川゚−゚)クーが錬金術師を追うようです

  
47: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:39:39.73 ID:Vw66/uZZO
  
3話
厨二



  
48: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:40:00.14 ID:Vw66/uZZO
  
パソコンとベッドと本棚だけが置いてある広々とした部屋。
やはりここは落ち着く。
だが―――

「痛ぇ…」

腕を撃たれた。これは誤算だ。
まさかおとり捜査なんかしてるとは思わなかった。
他人の錬成には慣れているが自分自身の錬成は初めてだ。

「くっ!」

痕になっちまった。
警察の野郎、絶対に許さない。この痕に誓って。

「今日は158人か」

絶対に。



  
49: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:40:22.16 ID:Vw66/uZZO
  
父も祖父もそのまた祖父も俺の家系は代々錬金術師をやってきた。
そして俺自身も。
父は言った。
『錬金術は大衆のためにあれ』
祖父も言った。
『錬金術は大衆のためにあれ』
そして警察でさえも言った。
『錬金術は大衆のためにあれ』
だがあいつは違った。
『心臓狩り』
あいつは錬金術を使って人を殺めていた。
独特な『痕』。
すぐに気付いた。奴は錬金術師だと。
『錬金術は大衆のためにあれ』
俺が今まで言われてきたことは間違いだった気がした。



  
50: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:40:52.61 ID:Vw66/uZZO
  
そして俺は警察を抜け出した。この力を使って自分の思い通りに生きる。
圧倒的な力の前に打ちひしがれる弱者が見たい。
だから殺しを始めた。
支配したい。
だから2chを作った。
錬金術で成り立つ国をつくって、そこを統治する。この俺が一国の王だ。
今日は158人サイトを見た。計画は順調だ。



  
51: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/01/14(日) 10:41:19.27 ID:Vw66/uZZO
  
「大丈夫そう?」

( ´∀`)「彼女は優秀だモナ」

「ふーん、あの馬鹿みたいに逃げるとか勘弁だぜ」

( ´∀`)「彼女ならわかってくれるモナ」

「まぁモナーがそこまで薦めるんだから信じてみるよ…」

「そんなことよりあの馬鹿の始末をさっさとしないとまずいだろ」

「うん…そうだね。まったく馬鹿は嫌いだよ…」
「あっそうだお孫さんは元気か?」

( ´∀`)「元気だモナ…」

「そっか」

「それじゃあ僕達はこれで」



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