( ^ω^)ブーンが幸せの意味を知るようです

  
35: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 01:35:07.51 ID:HUiNH5xP0
  
--第2話--

旅に出る日、トーチャンもカーチャンも笑ってた。
でも、目が赤かった。きっと、夜に泣いたんだお。
里の人に見送られて、僕とドクオとショボンさんは旅に出た。

それから3ヶ月が過ぎた。
街に出て武器を買い、その街の広場で鍛錬をした。

基本的に人々は優しくいい人が多いが、やはり旅をするには治安が悪いところも行かなくてはならない。
むしろ、"和解者"は治安の悪い所に必要だから、鍛錬しなきゃね、とショボンは言った。

ショボンは、ドクオの言ったとおり強かった。

鍛錬している時に、他の"和解者"や戦士達からたくさん声をかけられていた。

追っかけ曰くショボンは、高名な"和解者"に見込まれて弟子になったそうで、
魔法も剣も言う事なしに強く、周りの空気をよく読み、和ませる話術で有名らしい。

うほっが本気なのかどうかは誰も知らない。



  
39: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 01:52:33.12 ID:HUiNH5xP0
  
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【ある日のドクオの日記】
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こんばんわ、ドクオです。
ショボンさんに一目惚れしたあの日から早2ヶ月は過ぎた。

ショボンさんにはたくさんの追っかけがいる。嫉妬、ジェラシーだ。
追っかけの人達が言うには、ショボンさんはすごい人なんだそうだ。

実際、俺の武器に、と短剣を見立ててくれたのはショボンさんで、その短剣はすごく馴染んだ。
その練習の仕方も本格的、俺達はめきめき上達したと思う。

そんな素敵なショボンさんの事を色々知りたい。でも、教えてはくれない。
まだ、語る時ではないんだろうな。

そんなミステリアスなショボンさんが素敵だ。

今日の日記ははこれにて終わり。さて、寝よう。
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(;^ω^)「・・・」



( ^ω^)「キメェwww」



  
48: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 02:15:19.86 ID:HUiNH5xP0
  
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そんなドクオの秘密は置いといて。

ドクオに短剣が与えられたように、ブーンには双剣が与えられた。
練習の時には二人が支えあい、共に励まし、ショボンの想像以上に上達した。


(´・ω・`)「うん・・・いいね。二人共、筋肉もいい感じに、段々素敵になってきたね」

( ^ω^)「・・・(この人怖いお)」

(*'A`*)「感激です・・・」

(´・ω・`)「じゃあ、次は北の島に行こうか」

( ^ω^)「北の島・・・ですかお?」

(´・ω・`)「そうなんだ、すまない。魔法を使うにはね、北の島にいる巫女様の洗礼が必要なんだ。
       誰もがみんな魔法を使えたら危ないからね。」

(*'A`*)「じゃあ決定ですね!北の島にレッツゴー!!ヒャホ-!!」

(;^ω^)「・・・(喜びすぎだお)」



  
64: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 02:49:34.45 ID:HUiNH5xP0
  
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ドクオが勢いづいた事で、北の島に行く準備は思ったよりずっと早かった。
何せ荷造り、飛行船などの手配や食料の買出し等はドクオがすべてやってしまったから。

その上、ショボンが「よく頑張ったね、よしよししないといけないよね」なんて言ってしまうものだから、
ドクオはもう手のつけようが無かった。

北に行くと言い出したのが昨日、今はもう飛行船の中にいる。

(´・ω・`)「君たちは南の島で生まれて育ったんだよね?他の島に行ったことあるかい?」

( ^ω^)「そうですお。僕は南の島しか生活したことないですお」

('A`*)「俺は一応東の島になら行った事ありますです、はい」

(´・ω・`)「そうか、じゃあ北の島は初めてなんだね。先に言わなくちゃいけないことがあるんだ
       今季節は冬でしょ?だから、南は常夏だから暖かいけど、北はとっても寒いんだ。」

( ^ω^)「僕達・・・上着買いましたかお?」

(´・ω・`)「忘れてたね・・・ごめんなさいしないといけないよね。」

('A`*)「俺は、ショボンさんさえいればいつも心に太陽が・・・」

( ^ω^)「(こいつはもうダメだお)」

(´・ω・`)「もうすぐ北の島に着くね。降りたらすぐに上着買おうね。」



  
68: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 03:01:04.00 ID:HUiNH5xP0
  
〜北の島、北の島に到着〜お忘れ物のないように・・・〜


( ^ω^)「ついたお」

(´・ω・`)「よし、じゃあ、行こうか。近くに商店街があるから、そこまで我慢してね」

('A`*)「ふははは!これしきの寒さ、俺の愛で・・・あ、寒・・・」

( ^ω^)「落ち着いたみたいだお。さ、買いに行くお」

3人は雪の降る中薄着で歩く。結構人の目が痛い。


ショボンは、一軒の店の前で足を止めた。
[呉服屋:おっぱい]



  
70: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 03:16:56.39 ID:HUiNH5xP0
  
カランコロン
  _
( ゚∀゚)「らっしゃい!らっしゃい!ってショボンじゃねぇか!」

(´・ω・`)「久しぶりだね、ジョルジュ。店にいるなんて珍しい」
  _
( ゚∀゚)「今の所仕事がなくてさ。家の手伝いさ」

(´・ω・`)「それはいいけど、店の名前勝手に変えちゃだめだよ?」

('A`)「あの、お二人はお知り合いで?」

(´・ω・`)「うん、僕は北の島の出身なんだ。こっちは、幼馴染のジョルジュ」

  _
( ゚∀゚)「よろしく。本業は"討伐士"だ。しかしショボンに弟子が出来るなんてな」

"討伐士"ブーンとドクオはそれを聞いて驚いた。
"討伐士"は"和解者"の上級職。主に犯罪者を捕まえる。

"和解者"は、自分や味方を守るためにしか力を使ってはいけない。
"討伐士"は対峙する相手に力を使う事が出来る。

これに認められるには和解者としての長年の経験と、強さがなければならない。



  
71: 1 ◆et0cofkO4A :2006/07/20(木) 03:21:17.16 ID:HUiNH5xP0
  
( ^ω^)「すごいお・・・」
  _
( ゚∀゚)「まぁ、買い被んなって。巫女様に会いに行くなら、暇だから俺もついていくぜ!」

(´・ω・`)「うん、久しぶりだから積もる話でもしながら行こうか」

ジョルジュが仲間になった!


('A`)「恋敵だわ・・・幼馴染なんて美味しすぎるわっ!」

オカマになっていくドクオをよそに、巫女に会いに行くことで物語は加速する。

-第2話- 終





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