クーの彼氏は小さいようです

2: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:04:27.88 ID:JuH2qYXv0
 
梅雨も過ぎ、初夏の香りも漂いはじめるこの季節

BB団(Because I love Because の団)の部室にて
1人の男が頭を抱えていた


(;^ω^)「うーん」

(;^ω^)「うぅーん」

ξ ゚听)ξ「開幕早々、鬱陶しいわね、あんた」

( ^ω^)「…そこは心配してくれるのが、女の子の優しさというもんじゃないのかお?」

('A`)「こいつに優しさなんて期待すんな」

('A`)「んで? どうしたんだよ」



4: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:06:03.55 ID:JuH2qYXv0
 
( ^ω^)「足りないんだお…」

( ^ω^)「圧倒的に足りてないんだお…」

ξ ゚听)ξ「何が?」

('A`)「ツンの乳か?」



#゚;;-゚)「失礼し…」 ガラッ



ドガァァァァァァン!!!

#゚;;-゚)::=―)゚A)―(  )―(゚A(――


#゚;;-゚)「…」


 #゚)「…」 チラッ


;-゚)「……ましたー…」 ガラガラ



6: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:08:16.00 ID:JuH2qYXv0
 
(^ω^;)「…そのうち殺しちゃうんじゃないかお?」

ξ#--)ξ「セクハラに対する正当な罰よ」


('A(メ)「待て、これはセクハラじゃなくてだな、客観的事実を…」

ゴスッ!!

:(゚A(К=―「ぶべらっ!?」―――


(^ω^;)「重い机を軽々と…」

ξ#--)ξ「で」

(;^ω^)「で?」

ξ ゚听)ξ「何が足りないのよ?」

(;^ω^)「それは…」



10: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:10:45.11 ID:JuH2qYXv0
 
( ^ω^)「…」

(;^ω^)「や、やっぱり、なんでもないお」

ξ ゚听)ξ「は? なんでよ?」

(;^ω^)「なんでもだお、お気になさらずに」

ξ ゚听)ξ「いや、なんで今更隠すのよ」

(;^ω^)「いや、その…」


川川リ)「ふむ」

川川リ)「足りてないのは…」


川 ゚ -゚) クルリ

川 ゚ -゚)「期末テストの点数、かな」



 ←(; ゚ω゚)― 「うぐぉ!!?」 グサリッ!!



11: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:12:19.70 ID:JuH2qYXv0
 
(;^ω^)「な、なぜそれを…」

川 ゚ -゚)「担任がぼやいてたのを聞いた」

川 ゚ -゚)「『内藤やばい、マジやばい』、だと」

(;>^ω^)>「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ξ ゚听)ξ「ふーん、なるほどねぇ」

ξ ゚听)ξ「一体何点だったのよ?」

( ^ω^)「…」

ξ ゚听)ξ「…」

( ^ω^)bm「ひ・み・つ♪」

ξ ゚听)ξ「…」

ξ ゚听)ξ「はい、鞄ぼっしゅー」

(;^ω^)「ちょっ、ツン!!」



13: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:13:49.67 ID:JuH2qYXv0
 
ξ ゚听)ξ「あんた、抑えときなさい」

(;゚;;-゚)「は、はい…!!」

(;゚;;-゚)>(^ω^;)>「あれぇ!? でぃちゃん、さっき帰ってなかった!?」 ガッチリ

ξ ゚听)ξ「…えっと、これか」

ξ ゚听)ξ「…」

ξ ゚听)ξ




ξ;゚ー゚)ξ フッ…

ξ;゚ー゚)ξ「これドッキリか何か?」

(;^ω^)「ドッキリじゃないお!!」

(;゚;;-゚)「…え、そうなんですか!?」

(^ω^;)「違うお!! 違うの!!」

(;゚;;-゚)「え、でもこの点数…」

(;ノωノ)「いやぁぁぁ、見ないでぇぇぇぇぇぇ!!!」



16: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:15:40.49 ID:JuH2qYXv0
 
、( ∵), ピョコ

川 ゚ -゚)「ん? なんだ、ビコーズ?」

川 ゚ -゚)「どうしたかって?」

川 ゚ -゚)「ブーンのテストの点数が悪かったんだ」

川 ゚ -゚)「それは、どういうことだって?」

川 ゚ -゚)「うーん、一言では難しいなぁ」

川 ゚ -゚)「まぁ、端的に言えば…」



川 ゚ -゚)「馬鹿ってことだな」


( ∵) ホー



('A`)「…一言で言ってるじゃねぇか」



18: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:17:15.64 ID:JuH2qYXv0
 


 川 ゚ -゚) クーの彼氏は小さいようです (∵ )

   −第八話:超次元的追試対策−



22: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:19:10.65 ID:JuH2qYXv0
 
―act.1―


川 ゚ -゚)「で」

川 ゚ -゚)「どうしてこうなった」

(;^ω^)「うぅ…」

(;^ω^)「勉強もしようと思ったんだお? 思ったんだけど…」

(;^ω^)「ちょうど、その、欲しかったゲームの発売日が…」

川 ゚ -゚)「ふむ」

川 ゚ -゚)「つまり、ゲームに熱中して勉強してなかったわけだな」

(;´ω`)「返す言葉もありません」

ξ ゚听)ξ「馬鹿だ馬鹿だと思ってたけど、ここまで馬鹿だったなんて…」

('A`)「真性の馬鹿だな」

(;゚;;-゚)「そ、そんな、馬鹿馬鹿って…内藤さんに失礼です…よ?」

( ∵) …

( ∵) バーカー



24: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:21:17.24 ID:JuH2qYXv0
 
(;^ω^)「ビ、ビコーズにまで…」

川 ゚ -゚)「事実だからな」

(;^ω^)「そんなことないお!!」

(;^ω^)「皆も似たようなもんだお!?」


川 ゚ -゚)「…」

ξ ゚听)ξ「…」

('A`)「…」

(#゚;;-゚)「…」


ξ ゚听)ξ「えっと…」



27: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:23:16.71 ID:JuH2qYXv0
 
 川 ゚ -゚)   ←学年1位

 ξ ゚听)ξ ←学年10位


ξ ゚听)ξ「ごめんね、出来が良くて」


(;^ω^)「このブルジョアジーがっ!!」

(;^ω^)「他は!?」

(#゚;;-゚)「…私も数学がひどかったです」


 (#゚;;-゚)  ←学年7位


ξ;゚听)ξ「7位!?」

ξ;゚听)ξ「あんたそんなに頭良かったの!?」

;゚;;-゚)「は、はい?」 ビクッ


;゚;;-゚)「国語とかは、その…得意…だから」



29: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:24:35.20 ID:JuH2qYXv0
 
川 ゚ -゚)「ちなみにでぃは現国トップだ」

(;^ω^)「なにこのインテリ軍団…」


('A`)「まったくだ」

(;^ω^)「ド、ドクオは友達だお!?」

('A`)「すまんな」

('A`)「あんまり良くはないが、少なくとも赤点じゃねぇよ」


( ^ω^)「…」

( ^ω^)「…あれ」

( ^ω^)「……もしかして補習はブーンだけかお?」

ξ ゚听)ξ「そうね」

('A`)「みたいだな」

(#゚;;-゚)「…がんばってください」



31: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:25:33.93 ID:JuH2qYXv0
 
川 ゚ -゚)「もうすぐ来る夏休みを学校で過ごすのか」

川 ゚ -゚)「学生の鑑だな」

( ∵) カガミーン

( ^ω^)「…う」

( ;ω;)「うわぁぁぁん、裏切り者どもー!!」



バーン!!
バタバタバタバタ―…



ξ ゚听)ξ「あ」

(#゚;;-゚)「出て行っちゃいました…」

('A`)「からかい過ぎたか」



33: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:28:51.23 ID:JuH2qYXv0
 
川 ゚ -゚)「ふぅむ」

( ∵) ?

川 ゚ -゚)「あれか?」

川 ゚ -゚)「んー、あれだ」

川 ゚ -゚)「男ってのは無性に走りたくなるときがあるもんだ」


(;゚;;-゚)(…違うと思うんだけどなぁ)


川 ゚ -゚)「しかし」

川 ゚ -゚)「補習の前に追試があるんだが、それをブーンは知ってるんだろうか」






( ∵) ホシュ?

川 ゚ -゚)「保守じゃなくて補習」



36: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:31:00.19 ID:JuH2qYXv0
 
―act.2―


所変わって、クーの部屋


( ^ω^)「なーんだ、追試で平均点以上取れば、補習は受けなくて済むのかお」

ξ ゚听)ξ「みたいね」

('A`)「なんだつまらん」

(#゚;;-゚)(…クーさんの部屋、いい匂いするなぁ)


ξ ゚听)ξ「平均点以上って言うけど、今のあんたじゃ厳しいってことを忘れずにね」

(;^ω^)「うぐっ……、確かにそうだお」

(;^ω^)「でも、みんなに教えてもらえばきっと…、そのための勉強会だお!?」

('A`)「いや、別にオレは教えねーぞ」

('A`)「遊びに来ただけだ」

(;゚;;-゚)、「わ、私も……人に教えるのは苦手で…」



37: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:32:33.96 ID:JuH2qYXv0
 
( ;ω;)「…おぅおぅ」

ξ ゚听)ξ「あーはいはい、泣くな」

ξ ゚听)ξ「一応、私が教えてあげるから」

( ;ωと)「…ツンが、かお?」

ξ ゚听)ξ「…何か含みのある言い方ね」

(;^ω^)「そ、そんなことないお!! めっそうもございませんだお!!」

( ^ω^)「そうだお、ツンとクーがいれば百人力だお!!」

( ^ω^)「…って、あれ? クーは?」

ξ ゚听)ξ「クーはお菓子をとりに…」



川 ゚ -゚)「ほら、野郎どもお菓子だ」 バタン
  つ皿日

ξ ゚听)ξ「と、来たわね」

('A`)「おぉ、菓子だ菓子だ」



38: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:34:16.12 ID:JuH2qYXv0
 
(* ^ω^)「やっふー!! ナイスタイミングだお!!」

ξ ゚听)ξ「あら、あんたは駄目よ」

( ^ω^)「え?」

('A`)「お前は勉強しに来てんだろうが。菓子食うヒマがあったら勉強しろよ」

(;^ω^)「マ、マジかお…」


(#゚;;-゚)「…ポテトチップス、カントリーマーム、ポッキー…」

(#゚;;-゚)「…あれ? シュートケーキが1個だけ」

川 ゚ -゚)「それはビコーズのだ」

ヽ(*∵)ノ ヒャッホゥ

川 ゚ー゚)「カフェNAORUYOのケーキだ、美味しいぞ」

(;゚;;-゚)「…格差を感じます」

ξ;゚听)ξ「相変わらず彼氏に甘いわね、あんた」



39: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:35:38.58 ID:JuH2qYXv0
 
('A`)「まぁ、いいじゃねぇか」

('A`)「いつものことだし」

ξ ゚听)ξ「そう言われるとそうね…」


('A`)「お、サターンあるじゃん」

('A`)「バーチャやっていい?」

川 ゚ -゚)「シューのだけど、まぁ構わないぞ」

('A`)「よし、でぃやろうぜ」

(#゚;;-゚)「え」

(#゚;;-゚)



(;゚;;-゚)ノシ「えぅいおおおうぇ!?」

('A`;)「な、なんだよお前…、嫌なら別にいいよ」



41: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:37:35.88 ID:JuH2qYXv0
 
('A`)「ツンやるかー?」

ξ --)ξ「パス」

(;'A`)「つれねぇな、お前ら…」

(;゚;;-゚)ノシ「あが、あががががあぉの!!」

('A`)「あん?」

(;゚;;-゚)「あた、私でよよよ良ければ…」
 つと

('A`)「やるの?」

(*゚;;-゚)「は、はい!!」

('A`)「よっしゃ。じゃ、やんべ」

(*゚;;-゚)「…」

(*゚;;-゚)(…“でぃ”って。でぃって呼んでもらえた…)


ξ ゚听)ξ「…」

ξ ゚听)ξ「青春ねぇ」



42: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:39:26.93 ID:JuH2qYXv0
 
( ^ω^)「…ねぇねぇ、お菓子食べていいかお?」

ξ ゚听)ξ(まったくこいつは……)

ξ --)ξ「だぁめよ」

( ;ω;)「うぅ…」

ξ;゚听)ξ「泣くなっての。勉強終わったら食べていいわよ」

( ;ω;)「ホントかお…? 」

ξ;゚听)ξ「ホントよ、ホント(クーの家のだけど)」

(* ^ω^)「じゃあ、やるお!! さぁ、やるお!!」

ξ --)ξ「はぁ…」

ξ ゚听)ξ「私が教えてあげるんだから、少しは気合入れなさいよ?」

(* ^ω^)ヾ「あい、だお!!」

(* ^ω^)「カントリマームは冷やして食べたほうが美味しいと思うお!」


ξ ゚听)ξ「…本当に分ってるのかな、この馬鹿は」



43: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:40:32.20 ID:JuH2qYXv0
 
〜1時間後〜


[国語]

ξ ゚听)ξ「紫式部の書いた源氏物語の主人公といえば?」

( ^ω^)「光GENJIだお!!」


[世界史]

ξ ゚听)ξ「「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」の通称は?」

( ^ω^)「南極条約!!」


[英語]

ξ ゚听)ξ「Spring has come これを日本語にしなさい」

( ^ω^)「バネ持ってこい!!」



46: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:43:01.55 ID:JuH2qYXv0
 
[日本史]

ξ ゚听)ξ「泣くようぐいす?」

( ^ω^)「少年マガジン!!」


ξ ゚听)ξ「いくいく?」

( ^ω^)「いっちゃう!!」


ξ ゚听)ξ「いい国作ろう?」

( ^ω^)「民主党!!」


ξ ゚听)ξ「…」



                    ドゴォォォォォォォォッ!!!

「お前はなめとんのかぁ!!!」ξ#゚听)ξ=つ)゚ω゚)・∴「ぶべぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」



48: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:44:33.85 ID:JuH2qYXv0
 
(メ)ω^;)「な、なにするんですか、ツンデレさん!?」

ξ#゚听)ξ「そりゃこっちのセリフだ!!」

ξ#゚听)ξ「そもそも高校1年生レベルにすら達していないってどういうことよ!?」

(;^ω^)「さ、最近のは難しいんだお、きっと」

(* ^ω^)「でも、マークシートの問題だけは得意だお?」

ξ ゚听)ξ「…」

ξ;--)ξ「はぁぁぁ…」

ξ;--)ξ「頭痛くなってきた…」

( ^ω^)「大丈夫かお?」

( ^ω^)「ブーンも頭痛くなってきたし、休憩するお」

ξ;-ー-)ξ「…ふっ」


「誰のせいだ、誰の」ξ#゚皿゚)ξつ< ^ω^;)「痛い痛い痛いお」 ギリギリギリ



49: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:46:33.38 ID:JuH2qYXv0
 
(^ω^;)「だって、分からないものはしょうがないお?」

ξ ゚听)ξ「…」

ξ --)ξ「…」

ξ --)ξ「分かったわ…」

(^ω^ )「ツン?」

ξ(-△- ξ「もー無理、夏休みは諦めなさい」

(^ω^;)「そんな!! ご無体な!! ブーンを見捨てるのかお!?」

ξ ゚听)ξ「だってしょうがないじゃない」

ξ ゚听)ξ「私は努力したわよ」

(^ω^;)「もっと頑張るお!! ツンはやれる子だお!!」

ξ#゚听)ξ「お前の勉強の話だよ!!」



51: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:48:22.66 ID:JuH2qYXv0
 
(;ω; )「見捨てちゃいやだお〜!! 一緒に頑張るお〜!!」

(;ω; )「夏休みに一人だけ補修なんて嫌だお〜!!」

ξ;゚ -゚)ξ「…むぅ」

ξ;゚ -゚)ξ「…」

ξ;--)ξ「……全く」

ξ ゚听)ξ「…しかし、私一人じゃ埒があかないわね」

ξ ゚听)ξ「ねぇ、クー…」


  川 ゚ -゚)「あーん」

  ( ∵) アーン

  ( ∵) モグモグ

  川 ゚ -゚)「旨いか?」

  ( ∵) コクコク

  川 ゚ー゚)「そうか」



53: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:50:00.85 ID:JuH2qYXv0
 
ξ ゚听)ξ「…」

川 ゚ -゚)「ん? ツン、何か用か?」

ξ ゚听)ξ「いや、ね」

ξ;--)ξ「…ホント、頭痛いわ」

川 ゚ -゚)「大丈夫か?」

ξ;--)ξ「はぁ…」

( ∵) モグモグモグモグ


ξ -听)ξ"「…」

( ∵) モグモグモグモグ


ξ ゚听)ξ「…」

( ∵) モグ?



54: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:51:41.96 ID:JuH2qYXv0
 
ξ ゚听)ξ「ねぇ、あんたさ」

ξ ゚听)ξ「宇宙人なら、こう、馬鹿に効く薬とか持ってないの?」

( ^ω^)「…」


( ^ω^)ノシ「いやいや、ちょっとツンデレさん」


( ∵) …

( ∵) ウーン
 ∞

( ∵)ノシ


川 ゚ -゚)「んなもん無いだと」

ξ ゚听)ξ「やっぱそうよね」

(;^ω^)「どんだけブーンはサジ投げられてるんだお…」



55: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:53:10.00 ID:JuH2qYXv0
 
( ∵)ノシ

( ∵)bm

ヽ( ∵)ノ


ξ ゚听)ξ「…」

ξ ゚听)ξ「なにやってんの、これ」

川 ゚ -゚)「ふむふむ、なになに」

川 ゚ -゚)「馬鹿に効く薬はないが、一時的に頭の良い人間になれる薬があるそうだ」

(;^ω^)「マ、マジかお!?」

ξ ゚听)ξ「へー、案外言ってみるもんね」

ξ ゚听)ξ「で? どこにあるの、それ?」


( ∵) ゴソゴソ

( ∵)ノθ ペカー



56: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:55:38.87 ID:JuH2qYXv0
 
ξ ゚听)ξ「…」

( ^ω^)「…」

川 ゚ -゚)「…」



ξ ゚听)ξ

( ^ω^) (今、どこから出したんだろう…)

川 ゚ -゚)



ξ ゚听)ξ「これが?」
  つθ ヒョイ

ξ ゚听)ξ「でっかい錠剤にしか見えないけど」

( ∵)ノノ

( ∵)bm

( ^ω^)「へぇ」

( ^ω^)「てか、でかすぎないかお? 大きめなバイブみた…」



57: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:57:38.55 ID:JuH2qYXv0
 
ξ --)ξつ)ω゚)・∴「おばぶ!?」

ξ --)ξ「セクハラ厳禁」

(メ)^ω^)「殴る前に言って欲しいお…」

ξ ゚听)ξ「てか、飲め」

ξ ゚听)ξつθ「ほりゃほりゃ」

(^ω^;)「いやぁ!! やめて、そんな大きなの咥えられ…」

ξ#゚听)ξ「うっさい」


<モガー!!!




川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)(卑猥だ…)



58: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 22:58:54.64 ID:JuH2qYXv0
 
(;∵)ノノ

(;∵)bm

川 ゚ -゚)「ん? なんだ、ビコーズ?」

川 ゚ -゚)「え?」




(;^ω^) ゴックン


(;^ω^)

ξ ゚听)ξ「…どう?」

(;^ω^)「どうって、別になんとも…」


(  ゚ω゚)゚ ドクン!!


(  ゚ω゚)「お…、あ…?」


ξ ゚听)ξ「ブーン?」



59: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 23:00:31.25 ID:JuH2qYXv0
 
(  ゚ω゚)「あぁぁぁ、おぁ、あああ…」

(  ゚ω゚)「あああああああああああああああああああ!!!!」


ピカー


「きゃあああああああああ!!!!」




('A`) カチカチカチ カチカチ  

(#゚;;-゚) カチカチカチ

('A`) カチカチカチカチ

(#゚;;-゚) カチカチカチカチ

('A`) カチ カチカチ

('A`)(なんだか向こうが騒がしいけど…)

(;'A`)(……止めどきが見当たらねぇ)

(*゚;;ー゚)(……楽しいなぁ)



62: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 23:02:24.14 ID:JuH2qYXv0
 
―act.3―


数日後、教室


川 - -)「んー…」

川 - o-)「ふぁぁ」

川 う -゚)「あんまり夜更かしするもんじゃないなぁ」

( ∵) コクコク

川 ゚ -゚)「昨日は大分お楽しみでしたね?」

川*゚ -゚)「うむ!!」


('A`)「どういう会話だよ」

ξ ゚听)ξ「どうせUNOでもやってたんでしょ」


川 ゚ -゚)「よく分かったな」

ξ ゚听)ξ「想像つくわ」



63: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 23:05:19.19 ID:JuH2qYXv0
 
川 ゚ -゚)「そういえば、今頃追試か」

('A`)「だな」

ξ ゚听)ξ「…大丈夫かしら」

川 ゚ -゚)「大丈夫さ」

川 ゚ -゚)「昨日、軽く小テストをやったが全て満点だったぞ」

('A`)「すげーもんだな」

ξ ゚听)ξ「そうね…、点数の面では心配してないんだけど…」

川 ゚ -゚)「じゃあ、良いじゃないか」

ξ ゚听)ξ「う、うん…」

川 ゚ -゚)「心配するな、なんせ今のあいつは…」







67: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 23:07:00.90 ID:JuH2qYXv0
 








|::━◎┥










(-_-)「…」

(-_-)「…内藤…くん?」



68: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 23:11:27.55 ID:JuH2qYXv0
 
|::━◎┥ ハイ、ナンデショウ

|::━◎┥ ウィーンカチカチ


(-_-)「…」

(-_-)「いや、違うよね、ウィーンとかいってるし」

(-_-)「っていうか、内藤くんが中に入ってるの?」


|::━◎┥ イイエ、ハイッテマセンヨ

|::━◎┥ ウィーンカチカチ


(-_-)「…えっと、どうすればいいのかな、先生は」


|::━◎┥:・━━━━━━━━━━━━ ズビシュ!!

|::━◎┥ コノヨウニ、ビームモダセマスヨ


【(-_-)「すいません、警察ですか」



69: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 23:13:23.59 ID:JuH2qYXv0
 




|::━◎┥ ダメデシタ

|::━◎┥ アヤウク ツカマルトコデシタ


川;゚ -゚)「なん…だと…!?」

('A`)「あー、やっぱりかぁ」

ξ;--)ξ「まぁ、無理よねぇ」

('A`)「中々イカスんだけどなぁ、この鉄仮面」

川 ゚ -゚)「頭も抜群に良くなったのに」

川 ゚ -゚)「何がダメだったんだろう…」


|::━◎┥ メンボクナイ


(#゚;;-゚)(…)

(#゚;;-゚)(……それ以前に、もはや人ですらないような)



70: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 23:14:21.95 ID:JuH2qYXv0
 
('A`)「しかし、これでブーンは補修決定か?」

川 ゚ -゚)「うむ、仕方ないがな」

ξ;゚听)ξ「私たち、てか主に私の努力は一体…」

川 ゚ -゚)「しかし、こんなことになるなら、ビコーズの言うことをちゃんと聞いてれば良かったなぁ」

( ∵) コクコク


ξ ゚听)ξ「…」

ξ ゚听)ξ「…言うことをちゃんと聞いてれば?」

ξ ゚听)ξ「なんか言ってたの?」

川 ゚ -゚)「あぁ、あのときな」



72: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 23:15:48.95 ID:JuH2qYXv0
 


(;∵)ノノ(ちょっと待って、その薬は頭を良くするわけじゃなくて)

(;∵)bm(どっかの誰かと場所を入れ替えてしまう薬だよ)



ξ ゚听)ξ「…」

('A`)「…」

(#゚;;-゚)「…」


ξ ゚听)ξ「…えっと、つまり?」

川 ゚ -゚)「ここにいるのはブーンの身代わりさんということだ」

川 ゚ -゚)「銀河連邦のナイト・ウブーンさん(16)だ」


|::━◎┥ ドウモ、ナイトウブーンデス


(;゚;;-゚)(……なんて紛らわしい)

(;'A`)「…16才なのか、これで」



73: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 23:16:57.91 ID:JuH2qYXv0
 
ξ;゚听)ξ「で、それで肝心のブーンは?」


川 ゚ -゚)    ( ∵)


川 ゚ -゚)    (∵ )


川 ゚ -゚) ? ( ∵)



ξ;゚听)ξ「ちょっ!!?」

ξ;゚听)ξ「ブーン行方不明じゃない!!」


|::━◎┥ ワタシハ ココニイマスガ?


ξ;゚听)ξ「あんたじゃないわよ!!」


('A`)「修羅場?」

(;゚;;-゚)「…ちょっと違うんじゃないですか…ね」



74: ◆SEOMSVVqUg :2009/11/29(日) 23:18:53.73 ID:JuH2qYXv0
 
(十) キョウドウスル?

[ Д`] チョット、ベガマデヤボヨウ

(十) アー、タナバタチカイカラナ

[ Д`] アトデ、ノモウゼ


^ω^)「…」

^ω^)「…ここは」



(;>^ω^)>「ここは一体どこだお―――――!!!!!!!!」



      ズル、だめ、絶対

    内藤ホライゾン、補修決定



 −第八話おしまい−



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