( ^ω^)が艦長になったようです

  
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:41:02.07 ID:F6z/mCV+0
  
Chapter 8
長く終わりのないように思える航海。毎日が単調な日々。
毎日訓練を重ねるうちに乗組員の練度も上がってきた。初めの頃はマストに登る事さえおぼつかなかったが、今では猿のように器用に登っていく。

( ´ω`)「むぅ…朝かぉ?」

そしてまた、新しい1日がやってきた。
しかし、いつもと何かが違った。空は灰色に濁り、風は凪いでいる。不気味な静けさがあたりを覆いつくしていた。
帆は既に裏帆を打ってしまい、全く行き足がつかない。
ブーンはまだ眠い目を擦り、船長室に掛けてある気圧計を見た。

( ´ω`)「これはマズイぉ…」

気圧計は下がっていた。デッキに上がると広いビスケー湾のいたる所で白波が立っている。

(=゚ω゚)ノ「船長、念のため大砲を完全に固縛しておいたょぅ」
( ^ω^)「把握した、掌砲長」
( *^ω^)「ツンちゃま〜!」

アッパーデッキの手摺に腰掛けていた女性がムッとした表情でコーターデッキへと上がってきた。

ξ#゚听)ξ「ちょっと、何なのよ。キモチワルイ」
( *^ω^)「ふふふ、呼んでみただけ」
ξ#゚听)ξ「キーッ!」

主計長は地団駄を踏みながら下へ降りていった



  
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/23(土) 17:42:13.88 ID:F6z/mCV+0
  
( ^ω^)「それにしても、いやな天気だぉ…」
('A`)「かなり荒れそうだな」

ドクオも同意した。船乗りの勘が嵐の到来を伝えている。

(*´・ω・`*)「ドックン、怖いから一緒に部屋で休もう?」
(;'A`)「アッー!」
(;^ω^)「……」

こちらの方は既に嵐が到来したようだ。



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