( ^ω^)ブーンとクラスメイト達が殺し合いをさせられるようです。

125: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 13:31:54.86 ID:MRszcAon0
  
第三話 2日目のAM12時

――ジョルジュ――

( ゚∀゚)「まぁまぁの滑り出しかな」

目の前にある巨大な画面を見つめる。
この画面で誰がどこにいるかが浮き彫りになっていた。

( ゚∀゚)「過去のデータを見ると一番最初の報告の時点で人を殺した奴が優勝するケースが多いんだよね」

つまりこの時点ではモララーとプギャー。ジョルジュは彼等のどちらかが優勝すると睨んでいた。

( ゚∀゚)「彼等なかなかおもしろいね〜。早く彼等闘わないかな」

淡い期待感をよせるジョルジュ。こんな思いは久しぶりだった。



126: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 13:34:38.24 ID:MRszcAon0
  
( ゚∀゚)「ねえ君は誰が優勝すると思う?」

近くにいる部下に話しかける。その部下は背筋を伸ばしジョルジュに敬礼をする。

部下1「はっ!私はクー君が優勝すると思います!」

( ゚∀゚)「クー君か・・・・。彼女もなかなかのやり手だよね。君は?」

違う部下に聞いてみる。

部下2「はっ!私はショボン君かぃょぅ君が優勝すると思います!」

( ゚∀゚)「彼等も優勝する可能性は高いと思うけど他の3人よりは劣るのは確かだね。」



129: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 13:38:08.41 ID:MRszcAon0
  
ジョルジュはもう一度画面を見る。

( ゚∀゚)「弟者君とドクオ君が組んでるみたいだね。あの二人に渡した武器はなんだっけ?」

部下3「はっ!ドクオ君に暗視ゴーグルで弟者君にライフルです!」

二人の詳細が書いている紙を見る。

( ゚∀゚)「ほほぅ・・・・。彼等も優勝する可能性高いかもね」

ジョルジュはこれから起きる惨劇に胸を高鳴らせていた。



130: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 13:41:45.71 ID:MRszcAon0
  
――弟者――

(´<_` )「場所が晒されたようだな」

('A`)「そうだな」

ドクオと弟者はとても仲が良かった。趣味が同じ軍事オタクということもあったのだろう。
二人は最後まで自分達が残っていたら正々堂々戦うことを約束していた。

(´<_` )「ここは狙撃に適していいな。」

('A`)「そうだな」

弟者はライフルを持っていた。

('A`)「俺もライフルがよかったな」

ドクオが当たった武器は暗視ゴーグルであった。

(´<_` )「まあまあ落ち着けよ。敵はすべて俺が排除してやるよ」

('A`)「俺にも撃たせろよ」

二人はここが戦場ということを忘れ、談笑していた。



132: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 13:47:52.49 ID:MRszcAon0
  
(´<_` )「ところでなんで殺し合いをすると言われた時に笑っていたんだ?」

('A`)「あぁ・・・・そのことか。俺、これ前からやってみたいと思っていたんだ。」

(´<_`;)「殺し合い・・・・をか?」

('A`)「まぁな。でもまさか俺達のクラスが選ばれるとは思わなかったな」

(´<_` )「俺もまさかとは思っていた」

ドクオが窓から外を見る。人が近づいている。その人物は用意に想像が出来た。
普段から仲のいい俺達が同じ場所にいるというということは組んでいるということ。
それは他の連中もわかっているだろう。だから場所を晒されてもあまり動揺はしなかった。
そんな俺達のところにくるバカは兄者だろうな、と予想していた。

(;´_ゝ`)「こころへんにいると思うんだが・・・・」

大方弟者を追ってきたのだろう。いつまでも弟離れができない兄者。弟者はそんな兄者のことが嫌いだった。



133: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 13:53:48.90 ID:MRszcAon0
  
('A`)「・・・・どうする?」

(´<_`;)「・・・・」

普段からドクオに兄者のことが嫌いだと言っていた。
しかしいくらなんでも兄弟であり家族だ。殺しはしないだろうとドクオは考えていた。

(´<_`;)「・・・・」

('A`)「嫌いだとはいえ兄弟だろ?殺すのか?」

(´<_`;)「・・・・・殺す」

('A`)「・・・・え?」

(´<_`;)「殺すといったんだ」

('A`)「・・・・・」

ドクオは驚いていた。
仮にも肉親・・・・。それを殺せるのか・・・・・?



134: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 14:02:56.63 ID:MRszcAon0
  
('A`)「せめて・・・・俺が殺してやろうか?」

さすがに兄弟を殺すのは気が引くだろうとドクオなりの気遣いをしていた。

(´<_`;)「俺が殺さなければならない」

それはある意味決意した口調であった。
弟者はライフルを構える。狙いは頭。せめて苦しまないように殺してやろう。

パァァン!!

無慈悲な音が木霊する。
兄者は倒れ、それ以降二度と動かなかった。

(´<_`;)「・・・・・」

('A`)「・・・・・」

ドクオはこの光景を見て、『自分達は戦争をしている』ということを実感していた。



135: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 14:11:08.15 ID:MRszcAon0
  
――ぃょぅ――

ここは山の中。
時間は4時。あたりは少しだけ明るくなっている。

(=゚ω゚)ノ「ここらへんに高岡がいるはずだけどょぅ」

ぃょぅは高岡を探していた。

(=゚ω゚)ノ「足跡がココで消えてるょぅ」

ぃょぅはここまで足跡で追ってきたようだ。
しかし、足跡がここで途切れていた。

(=゚ω゚)ノ「しらみつぶしに探すかょぅ」

ぃょぅが2、3歩踏み込んだ瞬間、一瞬明かりが見えた。

(=゚ω゚)ノ「!!」

ぃょぅは慌てて木に隠れる。
その瞬間シュバババ!という音とともに自分の横を何かが通り抜けていった。



136: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 14:19:18.53 ID:MRszcAon0
  
(=゚ω゚)ノ「これは・・・・ロケット花火・・・・かょぅ?」

そんな疑問をよそに次から次へとロケット花火が飛んでくる。

(=゚ω゚)ノ「ロケット花火なら多少当たっても大丈夫だょぅ!!」

ぃょぅは一気にロケット花火の発信源へと向う。

(=゚ω゚)ノ「もう少し・・・・!」

発信源へともう少し・・・・と思った瞬間、目の前から何かが飛んできた。
その物体が地面に当たった瞬間、激しい爆発が起きる

ドォォォォオォオォォォン!!!!

その音が鳴り終わり、高岡が姿を現す。



137: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 14:22:24.83 ID:MRszcAon0
  
从 ゚∀从「はっはっは!!馬鹿が!!相手の武器を見極めずに突進してくるなんて馬鹿の極みだね!!」

高岡の武器は火薬であった。
その火薬からあらゆる武器を製造していた。

从 ゚∀从「まぁこの程度の爆発じゃ死なないけどね、重症を負わせることが出来る」

高岡はナイフを取り出し、爆発によっておきた煙がやむのを待つ。
視界がよくなる。しかし、高岡はその目を疑う。

从 ゚∀从「・・・・・いない・・・」

そこにいたはずのぃょぅがいない。
その瞬間、後ろに気配を感じる。



140: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 14:27:45.44 ID:MRszcAon0
  
从 ゚∀从「・・・・・!?」

(=゚ω゚)ノ「馬鹿はお前もだょぅ。お前も俺の武器わからないだろぅ?」

高岡の首に冷たいく、鋭利なものがあたる。刃物だろうか?

从 ゚∀从「・・・・頼む・・・・・許してくれ・・・・」

高岡は両手を上げる。降参の意であることは明らかである。

(=゚ω゚)ノ「お前は俺以上に馬鹿だな。これは殺しあうゲームなんだょぅ」

ぃょぅは高岡の首を斬る。
首と胴体が別れをつげ、おびただしい量の血が噴水のように流れていた。

(=゚ω゚)ノ「さてと・・・高岡製手榴弾をもらっていくかょぅ」

ぃょぅは高岡が作った手榴弾と、丈夫そうな木、枝を拾った。

(=゚ω゚)ノ「これ以上ここにいるのは危険だょぅ。さっさとずらかるょぅ」

ぃょぅは山の中へと消えていく。



141: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 14:32:30.11 ID:MRszcAon0
  
――ショボン――

ショボンは病院の中にいた。

(´・ω・`)「やっぱりあったようだね」

手には赤い箱。筆箱サイズの大きさだ。

(´・ω・`)「さて・・・・どんなものが入っているのやら」

その中には注射が入っていた。

(´・ω・`)「注射?なんで注射なんだ・・・・?」

注射とともに入っていた説明書を見る。

(´・ω・`;)「ふむふむ。・・・・・・・・これはなるべくなら使いたくないね」

薬名:興奮剤 効果:一時的に痛み、疲れを感じなり、攻撃的になる。
副作用として効果が切れたら激しい嘔吐、熱、頭痛など発作する。場合によっては死ぬこともある。

(´・ω・`;)「ようするにドーピングだね。病院にこんなものを置いとくなんて洒落てるじゃないか」

ショボンは時計を見る。自分が病院に来て約10分経過したようだ。

(´・ω・`)「さて、同じことを考えてる奴がいるかもしれない。さっさとおいとましようかな」

窓から様子を疑う。人影が見える。



142: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 14:37:10.63 ID:MRszcAon0
  
(´・ω・`)「あれは・・・・ブーン!?」

(;^ω^)「ツン・・・・どこにいるんだお」

ブーンはツンを探していた。

(´・ω・`)「ブーン!」

( ^ω^)「お、ショボンだお。ショボーン!!!」

ブーンはおもわずでかい声を上げる。ショボンは思わず隠れる

(´・ω・`)「ブーン、とりあえずこっちにくるんだ」

( ^ω^)「わかったお」

ブーンは病院の中に入る。

( ^ω^)「こんなところでなにをしてたお?」

(´・ω・`)「まぁいろいろとね。君は?」

( ^ω^)「ツンを探してたお」

(´・ω・`)「探すのはいいとして道路の真ん中を歩いてるのは殺してくださいって言ってるのと同じだよ」

(;^ω^)「以後気をつけるお・・・・」



143: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 14:40:56.21 ID:MRszcAon0
  
(´・ω・`)「とりあえずここは危ない。すぐそこに民家があるからそっちにいこう」

( ^ω^)「わかったお」

目星をつけた家をさぐる。誰もいないとわかり、家の中に入る。

(´・ω・`)「さてと・・・・とりあえず先に言っとくよ。ツンを探しに行くのは危ない」

(;^ω^)「な・・・なぜだお?」

(´・ω・`)「誰かを探すというのはその分無防備になり、危険度が何倍も上がる。ようするに君が死ぬ確立が数倍上がるってことだよ」

(;^ω^)「でも・・・・僕はツンに会いたいお」

ショボンはしばらく考え、ブーンに提案する。

(´・ω・`)「じゃあこうしよう。幸いツン君はまだ生きている。そこであのアナウンスだ。
アナウンスをする度に場所が3人晒される。それにツン君の名前がでるまでまとう」

(;^ω^)「それはいい案だと思うけど、その前にツンが死ぬかもしれないお」

(´・ω・`)「じゃあ明日のPM12時のアナウンスまでに呼ばれなかったら探しにいくことにしよう」

( ^ω^)「わかったお。それまでどうするお?」

(´・ω・`)「それまではここにいる。動かなかったら敵に遭遇する確立が減るからね」

( ^ω^)「把握したお。」

(´・ω・`)「さて、そろそろ12時だ。アナウンスを聞こう」



144: ぶん ◆YkpwaPEbXM :2006/12/18(月) 14:43:43.51 ID:MRszcAon0
  
アナウンス「今回死んだお友達は兄者君と高岡君です。みんなペースをあげないとだめだぞぅ?
ドクオ君はG−@、しぃ君はB−A、フサギコ君はE−Gです。それではみなさんがんばってくださいね!」


死亡者:兄者、高岡
残り12名



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