( ><)がお酒の素晴らしさを知るようです
- 5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:14:06.34 ID:a+0RGOVYO
- 第四話
それでははじまりはじまり
「ボトルと関係」
- 8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:15:27.55 ID:a+0RGOVYO
- / ,' 3「さぶい!さぶいわい」
そうぼやいてムクムクっと起き上がる社長THE荒巻。じじいである。
/ ,' 3「お?なんじゃこれは」
ふと起きて横を見てみると一枚の手紙が置いてあり、封筒にはビロードよりと書いてありました。
- 9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:16:42.28 ID:a+0RGOVYO
- ( ><)「どうもビロードなんです!昨晩はどうもありがとうございますなんです。簡単な物が冷蔵庫に入っているので良ければたべてほしいんです!あと今日は何時頃伺えばよろしいなんですか?電話番号は○○なんです。宜しくお願いしますなんです!」
- 10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:17:38.54 ID:a+0RGOVYO
- / ,' 3「・・・とりあえず冷蔵庫じゃ」
がちゃりと冷蔵庫を開けるとビロードが作ったであろう料理が。
一口食べると
/ ,' 3「うまーい」
と、可愛らしい声をあげてムシャムシャ食べました。
/ ,' 3「こいつはうまい。ある意味才能だな。」
- 11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:18:39.52 ID:a+0RGOVYO
- そういうとすぐにビロードに電話する荒巻。
ぷるるるる
( ><)「はいビロードなんです」
/ ,' 3「わしじゃ!四十秒で支度して駅までこい!」
有無も言わさず電話をがちゃりと切り、荒巻は着替えてメガホンと鉢巻とを装備して駅へ走り出しました。
- 12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:20:08.84 ID:a+0RGOVYO
- 〜駅〜
/ ,' 3「これでよし!
コピー終わり!しかしビロード遅いのぅ」
鉢巻にはでかでかと、なんでもかんでん総合商社代表と書いてありました。そしてそこにヒィヒィ言いながらビロードが走ってやってきました。
つゆだくです。
- 14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:21:29.97 ID:a+0RGOVYO
- (;><)「お待たせしたなんです!あれれ、なんですかその格好は!?」
/ ,' 3「ばかもん商売じゃ!恥なんぞどうっちゅうことないわい。さぁお前さんはビラを配れ」
( ><)「はいなんです!」
そういうとずっしりと重たい紙の束を渡された
- 16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:24:56.65 ID:a+0RGOVYO
- / ,' 3「こちらなんでもかんでんです!なんでもやらさせていただきます!探偵でも掃除でもなんでもします!介護はそろそろされます!」
大声でメガホンを使い、駅を歩き回る荒巻社長。その後ろをうるさくてすいませんと、頭を下げながらチラシを配るビロード。
- 17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:26:37.20 ID:a+0RGOVYO
- ( ><)「よろしくお願いしますなんです」
丁寧に一人一人に声をかけチラシを手渡すビロード。荒巻社長は相変わらず馬鹿みたいに大声で宣伝していた。
そんなこんなで二時間くらい宣伝活動は続きます。
/ ,' 3「ちっとも来ないわい!」
そりゃ常識的に考えて「あら!なんでもしてくれるの?お洗濯でもしてもらおうかしら!」なんて貴婦人は都合よく来るわけない。
- 18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:28:19.44 ID:a+0RGOVYO
- ( ><)「まだわからないんです!電話と住所と会社(荒巻宅)の地図もあるんです。これからなんです!」
慰めじゃないけどなんかそんなんをするビロード。荒巻はちょっと不機嫌になりながらも荒巻宅へ帰ることにした。
〜荒巻宅〜
/ ,' 3「会社っぽく表札でも出すか」ビロードと裏庭に行き、倉庫から古いベニヤを出してマジックで社名となんでもやります!と書く二人。するとそこに一人の人物が現れた。
- 21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:30:16.46 ID:a+0RGOVYO
- ∬´_ゝ`)「あの・・・」
/ ,' 3「なんじゃ!誰じゃ!姉者!」
∬´_ゝ`)「なんという三拍子エスパー・・・あの、見たんです・・・」
( ><)「お、おおおお、おばおおばけをですか!?」
急に人が現れてとんでもなく驚く二人。
∬#´_ゝ`)「チラシです!なんでもやってくれるっていうから!」
二人はキョトンとした様子でお互いの顔を見合わせました。
( ><)「お客さんなんです?」
すると荒巻はニッコリニヤニヤ笑みを浮かべた
/ ,' 3「なんじゃ、とりあえずあがってくださいな」
- 22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:32:29.11 ID:a+0RGOVYO
- ビロードは早速お茶の用意をして二人に出した
/ ,' 3「で、お嬢さん。わしらに何をお望みで?」
∬´_ゝ`)「実は・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
姉者宅
母「引っ越しやっと終わったわね!あぁ、あんたお隣に挨拶してきて」
∬´_ゝ`)「はいはい」
ピンポーンと呼び鈴を鳴らす姉者
- 24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:34:28.07 ID:a+0RGOVYO
- 川η^ω^川「チャイムが、一回、二回、ナイスガイ!おっとなんだい子猫ちゃん?」
∬*´_ゝ`)「と、隣に引っ越して来た物です」
川η^ω^川「おっとそれは有難う☆」
∬*´_ゝ`)「あ、あの!お名前は?」
川η^ω^川「ラーメン、つけめん、僕イケメン!どうも内藤です。」
∬*´_ゝ`)「し、したの名前は?」
川η^ω^川「イケメン、イケメゾン!」
∬*´_ゝ`)「イケメゾンさんですね!あたし姉者です!あ、あの!」
ジリリリリリリリン!!
川η^ω^川「あ、電話きたし、またねラブリースウィートな子猫ちゃん☆」
- 25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:36:35.68 ID:a+0RGOVYO
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
/ ,' 3「・・・それでどうしたの?」
∬#´_ゝ`)「その人との恋路がうまくいくようにアドバイスとか、色々工作とかやってほしいの!」
/ ,' 3「こりゃまた・・・ビロードや!恋は多いか?」
( ><)「童貞ですけどお客様の為にがんばるんです!」
/ ,' 3「まぁ・・・そういうわけでわしらは頑張るぞ!」
∬;´_ゝ`)「若干不安ですが御願いします。」
若干変な空気になったけどそれはそれでビロードのみ出勤という事で1日二万五千円で手をうつことになりました。
- 26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:38:22.07 ID:a+0RGOVYO
- ビロードはとりあえず彼女宅へ行き、ベランダから内藤の家を覗くことにしました。
( ><)「みえないんです!」
そりゃあ見えるわけもないわけで。
そこでビロードはベランダに干してある適当な洗濯物を相手のベランダへ投げてしまいました。
∬#´_ゝ`)「なにすんの!あたしのパンツ!」
( ><)「でもこれで相手のベランダへ行く口実ができたんです!」
∬´_ゝ`)「あ、アハハ!うふふふふふ!やるじゃん!」
- 27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:40:32.36 ID:a+0RGOVYO
- バシバシと叩かれるビロード。勢いが次第に凄くなっていく
( ><)「えへへ、いたっ!いたいた、痛いんでsうわーー」
ビロードは姉者にボーンと吹き飛ばされた
バキーン!!
よこの避難するために突き破る壁をぶち破るビロード。
∬#´_ゝ`)「あんた壊れちゃったじゃないの!どうすんのよ!」
( ><)「でもこれで隣と行き来し放題なんです!」
怒りの顔がすごいニタついた顔になり、ビロードは少し怯えたが、彼女はなんか妄想いっぱいな感じだった。
- 28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/06(木) 23:42:32.40 ID:a+0RGOVYO
- コッソリと、家の中を覗くビロード。
誰もいないようだ。
ベランダの扉は開いていたのでビロードと姉者はお邪魔する事にした。
∬*´_ゝ`)「イケメゾンさんのかおりー!」
姉者はベッドでまくらを味わっていた。
ビロードはとりあえず雑誌、ポスター、CD、AV、置物、再生プレーヤーに入ってるDVDや漫画等全部チェックしていると、でかくてゴージャスな箱を見つけたので中をみてみる事にした。
( ><)「これは・・・鳥?」
そこにはイケメゾンさん宛てに綴られた手紙と、一本のボトルが入っていた・・・
第四話 おわり
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