クーの彼氏は小さいようです

3: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 22:45:29.30 ID:PBH58Oi/0
 
「…」

「…」

「…よし」

「……今日こそは」

「…」

「…」

「…」

「……や、やっぱり」

「………明日にしようかな」


ニャー


「…!」



4: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 22:46:54.58 ID:PBH58Oi/0
 
  ∧_∧
 ( ,,゚Д゚)ノシ  ゴラニャーン


「……ギコくん」


(  -゚)「…」

(  -゚)「…そう、だよね」

(  -゚)「…自分から行動しないと」

  ∧_∧
 ( ,,゚Д゚)  ゴラニャンニャーン


(  -゚)「……うん、頑張る」



5: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 22:48:14.50 ID:PBH58Oi/0
 


 川 ゚ -゚) クーの彼氏は小さいようです (∵ )

   −第六話:集まれ!BB団!!−



8: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 22:50:32.67 ID:PBH58Oi/0
 
―act.1―


川 ゚ -゚)「部活を作ろうと思うんだが」


( ^ω^)「へぇ」

ξ ゚听)ξ「へぇ」

('A`)「…へぇ」


川 ゚ -゚)「なんだ、その反応は」


( ^ω^)「いや、だって」

ξ ゚听)ξ「大体想像つくと言うか…」

('A`)「宣伝やってたしな…」


川 ゚ -゚)「何だかすっごく癪だ」

川 ゚ -゚)「まぁ、いい」

川 ゚ -゚)「とにかく部を作りたいんだ、協力してくれないか?」



10: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 22:52:48.48 ID:PBH58Oi/0
 
( ^ω^)「協力するのは構わないんだけど…」

ξ ゚听)ξ「一応、聞いとく?」

('A`)「一応な」

('A`)「…で、なんて部を作るんだ?」


川 ゚ -゚)「よくぞ聞いてくれた!」

川 ゚ -゚)「部の名前は――…」



 川 ゚ -゚)「BB団!」

 川 ゚ -゚)「Because I love Because の団で、BB団だ!!」



(;^ω^)「なんという無理やり…」

(;'A`)「SOS団のパクリじゃねぇか…」


ξ ゚听)ξ「…ていうか、それなら、BILB団じゃないの?」



11: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 22:54:25.76 ID:PBH58Oi/0
 
川 ゚ -゚)「こっちのほうが語呂的に」

川 ゚ -゚)「こう…」


川 ゚ -゚)b「ぐっと来るだろ?」


( ^ω^)「…」

('A`)「…」

ξ;--)ξ「感性を疑うわね」



12: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 22:55:36.73 ID:PBH58Oi/0
 
※職員室


(-_-)「うん、ダメ」


Σ川;゚ -゚)「何ぃ!?」


( ^ω^)「やっぱりかお…」

('A`)「まぁ、そうだろうな」

ξ ゚听)ξ「むしろイケると思った理由が聞きたいわね」



川 ゚ -゚)「先生、何がダメなんですか?」

川 ゚ -゚)「明瞭な説明を」


(-_-)「いや、説明って…」

(-_-)「そもそも、これは何をする部活なの?」

(-_-)「活動内容は?」



15: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 22:57:00.32 ID:PBH58Oi/0
 
川 ゚ -゚)「…」

、( ∵), ピョコ


川 ゚ -゚) 「ビコーズを全力で愛でます」
 つ( ∵)


(-_-)「それだけ?」


川 ゚ -゚)「他に理由が必要でしょうか?」


(;-_-)「え、うん…、必要かな」


川 ゚ -゚)「それは何でしょう?」


(-_-)「部活っていうのはさ、こう…」

(-_-)「それを通じて、健康的な肉体や、精神を養うとか」

(-_-)「そういう目的の元にやるんだけど」



16: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 22:59:21.69 ID:PBH58Oi/0
 
川 ゚ -゚)「大丈夫です」

川 ゚ -゚)「身体も精神も健康です」


(;-_-)「うん、素直が健康だってことは、よく分かってるんだけどね…」

(-_-)「でもね、ウチは5人以上いないと部活としては認められないんだ」

(-_-)「キミたち全員併せても、足りないよ?」


川 ゚ -゚)「そんなことはありません」


川 ゚ -゚) ←1

( ^ω^) ←2

ξ ゚听)ξ ←3

('A`) ←4

( ∵) ←5


(-_-)「気のせいかな…、1人(?)地球外生命体が入ってた気がするんだけど…」



18: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:01:40.72 ID:PBH58Oi/0
 
川 ゚ -゚)「たぶん、間違いないかと」


(;-_-)「えっと、あのね…」

(;-_-)「…」

(;-_-)「…」

(;-_-)「…」


(;ノ-_-)ノ オテアゲ



(;^ω^)「先生がさじを投げたお!?」

(;'A`)「…教員にだけはなりたくねぇな」

ξ ゚听)ξ「大丈夫よ、心配することないわ」

('A`)「…」

('A`)「なんだろう、すごく胸が痛い」



20: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:03:22.96 ID:PBH58Oi/0
 

…コツ


(-_-)「…ん?」


 д゚ ) ゴォ…

( ゚д゚ )「騒々しいな」

( ゚д゚ )「どうかしたのか?」


(;-_-)「……ミルナ教頭」


( ^ω^)「こりゃまた珍しい」

ξ ゚听)ξ「“不動のミルナ”、久しぶりに見たわね」

(;'A`)「初登場と言ってやれ」



21: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:05:26.69 ID:PBH58Oi/0
 
(-_-)、「……と、いうわけなんです」

( ゚д゚ )「なるほど、BB団」

(-_-)「そうなんですよ…」

( ゚д゚ )「…」

(-_-)「教頭先生からも何か言ってやってください」

( ゚д゚ )「…」

( ゚д゚ )「…」

( ゚д゚ )「面白そうじゃないか」

(;-_-)「あれ、逆に乗り気!?」


( ゚д゚ )「いいじゃないか、部活の1つや2つ」

( ゚д゚ )「限られた高校生活」

( ゚д゚ )「学徒といえど、楽しく過ごす権利はあるだろう」


(;-_-)「それは…、そうですが…」



22: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:08:06.11 ID:PBH58Oi/0
 
川 ゚ -゚)「と、いうことは…」

( ゚д゚ )「認めよう、BB団」


('A`)「おいおい」

( ^ω^)「なんという教頭」

ξ ゚听)ξ「今回のお話、これで終わりね」


( ゚д゚ )「ただし」

川 ゚ -゚)「…?」

( ゚д゚ )「そのまま認めるのは、あまりにもつまらん」

( ゚д゚ )「あと1人」

( ゚д゚ )「“ウチの生徒から”、入部希望者を出せばOKとしようか」

川 ゚ -゚)「…むっ」

(;^ω^)「つまらんって、そんな理由で…」

ξ ゚听)ξ「ダメよ、口答えしたら殺されるわ」

(^ω^;)「そうなの!?」



24: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:09:59.26 ID:PBH58Oi/0
 
( ゚д゚ )「期限は1日」

( ゚д゚ )「明日の放課後まで」

( ゚д゚ )「それでダメなら、今回の話は無しだ」


川 ゚ -゚)「…」


( ゚д゚ )「どうだ? やるか?」


川 ゚ -゚)「ふっ」

川 ゚ -゚)「いいでしょう」

川 ゚ -゚)「受けて立ちましょう、その挑戦」


( ゚д゚ )「ほぉ…」

( ゚д゚ )「いい返事だ」



26: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:14:57.28 ID:PBH58Oi/0
 



――( ゚д゚ )―ヘ√vヘ√v―(゚- ゚ 川――




( ゚д゚ )「それでは、明日の放課後」

川 ゚ -゚)「職員室で」


(;∵) …

(∵;) …




('A`)「…え? 何なの、このバトル展開風味」

( ^ω^)「てか、当の本人が一番困ってるお」

ξ ゚听)ξ「事態を理解できてないんじゃないの?」



27: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:17:45.13 ID:PBH58Oi/0
 
―act.2―


(-_-)「どういうことですか、教頭」

(-_-)「あんな約束しちゃって…」

( ゚д゚ )「…ヒッキーよ」

( ゚д゚ )「高校生活とは何だ?」

(;-_-)「…こ、高校生活、ですか?」

(-_-)「…」

(-_-)「勉学に励み、将来に向けての準備をするところです」

( ゚д゚ )「ふむ、いい答えだな」

( ゚д゚ )「しかし、実際はそれだけではない」

( ゚д゚ )「敵は勉学だけではない、そして、それらはどこに潜んでいるか分からない」

( ゚д゚ )「万全の状態で戦うには、しっかりとした休息が必要なのだ」

( ゚д゚ )「それが戦場のセオリーだ」

(-_-)(なんで戦場の話を……)



28: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:19:21.84 ID:PBH58Oi/0
 
( ゚д゚ )「まぁ、良いじゃないか」

( ゚д゚ )「BB団」

( ゚д゚ )「本人達もやる気を持ってやる、というのだ」

( ゚д゚ )「教師としては、むしろ応援してあげるべきだろう」

(;-_-)「…そういう問題ですかね」

( ゚д゚ )「そういう問題だよ」

(-_-)、「…」

(-_-)「じゃあ、このまま認めるんですか?」



( ゚д゚ )「いや」

(-_-)「…?」

( ゚д゚ )「応援はしよう」

( ゚д゚ )「しかし、一筋縄でいけると思ったら大間違いだ」

( ゚д゚ )「それも、戦場のセオリーだ」

(-_-)「はぁ…」



29: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:22:34.06 ID:PBH58Oi/0
 
テクテクテク
 
川 ゚ -゚)「う〜ん」

川 ゚ -゚)「あと1人かぁ…」


ξ ゚听)ξ「そんなん適当に誘えばいいんじゃないの?」

( ^ω^)「クーが誘えば、ついてくる男はたくさんいると思うお」

ξ ゚听)ξ「そーそー」


川 ゚ -゚)「いや、それじゃダメだ」

川 ゚ -゚)「やはり真剣にビコーズを愛でてもらわないと」


ξ ゚听)ξ「それムリじゃね?」

( ^ω^)「難易度が急上昇した気がするお」

('A`)「というか、そこにオレらは入ってるのか」

川 ゚ -゚)「当然だ」



31: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:24:45.42 ID:PBH58Oi/0
 
川 ゚ -゚)「ん〜」

川 ゚ -゚)「ビコーズ、いいアイディアはないかな?」

、( ∵), ピョコ

( ∵) …

( ∵)ノシ …

( ∵) …

川 ゚ -゚)「そうか」


(;^ω^)(…どうやって意思の疎通をしてるのか、よく分からんお)

ξ ゚听)ξ「んで、その彼氏さんはなんだって?」


川 ゚ -゚)「『ボクのためにそこまでしなくていいよ』、と」

( ∵) コクコク


('A`)「なんだ、本人は乗り気じゃねーのか」

ξ ゚听)ξ「乗り気になれっていうのが無理じゃないの」



32: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:27:15.11 ID:PBH58Oi/0
 

川 ゚ -゚)「『でも、クーにゃんが頑張ってくれるのはすごく嬉しい』」

川 ゚ -゚)「『一緒にBB団結成に向けて頑張ろうね!!』」

川 ゚ -゚)「…だそうだ」


((;∵)) ブルブル



ξ;゚听)ξ「物凄い勢いで首を振ってるわよ!?」

(;^ω^)「疎通してねぇ!!!」


川 ゚ -゚)「照れてるんだな」

川*゚ -゚)「うむ、可愛い」


(;∵) ガクッ


ξ ゚听)ξ「あ、諦めた」

(;^ω^)「何だかんだで、一番苦労してる気がするお…」



34: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:28:50.98 ID:PBH58Oi/0
 
川 ゚ -゚)「何にせよ、行動しないことには始まらないな」

川 ゚ -゚)「よし、とりあえず教室訪問だ」

川 ゚ -゚)「1年から順に攻め落としていくぞー、おー」


( ^ω^)「地道な作業だお…」

ξ ゚听)ξ「1年かぁ、よく知らないのよねー」

( ^ω^)「確かA組に可愛い子がいるとかいう噂だお」

ξ ゚听)ξ「…」

ξ ゚听)ξ「ふぅ…ん、随分と詳しいのね」

(;^ω^)「何その冷ややかな目!? 一般男子としては至極当然の知識だお」

ξ ゚听)ξ「あっそ」

ξ ゚听)ξ「家畜が人様に恋しようと、無駄なことよ」

ξ ゚听)ξ「身の程を知るのね」

(;^ω^)「…そこまで言うかお!?」



35: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:31:18.45 ID:PBH58Oi/0
 
('A`)「…」

('A`)「なぁに夫婦漫才やってんだか」

('A`)「はぁ、……まんどくせぇ」



-゚)「…」 コソッ



('A`)「ん…?」



=、 ヒュッ



('A`)「…?」

('A`)「気のせいか…」



37: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:33:48.72 ID:PBH58Oi/0
 
※1年※


( ><)「え、部活ですか?」

( ><)「アルバイトが忙しいからムリなんです」

( ><)、「ごめんなさいなんです」


(=゚ω゚)ノ「う〜ん」

(=゚ω゚)ノ「正直、よく分からないんだよぅ」

(=゚ω゚)ノ「愛でるってなんだよぅ?」


lw´‐ _‐ノv「そーだねぇ」

lw´‐ _‐ノv「まぁ、クー姉がそう言うなら」

lw´‐ _‐ノv「美術部をからかうのも飽きてきたしなー」

<いたぞ!! とっ捕まえろ!!

lw´‐ _‐ノv「ちぃ、印象派の犬どもめ!!」

‐ _‐ノvノシ「あ、話はまた後で聞くよーん」



38: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:35:31.96 ID:PBH58Oi/0
 


川 ゚ -゚)「1年は全滅か…」

( ´ω`)「可愛い子が男の子だった件」

ξ*゚听)ξ「確かに可愛かったわね」

(*'A`)「な!」


(;^ω^)「…ドクオ?」



39: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:36:53.80 ID:PBH58Oi/0
 
※2年※


(-@∀@)「え? 何ですか」

(-@∀@)「BB団?」

(-@∀@)「くひひっ、また面白そうなことを考えますねぇ」

(-@∀@)「そうですね、まぁ、入っても……」

 (-@Д@)・∴「はぅ!?」

(-@q @) ドクドクドク…


('、`*川「いや、だって私たち」

*(‘‘)*「剣道部だし」


(#゚;;-゚)「…」

(#゚;;-゚)「…」

(#゚;;-゚)「…」

(#゚;;-゚)「……BB…団?」



40: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:38:06.82 ID:PBH58Oi/0
 


川 ゚ -゚)「2年もダメか」

( ^ω^)「うぅん…、中々上手くいかないお」

ξ ゚听)ξ「でしょうね」


(;'A`)「ていうか、誰かアサピーの心配してやれよ……謎の変死を遂げてんぞ」



44: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:42:57.89 ID:PBH58Oi/0
 
※3年※

  _
( ゚∀゚)「え、BB団?」
 _
(;゚∀゚)「いや、オレ新聞部の部長なんだけど…」
 _
(;゚∀゚)「まぁ、確かに特ダネなんだけどさ、下手なことをするとまた……」」
   _,
 ( ゚Д゚)・∴「ぐはっ!!?」
  _,
(  q ) ドクドクドク…


(( ≡ )) クルクルクル

( -∀-) ピタッ

( -∀-)「フッ…」

( -∀-)「ハロゥ、マイハニー」

( -∀・)「悩み事なら、このモララー様が直々に……」

( ・∀・)


(・∀・ )「あれ?」



45: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:44:37.11 ID:PBH58Oi/0
 


川 ゚ -゚)「う〜ん」

川 ゚ -゚)、「参ったな、3年もダメだったか」

( ^ω^)「打つ手なしかお」

ξ ゚听)ξ「困ったわね」

('A`)「お願い。また1人変死を遂げたことに、誰か突っ込んであげて」


川 ゚ -゚)「変死…?」


川 ゚ -゚)「…」

川;゚ -゚)「まさか、誰かが邪魔しているのか…!?」

(;'A`)「気付くの遅すぎだから」

川 ゚ -゚)「考えられるのは……」

川 ゚ -゚)「…」



46: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:46:43.82 ID:PBH58Oi/0
 
※校舎屋上


ノハ -、゚)━ 「…ちっ」
    つ■〓━

ノハ ゚听)━ 「命拾いしたか…」
    つ■〓━



――ガチャ



   ━(゚、゚;ノハ「誰だ!?」 バッ!!
━〓■⊂


川 ゚ -゚)「ここにいたのか、ヒー姉…」


   ━(゚△゚;ノハ「はっ!? クー…!!?」
━〓■⊂


ξ;゚听)ξ「ライフル持ってるわよ…」

(;^ω^)「銃刀法違反ここに極まれりだお」



47: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:48:51.77 ID:PBH58Oi/0
 
   ━(゚△゚;ノハ「こ、これはモデルガンだ!!」
━〓■⊂


(;'A`)「撃たれた相手、死にかけてますよ」


川 ゚ -゚)、「ヒー姉、どうしてこんな凶行を…?」

ノハ;゚听)「うぐっ…」

ノハ ゚听)、「そ、それは…」

ノハ ゚听)「…」

ノハ --)「…」

ノハ;--)「教頭に頼まれたんだ」


川 ゚ -゚)「教頭先生に…?」


ノハ;--)「妹を止めるのが姉の務めだと言われて…」

ノハ;--)「いや、クーのすることは全部許せるんだけど」

ノハ;--)「さすがに今回のはなぁ…っていうか、私がクーちゃんLOVE団を作りたいっていうか…」



49: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:51:37.52 ID:PBH58Oi/0
 
lw´‐ _‐ノv「ま、要するに、クー姉の彼氏に嫉妬したわけだ」

ノハ --)「…そうなんだ、私は嫉妬…」

ノハ;゚听)「って、うえぇぁ!? シュー!!?」


lw´‐ _‐ノv「おほほ、お姉さま、ご機嫌麗しゅう」


川 ゚ -゚)「美術部の連中はどうしたんだ?」

lw´‐ _‐ノv「余裕で撒いてきた」

lw´‐ _‐ノv「日々の鍛錬の賜物っすね」

川 ゚ -゚)「毎日米俵を背負ってランニングしてるだけはあるな」


('A`)(すげぇ光景だな、それ)



50: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:53:59.13 ID:PBH58Oi/0
 
( ^ω^)「しかし、変だお」

( ^ω^)「なんで教頭先生がそんなこと言うんだお?」

ξ ゚听)ξ「バカねぇ、つまりあれでしょ?」

ξ ゚听)ξ「邪魔をしてるってことは、認めたくないのよ、BB団」

ノハ ゚听)「いや」

ノハ ゚听)「成し遂げたくば、障害を乗り越えて来い!! その先に望むものはある!!」

ノハ ゚听)「とか言ってたな」

( ^ω^)「…」

ξ ゚听)ξ「…」

('A`)「どうしようもねぇな、この学校」



52: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:55:56.86 ID:PBH58Oi/0
 
lw´‐ _‐ノv「いやぁ」

lw´‐ _‐ノv「大人って汚いっすねぇ」

ノハ;゚听)「ぐっ…」

lw´‐ _‐ノv「ふっ」

lw´‐ _‐ノv「(…どうですか、アネさん)」 ボソボソ

lw´‐ _‐ノv「(今回の件、魚沼産コシヒカリで手を打たないでもない)」

ノハ;゚听)「き、貴様ぁ…!!」

lw´‐ _‐ノv「(くっくっく、後でクー姉にフォローいれてやってもいいよ)」

ノハ;゚听)「はぐっ!?」


川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「何やってるんだ、あの2人は…?」



53: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:57:18.44 ID:PBH58Oi/0
 
川 ゚ -゚)「しかし、まいったな…、もう時間もない」

ξ ゚听)ξ「この際、誰でもいいから無理やり入れちゃえば?」

ξ ゚听)ξ「こう、『入れよ、高校生活ここで終えたくはないだろう…?』みたいな」

(;^ω^)「最終手段すぎるお…」

川 ゚ -゚)「…う〜ん」

川 ゚ -゚)「なぁ、ビコーズ、どう思う?」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「…?」

川 ゚ -゚)「ビコーズ?」

川 ゚ -゚)「…」


川;゚ -゚) !?



54: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:57:59.16 ID:PBH58Oi/0
 
ξ ゚听)ξ「?」

('A`)「あん?」

( ^ω^)「どうしたお?」


川;゚ -゚)「ビコーズが…」

川;゚ -゚)「ビコーズが、いない!!」



58: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/02(土) 23:59:25.23 ID:PBH58Oi/0
 
―act.3―


 川;゚ -゚)「ビコーズ!!」

 川;゚ -゚)「ビコーズどこだ!!?」


ξ;゚听)ξノシ「ちょ……、待ってよ、クー……」

(;^ω^)「滅茶苦茶速いお……」

(;'A`)「……ァ、ァミバ」


 川;゚ -゚)「何たる不覚!!」

 川;゚ -゚)「いつの間にやら、落としてしまうとは…!!」


ξ;゚听)ξノシ「それは不覚すぎだから」

(;^ω^)「ビコーズが不憫になってきたお」



59: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:00:51.05 ID:ewqZSnJS0
 

   ダッ  =川;゚ -゚)「ビコーズ!!!」


ξ;゚听)ξ「追いつけ…ない……」

(; A )「………フゴフッ」

(^ω^;)「ドクオが倒れたお!?」



61: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:03:07.23 ID:ewqZSnJS0
 
(  -゚)「…」

(  -゚)
 つ(;∵)ノシ バタバタ

(  -゚)「…」

(  -゚)「…」

(  -゚)「……さっきの人が落としていったんだけど」

(  -゚)「これ、なんで動いてるんだろ…?」

(  -゚)「新しいおもちゃなのかな…」

(  -゚)
 つ(;∵)ノシ ジタバタ

(  -゚)「…変なの」

(  -゚)「…」

(  -゚)「…BB団」

(  -゚)「…」

(*  -゚)「……一緒にいた、な」

(  -゚)「……これで、恩を売れば…もしかして……」



63: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:06:16.44 ID:ewqZSnJS0
 


川;゚ -゚)「ビコーズ!!」



(  -゚)「……あ」

川;゚ -゚)「ハァハァ、……お前は」


( ;;-゚)「…」

川 ゚ -゚)「隣のクラスのやつか」


(#゚;;-゚) 「…」
 つ(;∵)



64: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:08:08.43 ID:ewqZSnJS0
 
川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「その手に持ってるのは、私の彼氏だ」

川 ゚ -゚)「返してもらおうか」

(#゚;;-゚)「…」

(#゚;;-゚)「…」

(#゚;;-゚)「…」


(#゚;;-゚)(な)



(;゚;;д゚)(なんだって――――!!?)


(;゚;;-゚)(彼氏、だったんだ、これ…)

(;゚;;-゚)(人形? 人形が彼氏なのかな…)

(;゚;;-゚)(…)

(;゚;;-゚)(痛い人…?)



65: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:09:33.46 ID:ewqZSnJS0
 
(;゚;;-゚)(いや、待て待て)

(;゚;;-゚)(人の趣味をあれこれ詮索するのは良くない、うん、良くない)

(;゚;;-゚)(えっと、なんて言えば…)

(;゚;;-゚)(あーうー…)

(;゚;;-゚)(むー…)

(;゚;;-゚)(……どどどどどどどど)



(#゚;;-゚)「ど」

(#゚;;-゚)「どないしたいねん」



川 ゚ -゚)



<(;゚;;д゚)>(なに言ってんだ、私―――!!?)



67: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:11:15.42 ID:ewqZSnJS0
 
川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「返して欲しいと言ったはずだが」

川 ゚ -゚)「それとも返す気がないということか?」


(;゚;;-゚)(うん、聞いてた、聞いてたよ、それ)

(;゚;;-゚)(だめだ、何か誤解されてる気がする)

(;゚;;-゚)(ちゃんと弁解を、私に弁解の余地を)

(#゚;;-゚)「…」

(#゚;;-゚)「……返す気、は、ある」


川 ゚ -゚)「…」

(#゚;;-゚)「…」



68: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:13:33.60 ID:ewqZSnJS0
 
川 ゚ -゚)「なるほど」

川 ゚ -゚)「力ずくで、ということか」



<(;゚;;д゚)>(ちっが―――――う!!!)



(;゚;;-゚)(悪化した!? 悪化したですぞ、ムックですぞ!!?)

(;゚;;-゚)(ぐぅぅ、口下手な自分を呪いたい……)

(;゚;;-゚)(ちゃんと言わないと…)

(;゚;;-゚)(拾っただけなんです、悪意はありません、普段は心根の優しいえぇ子なんです)

(;゚;;-゚)(それで、それで……)



70: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:18:28.19 ID:ewqZSnJS0
 

 「クー!!」


('A(;^ω^)「ひぃひぃ、やっと追いついたお…」

ξ;゚听)ξ「し、死ぬ…」

川 ゚ -゚)「みんな…」


(#゚;;-゚)「…あ」

 
ξ;゚听)ξ「あんた、速すぎ……」

ξ ゚听)ξ「…」

ξ ゚听)ξ「…」

ξ ゚听)ξ「誰、その子?」

川 ゚ -゚)「よくは知らん」



73: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:20:57.66 ID:ewqZSnJS0
 
('A( ^ω^)「ビコーズは…」

川 ゚ -゚)「あいつの手の中だ」


(#゚;;-゚) 「…」
 つ( ∵)

<(;゚;;-゚)>(あぁぁぁぁぁ、人いっぱい来ちゃった…)

(;゚;;-゚)(一対一なら、上手く言えるかと思ったけど…)

(;゚;;-゚)(この状況は……)


川 ゚ -゚) ('A( ^ω^) ξ ゚听)ξ


(;゚;;-゚)(だめだぁ…)

(;゚;;-゚)(どうしようどうしようどうしようどうしよう)

(;゚;;-゚)(う、うぐぐぐぐぐぅ……くぅ)

(;゚;;-゚)
 つ(∵ ) …?

(;゚;;-゚)(お腹痛くなってきた…)



74: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:24:45.32 ID:ewqZSnJS0
 
川 ゚ -゚)「さぁ、返してもらおうか」

川 ゚ -゚)「それとも、素手ゴロが望みならそうするが?」

('A(;^ω^)「女の子がそんな言葉使っちゃダメだお」

  )'A) ^ω゚)・∴「まぁ、ツンなら ん ちゃ!!?」


ξ ゚听)ξつ シュウシュウ

ξ ゚听)ξ「あら、クーさん、喧嘩はよくありませんわよ」

(メ)^ω^)「てめぇが言うかお……」

(メ)'A`)「う……、ん」

(メ)^ω^)「お?」

(メ)^ω^)「ドクオ、起きたのかお?」

(メ)'A`)「気のせいかな、何か顔が痛いんだけど…」



(;゚;;-゚)「!!!」



77: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:28:37.09 ID:ewqZSnJS0
 

(メ)'A`)「…」

(メ)'A`)「誰、この子?」


(;゚;;-゚)(いた……、んだ)

(;゚;;-゚)(どうする…、どうするの、でぃ!?)

(;゚;;-゚)(今、この状況は、まさにデッドオアアライブ!!)

(;゚;;-゚)(………っ)

(;゚;;-゚)(私の、私のとるべき行動は…)

(;>;;-<)(…………えぇい!! ままよ!!!)



(;゚;;-゚)「こ」

(;゚;;-゚)「これを返して欲しくば!!」
 つ( ∵)



川 ゚ -゚)「…!」



78: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:30:57.48 ID:ewqZSnJS0
 



 (#゚;;-゚)9m「私をBB団にいれなさいっ!!!!」




川 ゚ -゚)

(メ)^ω^)

(メ)'A`)

ξ ゚听)ξ


(;゚;;-゚)「はぁ…、はぁ…、はぁ…」


(メ)^ω^)

(メ)'A`)    (なんでだ…?)

ξ ゚听)ξ



80: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:33:53.47 ID:ewqZSnJS0
 

川 ゚ -゚)「いいだろう」


(^ω^;)

('A`;)   「いいの!!?」

ξ(゚△゚;ξ



(#゚;;-゚)「はぁ…はぁ…」

(#゚;;-゚)
 つ( ∵) …

(#゚;;-゚)
 つヽ(∵ ) ポンポン


(;゚;;-゚)「あれ……?」



81: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:35:01.98 ID:ewqZSnJS0
 
・・・・・・⌒⌒ カーカー


( ゚д゚ )「…」

(-_-)「…」

( ゚д゚ )「なるほど」

( ゚д゚ )「これが選ばれし5人というわけか」


川 ゚ -゚) ←1

( ^ω^) ←2

ξ ゚听)ξ ←3

('A`) ←4

( ∵) ←5


(;-_-)「また変なのが入ってる!?」

川#゚ -゚)「人の彼氏を変なのとは失礼ですよ、先生!!」



82: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:36:11.07 ID:ewqZSnJS0
 
(;-_-)「…じゃあ、なんて言えばいいんだ」

川 ゚ -゚)「そうですね、可愛いの、とか」

(;-_-)「…」

ξ ゚听)ξ「絶句してるわよ」


( ゚д゚ )「素直クール」

( ゚д゚ )「変だろうが可愛かろうが、彼が生徒ではないことに変わりはない」

( ゚д゚ )「ウチの生徒を連れてこない限り認めないと言ったはずだぞ」

川 ゚ -゚)「ふっ」

川 ゚ -゚)「心配は無用」

川 ゚ -゚)「ちゃんと用意してましたよ」



⊂ 川 ゚ -゚)「カモン、ニューカマー!!」 バッ



83: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:37:28.23 ID:ewqZSnJS0
 
( ^ω^)「…」

ξ ゚听)ξ「…」

('A`)「…」

( ゚д゚ )「…」

(-_-)「…」


シー…ン


川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「あれ…?」

(゚- ゚ 川「おーい、出番だよー、出ておいでー」


(;^ω^)「いない…?」

ξ ゚听)ξ「逃げたか!!」

('A`)「おいおい、マジかよ」



85: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:39:39.62 ID:ewqZSnJS0
 
(-_-)「そんな言い訳は…」
 
( ゚д゚ )「…いや」

( ゚д゚ )「さっきから扉の影でかたかた震えてるのがいるが、それか?」


;;-゚): ガタガタガタ


;;-゚):(……こ、怖い)

;;-゚):(……あれ、教頭先生だよね……目が合ったら死ぬって噂の)


川 ゚ -゚)「そこにいたのか」

川 ゚ -゚)「さぁさぁ」


川 ゚ -゚)つ(;゚;;-゚)ノ「あ」


(;゚;;-゚)ノ(ぎゃひぃ――!! も、もうダメ…)



87: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:41:21.71 ID:ewqZSnJS0
 
('A`)「おいおい、大丈夫かよ、顔色が悪いぞ」

ξ ゚听)ξ「お前が言うな」

('A`)「うるせぇ」


(;゚;;-゚)(…!!)

(;゚;;-゚)(……、ドッ……ぐぅぅ)

(;゚;;-゚)(頑張れ、頑張れ、私!!)


(;゚;;-゚)「な」


( ゚д゚ )「な?」



89: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:43:55.08 ID:ewqZSnJS0
 


(#゚;;-゚)「なめたらあかんで!!」


川 ゚ -゚)

( ^ω^)

ξ ゚听)ξ

('A`)


<(;゚;;д゚)>(ぎゃぼ―――――――っ!!!)



(;-_-)「…いや、キミね」

Σ(-_-;)「はっ!?」


( д゚ )「…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ


(-_-;)「あぁ、ミルナ教頭、落ち着いてください!!」

( д゚ )「…っ」



90: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:45:39.40 ID:ewqZSnJS0
 
( ゚д゚ )「っは、ふははははははははははっ」

( ゚д゚ )「面白い!!」

(-_-;)「へ?」

( ゚д゚ )「その度胸、買ったぞ!!」


(;゚;;-゚)「うぇ…?」


( ゚д゚ )「素直クール」

川 ゚ -゚)「なんでしょう」

( ゚д゚ )「いい人材だ」

( ゚д゚ )「BB団、認めようじゃないか」

(-_-;)「本気ですか、教頭!?」


('A`)「マジかよ」


( ゚д゚ )「教頭に二言はない」

( ゚д゚ )「これは、学校のセオリーだ」



92: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:47:17.72 ID:ewqZSnJS0
 
( ゚д゚ )「今、ここに、BB団を新しい部活動として認めようではないか」

川 ゚ -゚)「ありがとうございます」

( ^ω^)「おぉ、本当に成立しちゃったお…」

川*゚ -゚)「やったな、ビコーズ」

川*゚ -゚)
 つ( ∵) …


ξ ゚听)ξ「なんだか、すっごく微妙な顔してない?」

('A`)「今だけはそいつの気持ちが分かる気がするな」

(;^ω^)「宇宙人も楽じゃないお…」


(#゚;;-゚)「…?」

(#゚;;-゚)「…」

(#゚;;-゚)、「……あ、あの」

( ^ω^)「なんだお?」

(#゚;;-゚)「…あ、え、……今、なんて?」



94: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:50:18.03 ID:ewqZSnJS0
 
( ^ω^)「ビコーズも大変だなぁ、って」

(#゚;;-゚)「…い、いや、もうちょっと、こう、宇宙云々って…」

( ^ω^)「あぁ、宇宙人かお」

( ^ω^)「あれ? 説明しなかったかお?」

( ^ω^)「あの小さいの、つまり、ビコーズは宇宙人なんだお」




(#゚;;-゚)



(#゚;;-゚)「え」



(;゚;;-゚)「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」



95: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:53:52.88 ID:ewqZSnJS0
 

曇り空に少女の声が鳴り響く

生まれて始めて出したであろう大声は、なんとも間抜けなものだった


なにはともあれ

季節外れの新部活結成


その名は

BB団(Because I love Because の団)










ノハ;--)「はぁ…」
  ⊃⊂

ノハ;--)「はぁぁぁぁぁぁ…」
  ⊃⊂



96: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:55:25.31 ID:ewqZSnJS0
 
lw´‐ _‐ノv「なんとも辛気臭い」

lw´‐ _‐ノv「いやなら、本気で妨害すれば良かったのに」

ノハ;゚听)つ「い、嫌なわけあるか!!」

lw´‐ _‐ノv「そぉ?」

ノハ ゚听)「そうだ!!」

lw´‐ _‐ノv「ふぅ…ん」

lw´‐ _‐ノv「そういや、なんでクー姉は彼氏を盗んだ張本人を入部させたんだろうね」

ノハ ゚听)「…」

ノハ;--)「…盗むぐらいアイツのことが好きなんだろう、だってさ」

lw´‐ _‐ノv「あー、なるぅ」



98: ◆SEOMSVVqUg :2009/05/03(日) 00:56:47.67 ID:ewqZSnJS0
 
ノハ ゚听)「…なぁ、シュー」

lw´‐ _‐ノv「んー?」

ノハ ゚听)「私たちも、一緒にクーちゃんLOVE団を…」

lw´‐ _‐ノv「却下」

lw´‐ _‐ノv「そんなことより、早くコシヒカリぷりーず」

ノハ ;凵G)「うわーん!! 」



 −第六話おしまい−



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