( ^ω^)は8つのメロディーをさがすようです

8: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:19:40.39 ID:wS0+wV400
― 第五話 ふりょうはびこるまち! だお ―


※オネット警察署


オトジャは檻の中で一人考え込んでいた。


(´<_` )「拘束されてしまった!」

(´<_` )「まあ、その気になれば超能力で脱出できるんだけどね」

(´<_` )「しかし、悪ガキにホラを吹いてまわるというプロセスが…」



11: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:22:34.98 ID:wS0+wV400
扉ががららという音と共に開いた。
そこから姿を見せたのは、朗らかな笑顔の少年。 


( ^ω^)ノ「おいすー。 おまわりさーん。よいこがちょっと道を尋ねに来たおー」

( ^ω^)「あれ、誰もいないかお?」



(´<_` )「なんというタイミング!」

(´<_` )「悪ガキというか… アホそうなガキだけど、この際誰でもいい」



13: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:25:31.65 ID:wS0+wV400
( ^ω^)「誰がアホそうなガキだって?」

(´<_` )「HAHA、なんでもないよ」

( ^ω^)「…あれ? お前、どっかで見たことあるお」

(´<_` )「HAHA、何言ってんだBOY」


ブーンの脳裏に、あの夜出会った全身タイツ男の姿が映し出された。


〜〜〜〜〜〜〜〜

( ´_ゝ`)「くらえええっ! すたぁ☆すとぉおおおむ!!!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜





( ^ω^)「確か、乳首からなんか変な光線出す……」



14: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:28:47.84 ID:wS0+wV400
(´<_`;)「ちょwww それウチの兄(ry」

( ^ω^)「え、何だお?」

(´<_` )「なんでもないっす」


オトジャの頭の中、雑然と撒かれたピースが、次々にはめ込まれていく。


(´<_` )(――Right  全てが繋がったぞ)

( ^ω^)「でも… タイツの色違うし… 友達?」

(´<_` )「何のことかな? さっぱり分からない」

(´<_` )「私はただの不審者さんだよ」

( ^ω^)「言われなくても分かるおw」

(´<_`#)「…」



16: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:30:43.14 ID:wS0+wV400
(´<_` )(兄者が負けたというガキはこいつだ)

(´<_` )(こののほほんとしたガキに、一体どんな力が秘められているんだ?)

思考するオトジャを他所にして、
ブーンは机の引き出しを開けたりして遊んでいた。


( ^ω^)「手錠発見!! お巡りさんが来るまでこれで遊ぶお!」

(´<_` )(こいつはわるわるカプセルの影響を受けているのか?)

( ^ω^)「ねえねえそこの変人、ちょっと手出して」

(´<_` )「ん? あ、ああ」

―――ガチャリ


( ^ω^)「あっ」

(´<_`;)「ちょwwwwおまwwwww」




こうかは ばつぐんだ!



18: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:34:05.08 ID:wS0+wV400
…という訳ではなく、ブーンは「わるわるカプセル」の煙は運良く吸い込んではいなかった。
ブーンは、お巡りさんが来るまで大人しく椅子に座って待つことにした。


(´<_` )「おい、おまえ、これ外してよ」

( ^ω^)「んー」

( ^ω^)「無理じゃね?」

(´<_`#)「…」



アニジャが手を煩わせた理由を、なんとなく把握し始めたオトジャである。



21: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:36:27.28 ID:wS0+wV400
( ^ω^)

(´<_` )

( ^ω^)

(´<_` )

( ^ω^)

(´<_` )

( ^ω^)ニコヤカ

(´<_` )イライラ


鉄格子を挟んで見つめ合うオトジャとブーン。
オトジャはブーンの無垢な笑顔にイライラとする。 しばらくすると、お巡りさんが下りてきた。



22: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:38:15.10 ID:wS0+wV400

( ゚∋゚)「お、ブーンじゃないか。どうしたんだ?」

( ^ω^)「ちょっと道を尋ねたいんだお」

( ^ω^)「ジャイアントステップ って何処にあるんだお?」

(´<_` )「!」


お巡りさんは椅子に座り込み、髭をさすりながら語り始めた。



( ゚∋゚)「ジャイアントステップねえ……」



24: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:40:13.36 ID:wS0+wV400

( ゚∋゚)「あそこ、昔はオネットの観光名所だったんだよ。
     今の子供たちは、そりゃあ何処にあるか知らないだろうなあ」

( ^ω^)「ちょっくら用があるんだお。 どこにあるか教えてくださいお!」

( ゚∋゚)「教えてもいいが、今は立ち入り禁止になっているぞ?」

( ^ω^)「えー! どうしてだお?」

お巡りさんが、わざと恐ろしげな顔色を造る。



(;゚∋゚)「怪物が… 出るらしいんだよ」



25: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:42:25.11 ID:UOyi90sf0
( ^ω^)「かいぶつ?」

( ゚∋゚)「だから、危険なんだ。 しばらく前から… 立ち入り禁止だな」

\( ^ω^)/「ちょwww 僕の冒険オワタwwww」

( ゚∋゚)「何のことだね?」

( ^ω^)「なんでもないっす!」



(´<_` )(ほう… パワースポットはそこに棲む動物の生命力を肥大化させるというからな
       その話は恐らく嘘ではないだろう)



26: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:45:03.76 ID:UOyi90sf0

( ゚∋゚)「まあ、写真で見ておくだけにしとけ。 あそこは名の通り巨大な足跡があるんだよ。
     ところで… せっかく警察署に来たんだし、お茶でも飲んでくか? 写真も持ってきてやるよ」


( ^ω^)「いただきますお!」

( ゚∋゚)「それじゃちょっと待ってろ…」

( ゚∋゚)「って手錠wwwwww」

(´<_` )「お巡りさん! これ取ってくださいよ!
       そこにいるガキがはめやがったんです!」

オトジャが鉄格子から伸びる両腕を、ガチャガチャと動かした。
その手首を、銀色の手錠がしっかりと掴んでいる。

( ^ω|壁 「ぼくしーらない」

(´<_`#)「おいっ!」



27: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:47:24.88 ID:UOyi90sf0

( ゚∋゚)「鍵… どこにあったっけ…」

(´<_`#)(こいつら二人にスターストームぶちかましたろか)


結局、お巡りさんは写真とお茶を準備しに奥へと戻っていった。
部屋の中には、再びオトジャとブーンだけになる。 




(´<_` )「…」

(´<_` )(よし、ちょっくらやってみるか)




オトジャは、ブーンに向かってぽつりと呟いた。



29: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:50:26.52 ID:UOyi90sf0

(´<_` )「なあ、ブーンとやら」

( ^ω^)「なんだお?」

(´<_` )「ジャイアントステップに怪物がいるって、あれ、本当は嘘なんだ」

ブーンはとても素直な子だった。

(*^ω^)「mjskwwww」



31: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:52:41.21 ID:UOyi90sf0
(´<_` )「(ちょwww ひっかかったwww)
       ああ… ジャイアントステップには、宝物が埋まっているんだ。」

( ^ω^)「…ゴクリ」

(´<_` )「だけど、それを発掘させたくないって、市役所が町のみんなに嘘をついているんだ」

(´<_` )「市役所の発掘計画は、着々と進行しているらしいぜ…」

(´<_` )「実は、このことについて会話していたら、いつの間にかこのザマなんだ、俺」


(´<_`;)「市長は、よほどこのことを秘密にしたいらしい…!」



32: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:54:17.38 ID:UOyi90sf0

(  ゚ω゚)「なんという役人共だお!! 独り占めは許さんお!!! 天下り反対!!! 後部座席シートベルト着用反対!」

(´<_` )「そうだよな! だから、お前、町の友達連れてジャイアントステップに行ってこい!」

(´<_` )「宝物を役人共よりさきに掘り出してやるんだっ!」


(´<_` )(き… 決まった… ニクイほどにっ……!)





(  ゚ω゚)「ぬ、ぬおおおお!!!!!」



33: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:55:58.33 ID:UOyi90sf0

(  ゚ω゚)「サンキュウ不審者! いいとこあるな!」

(´<_` )「へっ、そんなに褒めるなよ。 それに俺はオトジャっつうんだ」


「バイバイ、オトジャ!!」


――バタムッ!


その言葉を残して、ブーンはドアを開いて勢い良く町へ飛び出した。
ブーンの頭の中には、もはや一攫千金のことで一杯である。


(´<_` )「いやー… あんなに簡単に騙されてくれるとは」

(´<_` )「やっぱりアホなガキは扱いやすい」



34: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/06(金) 23:57:24.97 ID:UOyi90sf0
( ゚∋゚)「あれ? ブーンは?」

(´<_` )「なんか、友達との時間に遅れるって行っちゃったよ」

( ゚∋゚)「そうか…」

(´<_` )「そのまんじゅうくれ」

( ゚∋゚)「ダメ」


パリーン!


突如として、警察官の頭上、ガラスが割れる音が轟いた。
そして、その破片は彼の頭に降り注ぐ。 



( ゚∋゚)「どわっ! なんだ!? 窓が割れた!」

(´<_` )「石が転がってるぜ。 誰かが投げたんだ」



36: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:01:54.04 ID:Ct6EHe9t0
「ポリ公ーー!! でてこいやー!!」

「お礼参りじゃあーー!! 学校行くとき、いつもあいさつしてくれてありがとう!」

「本当にお礼言ってどーすんだよ!」

「あっヤベ」




( ゚∋゚)「な、なんだ!?」

(´<_` )(ふふ。効いてきた効いてきた……)



(´<_` )(ブーンが悪ガキを取り巻いてジャイアントステップを潰すにせよ
       ジャイアントステップの怪物にブーンがやられるにせよ)

(´<_` )(どっちに転んだって、俺としては好都合だ)



37: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:04:27.85 ID:Ct6EHe9t0
(´<_` )(それに、町は子供の不良化で混乱状態)

(´<_` )(混沌! 混乱! 崩壊!)

(´<_` )(素敵な響きだぜ… ふふ…)


「これでもくらえやぁー!!!」

「体制なんかクソッタレだーーー!!!!」


その時。
割られた窓から、何か煙を発する物体が落ちてきた。



( ゚∋゚)「わわっ、これ爆竹じゃないか!」

( ゚∋゚)「あーらよっと!」



38: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:08:22.09 ID:Ct6EHe9t0

警察官は、それをつかんで檻の中へと投げ込んだ。



(´<_` )(ふふっ… これでハハジャの評価も…)

(´<_` )「ん?」

爆竹は、オトジャの頭上に着陸!


パーーンパーーーーン!!!!! パパパパパパパパパ!!!!!


(´<_`#)「うひゃああああああ!!!!!!!!!」



……

       ,.:::.⌒⌒:::::ヽ 
      (::::::::::::::::::::::::::::) 
      (::::::::::::::人:::::::::ノ 
      (:::: (´<_`#):::::: )「はいはいお約束お約束っ!」



39: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:11:09.35 ID:Ct6EHe9t0

※どよ〜んとした空気漂うオネットの町



(;^ω^)「こりゃあ一体…」

(;^ω^)「どういうことだお?」


ブーンが見渡す町の景色は、いつもとは少し違っていた。
通りを歩く子供達は、眉毛全剃り当たり前、
それに加え、アフロ、アイパー、ガイルヘアーetc  エキセントリックな髪型にしている。
タバコの代わりに禁煙パイポを口に咥え、身に纏うのは特攻服や改造された学生服だ。

ゴミのポイ捨てなんて屁でもない。 
すれ違う奴には唾の掛け合いが挨拶の代わり。 その性か喧嘩が絶えない。
眉間に皺を寄せて、ノッシノッシと闊歩する子供たち。 Oh! カオス。




(;^ω^)「なんてことだお… みんな不良になっちまったお…」



41: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:16:57.72 ID:Ct6EHe9t0
「ばううう」

( ^ω^)「あ、いぬ! ごめんお、待たせてて」


   __,, , , , _ 、 ,,, ... ,, _ ..,_
 ー=、 、ー-、`ヽ、、ヽ`!i' , ,i",r'",-'"=ミ
    `ヽ`ヾ`、 ! ヽ ! l! i! !_i_/_<'"``
     `,ゝ、iliー'" "、,"、',  i, リ
      !/!,li ,;;-=o=-,ッィ=。ゥィ
  __  i、`!', '; `ー /;;!i、''; ,!
ー''`ヽ`,ーi'`''"!、ヽ , `一'、 /   __
    `il `i ! ヽ、   ̄ ̄ / iヽ、/ ,.ヽ_
     i! !`   `ーァ、-ー'  ! ノ!トi,!'",ノ-、
   ,..=、i! iヽ-、 rィ',;'!ヽー-、!  `/_,i' _,.!'、
ーニー-、._ `ヽゞニ-、.;' i! ! ,  `ト_ノ`x-'" ノ
=ニヽ、 , `, /ヾ=ソ ノ !/   !、`ー`''イ、
-ー-、 `i, / / ヽ `イ_,  i -'" ̄`! !   ヽ
   ゝノ /-'"  `   ' !    ヽ     !



( ^ω^)「…」

(  ω )              ^ ^



42: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:20:09.83 ID:Ct6EHe9t0

( ^ω^)「なってこったい!!!! 僕のペットがガイルになっちまったお!!!!」


______
\    /(国へ帰るんだな… お前にも家族がいるだろう)


( ^ω^)「いやいや! お前、いぬじゃなかったのかお!」


______
\    /(そんな名前はもう捨てた…)



(  ゚ω゚)「どーーなってんだ!!!!!!!」



43: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:21:10.68 ID:Ct6EHe9t0
( ^ω^)「あ、あの後姿は…」

(;^ω^)「さとしー さとしー!」


    


( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊃
( ・Э・) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    「あん?」





( ^ω^)「ちょwwwww」


町の友人もこの通り、とってもリーゼントだ。



44: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:22:30.19 ID:Ct6EHe9t0

( ^ω^)「さとし! ど…どうしたんだお? そのフランスパンみたいな髪型」


ぐににに……


 ̄⊃ 「あ? 何言ってんだよブーン。 ナウいだろ? かなりバリバリって感じ?」


(;^ω^)「そ、そうだおね」


 ̄⊃ 「お前もこの髪型にしろよ。一緒にサマーズぶっとばそーぜ」


(;^ω^)「い、いや遠慮しとくお」


 ̄⊃ 「けっ、シケてんなあ。あー早く足が欲しいぜ。 チャリじゃもう限界だ。 お前もそう思うだろ」


(;^ω^)(さ、さっきから! 先っぽが! おでこに! 当たってるんだおっ!)



45: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:23:52.44 ID:Ct6EHe9t0
さとしは、徐に携帯を取り出してみた。
ブーンは何気なく待ちうけ画面をのぞいてみる。男塾の画像だった。


 ̄⊃ 「お、もうこんな時間か。集会に行かなくちゃな」


( ^ω^)「? なんだお、それ」



 ̄⊃ 「シャーク団の集会だよ。 今日から俺も行くんだ」


(;^ω^)「シャーク団だって!?」


 ̄⊃ 「ああ、男のステータスだろ。シャーク団」


ブーンの体がわなわなと震える……



46: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:24:34.09 ID:Ct6EHe9t0
シャーク団。
オトジャが「わるわるカプセル」を蔓延させるより前から結成されていた、オネットの不良グループである。
靴隠し、壁の落書き、駄菓子の万引き、カンニング……
その悪行は多岐に渡り、ブーンのような健全な少年にとってはまさに恐怖の対象だ。



 ̄⊃ 「お前も来いよ。な? 俺からリーダーに紹介してやっからさ」

(;^ω^)「え、遠慮しとくお」


 ̄⊃ 「いいから来いって!」



襟元を引っ張られ、強制的にずるずるとブーンは連れて行かれた。


(;^ω^)「たぁーすけてぇー!」



47: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:25:23.30 ID:Ct6EHe9t0
※ゲームセンター「五連打」



( ●З●)「くっちゃくっちゃ…」

「…」

( ●З●)「暇だぜ…」







シャーク団総代  フランク・次郎
好きなゲーム:マリオのピクロス
好きな漫画:よつばと!
趣味:機械いじり
座右の銘 「やるなら、やらねば」



48: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:26:36.26 ID:Ct6EHe9t0
( ●З●)「なあ、マサ」

(@⊃@)「へいっ、なんでしょう!」

( ●З●)「暇だなあ…」

(@⊃@)「そうでやんすね!」

( ●З●)「くっちゃくっちゃ…」


( ●З●)「あのさあ、大地震来るって噂じゃん。そのうち」

(@⊃@)「あ、それ聞いたことあります」

( ●З●)「俺さあ… あれ、嘘 だと思うんだよね」

(@⊃@)「どうしてでやんす?」

( ●З●)「いや、予言したやつさあ、知ってる?」



49: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:27:15.98 ID:Ct6EHe9t0
(@⊃@)「知ってます知ってます! 色んな事件を予言した凄い人でやんす!」

( ●З●)「バーロォ、てめえ…… そりゃ、そうだけどよ…」

( ●З●)「その分… たくさん… 外してんだぜ?」

(@⊃@)「え、そうなんでやんすか?」

( ●З●)「んなことも知らねえのか…」

( ●З●)「大体よぉ… 俺は、ああいう輩は嫌いだぜ」

( ●З●)「カズコ・ホソキとか…」

( ●З●)「地獄に落ちるわよって ちょ、おまww… って感じだよな」

( ●З●)「ところで話は変わるけどよぉ…」



51: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:28:45.79 ID:Ct6EHe9t0
バタム!


⊃「すいません! 遅れましたっ!」

( ●З●)「…おめえよぉ、初日からさ、遅れてくるとはよぉ… いい度胸だよなあ」

⊃「す、すいません!」

( ●З●)「その度胸がよぉ、俺にもあったらよぉ、俺はアケミと…」

( ●З●)「ひっぐ」

(@⊃@)「謝れ! テメェ! すこぶる謝れ!」

⊃「すみませーーん! マジすみませーーん!」

(;^ω^)(わけわからんお)



53: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:30:52.12 ID:Ct6EHe9t0
( ●З●)「…? おい、そこの影にいる坊主、おまえ誰だよ」

( ^ω^)「え? ぼ、僕?」

( ●З●)「ああ、おめぇだ… おめぇしかいねえよ…」

( ^ω^)「ぼ、僕は…」

( ●З●)「声が… ちいせえ…」



55: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:32:46.73 ID:Ct6EHe9t0
( ●З●)「あいにく俺は… 一年前から… 耳掃除をしていねぇ…」

( ●З●)「何を意図するか…… 分かるな…?」

( ^ω^)「不潔ですお」




( ●З●)「ああんっ!?」

フランクはゲームセンターの壁を勢いよく裏の拳でぶん殴った。





( ●З●)「…」

( ●З●)「い…いたぁ〜…………」




( ^ω^)(だ、だせええwwwwwwwwwwwww)



56: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:36:53.36 ID:Ct6EHe9t0
( ●З●)「てめえ… 今… 笑ったな…?」

(;^ω^)「い、いえそんなことは!!」

(@⊃@)「いいえ親分! こいつ、確かに今笑いました! すこぶる笑いましたよ!」

⊃「見てたぞブーン! 腹抱えて、のた打ち回りながら大爆笑しやがって!!!」

( ゚ω゚;)(そこまで笑ってねーよ!!!)




( ●З●)「マサ… てめえ… これよ… どう思う…」

(@⊃@)「きつい仕置きが、必要でやんす!」

( ●З●)「だよなあ… 俺も、そう思ってた… 一億と、二千年前から… そう思ってた」



57: 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中 :2008/06/07(土) 00:39:40.33 ID:Ct6EHe9t0
( ●З●)「表でな。 俺様の”フランキースタイン”で世の厳しさってやつをよう… 教えてやるよ」


そう言って、フランクは裏口から庭へと出て行く。
ブーンの額には、いつの間にか冷や汗がつたっていた。






(;^ω^)(これはもうだめかもわからんね)






(つづく)



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