( ^ω^)が艦長になったようです

  
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/24(日) 18:58:59.18 ID:+rxJ5zev0
  
Chapter 17
ポートマオンまでの道のりは快適だった。静かな海、やさしい風。
ポートマオンへの入港もスムーズに進んだ。船底に付着したフジツボの類を掃除するためにウィニー号をドッグへ入れる指揮をとった後、
ブーンは護衛任務の報告をするために町の丘の上にある提督府へ向かった。
暑さを凌ぐ為に壁を白く塗られた提督府に入ったブーンは、豪華なシャンデリアが目を引くエントランスホールの螺旋階段を上り、提督執務室のドアをノックした。

(`・ω・´)「やぁ、ブーン艦長だね?」
( ^ω^)「そうですぉ、提督」
(´・ω・`)「やぁ、ブーンも来たんだね」
( ;^ω^)「おっおっ、提督が2人…」
(´・ω・`)「違うよ、僕はショボンでこっちが兄のシャキンだよ」
( ^ω^)「兄弟だったのかぉ。どうりで似てる訳だぉ」



  
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/24(日) 19:00:04.30 ID:+rxJ5zev0
  
午後の日差しが窓から差し込む。

(`・ω・´)「ところでショボン。さっきの話の続きなんだが…」
(´・ω・`)「僕はウィニー号に残るよ。参謀っていう卓上の生活はもう飽きたんだ」
(´・ω・`)「この前だって悪党が沈む姿を目の前で見たしね。あの時は興奮したよ」
(´・ω・`)「それに…」
(`・ω・´)「それに?」
(*´・ω・`)「ドックンが…」
( ;^ω^)「(ちょwww)」
(*`・ω・´)「そうか。ショボンも私と同じ趣味だったんだね」
( ;^ω^)「(ちょwwwwwwwwwwwmjkwwwwwwwww兄弟揃ってウホッwwwwwwwwwwwww)」
(`・ω・´)(´・ω・`)「「あ、この事はみんなには秘密だよ」」
( ;^ω^)「わ、分かったぉ。てか、ショボンの方は乗組員の全員が知ってるぉ」
(´・ω・`)「え、何で…」
( ;^ω^)「船内は声がよく響くんだぉ。夜な夜なうちの副長と…」
(`・ω・´)「弟よ、バレるのはまずいと思うぞ」
(*´・ω・`*)「でも…、聞かれてる方が興奮するよね」
(;`・ω・´)( ;^ω^)「「ちょwwwwおまwwww」」
( ;^ω^)「と、とりあえず、ここに報告書を置いていきますぉ。失礼しますぉ」

ブーンはその部屋から逃げるように立ち去った。執務室は、もはや常人の理解を超越した…新たな境地を開拓する者達の楽園となっていた。

(*´・ω・`)「それより兄さん…」
(*`・ω・´)「…」



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