川 ゚ -゚) 少女クーは‘2’に棲まうモノ達と奇妙な旅をするようです

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 19:58:55.00 ID:mrgMxnJb0


A素直になりなよ



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 19:59:20.02 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) お嬢さん、どこに向かいますかー?

川 ゚ -゚) 津出山の展望台に向かってくれ

(  ^ω^) あれ、お嬢さん、一人かお?

川 ゚ -゚) うむ

(  ^ω^) こんな夜中に・・・?

川 ゚ -゚) ・・・

( ;^ω^) ・・・まさか

川 ゚ -゚) 違う。家出とかではないぞ。
     えーと・・・母と、そこに待ち合わせしているんだ。頼む

(  ^ω^) あ、何だ。そうかお

ばたん・・・ぶろろろろろr



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:00:16.41 ID:mrgMxnJb0

・・・
漏れの名前はブーン
今年、32になりますお。

職業は、魔法使い・・・じゃない、タクシー運転手ですお。

今は、日本人形のような可愛らしいけど、
その長所を打ち消しそうなほど無愛想な女の子を乗せて
ある山の展望台に向かっていますお。

あー・・・

あそこの途中には、割と有名な心霊スポットがあるから、
こんな時間に向かいたくないんだけどな・・・

しかも、今日は雨がずっと降ってて、

すべりやすそうだし・・・



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:01:00.67 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) ・・・

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) ・・・

(  ^ω^) あー・・・

川 ゚ -゚) む?

(  ^ω^) お嬢さん、知ってますかお?

川 ゚ -゚) 何をだ?

(  ^ω^) この先の、トンネルですお

川 ゚ -゚) ?



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:01:27.61 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ここ、出るらしいんですお?

川 ゚ -゚) 何がだ?

(  ^ω^) ゆーれい・・・ですお

川 ゚ -゚) ふむ。そうらしいな

( ;^ω^) ・・・お嬢さん、若いのに肝が据わってますおね〜

川 ゚ -゚) いや、知ってるからな

(  ^ω^) おや、お嬢さん。そういう話、詳しいんですかお?

川 ゚ -゚) いや、今知った

(  ^ω^) ?

川 ゚ -゚) だって、ホラ。前に。



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:02:11.97 ID:mrgMxnJb0

ブーンは、前方を見た。
丁度、トンネル出たあたりかお?

そこにいる、白い人影。

華奢な、女性のような・・・



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:03:12.77 ID:mrgMxnJb0

Σ( ;^ω^) って、うわああああっ!!!!ぶつかるっ!

慌てて、急ブレーキ。

急ブレーキのショックで、
ブーンは頭をハンドルに軽くぶつけてしまいましたお・・・


( ;+ω+) いててて・・・



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:04:14.92 ID:mrgMxnJb0

痛みからしばらくして解放され、
顔を上げる。

さっき見えた人影は、見当たらなかった。

撥ねた形跡も、ない・・・

( ;^ω^) ・・・?


ブーンは、不審に思って車から降りてみました。

やはり、人気はありません・・・

その代わり、分かった事。

トンネルから出たばかりのところ、
そこには・・・



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:05:05.51 ID:mrgMxnJb0

( ;^ω^) ど、土砂崩れ・・・・?



ブーンのタクシーが走っていた車線が
ちょうどその車線分そっくり、崩れ落ちていましたお。

・・・



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:06:06.49 ID:mrgMxnJb0

( ;^ω^) なんだったんだお・・・

川 ゚ -゚) ・・・

( ;^ω^) お嬢さん、大丈夫ですかお?

川 ゚ -゚) もしかして・・・

(  ^ω^) お?

川 ゚ -゚) 助けてくれたのかな?

(  ^ω^) ・・・さっきのゆーれいさんが、出てくれてなかったら

川 ゚ -゚) ・・・死んでたな

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) ・・・



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:09:18.15 ID:mrgMxnJb0

そうかも・・・

いい、ゆーれいさんだったのか。

そう、呟こうとしましたお。

でも、その瞬間・・・

ブーンの真後ろから、
冷たく、澄んだ声が聞こえました。





「死ねばよかったのに」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:18:09.20 ID:mrgMxnJb0

Σ( ;^ω^) !!!!

川 ゚ -゚) ふむ。違ったか・・・


( ;@ω@) うわあああああああっ!!!


ブーンは、恐怖のあまり
無我夢中で車を走らせました。

気がつくと、少女に頼まれた展望台に。

ブーンが声をかけようと、少女の方を振り向くと、

すでに少女は降りていて、
代金ぴったりのお金が後部座席においてありましたお。



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:19:29.46 ID:mrgMxnJb0

( ;^ω^) あ、あれ?あの子も、いつの間におりたんだろう・・・

( ;^ω^) ・・・



ん・・・

正直、気が動転してたから・・・
気を使ってくれたのかお・・?

はぁ・・・

何だか、疲れた。



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:21:16.30 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・

(  ^ω^) ・・・

(  ^ω^) ・・・

・・・
もう、遅いから、帰るとしよう。

お客を乗せてない車内での時間は、
思索のとき。

タクシーから一人で配車センターへと向かう。

その間、さっき起きたことについて、ブーンは考えていました。



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:22:02.84 ID:mrgMxnJb0

もし、あの幽霊が出て来なかったら・・・

ブーンは、あの少女と一緒に崖の下へ、まっさかさま

・・・

さっきの声は、怖かったけど・・・

もしかして、さっきのゆーれいさんは、やっぱり



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:23:30.60 ID:mrgMxnJb0





「そ、そんなこと、ない!」






26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:24:02.04 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・え?

「・・・」

後を、振り返るブーン。

周りを、見回すブーン。

誰も、いない・・・


( ;^ω^) ・・・

( ;@ω@) う・・・



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:25:32.19 ID:mrgMxnJb0

・・・

あ、

ああ・・・

ゆ、ゆーれいだ・・・


ま、またでた・・

ば、化け物・・・



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:25:55.19 ID:mrgMxnJb0

助けてくれたとしても、
怖いものは怖くて・・・

やばい・・・

目の前が・・

やばい。

こ、こんなことで、こんなところで、

発作が・・・



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:26:43.43 ID:mrgMxnJb0



「え、ちょ、ちょっと・・・け、痙攣してるぅ!?
 あ、ダメ。事故って、死んじゃう。

 ちょ、こらぁ!!」



最後に、そんな声が聞こえた。



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:29:30.16 ID:mrgMxnJb0

・・・

目が覚めたら、目の前に白いものが見えた。

また、びっくりする。

でもそれは、ただの白い天井だった。
それどころか、部屋中、真っ白。

ここは、病院・・・・?


誰か、人の気配がする。

・・・そっちを向いてみると・・・



うゎ・・・社長・・・



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:31:55.43 ID:mrgMxnJb0

(,,゚Д゚) ゴルァ・・・ブーン。頭は、大丈夫か・・・?

(  ^ω^) ・・・はい

(,,゚Д゚) ・・・そうか、治ったか。
      お前・・・いつからだ?

(  ^ω^) ・・・高校生の、頃からですお

(,,゚Д゚) ちっ・・・隠してやがったか・・・

(  ^ω^) ・・・すみません、でしたお・・・

(,,゚Д゚) ブーン、悪いが・・・

(  ^ω^) はい・・・だお。わかっていますお

(,,゚Д゚) ・・・隠す気持ちも、分かる・・・

(  ^ω^) はい・・・だお



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:33:15.17 ID:mrgMxnJb0

・・・
社長は、帰っていきました。

癲癇持ち、ばれちゃったお・・・

ブーンは、どうやら、失職したようですお。
癲癇ばれたら、続けられない規定だから・・・

タクシーの運転、これでも好きだったのに。

車の運転も、勿論好きだし。

色んなお客さんを乗せて、
いろんなことを、話して・・・



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:35:03.69 ID:mrgMxnJb0
・・・
・・・

はぁ。

それにしても・・・

ブーンは癲癇が運転中に起きて、よく・・・
生きていられたおね。

体に、別状はないみたいだし・・・



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:36:23.63 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・もしかして、また、助けられたのかお・・・?

(  ^ω^) ・・・

(  ^ω^) ・・・でも、どの道・・・

(  ^ω^) ・・・



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:37:06.70 ID:mrgMxnJb0

はぁ・・・

癲癇・・・いやだお・・・
最近は、発作も全然なかったのに。

気を、つけてたのに。

一回の発作で、
ばれて・・・



最悪・・・



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:37:21.87 ID:mrgMxnJb0



「・・・ごめん」





・・・?

わっ・・・

ま、また!?



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:38:44.71 ID:mrgMxnJb0

「ごめんなさい・・・
 危害を、与える気もないわ・・・
 
 ただ、あ、謝りたくて・・・」


( |||^ω^) ・・・


「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」


・・・



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:39:40.65 ID:mrgMxnJb0

あ・・・

ブーンの寝ているベットの横。

透き通って見える、
女性が立つ。

二十歳くらいかな・・・

泣いている。


泣いている幽霊なんて、
恨みを持った幽霊くらいしかいないと思ってたお。

でも、このゆーれいさんは、恐らく、本当にブーンに謝りたいのか・・・も



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:40:24.55 ID:mrgMxnJb0

ξ;−;)ξ 「ま、まさか、あんな事になるなんて・・・」

(  ^ω^) ・・・

ξ;−;)ξ 「貴方が、そんな病気を持っていたなんて・・・」

(  ^ω^) ・・・



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:41:14.36 ID:mrgMxnJb0

・・・

不思議だお・・・
泣いてる。

ブーンを心配してくれて、
謝ってくれてる。

こんな・・・幽霊・・・

ブーンの持っていた恐怖は、
何故か消えていきましたお。

逆に、満たされたのは・・・

なんだろう・・・



49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:42:09.91 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・なんで、助けてくれたんだお?


こんなことを聞くと、
ゆーれいさんは、すぐそっぽを向いてしまったお。

「べ、別に、助けるつもりがあったわけじゃ、無かったのよ!
 ただ、目の前で死なれると、寝覚めが悪いって言うか、
 なんていうか・・・」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:43:07.27 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・幽霊って、寝るのかお?

「ね、寝れないわよ! 言葉のあやよ! 気にしないで!」

( ;^ω^) ・・・

「ふんだ!だから、助けるつもりなんて、全然なかったから!」

(  ^ω^) ・・・じゃ、ついてきたのは、何で?
       とり憑こうとしたのかお・・・?

「・・・ふん。た、ただ・・・」

(  ^ω^) ?



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:44:39.08 ID:mrgMxnJb0

「そんな風に、馬鹿な勘違い、してくれたのが・・・
 貴方だけだったから・・・」

(  ^ω^) ・・・

「そ、それで、ちょっと付いてきちゃっただけなの!
 別に他に、何もないの!」

相変わらず、そっぽを向いたまま。

なんだか・・・
ただ、拗ねている子供のようだお・・・

「そんな、拗ねてなんて・・・ば、馬鹿にしないでよっ!」

ぐわっ・・・
こ、心、読まれてるんだおね・・・



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:46:20.71 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・

「・・・」

(  ^ω^) ・・・ありがとう、だお

「・・・え?」

(  ^ω^) 何にせよ、命は助かりましたお・・・
       ありがとう、だお・・・

「・・・///」



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:47:11.95 ID:mrgMxnJb0

あー

照れてるおー・・・




「照れてない!」

すいません・・・だお・・・



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:48:35.53 ID:mrgMxnJb0

ふう。それにしても・・・

「・・・?」

いや、会社も首になったし、
これから、どうしようかと・・・

「え・・・首になっちゃったの?」

うん・・・だお。
癲癇持ちってばれちゃ、タクシー運転手の仕事なんて、
続けられないお・・・



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:49:35.38 ID:mrgMxnJb0

「・・・?」

ん・・・?

「ばれて、ないと思うんだけど・・・たぶん」

え?そんな馬鹿な・・・
病院に運ばれて、気がつかれてないはずがないし

社長も、隠してたって・・・

「いや・・・その・・・」

ん?



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:50:22.02 ID:mrgMxnJb0

「ご・・・ごめん・・・」

???

「私がアンタの中に入って運転したの。
 だけど、マニュアルの車、ほとんど運転した事なくて・・・」

ふむふむ。



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:51:19.00 ID:mrgMxnJb0

「近くの空き地に車を寄せて」

それで?

「無線が、たまたま入ったから、
 運転の仕方を、無線相手に聞いたの」

・・・

「しかも、私も動転してたから、つい、素でそのまんま女口調で聞いちゃって・・・」

・・・お?



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:52:11.19 ID:mrgMxnJb0

「多分、アンタ、無線相手に
 「頭打って記憶喪失にでもなったか?しかも、実はオカマかい!」と勘違いされたわ・・・」

・・・社長が言ってた、か、隠してるって・・・・・・・・・・・・

もしかして、そっちかお?

「うん・・・オカマの事かと・・・」

きゃーーーーーーーーーーー・・・



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:54:11.95 ID:mrgMxnJb0

「わ、私がアンタの中に入ってたから、
 その間に体調とかは、元に戻ってたと思う。
 だから、癲癇については、ばれてなかったはずよ!」

あ・・・そうですかお・・・

「ご、ごめん・・・」

そうかお・・・

ブーンは・・・

オカマとしての勘違いを我慢すれば
今の仕事、続けられるのかお・・・

「・・・ごめん@@;」



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:55:13.70 ID:mrgMxnJb0

はあ・・・

ま、まあ・・・

良かった・・・というか・・・マシ・・・なのかな・・・?

「・・・@@;」



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:55:48.84 ID:mrgMxnJb0

ξ゚听)ξ ・・・

(  ^ω^) ・・・

ξ゚−゚)ξ じゃ、私は、これで・・・

(  ^ω^) あ・・・

ξ゚听)ξ え・・・?

(  ^ω^) えと、名前・・・知りたいお

ξ゚听)ξ え・・・

(  ^ω^) 名前・・・

ξ゚−゚)ξ つ・・ツン・・

(  ^ω^) ツンさん



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:57:48.24 ID:mrgMxnJb0

ξ゚听)ξ な、なに?

(  ^ω^) あそこの崖のところに、戻るのかお・・・?

ξ゚−゚)ξ うん・・・

(  ^ω^) また、誰かが事故らないように、守るんだ・・・?

ξ///)ξ べ、別に、守ってるわけじゃないもん!

(  ^ω^) ・・・

ξ///)ξ な、何よ!



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:58:55.75 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) また、行くお。こんどは、遊びに。

ξ゚听)ξ え・・・

(  ^ω^) いいかお?

ξ;゚听)ξ だ、ダメよ! じ、事故っちゃうかもしれないし、
       今度きたら、たたっちゃうかもよ!?

(  ^ω^) 大丈夫だお

ξ;゚听)ξ な、なんで言い切れるのよ!

(  ^ω^) ツンさん、守ってくれるお。
       いい、子だもの・・・

「・・・!!!」



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 20:59:44.94 ID:mrgMxnJb0



「勝手に、なさいよ! ま、待ってなんか、絶対ないからね!!!!
 ふんだっ!!!!!」



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:01:56.78 ID:mrgMxnJb0

・・・
・・・・


ぶろろろろろ・・・

きー

ばたん・・



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:03:01.74 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) あ、お嬢さん。また、展望台にいくかお?

川 ゚ -゚) む・・・ああ、前の運転手じゃないか

(  ^ω^) こんばんわ〜

川 ゚ -゚) うむ。そうしてくれ

(  ^ω^) あいさー


ばたん。

ぶろろろろ・・・



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:05:16.69 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) ・・・ふふん

(  ^ω^) お? 今日はお嬢さん、機嫌いいですね?

川 ゚ -゚) まあな

(  ^ω^) 彼氏でも出来ましたかお?

川 ゚ -゚) お前こそ、彼女はどうした?

(  ^ω^) ・・・え?

川 ゚ー゚) ・・・ふふん。なんでもない

( ;^ω^) ・・・



85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:06:37.46 ID:mrgMxnJb0

ツンがいる、トンネル付近。
そこを通りかかる。

帰りに、寄るかお・・・w



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:07:25.36 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) ふむ・・

(  ^ω^) ?

川 ゚ -゚) 私は、ここで降りるとする。

(  ^ω^) お?こんなとこで・・・?

川 ゚ -゚) うむ。お金は、ここに置いとくぞ

(  ^ω^) え、あ、はいだお。金額は・・・

川 ゚ -゚) 幽霊というのは、実はお前が思う以上に、人に近しいもの。
     願えば、叶うかもしれないぞ?

( ;^ω^) ・・・お?



88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:09:00.44 ID:mrgMxnJb0

止まるため、車を道の端に寄せる。

そして、意味不明な言葉について、
もう少し聞こうとしたら・・・

( ;^ω^) あ、あれ・・・?


まだ、扉なんて、開けてない。
開けていないのに、少女は消えていた。

料金ぴったりの、お金を後部座席に残して。

な、なんで・・・

混乱するブーンの頭を、
現実に戻してくれる声が聞こえた



91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:10:40.47 ID:mrgMxnJb0

ξ#゚听)ξ あ、あんた〜! また来たのー? 仕事中でしょ!!

( ;^ω^) う、うんだお・・・

ξ゚听)ξ ・・・? ど、どうか・・・した?

( ;^ω^) い、今、どうやら、君の同類を乗せたみたいで・・・

ξ゚听)ξ え・・・?

( ;^ω^) ツンさんは、気がつかなかったかお?

ξ゚听)ξ そんなこと、ありえない・・・

( ;^ω^) ・・・え?



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:11:18.65 ID:mrgMxnJb0

ξ゚听)ξ 私、アンタが来るのかなり前から気がついてたもん。
      アンタ、ずっと一人だったよ・・・?

( ;;^ω^) ??? え、でも・・・

ξ゚−゚)ξ ・・・?

( ;;^ω^) そうだ! 初めて、ツンさんとあった日。
        あの時も、あの子はいたお!?

ξ゚听)ξ え・・・絶対、いなかった・・・よ?

( ;;^ω^) ・・・

ξ゚−゚)ξ まさか・・・



93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:12:28.34 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) まさか・・・?

ξ;゚听)ξ や、やばいよ、アンタ。
       もし、それが本当だとしたら、幽霊なんかじゃお話にならない
       よっぽど格上の何か・・・にとり憑かれてるかも・・・!

( ;^ω^) ・・・

ξ;゚−゚)ξ 私じゃ、無理・・・助けれないょ・・・
       ど・・・どうしよう・・・

( ;^ω^) ・・・ん・・

ξ;゚−゚)ξ んー・・・



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:14:07.35 ID:mrgMxnJb0

( ;^ω^) たぶん、大丈夫だお・・・

ξ;゚听)ξ なんで、そんな事いいきれるの!

(  ^ω^) ・・・悪い感じは、なかったお

ξ;゚听)ξ え・・・

( ;^ω^) たぶん・・・

ξ;゚听)ξ もぅ!!!本当に、大丈夫なの!?



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:17:27.92 ID:mrgMxnJb0

(  *^ω^) いやー、それにしても・・・

ξ;゚听)ξ な、何よ!

(  *^ω^) 心配してくれて、ありがとうだお〜

ξ;///)ξ し、心配なんか、してない!!!

(  *^ω^) はいはいだおー

ξ;///)ξ もおおおお! そっそうだ、
       いいから、これでも食べてなさいよっ!

(  *^ω^) あ、お弁当かお〜w
       わざわざ作ってくれたのかお?

ξ;///)ξ ちがうっ!
       ちょ、ちょっとお昼ご飯作りすぎただけなの!



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:19:00.59 ID:mrgMxnJb0

(  *^ω^) ふーん。幽霊って、ご飯たべるの?

ξ;///)ξ えっ!? えぇと・・・
       そう、趣味で、料理してみただけなの!
       ただの、趣味よ、趣味!!!

(  *^ω^) そうかおー。それじゃ、いただきますお〜

Σξ;///)ξ ちょ、ちょっと、聞いてるの!?

(  *^ω^) 聞いてるおー

ξ;///)ξ だから、それ違うって!
       アンタの考えてること、心の中まで読めるんだから!

(  *^ω^) あってるお?

ξ;//〜/)ξ ・・・っ!!!



103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 21:19:46.29 ID:mrgMxnJb0


「ちがうって言ってるでしょーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

ばちんっ



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