(,,゚Д゚)が悪夢の街から目覚めるために頑張るようです

  
107: 名無しさん :12/25(月) 14:44 e//vtWsfO
  

  〜10章 戦い〜


フサギコは壁に寄り掛かったまま動かなくなった

(,,゚Д゚)「…父さん」

フサギコもまた、光に包まれ、消えていった


( ・∀・)「フハハハ、結局裏切りものには死、か」

( ・∀・)「次はおまえ等だ!行くぞ!」


モララーは走りだした
















(´_ゝ`)「どこかに隠れておくか…」

その頃、流石兄弟達は橋の上にいた

(´<_`)「まぁ、たしかに、ここじゃあすぐに見つかるしな」

l从・∀・ノ!リ「のじゃ。」


「そうだぜぇ、そんなとこじゃあすぐに見つかっちまうぜ」

「安心するモナ、すぐに終わるモナ」


(´<_`)「ほら、ばれた」

(´_ゝ`)「まさか挟み撃ちとは…」

l从・∀・;ノ!リ「逃げるのじゃ!」

(´_ゝ`)「安心汁妹者、俺達にはあれがある…一人だけしかムリだがな」

( ゚∀゚)「もう逃げ場はないんだぜ〜♪」

(´∀`)「潔くさっさと死ぬモナ」

(´_ゝ`)「それはムリってもんだ」

前方からアヒャ、後方からモナー、最悪の状況だ

兄者は一人でアヒャに銃を乱射する
弟者と妹者はモナーを応戦する

( ゚∀゚)「無駄無駄〜♪」

(´∀`)「そんな弾、あたらないモナ!」

二人は武器で銃弾を弾きつつ襲い掛かる



  
117: ◆ArrRj1N9S6 :01/01(月) 03:31 irSxp7IVO
  



(´<_`)「兄者」

(´_ゝ`)「おうよ。『エアガンの狂気』と言われた俺の力見せてやるよ」

そういいつつ兄者は自分専用に改造したライフルを手に持ち、照準を付けるように片目を開く

(´_ゝ゚)「さて、弟者、妹者。応戦よろすく!」

(´<_`)「あたぼうよ」

l从・∀・ノ!リ「のじゃ!」

残りの二人も銃を構える

( ゚∀゚)「なーにやってんだ?くらわないと言っているはずだが」

(´∀`)「馬鹿の一つ覚えモナ」


先方にアヒャ、その後ろでモナーが襲い掛かる

(´_ゝ゚)「よし!今だ!」

弟者と妹者が二人一斉にモナーに向けて銃弾を放つ

モナーは上空に飛び上がり、銃弾を余裕の表情で避ける

(´_ゝ゚)「もらった!」

兄者は飛び上がって身動きのとれないモナーにライフルを放った

(´∀`)「ふん…弾いてやるモナ」

(´_ゝ゚)「弾けるなら…な」

(;´∀`)「なっ!」

モナーは剣で銃弾を弾き返そうとするが銃弾は、剣に触れた瞬間モナーの周りに光の球体となり動きを封じた

(´_ゝ゚)「そこで止まってろ!」

( ゚∀゚)「俺を忘れてねぇか?おまえら!」

(´_ゝ`)「忘れる?それはないな」

兄者は後ろに置いていたアタッシュケースを取り、中から何かの重火器を取り出した

(´<_`)「我ら流石兄弟至高の傑作品」

(´_ゝ`)「これぞ!粒子砲式バズーカ!」

兄者が構えたその銃はまるでハリウッド映画にでてくるような極太の組み立て式のバズーカ砲だった

(#゚∀゚)「んなもん当たらなければ意味はねぇんだよ」

(´_ゝ`)「当たらなければ?それは無理な発言だな」

(#゚∀゚)「黙れ!殺してやる!」

(#´_ゝ`)「もう遅い!すでに発射準備完了だ!発射ーーー!!」



  
118: ◆ArrRj1N9S6 :01/01(月) 03:53 irSxp7IVO
  



耳をつんざく程の爆発音が鳴ったあと、しばらく沈黙が流れた

橋一直線にあったものはすべて塵と化していた

(;´∀`)「アヒャの反応が消えただと…なんて威力なんだモナ…」


l从・∀・;ノ!リ「すごいのじゃ…」

(#゚_ゝ゚)「フハハハハ!俺達の科学力は世界一ィィィィィィ!!!」

(´<_`;)「あー始まったよ…自信作を使ったらすぐこうなる」

(´<_`)「しかし、もうあの銃は使えないな。充填まで少なくとも丸一日使ってたからな」

(´_ゝ`)「しかももう光原子ライフルも解ける…どうしたものか」

と言い終えたと同時にモナーの動きを封じていた光のバリアも解け、モナーは行動可能の状態になった


(´∀`)「ふ…もうあの銃は使えないモナか…」

(#´∀`)「アヒャの仇モナ…行くぞ!」

モナーは三人めがけ、飛び上がり斬り掛かる

しかしその瞬間、モナーは頭に銃痕を残し吹っ飛び、動かなくなった

(´_ゝ`)「今のは…」

(´・ω・`)「間一髪だね」

( 'A`)「危ない危ない」

( ー_ー)「間に合ってよかったよ」

(´_ゝ`)「おまえ達も」

( ー_ー)「うん。そういうこと」

(´・ω・`)「ま、ぼくのおかげってやつだよ」

( 'A`)「無事でなによりだ」

(´_ゝ`)「すまんな。みんな」

l从・∀・ノ!リ「ありがとうなのじゃ!」

(*'A`)「お、おうよ(可愛いな、この子)」

(´・ω・`)(あれ?みんなぼくに触れてくれてない気が…てめぇら本気でぶち殺すぞ)


( 'A`)「ギコはどうなった」

(´_ゝ`)「さぁな。多分助かってるはずだが」

( 'A`)「最後の俺達の希望…だな」


六人は黒いままの空を見上げつづけた……



  
121: ◆ArrRj1N9S6 :01/03(水) 16:39 cduSrB2eO
  



( ゚‐゚)「私に任せて」

(,,゚Д゚)「しぃ?」

しぃは両手を前にだす
そして光に包まれた弓が姿を表した
しぃは弓を手に取り、モララーに向けて乱射する
狙いは正確だった
だが、モララーはこちらに走ってきながら平然と光の弓矢をかわしていく

(#・∀・)「あまいんだよ!どきやがれ!」

(,,゚Д゚)「くそっ!」

ギコもモララーに向けて走りながら剣を取り出す

二人は剣をぶつけ合い、激しい金属音が鳴り響く


( ・∀・)「どうした?こんなもんか?」

(;゚Д゚)「くそぉっ…」

( ・∀・)「今まで私が本気をだしていたはずがないだろう」

ギコ、モララーはビルを上っていき、空中に飛び上がる

空中に飛んだ瞬間、ギコはモララー斬り付けた

(,,゚Д゚)「やったか!」
(  ∀ )「どこを見ている…」

斬ったはずのモララーはすでにギコの後ろにいた

(;゚Д゚)そ「なっ!残像…」

(#・∀・)「死にな!」

油断していた攻撃に、ギコは避けることができず、防御をするが反動で地面へと叩きつけられてしまった


(;゚Д゚)「くっ……」

(#・∀・)「とどめだァ!貴様も両親と一緒に死の世界を彷徨い続けろ!」

モララーはあのときのように剣をギコに向けて投げ付ける








(;゚Д`)「ん……」

(; ‐ )「かはっ………」
(;゚Д゚)「し…しぃ……」

自分の目を疑った
自分を覆い隠すように守ってくれたしぃの背中に、深々と刺さるモララーの剣

( ・∀・)「ほう」

(;゚Д゚)「な、なんで…」

(;゚‐゚)「…あなたが死んだら…元も子もない…でしょ?」

(; ‐ )「これでいいのよ…どうせ私も…こうならなきゃいけなかったから」

(;゚Д゚)「そんな……」

(; ー )「ごめんね…連れて帰ってくれるって約束してくれたのに…」

(;゚ー゚)「あなただけでも…絶対…助かってよね」

( ;ー;)「今まで本当に…ありがとう…私を」

『導いてくれて…ありがとう』

『正夢になってくれて……ありが…とう』

しぃはギコに寄り掛かるように倒れ、光と共に散っていった


(; Д )「しぃ……」

( ・∀・)「ふっ…命びろいだな!さぁ、ギコ!最終決戦といこうじゃないか!」

「ギコ…この世界は夢。夢は自分が望めばなんにでもできる…」

「ギコ…私はあなたの胸に、心に…ずっといるから…」


(,, Д )「………」

ギコはしぃの光を手に取り、そっと胸につける
光は胸の奥に入っていった
そしてまばゆい光が辺りを包んだ


(;・∀・)「な、なんだ!この光は!」


光はやがて晴れていき、その光の真ん中に、一人の人間…


(,,-Д-)

(;・∀・)「これは…まさかそんな馬鹿な」

(;・∀・)「我が欲し続けてきた…伝説の力…」


(,,゚Д゚)「モララー!」

ギコらしき人の手に握られた青く、そして静かに輝く剣
ギコはそれをモララーに向ける


(#゚Д゚)「てめぇをぜってぇぶっ殺す!」

(;・∀・)「くそ!何故!何故なんだ!何故あいつに」

そう、昔モララーが見つけたあの遺跡、そこにあった書物にはこう書かれていた

『彼の者、呪われし悪夢の世界にて信じる者と力を交わす刻、絶大なる力を秘めた化身となり世界をも壊すだろう』

モララーはそれを信じ、この世界を作り、人を利用することでその力を得て、全ての世界を壊そうと考えていた



  
129: 放置してスマンカッタ◆ArrRj1N9S6 :01/08(月) 02:26 487JWQd4O
  



(;・∀・)「何故なんだ!くそっ!くそぉっ!」

(,,゚Д゚)「どこ見てんだ?モララー」

(;・∀・)そ「はっ!」

モララーが悔しく叫んでいたとき、すでにギコはモララーの後ろで剣を振りかぶっていた

モララーは間に合わず、ビルを壊しながら大きく吹っ飛んだ


(#゚Д゚)「この剣が教えてくれた。この剣は邪を滅する剣。この剣の名は『ナイトメア・キャリバー』!貴様とこの世界を壊すために存在する希望の剣!」

(;・∀・)「くっ!」

モララーは態勢を保ちながら、襲い掛かるギコを反撃しようとする
しかしギコは反撃をかわし、モララーの背後に回り込む

(;・∀・)「くっ!!このモララーが!!」

(#゚Д゚)「とどめだ!モララー!」

ギコはモララーを斬り上げ、モララーは穴が開いた廃ビルへと落ちていく
それを更にギコは追撃し、大きく振りかぶる

(;・∀・)「こ!このモララーが負けるだと!この悪夢の主が!この世界の神の私が!」

(#゚Д゚)「うおぉぉぉ!!!モララァァァァァ!!!」

(;・∀・)「ちくしょう!!ちくしょぉぉぉぉ!!!!」


真ん中に穴の開いたビルの穴から激しい光が昇りその光が街全体を包んでいく

(,,-Д-)「………」

ギコは光に覆われた空間に来ていた

「…コ……ギコ!」

(,,-Д゚)「その声は…」

何度も聞きたかったその透き通るような声

ギコは静かに目を開けた

( ゚ー゚)「ギコ…おめでとう…」

そこには、あのときのギコのように人間の姿の女
でもすぐにわかった
それがしぃだと…

(,,゚Д゚)そ「しぃ!もしかして助かってたのか?」

しぃは悲しそうな顔で首を横に小さく振った

(;゚Д゚)「そんな…」

( ゚ー゚)「いいのよこれで…私はもう後悔してないわ」

しぃの体が段々消えていく

(;゚Д゚)そ「しぃ!しぃー!」

「ギコ…何度も言ってるけど私は後悔してないよ?」

「だからギコ、あなたも後悔せずにちゃんと前も向いて人生という道を歩いてね」

「じゃーね。ギコ…」

ギコは光に包まれ、遥か空へ飛んでいった…






〜8章 完〜



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