ブーンと相棒のようです

22:ブーンと相棒のようです 第二話 :2008/11/25(火) 20:01:20.95 ID:OwJvuYxyO
vipマンションという様々 な職種、個性を持つ人が住むマンションがある。そこに最近入居してきた少年がいる。

( ^ω^)と相棒のようです

第二話
夢に魅力された者


目覚ましが鳴り響き眠い目を擦りながらドクオは立ち上がる。今日も毎日変わらない現実の朝がやって来た。

('A`)「今日もつまらない一日が始まるのか…」

ドクオは冴えない高校生活から抜けだし、ブーンと共に通う大学のキャンパスライフに期待していたが、現実は自分の思い通りにいかず冴えない毎日を過ごしていた。



23:ブーンと相棒のようです :2008/11/25(火) 20:02:06.51 ID:OwJvuYxyO
('A`)「…いっそ夢が現実になればいいのにな…」

大学で思い描く生活にはなれない現実に引き換え夢では素晴らしいキャンパスライフを過ごしていた。夢の中では思い描く通りに人は動き評価される。
そんな中現実に引き戻されたドクオは、隣に住むブーンが昨日奇妙な事を言っていたのを思い出した。

('A`)「そういゃあ昨日馬鹿げた話してたな…またからかってやるか」

そうしてドクオは隣にあるブーンの部屋に訪ねていく。

ピンポーン♪

いつもならすぐ出て来るブーンが一向に出てこず変わりにブーンではないものの声が聞こえた。ドクオは友人でも招いてるのかと勝手判断し部屋へと侵入した。

▼・ェ・▼「おう!!
顔色の悪い兄ちゃんじゃあどうしたんだ!?」

('A`)「………(おかしい、絶対におかしい…何かのどっきりか!?嫌しかし…)」

犬から声がした声を認めたくないドクオは、またいつもの夢の中だと思い込んだ。

('A`)「(なんだ夢か…間際らしい真似しやがってめんどくせぇ)ブーンはまだ起きてねぇの?」

▼・ェ・▼「ブーの奴何やっても起きねぇんだよ!!
ブーに何かようなのか!?」



24:ブーンと相棒のようです :2008/11/25(火) 20:03:49.40 ID:OwJvuYxyO
('A`)「いや現実のブーンにようがあるからいいわ。   じゃあなノシ」
 
ドクオが部屋から出て行こうとすると、ビーグルが慌てて引き止める。

▼・ェ・▼「暇なんだぜ!! 遊んでけよ!」
('A`)「(ブーンが変な事言うから変な夢見ちまうんだ…どうせ起きるまで融通気かねぇし相手してやるか)ブーンが起きるまでだぞ?」

ドクオがそういうとビーグルが嬉しそうに尻尾を振りゲーム機をひっぱりだしてくる。

('A`)「こいつ…できる!(夢とはいえ肉球で物を掴むとはこいつやべぇぇ)」
▼・ェ・▼「取り敢えず盤石な対戦物イタストやろうぜ!!」

('A`)「あぁいいだろう…イタストはこのドクオ様がもっとも得意にするゲーム…犬風情がこのドクオ様に盾突いた事後悔させてやるわぁぁ!!」

未だに現実だと気づかないドクオはどんどん人格が崩れていくのであった。
そして、勝負はドクオの思惑通り順調に進んでいるかに見えた。



25:ブーンと相棒のようです第二話 :2008/11/25(火) 20:06:15.54 ID:OwJvuYxyO
('A`)「勝ったな…(最初はコントローラ裁きに恐れを成したがやはり犬、人間様にはかてねぇよ!)」

▼・ェ・▼「今お前笑ったな!?
     勝負は蓋を空けてみないとわからないんだぜ!?」

ビーグルがそういい放つと勝利を確信していたドクオに危機が訪れる。そう怒涛の十株売りが始まったのだ。
ドクオに冷や汗が走りすぐさま資産状況、状態を確認する。総資産ではまだ勝ってはいるが、ターンが過ぎて行く毎にドクオの持ち株の価格が急落していく。

('A`)「なぜこのような高等テクを犬コロが…だがまだ終わらん!!
   報復をしてやるわ!」

ドクオが一人叫んでるとビーグルは眼光を鋭くし睨めつける。



27:ブーンと相棒のようです 第二話 :2008/11/25(火) 20:07:13.66 ID:OwJvuYxyO
▼・ェ・▼「ここからビーグル様のターンの始まりじゃあい!!」

その後の戦況は火を見るよりも明らかだった。ビーグルが持つ土地に増資ラッシュが始まりドクオはなすすべもないままフルボッコにされた。

('A`)「そんな馬鹿な…犬に負けるなんて…(夢なら無敵の筈の俺がなぜ…負けるんだ…夢じゃあねーのか?)」

そしてドクオは昨日聞いた一つの事を思い出す。

('A`)(ブーンは何て言ってたけ確か…)

( ^ω^)「ブーンの相棒が生意気で全然犬ぽくないんだお!!」

(;'A`)(あぁ生意気で犬じゃなくて…確か言葉を話すんだったな…まさにこいつ現実じゃねーか…!?)

ドクオは現実と気づくと犬にゲームで負けた事、犬が喋ってる事に恐怖を感じていた。

▼・ェ・▼「確か人間風情が 俺に暴言を吐いていたよな!?
なぁ!?負け犬いや負け人間さんよぉぉ!!」



29:ブーンと相棒のようです :2008/11/25(火) 20:08:46.87 ID:OwJvuYxyO
('A`)「いやっあれは夢だとおもってまして…いや悪気はないんですよ。
   いやっまじで…だから噛まないで…」

ビーグルはドクオから鋭い牙を抜き不気味に笑う。

▼・ェ・▼「負け人間さんよ!
     詫びを入れるならもう一度勝負してやるよ!」


(♯'A`)「あのせめて名前で呼んで下さらないでしょうか…あの私めが貴方様に文句を付けてしまい申し訳ありませんでした…是非違う種目で競わせて下さい
(一度は油断していただけだ…この俺が相手を舐めるとはなんという愚行!!!しかし次は全力で潰してくれるわー犬コロ!!!)」

▼・ェ・▼「なんか嫌な気配がするがいいだろう!
おぬしが好きな種目を選ぶがよい!!」

('A`)「では格ゲーで宜しいですか?(いかにこいつが凄い犬としても格ゲーの指裁きには肉球がついていかんだろ!
このゲーセン荒らしといわれたドクオ様にはかてんわぁ!!)」



30:ブーンと相棒のようです 第二話 :2008/11/25(火) 20:10:13.39 ID:OwJvuYxyO
▼・ェ・▼「よかろう!
胸を貸してやろう!!」

そしてゲームは始まる。それは一方的な展開で幕を閉じたのであった。

('A`)「……………フヒ」

▼・ェ・▼「…………」


('A`)「(この犬ころ…巧みにコントローラを操るだけでなくこちらの動きを読むだと…一体何者なんだよ…)」

▼・ェ・▼「所詮人間だな!!
我は狩猟犬としてのエキスパート!!
狩りで人間などに負けるはずがないわ!」

('A`)「あのせめて後一戦お願い致します…(幾ら凄い犬でもこの分野なら負ける筈がない!!人間様の底力みせてれるわ!!)」

▼・ェ・▼「こりねぇ奴だな!
あと一戦だけな!!」

('A`)「ではこのクイズゲームで…ラスト勝負を…(はっはっお前の天下もこれまでだ!!幾らお前がコントローラを巧みに操る事が出来ても知識ではかてまい!)」



31:ブーンと相棒のようです 第二話 :2008/11/25(火) 20:11:14.43 ID:OwJvuYxyO
誰もがドクオに軍配が上がると思われるクイズ勝負を仕掛けたドクオ、しかしそこには思わぬ不幸が舞い降りる。

('A`)「なんだと!?(何故犬ごときがここまで博識なんだ…まさかこの俺が負けるのか…)」


問題数が進むにつれドクオの足が震え始める、遂にラスト問題へと突入し最後の接戦を制そうと意気込むが敢え無く先取を取られてしまった。
そしてドクオはビーグルに恐怖を覚え恐怖故に尊敬さえ覚え始めていた。

('A`)「負けました…貴方様の名前を教えて下さらないでしょうか?」

▼・ェ・▼「我が名はビーグル!!
ビーグル様と呼ぶがよい!!」

('A`)「ビーグル様…」

ドクオの荒んだ心は拭いさられた。だが余りにも見ずからの不甲斐なさを知り敗因を相手を知らずに勝負を挑んだ愚行と感じとったドクオ。
それ故にビーグルを知る為に、そして傍で尽くす為に軍門に降った。

(;^ω^)「なんでこんなに散らかってるんだお?」

▼・ェ・▼「あぁこの負け人間と遊んでやってたんだ!!
さぁブー飯にしようぜ!!」



32:ブーンと相棒のようです 第二話 ラスト :2008/11/25(火) 20:14:58.71 ID:OwJvuYxyO
('A`)「ブーン…お前が言ってた事ホントだったんだな…。
   昨日はすまなかった…」

(;^ω^)「まぁ分かればいいんだお。(なんだかドクオが変だお…)
       ビーグル今日は牛肉だお!」

▼・ェ・▼「ブー太っ腹だな!!
     しゃあないから少しお前にも分けてやるぜ!!」

(;^ω^)「ありがとうだお…(ブーンのお金なのに悔しい…けど、ビーグルと少しは仲良くなれたかお?)」


肉とドックフードを用意しながら、寝ていた内に二人に何があったのかドクオに聞き益々ビーグルの凄さに感服する一日になった。


\('A`)/「ビーグル様万歳!!」

こうしてドクオとビーグルは出会った。この出会いによりドクオの人生が劇的に変化していくようだ。



33:ブーンと相棒のようです 第二話 :2008/11/25(火) 20:16:06.19 ID:OwJvuYxyO
第二話


▼・ェ・▼「第二話裏にこのまま続くぜ!」



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