速1メートルにつき1℃は冷えるらしいから、今の一瞬だけで僕は何℃まで冷えただろう……
僕はすでに黒板にぴったり貼り付いていた……

(このひみつ道具は……いやスタンドの名前は……大寒波発射扇!!!)



874: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 13:51:07.39 ID:inCTDrUk0
さて大寒波発射扇をみんなに説明すると……
 
大寒波発射扇
大寒波発射扇(だいかんぱはっしゃせん)は、『のび太と夢幻三剣士』に登場する。
直径3メートルはあろうかという大型の扇風機。零下100度の冷たい風を放ち、物を凍りつかせる。
なお前述の名称は原作漫画でのもので、映画では「寒波発射扇プーキ」と呼ばれていた。
(Wikipedia参照)

である。

なんだ…マイナス100℃じゃあそこまでたいしたことないじゃないか……と思う人もいるかもしれない……
だが液体窒素を知っているだろうか?液体窒素はマイナス200℃はあるが、中に数秒手を入れても案外大丈夫だったりする。
それと似たように…周りの気温がマイナス何十℃とかでも、すぐには体温はマイナスとかまでいかない……
だが風があって周りの空気がすぐ循環する状態だと、みるみる体温は減っていく……
実際に僕はジョルノやミスタたちよりと違い早くも凍り付こうとしている!!

のび太のくせにやけに詳しいと思ったろ?
朝に全部、出来杉が話してくれたんだぜ、これ。



886: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 14:10:57.87 ID:inCTDrUk0
「(くッ…右手が黒板に貼り付いて……エンペラーの銃を向けることができない……)
まあ向けることはできなくてもエンペラーの弾は当たるけどね」

ドゥン! ドゥン! ドゥン!
エンペラーの弾丸は廊下の方にいかず、窓に飛んでいった。

ところでよくこんな風の中でしゃべれたと思う。
目がなかなか開かなくて気づかなかったが、どうやらあの大寒波発射扇のプロペラは直径3メートルもない。
多分廊下の天井をつきぶるから小さめにしてるのだろう。

なぜこんなに僕が余裕かというと、すでに窓の方に飛ばしたエンペラーの弾丸は軌道を変え、ギアッチョの方へと飛んでいってるからである。
(僕のエンペラーの弾丸は自由自在!スタンドだから空気抵抗も関係ない!)

ドグゥーーゥン!

エンペラーの弾丸はギアッチョに当たった……
だがのび太は思わずつぶやいた…
「おい……それは反則だろ……」

出来杉が言っていた。
マリオ・ズッケェロの“厚みぬきとりバリ”が、ただのハリじゃなくて“ソフトマシーン”に“ハリ”を取り付けたデザインだったように、
他のスタンドも“元のスタンドデザイン”に“ひみつ道具”を取り付けているデザインである可能性が高い……

ギアッチョは“あのスーツ”を体の身にまとっていた……



895: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 14:21:29.90 ID:inCTDrUk0
とりあえず、残りの2発のエンペラーの弾丸を扇風機の方にぶち込んだ…
扇風機はびくともしなかったが首振り機能のせいか……扇風機がそっぽを向いた!!
チャンス!風が消えた!!
今の内に……
「か…体が黒板に貼り付いて動かないだとぉぉぉおお!!??」

絶望的だ……
だがどんなスタンドにも弱点はあるはず…!
まだ僕はエンペラーの弾丸を繰り出すことができるッ!!

「エンペラァーーー!!!!」

ドゥン! ドゥン! ドゥン! ドゥウン!……



897: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 14:30:17.71 ID:inCTDrUk0
空気穴だ……ヤツの首の後ろには空気穴がある……

ヤツの最大の弱点は相手の温度を下げるスピードは格段に速くなったが……
マイナス100℃までしか温度を下げられない……
よって空気は固められないから、原作と違い常に呼吸のための空気穴を開けておく必要がある!!

「くらえ!!エンペラー!!!」

「フゥー、ボスが言うにはお前らは何故か俺達のスタンドの秘密をすでに知っているらしいな……
だれかのスタンド能力か?まあいい…首の後ろの空気穴が弱点なら……そこを防御してれば絶対に勝てるんだ!!」

ドコォ! ドコォ! ドコォ!



902: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 14:45:40.44 ID:inCTDrUk0
ドコォ! ドコォ! ドコォ!…
「クッ…」
ギアッチョはエンペラーの弾丸をひとつひとつはじいていたが、エンペラーの弾丸の数の多さに苦戦していた……
「どうやら、お前の空気穴に僕のエンペラーの弾丸がぶち込まれるのは時間の問題だな!
お前の扇風機で僕がくたばるのと、どっちが早いかな!!」
「クソォ……だが俺がそんなことをちんたら待ってると思うか?ただでさえ……気が短いのによォォォオオオオ!!!!」
「…!」

ギアッチョがのび太に向かって走ってくる!
「てめーは今ッ!動けねー!そのてめーにトドメを刺すのは難しいことじゃないぜ!!」

「………待ってたよ……シビレを切らすのを……
よく考えたら……この強風の中、学校の机がまったく飛んでないのがおかしかったんだ……
お前は僕を始末したあと…現場を片づけやすくするため…机の足を凍らせて固めていた……
たった今ッ!その机の足をエンペラーで破壊したぁーッ!!」

「なんだとォ!!?」

「けずり取られた机の足は風に乗ってお前の方に跳んでいる!!
エンペラーで軌道修正して・・・くらえッ!!」



906: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 14:57:16.32 ID:inCTDrUk0
「(イデッ!生…生ァァァァナマッ!生暖っけえものが…オレのうしろから…
血かッ!?血が出てんのか!?うそだ…そんなバカなッ!
何かとんがってるモノがオレの首の後ろに…)
だがここでオレは机の足を首から引っこぬくために立ち止まったりはしないッ!
このまま…
首に机の足をブッ刺したままッ!
この大寒波発射扇の風に乗って、お前に突っ込む!!」

「な…なんだと………???」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「おい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
覚悟はできてんだろうなああああああああああああ
トドメだッ!のび太ーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」


ドッゴゥオオオォオーーーンンッ!!!!!!



919: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 15:12:09.15 ID:inCTDrUk0
のび太はギアッチョに押しつぶされながらしゃっべった
「ああたしかに“覚悟”はできたぜ…
あいつの…“存在”がなかったら……僕は…ヤケになっていた……
あいつが“覚悟”をくれなかったら……この“道”は見えなかった
この攻撃をあえて身に受けるこの“覚悟へ”の『道』は……!!」

ギアッチョはその言葉を聞いて辺りを見わたす…
「!!!?(しまった…あのバカでかい音にさすがにきづいたか!)」

その男は廊下の前に立っていた…

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…

「のび太…お前の“覚悟”は…
この登りゆく朝日よりも明るい輝きで『道』を照らしている…
そしてオレたちがこれから『向かうべき…正しい道』をもッ!」
その男の名はジャイアン!!!

ドドドドドドドドドドドドドドドド……

「なんだってエエエエエエエエエエェェェェェェ」



933: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 15:26:03.51 ID:mgtLneKBO
ギアッチョは考える…
「(ジャイアンという男は風上にいる。これではオレの絶対的不利!!
だが第一撃さえよけられでば………)」
「くらえ!!ザ・フール!!!!」
「力を振り絞れッ!!大寒波発射扇ンンンンッ!!!!」

勝負は一瞬だった………
勝ったのはギアッチョッ!!!!
「ウハハハハ!!オレは上でッお前は下だッ!!風下にいる限りお前は動けない……」
「なんだ…………この風は…………」
「そしてお前のザ・フールの射程距離じゃあここまで届かないッ!!」



243: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 23:19:47.71 ID:inCTDrUk0
「なあ、おい!お前はもう手も足も出まい!」
そう言いながらギアッチョは首に刺さっていた机の足を取った。
だがジャイアンは続ける…
「確かにオレのザ・フールの射程距離じゃあザ・フールをお前のところまで飛ばせない。
だが、“覚悟”とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!!」
「なんだとおお?おい!…」
「オレからザ・フールを飛ばしても届かない?そんな時は逆に考えるんだ。
『ザ・フールでオレを飛ばせばいい』そう考えるんだ!」

ジャイアンはザ・フールのパワーで自分自身をギアッチョに飛ばした!
「オレの鉄拳を食らうがいい!!」

「バカかッ!てめー…エンペラーの弾丸でびくともしなかったこのスーツが、人間のパンチで砕けるかッ!」

ドゴォ…



252: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 23:31:44.46 ID:inCTDrUk0
「ああ…お前のスーツは砕けん!だが…お前をのけぞらすことはできる!
このままお前の後頭部を両手でつかんでぇぇぇぇえええ!!倒れ込むッ!」

グチャア……

「(な…なんだ……?また首に“何か”が突き刺さったぞ……)」

「のび太は意識を失うまえにッ!オレが現れる前にッ!すでにそこに弾丸で彫刻を作っていたッ!!
そこは扇風機の横のお前にとってもっとも安全なポジションの後ろッ!
のび太はいずれそのポジションにきさまが戻るのを読んでいたッ!
そこに机の足を削ってッ!鋭利に尖らせていたッ!」

「ぐはぁぁぁあああ」

「そしてトドメを刺すのはオレのスタンド、ザ・フールだァーーーーーッ!!!
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァーッ!!!」


巨大な扇風機が消えた。
それが意味することはひとつだった。

「決着ぅぅぅぅぅぅうううううう!!!!」
ジャイアンは叫んだ。



268: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/24(日) 23:50:00.09 ID:inCTDrUk0
「のび太!無事ヤツを倒したぜ!お前のおかげだ。」
「くそ…からだを暖めてくれ……肉体が腐りそうだ……」
「ああ…まずは低温の水をかけてだんだん暖めていこう…」
バシャァ…
「いげッ!い…痛でエエッ!よッ!うあう、もっとやさしくやさしくッ!やってくれよジャイアン。」
「そんなの無理だろ…生きてる証拠なんだから騒ぐな。」
「ああ!ジャイアン!もっとやさしくそこはダメ!ダメッ!ダメッ!ダメッ!
(ん?…今の僕たちって勘違いされそうな感じじゃね?でもだれもいないだろうし大丈夫だろ)」

ガララララ…
ドアが開く音がした…だがのび太は気づかずにあえいでいた。
「ああ!やさしくしてやさしく!服をぬがせないでッ!感じる…うああああ…ダメもうダメ〜ッ!」
「…………」
「…………」
「…………アーッ…」
見知らぬ女の子が立っていた。しかも無駄にかわいい。
「え!い…そッその…あの い…いえ!」
見知らぬ美少女は慌てている……
「あれッ!急に目にゴミが入った!見えなかった!なあーにも見てないから!」
そう言ってドアを閉めてどこかに行ってしまった。

何故このタイミングで新キャラが出てくるんだ……もう二度と登場してもらいたくないが
この作者の場合、またいつか登場しそうだ……

場の空気が凍り付いている。ギアッチョいないのに…
もはや出来杉サイドの話に移るしかない。



282: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/25(月) 00:13:20.12 ID:O8Pk/8bm0
【出来杉サイド】
のび太とジャイアンvsギアッチョの戦いから4時間前、まだギアッチョが死んでいないとき、
(ギアッチョの死亡確認してないから死んでるかどうかわからんが)
ギアッチョがまだメローネといっしょにいた場面だ。
どうやらナランチャのチームとメローネのチームが入れ替わるにあたってまあいろいろ打ち合わせも必要だったのだろう。
僕は相変わらず盗み聞きしている。なにも行動を起こさねばバレることはなかった。
ただ、ヤツらも用心深く、重要な話は決まって周りに聞こえないところに移動して話すので聞く事はできなかった。
あまり僕は動きすぎない方がいい…そういう判断だった……

(※メロ;メローネ ティッツ;ティッツアーノ スク水;スクアーロ 天パー;ギアッチョ)

天パー「もうこんな細かい打ち合わせどうだっていいだろ!オレがかってに倒してやる!」
(死亡フラグ発言ktkr)
スク水「待て焦るな!そんなんじゃあ勝てるものも勝てないぞ!」
ティッツ「ああ、ここは落ち着いてた方がいい…」
メロ「まあ待てみんな…別にギアッチョが行きたいって言うんなら行かせてやればいいだろ…ギアッチョの能力は最強なんだから…」
ティッツ「だがボスから直々の忠告“ヤツらはオレらのスタンドの弱点を知ってる可能性がある”って…」
メロ「あいつは昔から、用心深すぎなんだよ……もっと堂々としてればいいのに…前のボスといいボスはみんなこうなのか?」
天パー「まあ、何と言おうがオレは行くぞ。待ってるのは性に合わん。」
ティッツ「それならちょっと待って下さい!!ここは日本だから日本語を話せないと不便ですよ?」
天パー「そうだったな…いつもの頼むよ…」
ティッツ「出ろ!我がスタンド“ほんやくコンニャク”!!!」
天パー「よし!これで日本語も話せるようになったし行ってくる!」



295: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/25(月) 00:27:10.24 ID:O8Pk/8bm0
チョコ「ふん…そんなにチーム内がバラバラでいいのか?」
スク水「チ…チョコラータ!!」
メロ「何のようだ?チョコラータ……」
チョコ「いや私もほんやくコンニャクをわけにもらいに来たんだ。」
スク水「人に物を頼む態度がそれかよ…」
チョコ「どうだっていいだろ?どうせ無限に出るんだし…」
ティッツ「実はそうでもないけどな…」
チョコ「そうなのか?まあ…いい……いいか一応お前らはチームなんだから、チーム内の和は乱さない方がいいぞ…」
天パー「説教しにきたなら帰れ。誰も聞く気がないからな…」
チョコ「スタンドは全てなんらかの弱点がある。チームで闘うことでお互いの弱点をカバーできると言いたかったのだが…聞く気がないならもういい。」
ティッツ「ほら!ほんやくコンニャクやるからもう帰れよ…何枚ほしいんだ?」
チョコ「2つだ…」
スク水「2…?あれ…お前のチームって…」
チョコ「私とセッコで2つだ……これが私のチームだ…足手まといたちはイタリアに置いてきた…」

こうしてチョコラータは去って行った。
“チームで闘うことでお互いの弱点をカバーできる”か…
的を得てる……これからはチーム単位で考えないと勝てないな……
今あるチームをまとめてみるか…



301: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/25(月) 00:42:03.63 ID:O8Pk/8bm0
『チームのび太』
【目的】もとの世界に戻ってやるッ!
【概要】クラスメート
【メンバー】
☆出来杉 英才(できすぎ ひでとし);ハイエロファントグリーン[法皇の緑]
野比 のび太(のび のびた);エンペラー[皇帝]
剛田 剛(ジャイアン);ザ・フール[愚者]

『チーム骨川』
【目的】このジョジョの世界でHAPPY!に暮らしてやるぜ!
【概要】親戚
【メンバー】
☆スネ吉(すねきち 兄さん);バッドカンパニー
スネ夫(すねお);イエローテンパランス[節制]

『チームナランチャ』
【目的】ヤバい!これからどうしよう!?
【概要】ブチャラティの部下
【メンバー】
☆ナランチャ ギルガ();スタンド不明
マリオ ズッケェロ(佐藤);厚みぬきとりバリ〔ソフトマシーン〕
サーレー(敏夫);カチンコチンライト〔クラフトワーク〕
アグルーメ(ユズヒコ);スタンド能力なし



302: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/25(月) 00:42:44.01 ID:O8Pk/8bm0
『チームメローネ』
【目的】忠実に指令を遂行するぜッ!!
【概要】リゾットの部下
【メンバー】
☆メローネ(今井);スタンド不明
ギアッチョ(天パー);大寒波発射扇〔ホワイトアルバム〕
スクアーロ(スク水);スタンド不明
ティッツアーノ();ほんやくコンニャク〔トーキングヘッド〕

『チームチョコラータ』
【目的】不明
【概要】リゾットの部下
【メンバー】
☆チョコラータ();スタンド不明
セッコ();スタンド不明

なんという偏り、この作者は間違いなく5部厨

さあ現在の状況をまとめたところで次の話に行きたいところだが、作者は次の話を考えていない。
今までは後先考えず、適当に一話ずつ作っていたが、後々のことを考え、物語全体の流れを考えてた方がいいと考え、
ずっと物語全体の流れを考えていたので、肝心の次の話を考えるのを忘れていた。
い…言い訳ではない。
まあいろいろ考えたから、この物語が未完で終わることはなさそうだから安心しろ!



638: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 02:39:59.17 ID:jIg92jpO0
出来杉はナランチャやメローネたちはまだ動かないとみて、チョコラータの後をつけることにした。
もはや、尾行も慣れプロ級の腕前だと自負している。
それに、まさかヤツらも逃げ回っている僕らの中の一人が逆に、こう見張っているなんて思ってもみないだろう…

チョコラータはある人物と待ち合わせしていたようだ。
それが誰か言う必要はないだろう。
「ちゃんと調べたかか?セッコ…」
「ふおっうお!うおっ!!」
「良ぉお〜〜〜しッ!
よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし
よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし
よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし
よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし
よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし
よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし
しょせんヤツらメローネたちはあのジャイアンと名乗る男の方にしかいかないだろう。
まず我々はスペアポケットとはいったい何なのかを先に調べるのだ。
そのために…スネ吉という男のところにいかなくてはなッ!
フフフ…ボスがここまでして欲しがる物……
これが手に入れば次のボスは私かもしれないぞッ!」



640: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 02:52:42.12 ID:jIg92jpO0
「うああ おっうおっ おおーーッ!」
「そうだすまない忘れてた。ごほーびをやるぞ!」

(この後のいやしんぼめ!!の流れは多少うざいから省略させてもらう。
見たい人はJC60巻を今すぐ買うか、それに対応する文庫本を買って下さい。
さてヤツらの狙いはスネ吉か…多分別荘にいるから先回りしておこう……)




「フフフフ…さてスネ夫……どうやって出来杉たちからスペアポケットを取り返そう…」
「そうだね…僕としてはあまり彼らと戦いたくないんだ…スネ吉兄さん。寝込みを襲うのはどう?多分裏山で寝てると思うよ。」
「なるほど…いいアイデアだ……」

どうやら彼らは別荘の四階で遅めの昼食を取りながら話をしているようだ。
それにしてもこいつ…本当に金持ちなんだな…
3階には音響設備がそろった部屋もあるし、5階には趣味の戦闘機や戦車の模型(しかもかなりでかい)がある。
僕は窓からハイエロファントグリーンで侵入した。



643: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 03:16:00.13 ID:jIg92jpO0
急にドアが開きチョコラータが入ってきた。
不法侵入だ。ここまで堂々と入ってこられると、窓から入った僕がむなしく感じる。

スネ吉「何者だ!」
チョコ「いや怪しい者じゃあないから安心してくれ。」
(いやその服装と髪型からして怪しい。もう一人は全身タイツだし。)
チョコ「いや、我々は貴様たちに危害をくわえるつもりはない。ただ質問に答えてもらいたいんだ。」
セッコ「うおっ!うおおっ!」
スネ夫「まず質問とは何なのかを言ってもらえませんか?」
チョコ「簡単な事だよ…。スペアポケットとはなんだ?」
スネ吉「どうしてその質問に答えなければならない。」
セッコ「ぅおっ!疑問文を疑問文で返すなぁーーッ!」
スネ吉「お前は頭脳がマヌケかッ!今のは反語の文だッ!」
セッコ「知ってんだよオオォォッ!!国語の教師か。うう…うう…うおおおっおっオメーはよォォォォ。」
チョコ「まあ落ち着け…これは貴様らにとってもいい話なんだ…この質問に答えるだけでパッショーネは貴様らになんの手出しもしない。」
スネ吉「ほ……ほんとに…オレたちには手出しをしないのか?」
チョコ「ニタァーーーッああ〜約束するよ〜〜〜〜っ。スペアポケットの情報とギブアンドテイクだ。教えろ…早く教えろ!」

スネ吉「 だ が 断 る 」

チョコ「ナニッ!!」
スネ吉「このスネ吉の最も好きな事のひとつは、自分で強いと思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ…」



647: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 03:29:08.86 ID:jIg92jpO0
チョコ「ならば死んでもらうことになるな…」
スネ吉「お前らがな!もうお前らは我がバッドカンパニーに囲まれているッ!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…

チョコ「くっはははははは…」
スネ吉「何がおかしい?」

ズズズズズズズズ・・…
スネ吉「…!」
バッドカンパニーの兵士たちが床に沈んでいくッ!

セッコ「ぅうおっ!ど…“どんぶら粉”ッ!」
チョコ「ははっ!見ろッ!バッドカンパニーがゴミのようだッ!」
出来「い…いつのまに……」
スネ吉「くそッ…全体ッ!退けッ!」
チョコ「はっはっは!どこへ行こうというのかね!」
スネ吉「お前らこの屋敷から出られると思うなよ!」
スネ夫「僕もいるんだぞッ!」
チョコ「言葉を慎みたまえ。君はチョコラータ王の前にいるのだ。」
出来「(あなたこそインスパイアを慎んでくれ)」



657: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 03:51:28.25 ID:jIg92jpO0
スネ吉「戦車砲一斉発射ァーッ!」

ドバアア……  バキバキバキバキーーッ!
セッコ「うおおおおお」

スネ吉「全部、防御するとはなかなかのパワーだな…」
スネ夫「スネ吉兄さん!!加勢するぜェーッ!イエローテンパランス!」

ドパアアアア…
セッコ「うおうっ!」
スネ夫「なっ!はじかれたァ!あの全身スーツのおかげでエネルギーを吸い取る肉片攻撃が効かないってわけか!」
スネ吉「おいッ!スネ夫!足下見ろ!足が床に沈んでいってるぞ!」
スネ夫「うわああ。本当だッ!すぐに抜かなくちゃッ!」
セッコ「ぅうおッ!」
スネ夫「なんだ?急に地面が固くなったぞ!?ヤツの右手で自由に床の固さを変えられるのか!!」
スネ吉「くそッ!オレも少し埋まっちまったッ!抜けられそうか?」
スネ夫「無理だよ!!スネ吉兄さん」
セッコ「ぅぅうおおお!!」

チョコ「フフフ…ヤツらが動けない隙に……」
出来「(チョコラータはこっそりと部屋から出て行ったようだ…まさか遠隔操作攻撃かッ!)
さて僕はハイエロファントグリーンで天井に張り付いていたから助かってるけど…どっちの味方につくべきかな…
(それとも見てるだけがベストか……)」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…



660: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 04:11:28.33 ID:jIg92jpO0
出来「(どうやらセッコは“どんぶら粉”を霧状にして、ありとあらゆる物に振りかけたようだ。
だから誰も気づかなかった…あまり遠くまでは行き届いてないけどね。
しかも何故かセッコは床の柔らかさを右手でコントロールできるらしい……
しかもやっぱり、近距離パワーのスーツ付き……もうね……強すぎだろ………)
って、うわわわわわっわ…」
どうやらどんぶら粉の霧がだんだんこっちにも届いてきて、天井が柔らかくなったらしい…
おかげで僕は地面に落ちてしまった……

ドスン!

セッコ「ぅおっ!何だ?あの音……」
スネ夫「うわあ!出来杉じゃあないか?いつのまに!?」
出来「(くそッ……バレた……)」
セッコ「ぅうううおッ!ま…まだ敵が隠れていたのか!?」

セッコがこっちに“泳いで”来るッ!!
そしてあまりの速さにハイエロファントグリーンの防御が遅れた!

セッコ「ぅおぅ!」
ドコオオオッ!
セッコの近距離パワーのスタンドスーツで強化されたキックがハイエロファントグリーンの顔面に当たった。

出来「うおっ痛ッ…(くないッ!痛くない!そんなに…なぜ?)」
そのまま僕は衝撃で吹っ飛んだ……その吹っ飛び方からスゴイパワーだったとわかる
だけど痛くなかった……

スネ夫「ふう…あのスーツのせいで僕の肉片でエネルギーを吸い取ることはできなかったけど、
とりあえず肉片は“つけたまま”にしておいた。そしてその肉片でダメージを吸収してやったぜ。」



662: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 04:32:09.90 ID:jIg92jpO0
出来「(ス…スネ夫のおかげで助かったが…)」
スネ夫「出来杉ッ!助けてくれッ!」
出来「…!」
スネ吉「…!何を言ってるんだ?スネ夫!!」
スネ夫「まだチョコラータのヤツが攻撃してきてねぇ!!多分遠隔攻撃をしてくると思うんだ!
だからチョコラータを探す必要がある!そのためにお前が必要なんだ!」
出来「……その役目ッ!引き受けたッ!」
スネ吉「フン…まあいい……頼むッ!」
出来杉はドアの方に向かって走り出した。
セッコが足にこびりついた肉片をとりながら、出来杉を追う!!
セッコ「ぅおッ!させるかァーッ!どんぶら粉ぉぉぉぉおおおお!!!!お前も地面に埋まれぇぇえええ!!」

ドゥウンン!!
スネ吉「なるほど…それで窓の方が近いにも関わらず、オレたちの方に走ってきたのか……策士め…」
出来「どんぶら粉の精密動作性は低いとみたんですよ。この強さで精密ならそれこそインチキだ……」

出来杉のまわりの地面が柔らかくなるッ!!
だが出来杉はハイエロファントグリーンで電灯にぶら下がり地面には沈まないッ!
そして…スネ夫とスネ吉のまわりの地面もやわらかくなったッ!!
スネ吉「お前と手を組むのは正解のようだな…お礼にオレの策を見せてやろう……
地面は柔らかくなったが、あえてそこから脱出しないッ!!
逆にさらに床に沈み…下の階の3階に逃げるッ!!」



665: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 04:46:50.89 ID:jIg92jpO0
セッコ「な…なにぃ……」
セッコは動揺した。さらにスネ夫もスネ吉をまねて3階に降りたからだ。
セッコは慌てて地面を元に戻したが、時すでに遅く、さらに出来杉にもドアから逃げられてしまった。

セッコ「ど…どうすればいい…?下には2人でドアの向こうには1人……
ひ…1人より……ぅおっ…2人の方がいいよな……よぉおし……おれも3階に行くッ!」
セッコは地面にダイブした…
ポチャンという音を残し、4階は静かになった……

出来「スネ吉の策はありがたいッ!セッコの攻撃で下に行くことはあっても上に行くことは少ない!!
だからチョコラータは5階にいる可能性が高い!セッコと戦いながら5階にたどり着くことはあまりないからな……
そして5階にるであろうチョコラータは僕の存在を知らないっ!」





スネ吉の別荘東館案内

5F;模型室
4F;広間
3F;映画鑑賞室
2F;寝室
1F;大広間



123: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 14:33:34.98 ID:i7+qcQXTO
出来杉は5階の模型室へと向かった。チョコラータはしゃがみこんで何か作業をしている。
幸い出来杉の存在には気づいていない……
出来「…くらえッ!」
チョコ「ぐはァー……」

不意打ちによりあっさりチョコラータは気絶した。
それと同時にチョコラータのスタンドらしきものも消えてしまった…………どんなスタンドか確認したかったが、今はそれどころじゃない。
出来杉はチョコラータを柱に縛り付けて下の階に降りることにした…


セッコ「ぅおっ!おッ!」
セッコが4階から飛込んできた。だがそこにはすでにバッドカンパニーたちが射撃用意に入っているッ。

スネ吉「狙い良しッ!撃てェェエーーッ!!」
ズドドドドドドドドドド……

しかし、セッコは…4階からグランドピアノいっしょに落ちてきていた。
ドスンッ ドスンッ ドスンッ ドスンッ バキバキバキバキバキバキバキバキ…
セッコ「ぅうおっ!やっぱり攻撃してきたか…」
攻撃の片面をグランドピアノで防ぎ、もう片面は殴って弾き返した。

スネ吉「くそッ…あのピアノどれだけするのかわかってんのか?………」
セッコ「そしてッ!どんぶら粉ッ!」



128: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 15:00:02.42 ID:i7+qcQXTO
ズブブブブ……
また足が埋まっていく……
スネ吉「(このままじゃあ結局1階まで追い詰められる……)
お前はこの3階で倒すと宣言しようッ!」
セッコ「ぅぐう…まだオメーはぁ状況がわかってねェーらしぃーな………ぅおっ!
まだオレにはチョコラータという男がいる……こいつの能力でオレは無敵になるんだぁーーっぅ!」

出来「いや!そいつは無理だなッ!」
セッコ「ぅおっ?わざわざまたオレのとこに来るなんてぇーオメーバカだろぉっ」
出来「チョコラータはもうすでに始末した!」
セッコ「……ぅ…ぅおっ…?」
出来「聞こえねぇーのか?チョコラータは始末した。」
セッコ「……………………」
スネ吉「やったのか?」
出来「ああ…(トドメ刺しておくべきだったかな………)」
スネ吉「よしッ!見ろッ!セッコも精神的ダメージを…」
出来「受けて……ないと思うよ……」
スネ吉「…!?」
セッコ「………………………」

セッコ「ふんッ!くそチョコラータ。悲しむ………と…思うか?あんたねこと…………やられちまってよオオオオオオオ。
あんたは頭もすごく良くて…角砂糖投げて遊んでくれるし、預金もいっぱいある。
そんでカリスマ性がある…
って思っていた………だからあんたの言う事聞いていれば安心と…思っていた…
でも弱いじゃあねえーかよォォォ弱すぎるじゃあねえーかよォォォォォォ戦闘が始まって何分だと思ってんだよオオオオオオオオオ
そんなカスもう好きじゃなくなったよッ!ぜーんぜんねェェェェッ!
バルスッ!」
スネ吉「なんだ!この豹変ぶりは…?」
出来「(僕も初めてJC61巻みた時はそう思ったよ……)」



135: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 15:33:36.14 ID:i7+qcQXTO
セッコ「まずは出来杉ッ!お前から倒すッ!どんぶら粉ォォォッ!」
出来「うッ………」
出来杉はまた天井の電灯に張り付くッ!だがまたしても電灯が柔らかくなるッ!
セッコ「空中では攻撃を避けられないッ!内臓引きづりだしてやらァーッ!」
出来「クッ…」
とっさにハイエロファントのひもを出し…避けようとするッ!だがセッコのスピードは予想以上に速いッ!

ドゴォッ!
セッコのパンチは出来杉の横腹にくらった…出来杉は壁に叩きつけられるッ!

スネ吉「よしッ!出来杉を攻撃してる間に再びお前はバッドカンパニーの射撃部隊に囲……」
セッコ「ごちゃごちゃうるせェェェェッ!お前ら全員地面に埋まってろ!最大限どんぶら粉ォォォオオオオオーッ!」

出来杉はまた地面が急激に柔らかくなるのを感じた…
いや!これは柔らかいなんてレベルじゃあないッ!一言で表すなら…「水」ッ!「液体」ッ!そんな感じだ…
出来杉はハイエロファントのひもを伸ばし壁や柱に捕まろとした…だがすでに壁も柱も「液体」ッ!
天井までもが「液体」ッ!
なぜ「液体」が空中にとどまって浮いているのか、理屈っぽい出来杉には理解できなかった。
ただ理解のできるできないに関係なく、自分の体だけが沈んでいく……それだけを理解した…………
その奇妙な世界は一瞬にして終わったッ!
出来杉は肩のところまで沈んだところで、また地面が固まったッ!ももから下は2階の空気を感じるッ!
スネ夫も肩まで埋まっているッ!スネ吉はとっさにアパッチで体を引き上げようとしたが、すでに腰近くまで埋まってるッ!
つまり、この場にいる全員が身動きがとれないッ!
セッコ「もう同じ失敗はしないッ!このまま地面を柔らかくすることなく、一人ずつ始末するッ!」



140: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/26(火) 16:04:38.70 ID:i7+qcQXTO
セッコ「死ねェェェェッ!スネ吉!」
スネ吉「うおおおおッ!行けッ!アパッチッ!ミサイル発射ッ!」
スネ吉が唯一沈まなかったヘリコプター部隊で攻撃を仕掛けるッ!

セッコ「ダメダメェェーッ!確かにお前のパワーが3人の中で一番強いが……どんぶら粉の比ではないッ!」

バキバキバキバキバキバキバキバキバキ
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

アパッチの攻撃は全てはじかれるッ!

セッコ「死ねェェェェッ!」


グチャアアアア…



攻撃をくらったのはセッコだった………

セッコ「な……」
出来「(ど…どういうことだッ!)」

スネ吉「4階での教訓を受けてなあ……歩兵隊を数人、アパッチに乗せておいた……そしてミサイルといっしょに飛ばした……
けっこう賭けだったぜ…?衝撃でいっしょにブッ飛ぶ可能性の方が高いからな……
だが、無事一名のみ着地できた!!そしてたった今ッ攻撃さしてもらったぜ……」

歩兵の撃った弾はセッコの頭に命中していた。親指サイズの兵隊の弾丸なので死には致らなかったが…セッコにダメージを与えることができたッ!

セッコは柱にもたれかかった。



4 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:14:06.79 ID:tIty8Igz0
セッコ「ウグググ…そんな……だが、その親指サイズの兵士1人で何ができるぅぅぅう!?」
スネ吉「……さあな……少なくともお前をその柱までよろつかせるくらいは……できたんじゃないか?」

グチャアアアア…
柱の陰からスライム状の肉がセッコを襲ったッ!
肉はすぐに固まり、完全にセッコと柱とを一体化させたッ!
この肉片が誰の物であるかは言うまでもないだろう……
出来「スネ夫ッ!埋まった状態からどう……そうかッ!」
スネ夫「さすが出来杉は頭の回転が速いなあ…そう!僕は地面と触れている部分の肉片を分離させて脱出したんだッ!」
セッコ「ウグ…ウググ…」
スネ吉「そして聞こえないか?この音が……」

ドドドドドドドドドドドドドドド…

セッコ「な…なんの音だっ!」
スネ吉「2階からオレのバッドカンパニー舞台でオレの体の周りの床を破壊させている…
そして今ッ!破壊完了だッ!さらにバッドカンパニーはすでに出来杉の体の周りを破壊しているッ!」
出来「ああ、すまない。」

スネ吉「もうお前は追いつめられたんだッ!セッコ……」
セッコ「ぅお…追いつめられただと?追いつめてるのはオレの方だぁぁぁぁ。
ぅく…クソチョコラータがいなくてもオレの能力は最強なんだぁぁ!」
出来「何をする気だ!?(また水化するのか?)」
スネ夫「うわわわわわわッ!」
出来「どうした!?スネ夫!!!」
スネ夫「ぼくの体が……肉がッ!溶けているッ!うわっ!」
セッコ「“直”は素早いんだぜ?パワー全開だぁ〜〜〜
“どんぶら粉”の……“直”ざわりはよおおお!」



5 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:15:43.57 ID:tIty8Igz0
スネ夫「うわわわ…」
スネ吉「早く肉を分離しろッ!」
スネ夫「う…うん……」
セッコ「ゲロゲロうけっけっ」
スネ吉「(ま…まさか……)」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…

セッコ「(オレのどんぶら粉はまだ発動しているぜ…うけっけ)」
スネ吉「(ス…スネ夫のやつが……)」

ドドドド…



6 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:19:19.75 ID:tIty8Igz0
ネ吉「スネ夫ォーッ!ボケッとしてんじゃあねーぞッ!どけェッ!!」

スネ吉がセッコのそばにいたスネ夫を殴り飛ばした。
その瞬間だった…
さっきまでスネ夫がいた地面がドロ化し始めた…

スネ吉「う…」
スネ吉は必死に逃げ出そうとする。が、
セッコがスネ吉を押さえつける。
セッコ「そうは……させるか!」
スネ夫「スネ吉兄さァーんッ!」
スネ吉「おれに近づくんじゃあねえッ!
スネ夫おめーも、ま…巻き込まれる…ぜッ!」
ドブドブドブドブ…
スネ吉はもう肩のところまで沈みかけていた。
スネ吉「スネ夫…おめ…はよー、いつだっておれの足手まといだったぜ…」

ドブドブ…

出来「(巻き込まれる?何にだ?そういえば…セッコは4階の天井もドロ化していた……まさかッ!)
スネ夫ッ!そこから早く離れろぉぉおーッ!」

「セッコがスネ吉を押さえつける」でおk?w



9 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:21:29.13 ID:tIty8Igz0

ドッボォーーン……
その瞬間……おそらく水化しているであろう天井から巨大な“模型戦車”が落ちてきた。
そしてその模型戦車は水化している床の中に沈んで(いや重力によってそうとう加速していたから、落ちて)いった…
スネ夫「すっすっ!」

ドゥゴオゥォーーンッ!!
すさまじい音が下の階から響いた……
スネ夫「スネ吉兄さァァアアーーーーーーーーんンンッ!!!」

辺りに不気味な静けさがやってきた……
出来杉はバッドカンパニーが開けた穴から2階をのぞいた…
出来「…………」
スネ夫も出来杉に続いて2階をのぞいた。
スネ吉は模型戦車の下敷きになっていた………………
スネ夫「(肉を分離しすぎて、体のまわりに肉が足りない今…スネ吉兄さんがいなかったら僕は死んでた……)」



10 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:24:04.78 ID:tIty8Igz0

スネ夫はスタンドが目覚めてから今日までのこと(といっても二日も経ってないが…)思い出していた。

スネ夫「(スネ吉兄さんは欲に狂ったような顔をして、僕に話を持ちかけてきた…
最初は僕も乗り気だったけど、のび太との戦いのときや、倉庫でジャイアンを攻撃しなっかったときに、いろいろ言われた時は“なんか違う”と思ってしまった……
そして今日、スネ吉兄さんは自分の目指す物のためなら親戚の僕まで容赦なく殺すと言った………でも…)」

出来「……スネ夫……………」

スネ夫「スネ吉兄さんはよ……ああなって当然の男だ……まっとうに生きれるはずねぇ宿命だった……
でもよ……
でもスネ吉兄さんは最後にッ!
スネ吉兄さんは最後の最後にぼくをかばってくれたよなあ〜〜っ
出来杉〜〜見てただろォ〜〜〜〜?」

出来「………………ああ
たしかに見たよ……スネ吉のヤツはスネ夫をかばったよ………」

スネ夫は涙を見せなかった…
ただ汗を書きながら…肩を上下に揺らしていた………
そして、出来杉に背を向けて………そしてただ肩を上下に揺らしていた……
出来杉はもうスネ夫の顔を見ることができなかった………
………



11 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:28:08.38 ID:tIty8Igz0



沈黙はまたどんぶら粉の能力によって引き裂かれた。
3階は映画鑑賞室だからいろいろなものが置いてあるのであまり落ちないようにスネ夫たちがいるところを部分的にドロ化していった。
セッコ「(ん?)」

ボコォッ
セッコの前を落ちてきたソファの中から、スネ夫が現れた。
どうやら肉でコーティングしていたようだ。
セッコ「フン…」
スネ夫はイエローテンパランスの肉をグーの形に固めセッコを殴ろうとしたが、避けられた。
避けた先には物陰に隠れた出来杉がいた。
出来「エメラルドスプラッシュ!」



12 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:30:20.43 ID:tIty8Igz0
ドコォドコォ…
ハイエロファントグリーンの攻撃をすべて殴ってはねかえすセッコ。
しかし、その攻撃の間に、セッコの手首にひも状になったハイエロファントをくくりつける。
出来「よし!」
両手をふさがれたセッコにスネ夫のイエローテンパランスの攻撃が降り注ぐ。

バクァバクァ…

イエローテンパランスの攻撃はセッコの蹴りではねかえした……
そのままセッコは手首についたハイエロファントのひもを引きちぎった。
セッコ「お前らのスタンドとオレのどんぶら粉じゃよォォォあスタンドパワーが違うッ!
トドメを刺すッ!どんぶら粉ォォォ!」



13 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:32:01.07 ID:tIty8Igz0
また床が壁が天井が全てが水化してきた。おそらくスネ吉が死んだ時からすでに、2階にどんぶら粉をばらまいていたのだろう。
水化の進行は速かった。
出来杉はすぐに1階へと沈んでいった。
セッコ「まさか出来杉ぃぃぃいいい1階で機転をきかせてやりすごせるなんて思っていないかぁぁぁ!!?
機転きかすよオオオオオオオ余裕なんかなくしてやったぜ………
すでにどんぶら粉のスタンドパワーで2階の地面に穴を開けて、1階にもどんぶら粉の粉をばらまいてるぜ!!
出来杉よォォォ可能性はひょっとしたらよォォォある!
ずっと泳いでいればよォォォやりすごせるかもしれねぇなああああ。」

そうセッコが叫んだ時だった。スネ夫がセッコに急接近してくる!
スネ夫は沈んでいない!
スネ夫「4階から落ちてきた冷蔵庫にあった食料全部をつかって、足下に“肉のボート”を作った。そしてくらえ!セッコ!」
セッコ「フン…お前の攻撃なんてよォォォなんともないなあああ!」
スネ夫の迫り来るイエローテンパランスをまたセッコがパンチで止めようとした。



15 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:33:16.31 ID:tIty8Igz0
その時ッ!イエローテンパランスが肉の中からナイフを吐きだした!
スネ夫「お前の両手はイエローテンパランスをはじきに前に出してるからこの攻撃はよけきれまいッ!」
ナイフがセッコの目の前まで迫っていた。が、セッコは口から水化していた岩を吐きだした。

ガキィイン

岩はすぐに元の固さに戻り、ナイフをはねかえした。
スネ夫「あ…ありかよ………」
セッコ「こんな小細工は…よォォォ…おまえが追いつめられたからやったという“証し”だ。
おまえは認めたんだ。自分のパワーではオレの“どんぶら粉”ではじかれるから敗北するってことをな。」

バキバキバキッ!

セッコはスネ夫を上方向に殴り飛ばした。
スネ夫は水化した天井を突き抜け、飛んでいった。
セッコ「その高さから落下したらどれくらいのダメージを受けるかなあああ?
その肉でダメージをくらわないんならよォォォ、その肉を引き剥がした後にもう一度ブッ飛ばしてやるよォォォ!
さてその間に出来杉にトドメでも刺すかあああ!もしかしたらよォォォまだ泳いでるのかもしれないからよォォォ!!!」



17 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:36:57.12 ID:tIty8Igz0

セッコが1階に飛び込んだ時に飛び込んだ時…そこには出来杉の姿はなかった。
溺れて死んだか……とまずセッコは考えたが、
ふとある不安が頭に浮かび、念のため1階より下に潜ってみた。
不安は的中した。1階の下には地下1階があった。まったく…このスネ吉の別荘…無駄に豪華だ。
そして、そのことを脳で認識するのもつかの間だった。

ドンドンドン バシバシバシ

前から出来杉のエメラルドスプラッシュ飛んできた。
セッコはそれをなんなくはじき飛ばしたが、衝撃で少し後ろによれた。

ドンドンドンドン…

今度は後ろからエメラルドスプラッシュが飛んできた。
セッコ「こ…これは……?…」
あたりはすべてハイエロファントグリーンのひもで囲まれている。どうやらハイエロファントの体をすべてほどいてひもにしたらしいッ!

出来「触れれば発射される“ハイエロファント”の“結界”はッ!
すでにこの地下1階にはりめぐらされている!
くらえッ!セッコッ!
全方向からのエメラルドスプラッシュをーーーーーッ!」

ドッバアーーーーーーーーッ!



18 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:42:23.71 ID:tIty8Igz0

セッコ「なんか……よォォォォ グヘッ!たくらんでると………思ったがよォォォォ
出来杉……オメエが必死にやった事はこの程度の事かよ……」

ドゴドゴドゴォオオ!
急に水化した天井から家具やらなにやらが落ちてきた。
それによりエメラルドスプラッシュは遮られるッ。
セッコのところまでたどりついたわずかのエメラルドもセッコ自身にはじかれた。

セッコ「グヘヒホ………全ての床を水化し、3階の映画鑑賞室からいろいろと落としてエメラルドスプラッシュをふせいでやったぜ……
トドメだァ!出来杉ィ!」

グシャアアアア…ドゴーーーー

セッコが出来杉を攻撃しようとした時、部屋中に耳をつんざくような爆音が流れ始めた。
セッコ「な…なんだ!!?」
出来「上の階から、物をおとしたらお前だって危ないはずだ…
なのにお前はどこに何が落ちるかわかる……スネ吉の時もそうだった。
お前は耳で探知しているんだよな?………じゃあその耳を封じれば次になにが起こるかわからなくなるわけだ…………
映画鑑賞室からいろいろ落としてくれてありがとう…おかげで音響設備が落ちてきてくれた………
おっとこんなこと言ってももう聞こえないかな?」



19 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:44:20.28 ID:tIty8Igz0
セッコ「(やばい……なんとかしなければ……オレに向かって物が落ちてきたら危ない……)
床の固さを元に戻すぞォォォ!どんぶら粉ォォォ!」
出来「無理だ。」
セッコ「あれ?固さが元に戻らない…………オ…オレの右手にあのスネ夫の肉片がこびりついてるじゃあねーか!!いつのまに!!」
出来「お前は上からものを落としてエメラルドスプラッシュを防いだが、“上から飛んできたエメラルドスプラッシュ”を家具等で防御するとは考えにくい……
そう、上の階にいるスネ夫から“肉で作った偽のエメラルドスプラッシュ”を撃たせた。
内線電話で指示してな……それが今、お前の右手の能力をふさいでいる…
そしてもう覚悟を決めろ………」

バッシャァーーーーン!!
天井から巨大模型戦闘機が落ちてきた!中にはスネ夫がいる!!

ゴッオッ
スネ夫「このSUNEO!ただではしなねーぜ!!てめーを道連れに地面に叩きつけてやるぜッ!」
セッコ「NUAHHHH!き…きさまーッ!!」

ドゴゴゴドグォゥオオオオーーーーン!
すさまじい音と共に巨大模型戦闘機は砕けていった……
5階から地下1階まで落ちてきたのだ………かなりの衝撃があるだろう………
地響きはしばらくなりやまなかった……



20 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:45:45.28 ID:tIty8Igz0


出来「(ま…まさか二人とも死んだ?)」
出来杉の考えは杞憂だった。がれきの中からスネ夫が出てきた。
出来「ス…スネ夫……!大丈夫なのか!?」
スネ夫「何を言ってるんだい?僕のスタンドは無敵の防御力なのさッ!まあさっき冷蔵庫の飯を食べまくったからでもあるけどね。」
出来「ハハハハ…」
スネ夫「ハハハハ…」
そして二人は戦いの疲れのせいか、地面に座り込んだ。



26 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:52:01.13 ID:tIty8Igz0
しばらくして、出来杉はあることを思い出した。
出来「そういや、チョコラータをしばりつけたままだった!」
スネ夫「なにか聞き出せるかもな………」


5階にスネ夫と一緒に上がっていき、チョコラータをしばりつけた柱のところに行ったが…
そこにチョコラータの姿はなかった……
出来「ど…どういうことだ?」
スネ夫「おいッ!柱になんか紙が貼ってあるぞ!なんか書いてある…」

『チョコラータは滅びぬ、何度でも甦るさ!チョコラータの力こそ人類の夢だからだ!』

スネ夫「つまり…これは…」
出来「逃げられたってことか……」

出来「…………」
スネ夫「どうしたの?」
出来「チョコラータが1人で逃げたとは思えない……チョコラータを助けたヤツがいると思うんだ………」



28 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:57:59.73 ID:tIty8Igz0
【10分前】
スク水「おい!助けにきたぞ!チョコラータ!」
チョコ「まさか、他のチームのヤツに助けられるとは…すまない…スクアーロ………」
スク水「まあ気にするな。」
チョコ「セッコはどこにいるんだ?」
スク水「…………」
チョコ「まさか……」
スク水「信頼していた唯一の部下をなくしちまって、本当に残念だとは思う。すまない、オレには気の利いた言葉は言えない。」
チョコ「…………」
スク水「なあ、チョコラータ……これからどうするつもりだ?」
チョコ「さあな?私の能力は単体じゃあ弱い…ヤツらには勝てないよ……」
スク水「………チョコラータ…もしよかったでいい。オレと組まないか?」
チョコ「私とお前がか?なぜ?」
スク水「さあな?オレの“水”の能力は、お前と組むことで無敵になると思っただけだ。」
チョコ「…………」
スク水「ダメか?」
チョコ「……おもしろい…お前と組んでみるぞ。」
スク水「ああ、そうこなくちゃな……」



29 名前: 1 ◆H76jRE4ZFc 投稿日: 2007/06/28(木) 17:59:01.51 ID:tIty8Igz0
「ムスカ」と「スク水」ッ!
この世にこれほど相性のいいものがあるだろうかッ!

(参照;http://asame5.web.infoseek.co.jp/muswim.html




4: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/08(日) 23:15:07.87 ID:zoUBqsyX0
スネ夫と僕はバスに乗っている。
行き先は特に決めてない。
ただ、あの別荘にいれば新たな追っ手がくるのは確実なので、移動した方がいいという僕の判断だった。
バスの中で二人の会話はなかった…

バスの中が僕とスネ夫だけになってから、やっとスネ夫が口を開いた。
「なあ、出来杉はなんでギャングのパッショーネと戦っているんだ?」
「それは…やっぱり元の世界に戻るためだろうね。」
「無理だよ……」
「……?」
「元の世界なんて戻れないんだよ。ほら、スペアポケットから……ひみつ道具が取り出せないだろ?
なぜかは最後までスネ吉兄さんは教えてくれなかったけどね……」
「…………」
「そして、ヤツらパッショーネがわざわざ“スペアポケット”を狙うということは…」
「ああ…」
僕はスネ夫から目をそらし、窓から空を眺めながら言葉を続けた。
「…ドラえもんは多分………“いない”んじゃないかな。」
「………」
スネ夫はまた黙り込んだ。
二人の間につかの間の沈黙がまた訪れた。



6: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/08(日) 23:18:28.98 ID:zoUBqsyX0
僕が言った“いない”の意味は曖昧だった。
この町に“いない”のか…
この国に“いない”のか…
それともこの世界に来て“いない”のか…
あるいはこの世界から退場してもう“いない”のか………
それが僕がいくら考えてもわからないからこういう曖昧な表現をした。

ただ…僕にわかることは……
ドラえもんは確実に………「ここ」には“いない”ということだ。
僕が今まで自らを危険に身をさらし、戦うことができたのは…
やはりドラえもんの存在が大きかったからだろう。
なんとなく自分が危機的状態になってもドラえもんが助けてくれる。
というより、なんだかいつだったかのび太くんと一緒にやったバーチャルリアリティゲームをやっているような………
そこまではいかなくとも、どことなく他人事のように感じていたのは確かだ。大好きな漫画の能力が使えるようになって嬉しくてハイになっていた。
まるでゲームのキャラクターを動かしているように…………
もちろん戦闘の最中や、自分の身が危ないときは、死の恐怖があったし、それにより脳内にアドレナリンが分泌され、持ち前の集中力で戦闘に勝つ事だけを考えていた。
しかし、戦闘以外のときにはどうだろう?
やはり僕は、落ち着いて次にやるべきことを常に考えていた。
つい…さっきまで……
そういえば、このバスはどこに行っているんだろうか?



8: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/08(日) 23:24:04.86 ID:zoUBqsyX0
さっきスネ吉は死んだ。
あまりいい人格を持った人ではなかったけど……死んだ。
だけど僕の思考から死の恐怖が薄れてきている。

それが一番の恐怖だった。

「なあ…」
沈黙を切り裂くように、スネ夫が僕に言った。
「なんていうか……僕は怖いんだ!
日常と非日常が入れ替わって、それで次になにが起こるのかわからなくて…
今の僕には、パッショーネも、ドラえもんも、スネ吉兄さんも、のび太もジャイアンも、さらには目の前にいる出来杉でさえも……怖いんだ!
ぼくは…臆病者なんだ……だから、あまり煩わしいことに関わらずにこの世界でのんびり過ごそうと思ったんだ……」
少しスネ夫は興奮しているようだった……
「大丈夫だよ…今のスネ夫の思考は人間なら誰だってする思考なんだ…」
僕はまだ、窓から空を見ている。
そうこの思考は人間ならば必ずすべき思考なんだ……
今の僕に足りない思考なんだ…



12: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/08(日) 23:29:50.13 ID:zoUBqsyX0
僕は空を向くのをやめ、再びスネ夫の方を振り向いた。“説得”はやはり目を見てやるものだ。
僕は“説得”の言葉をいくつか考え、ちょっと汚い手を使うことにした。
ここで感情にまかせるのは得策じゃあない。もともと僕たちの心は通じ合ってるはずだから……
「スネ夫は…ジョジョの奇妙な冒険を何巻ぐらいまで読んだのかい?」
スネ夫は意外な質問に少しキョトンとしながらも
「28巻までだね。第4部以降は読んでないんだ。」
「じゃあ、この時代が第6部の時代ってことはわかる?」
「……スネ吉兄さんに聞いたような……………」
「そう……じゃあ第6部のラスト、時間軸的に今日から8日後に…何が起こるかわかる?」
「……………何が…起こるんだ?」
スネ夫はつばをゴクリと飲み込んだ(AA略)
「宇宙が終わる。」
「……………………………………………?」
「話が飛びすぎてすぐには理解できないかも………」
「つまりはこういうことか……ヤツらを倒さなければ、どっちみち死ぬってことか?」
「…………」
「そうなんだな。出来杉……」
「さあな…これから先どうするかはスネ夫の勝手だし……」
「……やるしかないんだろ!?やるしか!!」
スネ夫は半ばやけくそのような感じで言い右手を僕の前に出した。
しかし、彼の目を見ればそれが単なるやけくそじゃあないことがわかる。
彼の目は絶望をしていない。わずかな希望を頼りに決意に満ちた目をしている。
……



14: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/08(日) 23:35:32.80 ID:zoUBqsyX0
これが……人間の強さだ………
…“宇宙が終わる”なんて言葉を言ったら、人によってはあきらめて無気力になる可能性もあった。
だが、スネ夫なら逆に自分の決意を固めると信じていた。だからこういう説得方法にした。

ちなみにもう気づいてる人もいるかもしれないが“実は宇宙が終わっても、宇宙が一巡して生きていられる”のは内緒だ。
あ!僕は、ウソはついていないだろ?
勝手にスネ夫が勘違いしただけさ!!

僕はスネ夫の右手をつかみ、握手を交わした。

さて、みんなは“ノミ”という生物を知っているだろうか?
ちっぽけな虫けらのノミだよ。
あの虫は僕達巨大で頭のいい人間にところかまわず攻撃を仕掛けて戦いを挑んでくるよね。
巨大な敵に立ち向かうノミ……………これは『勇気』と呼べるのかな?
ノミどものは「勇気」とは呼べないね。
それでは、「勇気」とはいったい何か!?
「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を自分のものとすることだよッ!
スネ夫には「恐怖」を支配できる力があるッ!黄金の精神があるッ!
人間賛歌は「勇気」の賛歌……人間のすばらしさは勇気のすばらしさ……
僕はもう4人近い敵を倒したけど、いまいちこの世界に現実味を持てなかった…
まるでリアルなゲームをしているようだった……
「勇気」を……知らなかった…………
ノミと同類だ……

そんなことを考えている内に僕達の町に戻ってきた。もう時刻は7時になろうとしている。
そして、のび太くんたちと合流した。のび太くんは体に包帯を巻いていた。
………敵と戦っていたのだろう………



15: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/08(日) 23:46:34.18 ID:zoUBqsyX0
のび太くんは、いちいち痛い痛いとわめいていたが…元気そうだった。
「まったくのび太はうるさいなあ……」
「何言ってるんだよ!スネ夫!!見てよこれ!スゴイ傷だよ!ぼく、この傷で死ぬかも!」
「その元気があれば大丈夫そうだ。一応、イエローテンパランスの肉で塞いでやるよ。」
「うわッ!治った!!」
のび太とスネ夫はもう、元のように仲を取り戻していた。
のび太くんは、あまり今の状況に恐怖を感じていない様子だ。
だけど、僕の現実逃避的なそれとは違った……のび太くんを見ていると、僕に足りなかった勇気が出てくるような気がするのは何故だろう……
「おい!出来杉!!何ボケッとしてんだよ!次にオレらは何をするのか指示してくれよ!リーダー的存在なんだからさ!」
ジャイアンが僕に話しかけてきた。
そうだ。いけない。僕はバスに乗ってたときから、ずっとボケーとしていた。
ジャイアンの言葉は僕に活をいれるようだった。
「そんなこと言うなよジャイアン!出来杉ばかりに頼ってないで少しは自分も考えなよ〜!」
「何〜ッ!のび太のくせに生意気だぞ!」

ドゴォ! ドゴォ! ドゴォ!
ジャイアンの鉄拳がのび太に3HIT!した。痛そうだ。
なんだか、この3人は心が強いなと感じた。僕と違って、今までいくつもの冒険をしてきたからかな。
そんな3人から信頼されている。
それだけで、僕の脳内で何らかの物質が分泌され、『勇気』に変わるには十分だった。



19: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 00:01:07.29 ID:Pllg8aCd0
ぼくはギアッチョからくらった傷のせいで保健室で応急処置をしてたから、学校から出るのが遅くなってしまった。
だがそのおかげか、偶然にもすぐに出来杉と合流できた。
出来杉はスネ夫といっしょだった………
これはいったい…………
……
まあ、どうでもいいや。
それより見てよこの傷!包帯に血が染みついてる…すごい出血量だ……なんだよジャイアン!もっとちゃんと応急処置しろよ!雑過ぎるだろ!
ああ……痛い……
「まったくのび太はうるさいなあ……」
うるさいだと?人の気も知らないでよくそんなこと言えるな。
「何言ってるんだよ!スネ夫!!見てよこれ!スゴイ傷だよ!ぼく、この傷で死ぬかも!」
「その元気があれば大丈夫そうだ。一応、イエローテンパランスの肉で塞いでやるよ。」
「うわッ!治った!!」
これはスゲェー!!痛みも消えた!スネ夫GJ!
なるほど、こいつは回復スタンド要因か!!
それにしても、普通の漫画じゃあ回復系の能力使ってるやつってほぼ100%脇役だけど、ジョジョの場合、何故か主人公が回復能力であることが多いんだよな……ふしぎ
だがスネ夫は間違いなく主人公って感じじゃあない。
「おい!出来杉!!何ボケッとしてんだよ!次にオレらは何をするのか指示してくれよ!リーダー的存在なんだからさ!」
おおっとジャイアン!相変わらず沸点低めだね!少しはその足りない脳みそで考えたらどうだい?
えっ!?ぼく?ちなみにぼくは何も考えてないよ。だってそういうポジションじゃあないじゃん。
「そんなこと言うなよジャイアン!出来杉ばかりに頼ってないで少しは自分も考えなよ〜!」
「何〜ッ!のび太のくせに生意気だぞ!」

ドゴォ! ドゴォ! ドゴォ!
ジャイアンの鉄拳がぼくに3HIT!した。痛い……
くそ……ジャイアンのヤツ…………後で覚えてろよ……………



22: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 00:17:55.76 ID:Pllg8aCd0
まあそんなこんないろいろあって、そんでいつのまにか8時になって、裏山で夕食を食べることにした。
そして、その夕食だが……
スーパーで買ってきた弁当をジャイアンが6人前食ったのはまだよかった。
だが、スネ夫が弁当を32人前食べていたのは、なんともビビッた。
どうやら、今日はいろいろと体の肉を使いすぎたようだから、補充しているようだ。それに、この体の肉の分だけ大量にカロリーを摂取する必要がある。
一見便利なスタンド“イエローテンパランス”だが、思わぬ弱点があるな……
これじゃあ食費がたまったもんじゃあない。まあスネ夫は金持ちだから関係なさそうだけど。
しかしそのカロリー摂取のために、イエローテンパランスでブチュルブチュルつぶして食わずにちゃんと口で食べるという変な上品さが、またスネ夫らしい。
だがその量は見てるだけで吐き気がする。

スネ夫は身長が170cmを軽く超えるくらいになったところで食事をやめた。
………あきらかに食い過ぎだろう…………
まあ、スネ夫は自分の低いことにコンプレックスを感じてたからな……
それに、多い分には特に問題はないだろう。ぼくらが負傷したときの傷を埋める肉にもなるしね。

それにしても……なんというか………平和だなと思った。
まあ、平和であることに超した事はないが…今この瞬間も、パッショーネの人間が動いてるんだろうな……
ぼくの頭じゃあ何をしてるかなんてわからないから別にいいけどね。



23: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 00:23:24.81 ID:Pllg8aCd0
某無人ビル。
このビルは人が寄りつかなくなって大分経っており、建物はかなり老朽化していて雨漏りすらしている。
そんなビルの中、二人の男が立っている。
「(くそ…ティッツアーノに気づかれるなんて……)」
男の一人はアグルーメ。
「人の後をこそこそついてくるなんて、ナランチャんとこは部下の教育がなってねーな……」
もう一人はティッツアーノだ。
「ナランチャさんは別に関係ないですよ……」
「うるせー。いっしょだッ!ナランチャの指令は、すでにうちのメローネが引き継いだんだ。お前らのチームの人間に動かれると迷惑なんだッ!」
「………」
「おら!なんとか言え!」
「…………ギアッチョさんがやられたそうですね……………」
「あ!?」
「これから、またこのメローネさんやチョコラータさんへの指令は、僕等が引き継ぐことにならります。だから、少し早めに情報を……」
「おいッ!てめーが自分で何を言ってるのかわかってんのかッ!?」
「………わかっているつもりですが……………」
「…どういう意味か言ってみろ………」
「あんたたちは、出来杉たちに“負ける”」
アグルーメがこの言葉を言い終わるのと同時にティッツアーノは銃を向けた。
「………覚悟はできてるのか?」



26: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 00:38:14.59 ID:Pllg8aCd0
「覚悟?あなたこそできてるのですか?あなたのスタンドは“ほんやくコンニャク”…戦闘に向いていないことぐらいわかるでしょう?」
「だがお前はスタンド能力に目覚めてすらいない。そして、オレはお前に銃を向けている。そのバックの中に入っているのはなんらかの武器だろ?
だがオレはそのバックにさわることを許可しない。どっちが有利かなんて誰だってわかる……」
「いや…このビルの中は雨漏りをしている……どうでもいい事かもしれないけど僕にとっては重要なことなんだ。」
「………?適当なこと言ってごまかそうとし……!?」
ここではじめてティッツアーノは自分の体の異変に気づいた。
「(か…体が痺れて動かない………)」
「イタリアのヴェネチアにエア・サプレーナ島という島がある……」
「な…何の話だ?」
「そこでは紀元前より昔から、ある“能力”の修行をされていた。」
「の…能力だと……?」
「……あ〜いやいや、スタンド能力から見れば体がすごく柔らかいびっくり人間みたいなレベルですよ……スタンドに比べれば…………」
「なにが言いたい!?」
「まあそんなチンケな能力でも、何千年という歴史があったんですよ……
だけど、その歴史は突如終わる……エア・サプレーナ島の土地の権利が、パッショーネのものとなった………」
「お…お前まさか………」
「もうこれ以上は言う必要ないですね………あなたには気絶してもらいます。」
そう言うとアグルーメはティッツアーノの頭をつかんだ。
ティッツアーノはそのまま床に倒れる。
「“波紋”使いたちは当然怒り、パッショーネにケンカをうった……でも“スタンド”使いの前にみるも無惨にやられていった………
だけど………パッショーネと戦うことを拒否した卑怯者が一人いた……
そう………僕はエア・サプレーナ島で唯一生き残った“波紋戦士”……」
アグルーメはティッツアーノからほんやくコンニャクを取り出した。
「僕ははい上がってみせますよ…この“波紋”と“頭脳”で……」
そう言って、アグルーメは去って行った。



30: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 00:45:54.37 ID:Pllg8aCd0
さて夜も更けたし、出来杉のやつがミーティングをしようとか言い始めた。
何を言ってるんだ?こいつ……めんどくさい………
出来「じゃあ、みんな思ったことや気づいたことはないかい?」
出来杉はしきり始めた。まあこの際だからなんか発言するか!
のび「やっぱり、しずかちゃんもスタンド使いなのかな?」
出来「………」
スネ夫「………」
ジャイ「………」
のび「………(なんだ?このみんなの冷たい目線は……)」
出来「………しずかちゃんはこの世界に来てないよ……………」
へぇー……そうか………来てないのか……………
ええええええええええええええええええええええ!!!!!!??????
Why?なぜ?
というかどういう意味!?
理解不能 理解不能 理解不能 理解不能…
ジャイ「いやオレも昨日ビビッたよ……だってしずかちゃんの席に知らない女の子が座ってたんだぜ。」
スネ夫「ああ…あれはぼくもびっくりした。」
のび「(気づかんかった……)」
出来「というより、昨日の夜にジャイアンが話してくれたじゃあないか。」
のび「(聞いてなかった……)」
ジャイ「あの返事は寝言だったのかよ……器用なやつめ……」
のび「じ…じゃあしずかしゃんはどこにいるの!?」
スネ夫「…………さあ………」
のび「うわわわわあああああ!!!!しずかしゃんがいなくなるなんてえええええ!!!!!」
スネ夫「(気づかなかったくせに………)」



35: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 00:52:46.93 ID:Pllg8aCd0
(20分後)

ジャイ「落ち着いたかのび太!」
のび「うん…」
出来「それでは僕の推理をまとめると、この世界の舞台が第6部であることから、ラスボスはプッチ神父だと思うんだ。」
のび「それなんてネタバレ?」
スネ夫「じゃあなんで、第5部のパッショーネが出てくるんだ?」
出来「第6部ではプッチ神父は3人のDIOの息子を仲間にするんだ。
だけど、DIOの息子はもう一人いる……そうプッチはジョルノ・ジョバーナを仲間にしたんだと思う。」
のび「そ…そうか!」
ジャイ「というか…DIOに息子がいたんだ………ちょっとショック………
しかも4人………(←第3部までしか読んでいない)」
出来「そして、この世界ではスタンドがひみつ道具に変換されている……
そして元のスタンド能力に近いひみつ道具になっているんだ。」
スネ夫「ジョジョ途中までしか読んでないからわからんけどそうらしいね。」
出来「そこで!もうプッチ神父のひみつ道具は予想できる!!
プッチ神父のホワイトスネイクはスタンドをDISCの状態にして自由に取り出しができることだ。
いいかい、スタンドを自由に取り出しできるんだ。
スタンドはこの世界ではひみつ道具だ。
つまり…………
プッチ神父のスタンドは“四次元ポケット”なんだよ!」
3人「「「な…なんだってぇー!!」」」



38: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 01:12:17.66 ID:Pllg8aCd0
のび「それじゃあプッチ最強じゃねw」
出来「いや、精神力とかいろいろ問題がでてくるから多分、他人に能力を与えたり、奪ったりするだけだろ。
それよりもすごく重要なことがある。
プッチ神父のスタンドが“四次元ポケット”なら、この“スペアポケット”の中にエンペラーの弾丸をぶち込めば、
四次元ポケットから弾丸が出てきてプッチ神父を倒せるんじゃあないんだろうか!」
4人「「「「な…なんだってぇー!!」」」」
のび「ちょw天才じゃねw」
ジャイ「おい!早くやれよ!のび太!!!」
のび「ああ!!エンペラァァァァアアアアーーー!!!」

ドキュウン! ドキュウン! ドキュウン!………

のび太は思いっきりスペアポケットの中に弾丸をぶち込んだ。



39: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 01:13:08.89 ID:Pllg8aCd0







『ドラえもんがジョジョにハマったようです』



      完

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:14:13.37 ID:aVpGF+6QO
ちょwwwwww

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:14:58.24 ID:52IYkCwTO
ちょwwwwwwwwwwまじかwwwww

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:16:28.02 ID:YI6fzG2/O
いやいや、待てwwwwwwwwwwwwwww

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:17:25.11 ID:bXVkJ/CvO
ねーよwww

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:17:45.43 ID:DB8xXsjB0
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwおまwwwwww

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:18:08.46 ID:oFFFmNO9O
え・・・?
うそだろ?

47: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 01:20:17.59 ID:Pllg8aCd0
ストーリー:1 ◆H76jRE4ZFc
音楽:1 ◆H76jRE4ZFc
現場監督:1 ◆H76jRE4ZFc
プロゼデビュプロデューサー:1 ◆H76jRE4ZFc


    スタジオ1 ◆H76jRE4ZFc(株)

  
※1 ◆H76jRE4ZFc さんへインタビュー

――作品を終えて、一言どうぞ

皆様、ドラえもんがジョジョにハマったようです をお読みいただき
誠にありがとうございました。
長いようで短かった3ヶ月間でしたが、完結できて嬉しく思います。
wktkの書き込みや批判まで色んな方に背中を押されて、ようやく書き終えることができました。
本当にありがとうございました。

――次回作は?

今のところ考えていませんが、もしかしたらテレビの中でお会いするかもしれません。
有名ライターとして(笑)

――最後に一言どうぞ



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:21:12.62 ID:WJ8CaC2s0
スタンドも月までぶっ飛ぶこの衝撃

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:22:00.84 ID:08RRCJQC0
ちょwwwwwwwwwそう来ますかwwwww

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:22:01.93 ID:bXVkJ/CvO
こいつはっ、まさかっ!!!!!!!!!!



51: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 01:23:09.29 ID:Pllg8aCd0
しかし、そうは問屋が卸さなかった。
この場合の問屋がどんな業種で何をとりついでいるのかは解らないが、もしどこの問屋かが解っていたら俺はそこに一年業務停止命令をくだしたい。
(Byキョン)


       /j^i
      ./  ;!
     /  /__,,..
    /  `(_t_,__〕
    /    '(_t_,__〕  問屋 GoodJob!!!
   /    {_i_,__〕
  /    ノ  {_i__〉
/      _,..-'"
      /


のび太たちはすっかり勝った気分になっていた、その瞬間だった。

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:24:37.04 ID:52IYkCwTO
ガンファイターwwwww
と思ったら続きキタ━━(゚∀゚)━━!!

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:24:39.03 ID:aVpGF+6QO
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:26:58.16 ID:wH+pLk41O
ビビったwwwwwwwwwww



56: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 01:39:07.05 ID:Pllg8aCd0
「あ・危ない!」
出来杉が叫んだ!
スペアポケットの中から、エンペラーの弾丸が飛び出してきたのだ。
スネ夫は咄嗟にイエローテンパランスで防御をしようとした
が……間に合わなかった。

エンペラーの弾丸はのび太の方へと飛んでいった。



57: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 01:39:52.10 ID:Pllg8aCd0







『ドラえもんがジョジョにハマったようです』



      完

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:40:22.78 ID:DB8xXsjB0
まwwwwたwwwwwwかwwwwww

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:42:02.95 ID:wH+pLk41O
ちょwwwwwwwwてんどんktkrwwwwwwwwwwwwwwww

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/09(月) 01:42:27.93 ID:bXVkJ/CvO
なんという



61: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 01:42:52.46 ID:Pllg8aCd0
EDテーマ
『今にも落ちてきそうな空の下で』
歌;大山のぶ代
曲;菊池俊輔
詞;1 ◆H76jRE4ZFc

あたまとぼうし同化♪
さえてオラオーラ♪
そ〜れがどうし〜た♪
ぼくじょうたろう♪

ジョセフのむす〜この〜♪
スタンドつか〜い♪
ど〜んなもんだい ぼ〜く♪
じょうたろう♪

キミョウ キテレツ アクリョウダ
イケンキーコウ ハサミウチ
ムーダナエンシュツ ラクガキガオン

じょうたろう♪じょうたろう♪

ヤレヤレダッゼ♪ヤレヤレダッゼ♪じょうたろう♪

じょうたろう♪じょうたろう♪

トキヲトメッタ♪トキヲトメッタ♪じょうたろう♪

じょうたろう♪じょうたろう♪



63: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 01:51:47.76 ID:Pllg8aCd0
注;作者はリアルで最近、あまり良くない事が続いているので、皆様にストレス解消につきあって頂き誠にありがとうございました。
さっきから更新が遅いのは、親とケンカしながら書き込んでいるからです。


のび太は自分の頭に銃弾をぶち込まれる前に、エンペラーの能力を解除した。
のび「ど…どういうことだよこれ!!」
出来「わからない……だがそう簡単にはいかないってことだけはわかった……」
4人は落胆し、今日はもう寝ることにした。

今日も一日が終わる………



65: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 02:05:10.17 ID:Pllg8aCd0
「スネ夫の思考」
はあ……出来杉の作戦はいいと思ったんだけどな……上手くいかないか………
しかしエンペラーの弾丸が跳ね返るなんて、スタンドの能力だからだろうな………
プッチのスタンドは“四次元ポケット”だから………それ以外の能力者ってことか?

「ジャイアンの思考」
プッチ神父はアメリカのフロリダにいるらしい………俺達どうやってフロリダまでいくんだ?
ああ、そのためのスペアポケットか………しかし、エンペラーの弾丸の跳ね返りのこともあるし、
安易にスペアポケットをくぐるのはまずいか?…煩わしい

「出来杉の思考」
そもそもなぜ、スタンドがひみつ道具に置き換えられるなんて現象が起こってるんだろうか……
そしてしずかちゃんはどこへ消えたのだろうか…………
僕は、考えている内にひとつの可能性にたどり着いてしまった…………
もしかしたら……8日後に、宇宙が一巡するのではなく……………
この世界は“すでに一巡した後”の世界かもしれない………
ならば………いや、まさかな………

「のび太の思考」
しずかちゃんがいなくなったのはまずいだろ………常識的に考えて………
萌え要素ないじゃん………ジャイ子じゃ無理だろ………



68: 1 ◆H76jRE4ZFc :2007/07/09(月) 02:11:47.60 ID:Pllg8aCd0
『さあ、木曜日が終わった。明日になれば金曜日が待っている。
さて作者は一週間の中で金曜日が一番長く感じるがみんなはどうだろう?
今日という日が終われば休日が待っている!そう強く思うほど、時間の流れが遅くなっていく。
そして、それはのび太たちにとっても言えることになるのだ。
のび太たちにとって、明日という金曜日は非常に長いものになるだろう。
ありとあらゆる意味を込めて………』

出来杉「To Be Continued!」
ジャイアン「To Be Continued!」
のび太「To Be Conteniud!」
スネ夫「…To Be Continued!」



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