クーの彼氏は小さいようです

2: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:04:34.12 ID:QNl8jkDT0
 
メーン!

コテッ!!

ドォォッ!!!


ノハ#゚听)「突きぃぃぃぃぃぃっ!!!」

部員「ごふっ…!!」


ドガァン!!


('、`*川「…」

*(‘‘)*「…」

('、`*川「さっきのは、死んだな」

*(‘‘)*「うん、死んだと思う」

('、`*川「部長、荒れてるね」

*(‘‘)*「うん、大荒れだね」



6: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:06:24.41 ID:QNl8jkDT0
 

…フッ

  _
( ゚∀゚)「なるほど…」
  _
( ゚∀゚)「……これは、何かあるな」



('、`;川「!?」

*(‘‘)*「…あんた、誰?」

  _
( ゚∀゚)「ふふっ…」
  _
( ゚∀゚)「オレの名前は、ジョルジュ。探偵さ…!」


('、`*川「…ジョルジュって、あのジョルジュ?」

*(‘‘)*「女の尻と特ダネを、いつも追っかけてるっていう…」

  _
( ゚∀゚)「そう! 新聞部部長にして、敏腕カメラマン!」
  _
( ゚∀゚)「VIP高の好雄(ときメモ)とはオレのことだ!!!」



7: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:08:10.22 ID:QNl8jkDT0
 
('、`*川「いや、好雄って…」

*(‘‘)*「そもそも探偵関係ないよね」



ノハ#゚听)「こら、そこの!! 何をしてる!!」

ノハ#゚听)「相手してやる! かかって来い!!」


('、`;川「んげっ…」

('、`;川「ちょっと、あんたのせいで………って、 いねぇ!!! 」

*(‘‘)*「はぁ……、諦めよう」

('、`;川「うそぉ…」



8: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:09:51.00 ID:QNl8jkDT0
 
テクテク
  _
( ゚∀゚)「…ふぅ、危なかった」
  _
( ゚∀゚)「ふむふむ」

  _
( ゚∀゚)「素直ヒート。
     VIP高3年、剣道部部長 兼 生徒会長。
     運動神経は抜群、勉強はそこそこ。
     料理が苦手で、二の腕の内側にほくろ有り、と」

  _
( ゚∀゚)「んで、ウチの高校名物、素直三姉妹の長女ってね」
  _
( ゚∀゚)「…何か臭うな」
  _
( ゚∀゚)「もしかすると世間を驚かす大ニュースになるかも…」

  _
( ゚∀゚)「……腕がなるぜぇ」



9: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:10:53.28 ID:QNl8jkDT0



 川 ゚ -゚) クーの彼氏は小さいようです (∵ )

 −第三話:お姉ちゃんだって好きなんだもん-



13: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:13:34.04 ID:QNl8jkDT0
 
―act.1―


※女子更衣室


('、`;川「うぅ、痣になってる…」

*(‘‘)*「疲れた…」

('、`*川「ねぇねぇ、屁。ほら見てよ」

*(‘‘)*「屁って呼ぶな」


ノハ ゚听)「はぁ…」

ノハ ゚听)「はぁぁ……」


('、`*川「…」

*(‘‘)*「…」

('、`*川「やっぱ変だよね、部長」

*(‘‘)*「うん…」



14: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:15:08.14 ID:QNl8jkDT0
 
ノハ ゚听)「はぁぁぁ…」ヌギヌギ


('、`*川「ため息をつきながら着替えてる…」

*(‘‘)*「陰気すぎる…」


ノハ ゚听)「…シャワー、シャワー」テクテク

ゴチン!

ノハ ><)「はぉう!?」


('、`;川「あぁ!? 扉にぶつかってる!?」

*(‘‘)*「なぜに」


ノハ;--)「うぅ…」


('、`*川「…なんか不憫ね」

*(‘‘)*「うん…」



15: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:16:32.61 ID:QNl8jkDT0
 
('、`*川「部長…」


ノハ ゚听) ボー


('、`*川「部長!!」


ノハ;゚听)「おぉ!? な、なんだ?」


('、`*川「…重症だね、これ」

*(‘‘)*「そだね」

('、`*川「…部長、何かあったんですか? なんていうか、変ですよ?」


ノハ;゚听)「うっ…!? そ、そんなことはないぞ」


*(‘‘)*「ないことないです」

('、`*川「荒れてると思ったら、ボーっとしたり、明らかに変ですよ」


ノハ ゚听)、「そ、そうか…」



16: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:17:53.05 ID:QNl8jkDT0
 
('、`*川「悩み事があるなら話してください!」

*(‘‘)*「お金と、男と、勉強以外なら相談にのりますよ」

('、`*川「……あんた、それ条件付けしすぎだから」


ノハ ゚听)「…」

ノハ ゚听)「…実は」

ノハ ゚听)「………いも」


ノハ ゚听)「……」




('、`;川「!!?」

*(;‘‘)*「芋!?」


('、`*川「おい、屁! お前が条件出しすぎるからだろ!」

*(#‘‘)*「だから、屁って言うな!」



17: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:19:30.89 ID:QNl8jkDT0
 
ノハ ゚听)「…」

ノハ ゚听)「やっぱり、いいよ」


('、`*川「何言ってるんですか! よくないですよ!」

*(‘‘)*「そうです! 裸の付き合いって言うじゃないですか!」


ノハ ゚听)「…うん。でも、本当に、なんでもないんだ」

ノハ ゚听)「…」

ノハ ゚ー゚)、「迷惑かけて、ごめん」



*(‘‘)*「……」('、`*川


('、`*川「…ねぇ、屁。私、女の子を可愛いっていう気持ち、分かった気がする」

*(‘‘)*「屁って言うなって言ってんだろてめぇ。…そうだね、うん、分かるよその気持ち」

('、`*川「なんていうかさ…」

*(‘‘)*「うん…」



19: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:20:49.55 ID:QNl8jkDT0
 
('、`*川「…」

*(‘‘)*「…」


 ('、`*川「部長!!」

 *(*‘‘)*「好きです!!」



ノハ;゚听)「へぁ!? ちょ、ま、お前ら……うきゃあ!!」



('、`*川「勢いで押し倒してしまった…」

*(*‘‘)*「だがそれがいい。身体で慰めてあげますよゲヘヘヘ」

('、`;川「あんた…」

*(*‘‘)*「フヒヒ………、…ん?」




_
゚∀゚) ハァハァ



20: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:22:23.00 ID:QNl8jkDT0
 
*(‘‘)*「なにヤツ!」


ビュッ!!
ゴイン!!!



 「ほぶっ!?」



*(‘‘)*「っち、逃げたか…」

('、`;川「の、覗き?」

*(‘‘)*「みたい」

('、`*川「いやだなぁ……って、あんたさっき何投げた?」

*(‘‘)*「え? ヴィダルのコンディショナー」

('、`;川「それ、私のだから!!」



21: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:23:20.53 ID:QNl8jkDT0
 

 「あの〜…」


*(‘‘)*「 へぃ? 」('、`*川




ノハ;゚听)「…とりあえず、退いてくれないか」



22: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:25:09.65 ID:QNl8jkDT0
 
―act.2―

  _
( ゚∀(メ)「ふぅ…、酷い目にあったぜ」
  _
( ゚∀゚)「しかし、収穫は…」

  _
( ゚∀゚)「ない」

  _
(;゚∀゚)「芋のことで悩んでるって、なんだよ…」
  _
(;゚∀゚)「ご飯のことか? 芋料理を作るとか」

lw´‐ _‐ノv「いや、ないな」
  _
( ゚∀゚)「可能性はあるだろ」

lw´‐ _‐ノv「お前は、今まで食べた姉の料理がどんなものか覚えているか?」

  _
(;゚∀゚)「知るわけない………って、うわぁ!!?」



23: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:26:35.37 ID:QNl8jkDT0
 
lw´‐ _‐ノv「なんだ、人の顔を見て驚くとは失礼な」

lw´‐ _‐ノv「糠漬けにするぞ」
  _
(;゚∀゚)「す、素直シュール!? てか、なんで糠漬け!?」

lw´‐ _‐ノv「好きだから」
  _
(;゚∀゚)「…」


lw´‐ o‐ノv「好きだからー!」
  _
(;゚∀゚)「叫ばないで!!」



24: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:28:13.62 ID:QNl8jkDT0
  _
(;゚∀゚)「…はぁはぁ、通行人に変な目で見られてしまった」

lw´‐ _‐ノv「そういえば、さっき姉の話をしていたみたいだが」

lw´‐ _‐ノv「ストーカーか何かか?」
  _
(;゚∀゚)「いや、そういうわけじゃ…」

lw´‐ _‐ノv「…」ピピピ

lw´‐ _‐ノv「VIP警察ですか? おっす、オラ悟空! 目の前にストーカーがいるんだけどよ」
  _
(;゚∀゚)「ちょ、ちょっと、タンマタンマ!」
  _
(;゚∀゚)「言うから! 言うから!!」

lw´‐ _‐ノv「オラ、ワクワクすっぞ。あ、すいません、間違えました」ピッ


lw´‐ _‐ノv「で?」
  _
(;゚∀゚)「はぁ…」



25: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:29:37.54 ID:QNl8jkDT0
  _
( ゚∀゚)「いやさ、キミのお姉さん、ヒートさんのほうね、ちょっと様子が変だから
     調べてくれってお願いされたんだよ」

lw´‐ _‐ノv「誰から?」
  _
( ゚∀゚)「部員の子から」←大ウソ

lw´‐ _‐ノv「ふぅ〜…ん」

lw´‐ _‐ノv「…」
  _
(;゚∀゚)「…」

lw´‐ _‐ノv「まぁいい」

lw´‐ _‐ノv「たぶん、ヒー姉の様子がおかしいのは…」
  _
( ゚∀゚)「…!!! おかしいのは…!?」


lw´‐ _‐ノv「いも…」


  _
(;゚∀゚)「いも…?」ゴクリ



26: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:30:58.85 ID:QNl8jkDT0
 


lw´‐ _‐ノv「かれ」


  _
(;゚∀゚)「カレー!? 芋カレー!?」

lw´‐ _‐ノv「これ以上ヒントはあげれんな」

  _
(;゚∀゚)「いや、ほとんど変わってねーじゃん!!」

lw´‐ _‐ノv「あとは自分で探すべし」



「あ! いたぞ!!」

「発見しました、先生!!」

「よぉし、確保しろ!! 次の展示会までキャンバスに括りつけるんだ!!!」



lw´‐ _‐ノv「あら、しつこい」

lw´‐ _‐ノv「それじゃ、頑張ってねん」ヒラリ



27: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:32:44.29 ID:QNl8jkDT0
 

「あー、逃げた!!!」

「確保だ!! 確保ぉ!!!」


ドドドドドドドド…


  _
( ゚∀゚)「…」
  _
( ゚∀゚)「素直シュール。
     VIP高1年、帰宅部。
     天才的美術センスの持ち主だが、本人にやる気なし。
     チャームポイントは、両手で指パッチンができること(本人談)」

  _
(;゚∀゚)「…あと、変人っと」
  _
( ゚∀゚)「ジョルジュメモが埋まっただけ良しとするか」
  _
( ゚∀゚)「…なんか、ウチの高校って変なやつばっかだな」
  _
( ゚∀゚)「可愛い子は多いんだけど…」
  _
( ゚∀゚)「むっ!?」



28: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:34:01.66 ID:QNl8jkDT0
 
川 ゚ -゚)「ふふふ〜ん」

川 ゚ -゚)「今日は買い物しなくていいから、楽だな」



ガサッ
_
゚∀゚)「…あれは」
_
゚∀゚)「素直家次女、素直クールか」
_
゚∀゚)「ミスVIPと謳われるその美貌、遠目にも眩いぜ」


川 ゚ -゚)「あ」

川 ゚ -゚)「じゃがいもを切らしてるんだったな」

川 ゚ -゚)「買ってこないと」

_
゚∀゚)「じゃが、芋…?」


川 ゚ -゚)「ん、ビコーズもカレー食べるのか?」

川 ゚ -゚)「そうだな、じゃあ甘口にしようか」



29: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:35:19.05 ID:QNl8jkDT0
 
_
゚∀゚)「芋とカレー…!!」
_
゚∀゚)「ま、まさか!! こういうことだったのか!!!」

_
゚∀゚)「…」
_
゚∀゚)「…」
_
゚∀゚)「…」




  _,
(# ゚∀゚)「そんなんで納得できるかぁ!!!」



30: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:36:49.67 ID:QNl8jkDT0
 
川 ゚ -゚)「ん?」
  _
( ゚∀゚)「え〜と、素直クールさんですね?」

川 ゚ -゚)「あぁ、そうだが?」
  _
( ゚∀゚)「ボクはジョルジュ、探偵です」


川 ゚ -゚)「…」
  _
( ゚∀゚)「…」


川 ゚ -゚)「…探偵さんが何か用ですか?」
  _
( ゚∀゚)「実は、クールさんのお姉さんの様子が少しおかしいとの話を聞きまして」
  _
( ゚∀゚)「調査をさせてもらっているんです」

川 ゚ -゚)「ヒー姉が?」
  _
( ゚∀゚)「何かお心当たりは?」

川 ゚ -゚)「いや、特に…」



31: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:38:09.69 ID:QNl8jkDT0
  _
( ゚∀゚)「…実は、聞き込みをした結果」
  _
( ゚∀゚)「イモ、カレーのことで悩んでいるということが分かったのですが…」
  _
( ゚∀゚)「何かお心当たりは?」

川 ゚ -゚)「イモカレー……、今日の夕食?」
  _
( ゚∀゚)「…やっぱそう思います?」

川 ゚ -゚)「まぁ、それぐらいしか…」

川 ゚ -゚)「…」



32: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:39:20.22 ID:QNl8jkDT0
 
川 ゚ -゚)「ビコーズ、他に何かあるか?」


、( ∵), ピョコ

川 ゚ -゚)
 つ( ∵)) フルフル


川 ゚ -゚)「そうだよな」

川 ゚ -゚)「やっぱり思い当たることはないな」






  _

( ゚∀゚)



33: ◆SEOMSVVqUg :2008/09/10(水) 19:40:44.68 ID:QNl8jkDT0
 
  _
(;゚∀゚)「ちょっ、おま、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」

川 ゚ -゚)「?」

  _
(;゚∀゚)「ク、クールさん、それは?」

川 ゚ -゚)「ビコーズだ」

川 ゚ -゚)
 つ( ∵)ノシ

  _
(;゚∀゚)「…どういったご関係で?」

川 ゚ -゚)「私の彼氏だ」

川 ゚ -゚)
 つ(*∵) テレッ


  _,
(;゚∀゚)「ぬぁんだってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」



34: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 19:46:43.82 ID:QNl8jkDT0
 
―act.3―


テクテク
  _
( ゚∀゚)「イモ、カレ…」
  _
( ゚∀゚)「妹、彼か」

  _
(;゚∀゚)「分かるか! そんなん!!」

  _
( ゚∀゚)「でも……、フヒヒヒ」
  _
( ゚∀゚)「特ダネ、ゲットできたぜぇ」
  _
( ゚∀゚)「なんと生徒副会長の彼氏は宇宙人!」
  _
( ゚∀゚)「事の真偽はさておき、話題性には欠かないだろう」
  _
( ゚∀゚)「もしかすると、これでテレビとか出ちゃうかも…、プククク」



37: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 19:48:55.37 ID:QNl8jkDT0
 

「へー、そりゃすごいな」

  _
( ゚∀゚)「だろ!? 苦労したんだぜぇ、更衣室忍び込んだり、変な妹に話聞いたり…」


「なるほどねぇ」

「もう少し、詳しく聞きたいけどいいかな?」

  _,
( -∀-)「駄目駄目、これはオレの特ダネだからね、誰にも譲らねーよ」


「いや、そう言わずにさ」

「生徒会長の顔に免じて、な」


  _,
( -∀-)「いやいや、いくら生徒会長たって……」
  _
( -∀-)「……」



38: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 19:49:47.14 ID:QNl8jkDT0
 
  _
 (゚∀゚;)「……はい?」



ノハ ゚听)「や」

ノハ ゚听)「ちと付き合え」



39: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 19:51:06.33 ID:QNl8jkDT0
 

※校舎屋上

  _
(;゚∀゚)「な、なんすか、生徒会長。こんなところまで連れてきて…」

ノハ ゚听)「…」
  _
(;゚∀゚)「あ、もしかして、愛の告白とかですか?
     いやー、困ったなー、ボクには断る理由もないですしー…」

ノハ ゚听)「…」
  _
(;゚∀゚)「あははは…」

ノハ ゚听)「…」
  _
(;゚∀゚)「はは…」


ノハ ゚听)「なぁ」
  _
(;゚∀゚)「は、はい!!?」



40: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 19:52:36.79 ID:QNl8jkDT0
 
ノハ ゚听)「クーに彼氏がいるの、知ってるよな?」
  _
(;゚∀゚)「…さぁ、なんのとこでしょう?」

ノハ ゚听)「とぼけるなよ」

ノハ ゚听)「色々と嗅ぎまわってたのは、知っているんだ」
  _
(;゚∀゚)「…」

ノハ ゚听)「その彼氏がちょっと変わってるのも、もちろん、知ってるよな?」
  _
(;゚∀゚)「…さぁ?」

ノハ ゚听)「とぼけるな、と言ったろ?」
  _
(;゚∀゚)「いや、何の話だかさっぱり…」

ノハ ゚听)「…」


ノハ ゚听)「私は、さ」



41: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 19:54:06.05 ID:QNl8jkDT0
 
ノハ ゚听)「別に、自分のことはいいんだ」

ノハ ゚听)「馬鹿だし、汗臭いし、料理は下手だし、良いとこなんて何にもない」

ノハ ゚听)「でもな、妹たちはそうじゃない」


ノハ ゚听)「私の長所は妹たちを愛していること、それだけだ」

ノハ ゚听)「だから」


    ヒュン!!
            _

ノハ ゚听)つ+――(゚∀゚;)


  _
(;゚∀゚)「ひっ!!?」


ノハ ゚听)「妹を泣かすようなことをしてみろ」

ノハ ゚听)「お前を殺す」



43: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 19:55:36.08 ID:QNl8jkDT0
 
ノハ ゚听)「それだけだ」
  _
(;゚∀゚)「…っ」

クルッ

(゚o ゚ノハ「じゃーな」
  _
(;゚∀゚)「……まて」
  _
(;゚∀゚)「待ってください!!」

(゚- ゚ノハ「…?」
  _
( ゚∀゚)「…妹さんのことを大事に思ってるのなら、心配じゃないんですか?」
  _
( ゚∀゚)「なんせ相手は、宇宙人」
  _
( ゚∀゚)「それが、本当であれ嘘であれ、普通じゃないことは確かです」
  _
( ゚∀゚)「あなたも心配してるんでしょう?」
  _
( ゚∀゚)「だから、部活にも身が入らない」

(゚- ゚ノハ「…」



45: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 19:57:12.08 ID:QNl8jkDT0
  _
( ゚∀゚)「違いますか?」

(゚- ゚ノハ「…」

(- -ノハ「…違わないな」
  _
( ゚∀゚)「でしょう?」
  _
( ゚∀゚)「ボクは、妹さんを助けたいんです」
  _
( ゚∀゚)「これが公になれば、きっと二人は離れ離れになる」
  _
( ゚∀゚)「それは、あなたが望むことではないんですか?」

(- -ノハ「…」

(- -ノハ「…お前は、少し勘違いをしてる」
  _
( ゚∀゚)「……へ?」

(- -ノハ「妹が泣くようなことは許さない、そう言ったはずだ」
  _
(;゚∀゚)「いや、でも、それは!!」

(- -ノハ「勿論、妹が変なヤツと付き合うのは、我慢ならない」
  _
(;゚∀゚)「だったら!!」



46: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 19:58:56.17 ID:QNl8jkDT0
 
(- -ノハ「でも、それは妹が決めたことだ」

(- -ノハ「私が口出しする問題じゃないさ」
  _
(;゚∀゚)「……っ」
  _,
(;゚∀゚)(姉攻略は無理か……、しかし、公表しちまえば…)



ノハ ゚听)「あ、ちなみに公表した場合は、新聞部の部費全面カットね」




  _


(;゚∀゚)





「うっそぉぉぉぉぉぉぉん」



47: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 20:00:02.17 ID:QNl8jkDT0
 

ノハ --)「ただいまー」


シー…ン


ノハ ゚听)「…?」

ノハ ゚听)「…変だな」

トタトタ

ノハ ゚听)「……カレーの匂いがする」

ノハ ゚听)「キッチンにいるのか?」


lw´‐ _‐ノv「ノン、居間でございます」


ノハ;゚听)「うわっ!?」

ノハ;゚听)「…シューか」



48: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 20:01:55.68 ID:QNl8jkDT0
 
ノハ ゚听)、「いるんなら返事ろよ、びっくりしたろ」

lw´‐ _‐ノv「…」

ノハ ゚听)「って、お前何してるんだ? 絵、描いてるのか?」

lw´‐ _‐ノv「ヒー姉」

ノハ ゚听)「何? クーは?」

lw´‐ _‐ノv「しー」

ノハ ゚听)「しー…、って」

lw´‐ _‐ノv∂゛「しー」チョイチョイ



ノハ ゚听)「…?」



49: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 20:02:46.82 ID:QNl8jkDT0
 



川 - -)
 つ(∵ )  ZZzz




lw´‐ _‐ノv「ヒー姉が遅いからさ、待てる間に寝ちゃったみたい」

ノハ ゚听)「…」

lw´‐ _‐ノv「いい絵でしょ?」

ノハ ゚听)「…題材がいいからな」

lw´‐ _‐ノv「言うな小娘」

ノハ ゚听)「これでもお前のお姉ちゃんだ」



50: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 20:03:55.95 ID:QNl8jkDT0
 

川 - -)
 つ(∵ )  ZZzz


ノハ ゚听)「…」

ノハ ゚听)「あれは、あいつも寝てるのか?」

lw´‐ _‐ノv「みたい」

ノハ ゚听)「そっか」

ノハ ゚听)「…」

ノハ ゚听)「んー…、先に風呂でも入るかな」

lw´‐ _‐ノv「ご飯は?」

ノハ ゚听)「あとでいいや」

lw´‐ _‐ノv「そう?」

lw´‐ _‐ノv「美味しかったよ、カレー」


ノハ ゚听)



52: ◆SEOMSVVqUg (長屋) :2008/09/10(水) 20:05:08.39 ID:QNl8jkDT0
 
ノハ ゚听)「おい、まさか、先に食ったのか」

lw´‐ _‐ノv「うん、腹減って死にそうって言ったら、クー姉が準備してくれた」

ノハ#゚听)「てめぇ!! ご飯は姉妹3人でと、いつも言ってるだろうが!!!」

lw´‐ _‐ノv「腹に姉は代えられぬ」

ノハ#゚听)「代えろ! 姉を取れよ!!」

lw´‐ _‐ノv「そいつは無理な相談ですぜい」







川 - -)「むにゃ…」

川 - -)「ほら、ビコーズ、高い高ーい」





 −第三話おしまい−



戻るおまけ第四話