( ^ω^)とξ゚听)ξが下校中のようです

  
591:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 21:09:28.27 ID:LIgFLfwq0
  

目覚まし時計「チッ チッ チッ チッ  …ニゲチャダメダ ニゲチャダメダ ニゲチャダメダアッ-----!!」

ガチャン


( ^ω^)「もう起きてるお」

ブーンは、もう既に出かける準備をしていた。
無論、今日も新聞配達だ


新聞配達の後は、夕方までバイトがビッチリ入っている

(;^ω^)「はぁ… こんな事なら、バイトなんて入れなきゃ良かったお…」
そう思いながら、ブーンの顔から わずかに笑みがこぼれる






( ^ω^)「ツン……」

無意識にそう呟いてブーンは靴を履き、玄関から外へ出ていった



  
594:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 21:16:44.07 ID:LIgFLfwq0
  

目覚まし時計「チッ チッ チッ  ヤラナイカアッー!」

ガチャン


ξ><)ξ「んっ〜」
ツンはベットから起き、大きく背伸びをする

ξ゚听)ξ「…はぁ………」


ツンは少し眠気を残す頭で、今日の事を考えていた

…ぁー… 今日の…午後6時…かぁ


セバス「おや、日曜日にしては早いですね おはようございます。お嬢様」
ξ゚听)ξ「おはよう じい」
セバス「今日はクリスマスイブですねぇ。何かご予定でも?」
ξ゚听)ξ「…まぁ、ちょっと夜にね」
セバス「あまり遅くなってはいけませんよ?夜になるともっと寒いんですから」
ξ゚听)ξ「えぇ」



  
601:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 21:21:07.16 ID:LIgFLfwq0
  


……

( ^ω^)「おっおっおっ」

軽快に走りながら、ブーンは今日も新聞を配る
心なしか、いつもより足が軽い気がした。

( ^ω^)「おっ これで最後だお」
最後の郵便受けに新聞を入れると、ブーンは時計を見る

( ^ω^)「お…次のバイトまでもうちょっとだお 早く戻らないとだお」

そう言いながら、ブーンはまた 軽快に走り出した



  
605:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 21:27:55.83 ID:LIgFLfwq0
  

━━━━━━━━午後4時━━━━━━━━

ξ゚听)ξ「…」

ツンは、部屋の化粧台の鏡の前で、ぼーっとしていた。

まぁ…準備は終わったんだけど…

ξ゚听)ξ「ちょっと…早すぎたかしら…」
ツンは、髪の先をいじりながら呟く

ξ゚听)ξ「うーん… 髪の手入れも終わったし、もうやる事もないし…」
ξ゚听)ξ「…はぁ 暇だわ……」



この後どうする?>>612

1,もう今からでも待ち合わせ場所へ(歩いて
2,もう今からでも待ち合わせ場所へ(車で
3,踊る
  
612 :角焼もち : 2006/12/24(日) 21:30:17.63 ID:cmHe3wUY0
  

1



  
620:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 21:39:50.57 ID:LIgFLfwq0
  
>>612

ξ゚听)ξ「…ぼーっとしてても仕方ないか…」
ツンは髪型をもう一度確認し、コートとマフラーを羽織る

さて、行こうかな

遊園地の場所は解ってる。
この部屋の窓からでも見える、あの大きい観覧車のある場所だ。
今からなら、歩いて行っても間に合うし、こんな時くらいのんびり歩いていってもいいだろう。

セバス「おや、お出かけですか。それなら車を出しますが…」
ξ゚听)ξ「いえ、いいの。そんなに遠いって訳でもないし…今日は歩きたい気分だから」
セバス「そうですか… 朝にいいましたが、あまり遅くならないように」
ξ゚ー゚)ξ「えぇ、考えておいてあげる じゃ、行ってきます」
セバス「ほっほ、行ってらっしゃいませ お嬢様」









セバス「お嬢様も、こうやって親離れするのですなぁ…」
セバスチャンは、少し涙が貯まった目をハンカチで拭っていた。


親でもないのに。



  
624:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 21:44:48.75 ID:LIgFLfwq0
  

ξ゚听)ξ「…はぁっ」

なんとなく、息をはいてみる。
自分の息が白く見える。今日も寒い。

自分の肩には、プレゼントが入って少し膨らんだバッグを背負っている。
……喜んで くれるかなぁ

昨日から何度も考えた事を、また頭の中で呟く

雪が少し積もっている道を、サクサクと歩く



ゆっくり 一歩一歩  踏みしめて



  
633:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 21:50:46.71 ID:LIgFLfwq0
  

少し歩くと、急に周りが賑やかになる。
街の中心部についたようだ。


『クリスマスケーキ、どうですかー?』
『クリスマス限定福袋、今日明日限定で販売しておりまーす!』
爪*゚〜゚)「…ねぇ、そこのキミ ちょっと見てかない?女子高生モノの隠し撮りなんだけどさぁ…」



街が、クリスマス一色に染まっている

どこの店にも、クリスマスの飾り付けがしてあり

街中に、クリスマスの音楽が流れる


人も、いつもに比べて多い気がする。
カップル連れも、ちらほら見かける



ξ゚听)ξ「ブーン… 今何してるかな…?」



  
644:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 21:59:03.22 ID:LIgFLfwq0
  

ツンは、カップルを見ながら 小さく呟く

ξ゚听)ξ「今…バイト中かな… 大変だなぁ…」

そう思いながら、町中を進む


ξ゚听)ξ「…」
真ん中にデジタル時計が表示されている、大きな観覧車が見える。

その表示が、4:38分から4:39分に変わる

観覧車が、歩くたびに近づき 着々と大きくなる。
だいぶ遊園地に近づいたようだ



  
646:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 22:00:39.04 ID:LIgFLfwq0
  


「ありがとうございますだお またお越し下さいませ!だお!」

ξ゚听)ξ「!?━━━━━━━━」


声がした方を振り向く







ブーンだ



  
651:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 22:03:45.62 ID:LIgFLfwq0
  

ブーンは、コンビニでバイトをしていた。
コンビニの制服を着て、ブーンは出ていく客に向けてお決まりの言葉を掛けていた。


ξ;゚听)ξ「バイトって、ここだったんだ…」

ツンは、すぐに物陰に隠れて ブーンの様子を見る
どうやら、ドアが開いた時にブーンが挨拶をしたらしい



  
655:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 22:09:06.36 ID:LIgFLfwq0
  



( ^ω^)「ぉ…疲れたおー」
/ ,' 3「お、頑張ってるねぇ ブーン君」

棚の陳列を終えた、荒巻スカルチノフが横から声を掛ける

(;^ω^)「いやぁ、さすがに疲れましたお…」
/ ,' 3「はっはっは 朝からバイトだったんだろう?それは疲れるに決まってる」

/ ,' 3「ん、上がるのは5時かい?」
( ^ω^)「ぉ、そうですお もうちょいですお」

荒巻は少し考えたそぶりをする

/ ,' 3「これから用事でもあるのかい?」
( ^ω^)「ぁーっと ちょっと約束があるんですお」



  
658:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 22:14:12.21 ID:LIgFLfwq0
  

/ ,' 3「…ブーン君、もう上がっていいぞ?」
(;^ω^)「お?」

荒巻は少し笑いながら、言葉をかける

(;^ω^)「いや、それだと、荒巻さんに迷惑かかっちゃいますお」
/ ,' 3「いや、この後のシフト入ってる人が、いつもより早く来るらしくてね」
/ ,' 3「友達を待たせちゃいけないぞ?ブーン君」
( ^ω^)「お…」

確かに、この後バイトが終わってから家に帰って遊園地…だと、ギリギリ約束の時間に間に合うか といった所だ
さすがに、遅れたりなどしてツンを待たせるのは忍びない

( ^ω^)「…わかりましたお ご好意に甘えさせて貰いますお」
/ ,' 3「はっはっは そうしなさい」

そう言って、ブーンは着替えに裏に回った



  
661:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 22:15:54.66 ID:LIgFLfwq0
  

ξ゚听)ξ「…」

ツンは、コンビニの中のブーンを見ていた
すると━━━━


( ^ω^)「お疲れさまでしたおー」

ブーンが出てくる


ξ*゚听)ξ「!!!」

すぐにツンは物陰に隠れる



  
665:わた ◆FmWaTaZ4nU :2006/12/24(日) 22:18:56.11 ID:LIgFLfwq0
  

( ^ω^)「おっ…」

ブーンは軽く背伸びをする

( ^ω^)「せっかく早くおわらせて貰ったんだから、早めに待ち合わせ場所にいかなきゃだお。ツンを待たせるのは忍びないお」

⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン



……
………

ξ゚听)ξ「…」
ツンは、走っていくブーンの後ろ姿を見送っていた。





ξ*゚听)ξ「…先に待ってよ……アイツより 先に」



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