( ^ω^)はネクロマンサーのようです

43: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 21:41:55.48 ID:wNkqsKEq0
( ^ω^)「違うお。必ず、ドクオの体と、切断された部位が残っていないといけないんだお。
       再生、回復じゃなくて接合に近い意味合いを持つんだお。白魔術なんかはもっと便利な奴だお」

( ゚д゚ )「あ、あのさ。ブーンは死霊魔術師、ネクロマンサーなのはわかったんだ。
     じゃあペニサスさんは何を得意とした魔術師なんだい?やっぱり、あの時みたいな雷だとか……」

('、`*川 「あ〜……っと、ミルナ君にはまた色々と説明すればいいと思うけど、こういう魔術師の中にも、
      もちろん色々な名称を持つものがいるわ。名称をつけているのは魔術師の中でも偉い人。
      まあ、名前も顔もわからないんだけどね。そういうのを決める集団がいるの」

そう言って、ペニサスは紙に羽筆で円を描く。
点を線の上に、ちょん、ちょんと乗せる。

('、`*川 「私、いえ、私達みたいに雷だとか、火だとか。そういうのを全般的に扱えるのが一般的な魔術師。
      その一般的な魔術師は、さっき言ったお偉いさん達によって"赤"の称号を与えられているの」

点の近くに文字をスラスラと書く。

( ゚д゚ )「……赤?」

('、`*川 「そう。魔術師の中で人口が一番多いとされているのが、私と同じ"赤"なの。
      少しややこしいんだけど、魔術師にはたくさんの種類分けがあるわ。各々が自己の存在を主張して、
      魔術師の種類が細分化されていった時代があったの。それこそ"なんとか地方赤魔術師"なんて下らないものまでね。
      そして淘汰されていった結果がこれ。ほら、この紙を見てみなさい」



44: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 21:43:30.90 ID:wNkqsKEq0
ペニサスが差し出した紙には、円を囲むように魔術師の種類が書かれていた。
まじまじと眺めるミルナ。

( ゚д゚ )「白、黒……。緑、黄、赤、青……。こんなに沢山あるんですか?」
('、`*川 「それが今、魔術師のお偉いさん達が設けている種類よ。淘汰された結果、なんて言ったけど、実際はもっとあるわ」

( ゚д゚ )「じゃあブーンはこの中のどれに?」
('、`*川 「ブーンは、死霊魔術という"黒"と、使い魔召喚の"黄"の二種類ね」

( ゚д゚ )「……二つなんですか?」

('、`*川 「そう。だから意味なんて無いのよこんな種類分けはね。黒と黄が使えるなら"赤"でいいじゃない。
      って話になるんですもの。まあ、ミルナ君が知りたかったから言ったけど、余り気にしないほうがいいかもね」

(;゚д゚ )「奥が深いなぁ……。底が見えないです」
('、`*川 「また知りたくなったら、言ってくれれば教えるわ。魔術師だとか、魔導士、魔道師なんて違いもあるくらいだもの」



45: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 21:45:14.10 ID:wNkqsKEq0
……などと、ペニサスとミルナによる魔術談義が終わるのと同じくして、ブーンがドクオの腕の接合を終えたようであった。
額の汗を一つぬぐいため息を一つした後に、ベッドに横たわる。

( ^ω^)「んあーぁぁぁっ!!疲れたお!!!」
('、`*;川 「……って、今そんな暢気にしてられる場合でも無いでしょう?」

( ^ω^)「そうなんだお……。とりあえずここから出ないといつ殺されるかわかんないお」
( ゚д゚ )「でも……、でもどうするんだい?ここの窓からも見えるけど、出口は全部兵士によって閉鎖されてるよ」

('、`*川 「いえ、出口はどうとでもなるのよ。私がさっき壁を吹き飛ばしたでしょう?
      ただ出口から出てどうするかが不安なのよ。樹海に戻るのにも歩いて、早くて半日。
      プラスの北にあるサブカルまではその三倍程かかるわ。騎馬隊なんか出されたらすぐに追いつかれる」

(;^ω^)「お〜〜ん……」
( ゚д゚ )「とりあえず夜にならないと行動できな……ん?」

ミルナは、手持ち無沙汰だったので、手に持っていた心を与える書が、少し熱を持ったように感じたのだ。
気のせいだと思うも、やはり確かに淡く熱を帯びている。



46: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 21:47:26.97 ID:wNkqsKEq0
( ゚д゚ )「……二人とも、この書が暖かいです」
(;^ω^)「……突然言われても意味がわからないお」

('、`*川 「暖かいって……あら。本当に暖かいわ、ブーン」
( ^ω^)「おおっ!すげぇお!!」

( ゚д゚ )「でもなんで熱を帯びているんでしょう?」

ページをパラパラとめくってみるも、特に変わった所は無い。
ただ本全体に熱があるような、そんな感覚であった。しかし怪しさは無く、何かを伝えようとしているのがわかる。

( ^ω^)「なんでって……、何かがあるんじゃないかお?」
('、`*川 「そりゃあ、これ二つで一つなんでしょ?片方が近くにあ……、あるんじゃない?」

( ゚д゚ )「そうなのかな……」
( ^ω^)「出たくても出られない、ここから書を出したくないって事かお?」

顎を手で触り、考え込むブーン。
なぜ書がいきなり熱を持ち出したのか、なぜ今なのか。それが不明な限り行動に出にくいのだ。
書を託されたミルナが言うには、もう一つがあるとある人物に言われ、渡された。

ミルナの存在を感知していなかったとしても、その書のぬくもりの意味を知っているのであれば、
相手から、罠だとしても、尻尾をちらつかせて来る。そう三人の意見は固まった。



48: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 21:48:19.19 ID:wNkqsKEq0
( ゚д゚ )「……でも、そうなるとここからは出ることが出来ないんですよね」

ペニサスは、心配いらないと言ってベッドに座る。
そしてブーンを指差した。

('、`*川 「ああやって暴れたおかげで、ある種の抑止力が働いてるはず。
      この街にとっては、私達は招かれざる客。でも、手は出せない」

( ゚д゚ )「……魔術。そうだ、魔術があるから何されるかわかったもんじゃない」

('、`*川 「そういう事よ。三剣頭だったかしら?そのトップがやられちゃったんだから、
      少しの間は考えて行動しないと被害が大きくなって騎士団自体の存在に関わるわ」

( ^ω^)「ペニサスさん凄いお!!おっぱいばっかりに栄養がいって、
       最初は馬鹿な人だと決め付けていたお!!賢い人だお!!」


('、`*;川 「そぉい!!!」


(####^""")「ふsけえkkkz!!!!」
(;゚д゚ )「ぶ、ブーン!!!」

('、`*川 「最近私こんな事ばっかりやってる気がする……。気をつけようお肌にも悪いわ」
(#)ω^)「世界が歪んで見えるけど、それは個人の世界観だお!!」


('、`*;川「訳がわからん……」



50: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 21:50:55.44 ID:wNkqsKEq0
――――
―――
――

ブーン達が走り去って行ったそのすぐ後に、兵士達によって二人は発見された。
助けられた時は、その体にこびりついたようなトリモチのような物体が剥がせずどうしようかと思われていたが、時間経過のせいか、スッと消えたのだ。

『……お二人とも、大丈夫ですか?』
( ´_ゝ`)「……大丈夫だ」

鎧から流れる水。
それを鬱陶しく思ったのかアニジャは鎧を脱ぎ、そこへ置く。
オトジャも同じくそうすると、何も言わず、ブーン達が走っていった方へ歩いていく。

『オトジャ様?どうかなされたのですか?』
( ´_ゝ`)「……放っておいてあげてくれ。それより、隊長はどうなったのだ」

『隊長は、現在魔術師から受けた毒によって意識が朦朧としています。
 ただ、それ程強い毒では無いので一晩安静にすれば意識はハッキリするかと』

それを聞くと、アニジャは少し表情を和らげる。そしてオトジャに声をかけた。



54: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 21:52:29.92 ID:wNkqsKEq0
( ´_ゝ`)「オトジャ!!隊長は無事だそうだ!!すぐにでも戻るぞ!!」

だが、間違いなく聞こえているはずなのにオトジャは足を止めない。
そのまま闇の中へと消えていってしまいそうなほど、意気消沈している様子であった。

オトジャの元まで行き、肩を掴むアニジャ。

( ´_ゝ`)「……負けた。それだけは認めるんだ」

その言葉は、オトジャにはとても辛いものであった。
認めなくてはいけない、認めて今から生きていかなければいけない。
それが、重圧となりオトジャの体に襲いかかる。

(´<_` )「まだ、まだ負けていない」

( ´_ゝ`)「負けたんだよ。オトジ――」

(´<_`#)「負けてなどいないッ!!!!断じてだ!!!」



56: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 21:55:07.25 ID:wNkqsKEq0
掴まれた肩を強く払いのけると、オトジャはその怒りをアニジャにぶつけた。
アニジャは何も言わずただオトジャの目を見る。

( ´_ゝ`)「……。それを考えるのは後でもいい。
       だからとりあえず、今は隊長の元へ行こう」

何も言わず、壁を殴りつけるオトジャ。
そして息を一つ、深く吸い込み――吐き出した。

(´<_` )「……そうだな、そうだ。我らは三剣頭だった」

( ´_ゝ`)「それでいい。よし、隊長の所へ案内してくれ」
『はっ!!』


クーが運び込まれたのは、収容者などの体調のチェックをする為に設けられた治療室であった。
コン、コンと、ノックをしてから部屋に入る。



57: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 21:56:21.01 ID:wNkqsKEq0
( ´_ゝ`)「……隊長の容態はどうなっている?」

『いやァ、隊長さんは丈夫な人だよ。普段鍛えているだけはあるのぅ。
 今は煎じた薬に入れた眠り薬で寝ているんじゃが、目を覚ませば歩く程度にはなれるはずじゃよ』

白髪を生やし、眼鏡をかけた老人がそう言う。
プラスでは腕利きの名医、言っている事は嘘では無いだろう。

(´<_` )「それで、隊長はどこに?」
『あそこのベッドで寝とるがの、今はそっとしておいてやったほうがよ……』

構わん、と奥のベッドから声がした。

アニジャとオトジャが喜び勇むようにその仕切られた布のカーテンを開くと、
上半身が裸のまま、戦っている時とそのまま同じ目をしたクーが、そこにいたのだ。

その剣を持ち、構え、敵を切り捨てるような者の体つきとはおもえない、見目麗しき肢体を見てしまい、慌てて目をそらす兄弟。
だが、クーに恥ずかしいという概念は無いようで、そのまま口を開いた。



59: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 21:58:43.55 ID:wNkqsKEq0
川 ゚ -゚)「……すまなかった」

突然の謝罪。
本当は、自分達が謝るべき状態だと言うのに、先に謝られたので調子が狂う。
目は、あの猛々しい真っ直ぐとした視線。だが口から出たのは、聞いたことも無いほどの弱弱しい言葉。

(;´_ゝ`)「……隊長が謝る事など無いのです」
川 ゚ -゚)「私が頭を下げなければ、誰が頭を下げるというのだ」

そう言うと、クーはその引き締まった体に布一枚被せベッドから立ち上がる。
慌てて止めようとするが、それを無視し地面に足をつけた。
何を考えているのか、何をしようとしているのかが全くわからず、その場でおたおたとしてしまう。

川 ゚ -゚)「三剣頭の長である私が、この落とし前をつけずにどうする?
     私はそこまで、無責任な女でいるつもりは無い。正義がある」

(´<_` )「……っ」

オトジャは見ていた。雄弁を奮うクーのその右腕が震えているのを。
涙が出そうになる。負けて帰ってきた自分達も、負けた自分も。全てをバネにして戦おうとしているクーを見て。
このか細い腕のどこにそのような力があるのか。そこいらにいる街娘と同じような体つきで、なぜそこまでできるのだろうか。



だから思うのだ。
ずっと傍にいて、この方の力となりたいと。



61: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 22:01:11.28 ID:wNkqsKEq0
川 ゚ -゚)「だから私は、今すぐにでもあの男達を探しに行く。
     悪はこの手で駆逐しなければならない。たとえ私という名の剣頭が欠けようと」

( ´_ゝ`)「……隊長が言うなら、私達も当然」

ひざをつき、兄弟が忠誠の意を示す。
クーは、普段からこのような事を強制していない。形式付けられた忠誠を酷く嫌っていた。
だが、今こうやって二人の男の忠誠を受けずにはいられない。

ベッドの端に置いてあった、あの戦闘で錆びた剣をアニジャ、オトジャの頭の上に軽く振るうと、
刃に付着した血液を布で拭い取り、床に思い切り突き刺す。

川 ゚ -゚)「すまないな、二人とも。もうこの剣は私の……宝だ」
( ´_ゝ`)「……光栄です」

(´<_` )「我ら、どこまでも着いて行きます」

そして、忠誠が立てられたすぐその後に、一人の兵士がノックをし、入ってくる。

川 ゚ -゚)「……どうした?」
『三剣頭様。ヒッキー様が出陣の準備をなされます』



63: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 22:03:31.21 ID:wNkqsKEq0
(´<_` )「……ちっ」

川 ゚ -゚)「どういう事だ?我々で事足りると最初に言ったはずだが」
『はっ……。ですが、あの、状況でしたので、私が直談判に……』

( ´_ゝ`)「……余計な事を。本人に伝えておけ。我々で大丈夫だ、とな。
       おとなしく部屋に引き篭もっていればいい。魔術師など……」

一瞬、影が増えたような気がした。
クーはすぐに周りを見渡し、伝令に来た兵士が身に着けていた細身の剣をグッと引っ張り出す。
周囲を警戒するように、グイと剣先を動かし、挑発。ピンと気だった感覚が働いている事を示す。

『……っ。隊長?』     
川 ゚ -゚)「出て来ては……どうです?」

どこにいるかもわからない"誰か"に声を出す。
あの感覚が確かなら、陰湿な空気、雰囲気、全てがそう告げる。



64: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 22:04:58.28 ID:wNkqsKEq0
すると、部屋の隅。
光の届ききっていない場所に二つ、輝く目が現れた。

(-_-)「……引き篭もっていたいんだ。ホントはね」
(;´_ゝ`)「……っ」

(´<_` )「聞かれていたのですか?我々で事足りると申したでしょう?」

黒いマントで全身を包むようにして着ているヒッキーは、窓から指す光を避けながら、ヒョロヒョロとアニジャ達の元へと近づいていく。
不気味なのは不気味であったが、貯水場で戦った男とは違い本当に陰湿なイメージを、オトジャは静かに感じていた。

しかし、思い出すとなぜか胸の奥がグッと盛り上がるような気持ちになってしまう。

(-_-)「確かに……言ったよね……君達。我々だけで何とかなる……だとか、なんとか?
    でも……君達じゃ駄目だ。足りない。足りない。足りない。足りない。足りないんだ」

ぐっと人差し指でアニジャの額を突く。
払いのけようとしたが、変な重圧があってその指をのける事もできない。
額に伝う汗を、そのままヒッキーが掬い取り、舐めた。



65: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 22:05:55.99 ID:wNkqsKEq0
アニジャの額には、ヒッキーの冷たい指の感覚が伝わっていく。
自分の心が読まれているのではないだろうか、そう勘繰ってしまう。
触れられた所から、木の根のように体へとどんどん伸びていくような……。

(-_-)「何を怯えてるんだい?僕は君達の仲間さ。でも……僕は……君達より偉いという事を忘れていない?
    僕が出てあげる……そう言ったんだ。なら君達は黙って待機しているのが……いいってものじゃないか」

(;´_ゝ`)「待つつもりは無い……という事ですね?」
(-_-)「無いよ」

( ´_ゝ`)「……ならば」

ズイ、と前へ出るアニジャを、クーは静止する。

川 ゚ -゚)「アニジャ。止めておけ」
(;´_ゝ`)「ですが……!!」



66: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 22:08:26.86 ID:wNkqsKEq0
(-_-)「いいよ。僕に殴りかかればいいじゃないか。喧嘩は好きじゃないよ……でも大事な時はやる。
    君はさっきも……僕の陰口を言っていたよね。上と下、魔術師と人間……。わからせてあげてもいいよ」

すると、アニジャの足元にある変化が訪れる。
それは影。影の大きさが徐々に小さくなっていくのだ。日が傾いてくるような時間でも無い。
スーッと、縮んだ影が"内側"に伸び、舐めるように上へと上って行く。

アニジャの首筋にまで"アニジャの影"は伸び、血管を押さえるように優しく撫でる。
首筋に来るまで気づけなかった。そこにいるヒッキー以外の人間は。

(-_-)「僕は人が嫌いだ。何回か……言ったよね、何回か。それはいいんだ。
    嫌いなだけだからさ。でも、僕の"範囲"に入ってくるのは絶対に許さない。
    これは僕からのお願い……なんだ。これ以上、あの魔術師を……ここにはいさせたくない」

川 ゚ -゚)「……だから我々がすると言っているのでしょう?」
(-_-)「ママがね……言うんだ。自分の事は自分でしましょう、ってね」

もちろん、この三人も知っている。
ヒッキーの母親は、ここにいない事を。それ以上は言及しない。
悲しみを背負う人間の末路を見ているようで、物悲しくなってしまうからだ。



68: ◆Cy/9gwA.RE :2008/05/11(日) 22:09:47.38 ID:wNkqsKEq0
(´<_` )「隊長」

川 ゚ -゚)「……そこまで言うなら、貴方に任せます。しかし、夜明けまでに何らかの結果が無ければ、
     こちらも全力で"手伝わせて"いただきます。それでよろしいか?」

マントを体に巻きつけるようにしながら、少し喜んだ笑顔を見せてヒッキーは『いいよ、それで』と答える。
すると部屋に影が差し込み、瞬き一回をする間に消えてしまった。


そしてクーは力が抜けたようにベッドに腰掛け、髪の毛をくしゃくしゃとした。

(;´_ゝ`)「た、隊長!!だらしないですよ!!」
川;゚ -゚)「……はっ。す、すまない、気が抜けてしまった」

(´<_` )「とにかく、隊長は休んでいてください。我々は戦っていたとしても傷は浅い。
       破壊されてしまった壁の修繕等をやらせますので、今晩くらいはゆっくりしていてください」

川 ゚ -゚)「あ、あぁ。だが、少し気にかけておいてくれ」
( ´_ゝ`)「……何をです?」

川 ゚ -゚)「ヒッキーは、神判堂でやるつもりだ」



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