(´・ω・`)ゎこのような方々がお好きな様です

  
24:名無しさん 02/16(金) 21:47 li0UtdjmO
  

モナーを家に送り、その後僕たち3人は飲み屋に向かった。

(*'∀`)「ほんじゃ今日何回目かのかんぱーい!」
( ^ω^)´・ω・`)「かんぱーい」

その後僕はまた一気飲みをさせられた。


(´・ω・`)「グビグビグビグビ」

( ^ω^)「とんこつラーメンうめぇww」




てか今日は一気しかしてないよ僕…

(´・ω・`)「おしっこしてくるねー」

トイレに向かう。
実はこの飲み屋は以前一度だけ来たことがあるので、トイレの位置は把握している。

足が少しふらつくけど、トイレに向かい、用をたしてドクオ達の席に向かった。

その途中

 「ショボンくん?」

(´・ω・`)「うにゃ?」



  
25:名無しさん 02/16(金) 21:57 li0UtdjmO
  

川 ゚ -゚)「やはりショボンくんではないか」

いきなり話かけられた。
誰だよこの可愛いい女の子は。

从'ー'从

ん?この子も可愛いいわー。
从'ー'从が頭をペコリと下げたので僕も頭を下げた。


てか、え?

川 ゚ -゚) 从'ー'从 ??


誰?



  
26:名無しさん 02/16(金) 22:17 li0UtdjmO
  

(´・ω・`)「ごめん、誰?」

川 ゚ -゚)「覚えてないのか?私だクーだ。2L高の…」


2L高
それは彼女がいた高校
彼女はバスケ部
バスケのキャプテンと仲がよかった。
たしか僕も2L高のキャプテンと話したな…

(´゚ω゚`)「あー!」

川 ゚ -゚)「思い出したか?」

(´・ω・`)「うん、すっかり忘れてたや」

川 ゚ -゚)「君という人は…」

(´・ω・`)「こちらの人もバスケ部の人?」

从'ー'从の人の事をクーに聞いてみる。

川 ゚ -゚)「いや、渡辺は私の友達 だ」

そりじゃ知らないって。

川 ゚ー゚)「彼女とでも飲みにきたかのか?」

(´・ω・`)「違うよー。ドクオ達と飲みにきたんだよ」

ドクオとクーは同じ中学校で、二人ともバスケ部のキャプテンだったので仲がいいんだよね。

川 ゚ -゚)「お、ドクオもいるのか?」

(´・ω・`)「呼んでくるー?」

川 ゚ -゚)「頼んだ」


ういうい




( ^ω^( 'A`)「焼き鳥うめぇww」

二人は焼き鳥を食べていた。



  
27:◆qb.rkkPWRE 02/16(金) 23:49 li0UtdjmO
  

(´・ω・`)「ドクオー。あっちの席にクーがいたよー」

( 'A`)「クーが?よし、ちょっくら顔見てこようかな」

ドクオはクーたちの席に向かった。

( ^ω^)「串カツうめぇww」

ブーンはさっきからいろんなものを食べている。



クーは彼女と仲よかったんだよね…


……


彼女は元気かな…


(´・ω・`)「……」


会いたいな…


……


酔っぱらったなー。



  
28:◆qb.rkkPWRE 02/17(土) 08:26 vtB213IjO
  

彼女は今何をしてるんだろう…
クーに聞けば分かるはず。

でも…





( ^ω^)「ショボン?」

(´・ω・`)「ん?」

( ^ω^)「何か重いつめてないかお? ショボンはすぐ溜め込むお。力にはなれないと思うけど、話しくらいならいつでも聞くお」

(´・ω・`)「ブーン…」

( ^ω^)「まぁ無理には聞かないお。 でもショボンは考えすぎなんだお。考えてばかりの事は難しくても、実際やってみると簡単だったってこともあるお」

( ^ω^)「ショボンはあと少ししか時間がないんだお?」

うん。

( ^ω^)「今できる事を精一杯やるお。出来ない事はしょうがないお。でもやらないのはダメだお」

(´・ω・`)「……」

僕はグラスの中のサワーを一気飲みする。

(´・ω・`)「グビグビグビグビ」

ちくしょう、ちくしょう。


(* ^ω^)「さて、僕はまた何か頼むお」


飲み干したグラスを強くテーブルに置く。

こうなりゃ酔った勢いだ。



  
29:名無しさん 02/17(土) 08:37 vtB213IjO
  

(´・ω・`)「クー」

川 ゚ -゚)「どうした?」

( 'A`)「お、ショボン」

ドクオがクーの隣に座って話していた。向かい側に座ってる渡辺さんって人はサラダらしきものを食べていた。

(´・ω・`)「ねークー。彼女、彼女は今なにしてる?」

川 ゚ -゚)「彼女? あ、あいつか。最近は連絡とってないから分からないが、元気にやってると思うぞ」

从'ー'从「彼女って誰ー?」

渡辺さん。君という人は…

( 'A`)「渡辺さん、サラダくれないか?」

从'ー'从「あいよー。取り皿ちょうだーい」

ナイスドクオ。

川 ゚ -゚)「なんだ、君は彼女とはあれほど仲がよかったのに、今は連絡とってないのか?」

(´・ω・`)「……まぁね」

川 ゚ -゚)「そうか。アドレス教えようか?」

(´・ω・`)「いや、いいや。 僕おしっこしてくるね」

川 ゚ -゚)「ああ」

( 'A`)「…」



  
30:名無しさん 02/17(土) 08:46 vtB213IjO
  

(´・ω・`)「ふぅ」

用を足しながらため息をした。

彼女は今何をしているんだろう。
頭の中はそれでいっぱいだ。


(*'A`)「お、ショボンがいた」

(´・ω・`)「あ、ドクオ」

用を足したのでスボンのチャックを閉める。

(*'A`)「お前が高校時代に女となにかあったなんで知らなかったぞ?」

そりゃーほとんどの人に話してないからね。

てかドクオけっこう酔ってない?

(*'A`)「なにがあったかは知らないが、会ってみたらどうだ?」

(´・ω・`)「無理だよ」

(*'A`)「なんで無理って決めつける?」

(´・ω・`)「僕は彼女を傷付けたんだ。今更会ってもどうにもならないよ。それに彼氏いるかもしれないし」

( 'A`)「家は知ってるのか?」

(´・ω・`)「一応ね」

( 'A`)「なら行け」

(´・ω・`)「え?」

( 'A`)「会いに行ってこいよ」

(´・ω・`)「え、いま夜d」

(#'A`)「馬鹿やろー!」

ドクオは怒鳴りながら僕の胸ぐらを掴んだ。



  
31:名無しさん 02/17(土) 08:55 vtB213IjO
  

(#'A`)「俺は会いたくても会えないんだぞ! お前は会えるだけましだろ。行け! 今動かないと一生後悔するぞ!」

(´・ω・`)「今夜の12時だよ? さすがに無理だよ」

( 'A`)「クソ! ちょっとそこで待ってろ!」

そう言ってドクオはトイレから出て行った。

僕は用を足し終わってるのにトイレで待機。
トイレに入って来た知らない人に変な目で見られたよ…



( 'A`)「ショボン! ほれ」

そう言って僕に携帯を渡してきた。
画面には知らない番号が表示されている。
( 'A`)「通話ボタン押せ」

通話ボタンね。ラジャー。

(´・ω・`)「ポチっとな」

知らない番号にかける僕。

( 'A`)「クーからその女の番号聞いてきた。とりあえず今話してみろ」

(´・ω・`)「え…うん」

緊張してきた。酔ってるせいもあるが、頭がほわほわしてきた。
何も考えられなくなり、相手を呼び出している携帯を耳に当てていた。



 「もしもし?」

相手が出る。


あぁ懐かしい。

久しぶりに彼女の声を聞いた。



  
32:名無しさん 02/17(土) 12:34 vtB213IjO
  

(´・ω・`)「あ、ショボンです」

 「……ショボン?」

(´・ω・`)「うん。 あ、いきなり電話してごめん」

頭の中が真っ白になっていく。

 「大丈夫だよ」

(´・ω・`)「ごめんね。 あのさ、今携帯なに?ボウダのまま?」

 「今はアウだよ。」

(´・ω・`)「僕もアウのままだからGメール送っていいかい? この携帯僕のじゃないんだよね」

彼氏が入れば断わられるはず。

 「うん、いいよ」

(´・ω・`)「あとさ…」

 「なーに?」

(´・ω・`)「……」




 「……」





(´・ω・`)「色々ごめんね」

僕は全ての意味を込めた謝罪をした。

 「大丈夫だよ」

それに対しての返事は一言。
そりゃいきなり僕が電話したのもあるし、僕の気持ちなんて分からないけど…

(´・ω・`)「夜遅くにごめんね。じゃあ明日メールするね」

 「うん。バイバイ」

彼女が電話を切るまで
僕は電話を切らなかった。



  
33:名無しさん 02/17(土) 12:46 vtB213IjO
  


電話を終わった僕の頭の中は真っ白なままだった。


一つ思ったこと。

人生にはテレビドラマなんかより凄い事がある。

久しぶりにこんな経験した。



そういえばドクオがいない。
気を使ってくれたんだね。


僕はクーの席に向かった。

ドクオはクーと話していた。
渡辺さんはおさしみを食べていた。

从'ー'从「わさび入れすぎたー」

渡辺さんはわさびで悶絶してた。

(´・ω・`)「ドクオ、クー」

川 ゚ -゚)「ん?」

( 'A`)「お、お疲れさん」

(´・ω・`)「二人とも、ありがとね」

僕は頭を下げた。
彼女と電話した時に緊張したせいか、なんだか酔いが覚めてきたようだ。

川 ゚ -゚)「気にするな。まぁ後悔のないようにな」

( 'A`)b

ドクオは黙って親指を立ててくれた。

(´・ω・`)「ブーン放置してたからブーンのとこに行ってるね」

そう言ってブーンのいる席に戻った。

( ^ω^)「卵焼きうめぇww」

居酒屋の卵焼きはおいしいよね。



  
34:名無しさん 02/17(土) 12:57 vtB213IjO
  


それから一時間ぐらいまた軽く飲んで、僕達は帰る事にした。

( 'A`)「ブーン、また運転頼んだ」

( ^ω^)「ブラジャーだお。先にショボンの家でいいかお?」

(´・ω・`)「頼んだよブーン」



帰りの車の中で、僕はずっと彼女の事を考えていた。

そのせいか、あっという間に僕の家の近くまで来てしまった。

(´・ω・`)「ブーン、ここでいいよ。」

家の近くの銀行の駐車場に車を停めてもらう。

(´・ω・`)「今日は誘ってくれてありがとね。 あとドクオありがとね。ブーンもありがとう」

( 'A`)「とりあえず報告しろよー」
(´・ω・`)「うん」

( ^ω^)「ブーンはなにもしてないお?」

(´・ω・`)「ううん。ありがとね。じゃあおやすみー」

( ^ω^)「バイブー」

( 'A`)「じゃあな」

ブーンが運転する車は来た道を戻っていった。

さて、家に帰ろ。



歩きながら彼女の事を考える。

僕の事を怒ってないかな。
嫌がられてないかな。
あの時のこと恨んでないかな。


うん。

考えるのは止めよう。

今考えてもしかないよね。


夜空を見る。

冬の星空は星が近くに見え、手を伸ばせば星が掴めそうだった。



  
42:◆qb.rkkPWRE 02/18(日) 12:48 LKRoPI4qO
  

翌日。

といっても家に着いたのは夜の2時前だったから正確には今日だね。



時計を見る。
今は午前11時10分か…
よし、メール送ってみようかな

 「昨日は色々ごめんね。あのさ、よかったら一回会えないかな?」

送信。
これで彼氏がいるかいないかが100%分かる。
それは彼女は凄く一途だからだ。なんせ彼氏が出来たら男のアドレスを全部消すくらいだからね。



10分後、彼女からメールがきた。
携帯を開いて、メールを開く。
が、メールを開くはずの手が止まった。

……
会えるなら彼氏がいない。
会えないなら彼氏がいる。

別にやり直したいわけじゃない。
ただ
僕は彼女に謝りたいんだ。


よし、メールを開こう。







運命の瞬間だ。



  
43:名無しさん 02/18(日) 12:58 LKRoPI4qO
  











 「いいよ」

返事は一言…

彼女とまた会える嬉しさもあったけど、返事がまた一言ってのは…
まぁYESかNOしか返事が無いんだけどね。

んー…

まぁいいや。とりあえず返事を送ろう。

 「いつなら大丈夫?」

送信…と。


返事が来る。 

 「平日は仕事終わってからなら、いつも暇だよ」

あ、やっぱり仕事見つけたんだ。
風の噂は本当だったのか…

さて、いつ会おう…
早い方がいいよね。うん。

 「月曜は大丈夫?」

 「うん。大丈夫だよ」

今度は二言の返事。てかさ、仕事何時に終わるか書いてほしかったなー。

 「仕事何時に終わるのー?」

送信。

 「残業なければ5時に終わるよ」

仕事終わる時間早いな。



  
44:名無しさん 02/18(日) 18:29 LKRoPI4qO
  

(´・ω・`)「……」

 「僕は学校終わってこっちに帰ってくるの5時半くらいたがら、5時45分くらいにクソミソ駅の近くのセベンイレベンでいいかい?」

送信と。

 「うん。」

あ゙ーまた返事一言だよ。
そりゃさ、内容的にこういう返事にはなるけどさ…

 「じゃあ明日、セベンイレベンで。もし学校終わるの遅くなったらメールするね」

送信。









あれ?
返事来ない…
彼女の性格なら
バイバイ
とか
明日ね
とか返事が来ると思ったのに…

なんか不安だ…


もしかすると、僕が思ってる以上に何か変わってしまったのかもしれない。

(´・ω・`)「……」



  
45:名無しさん 02/18(日) 18:52 LKRoPI4qO
  

ついに明日、僕は彼女と再会する。もう二度と会えないだろうと思っていた。

彼女と一緒に過ごす時間はもう来ない思っていた。
彼女の声はもう二度と聞けないて思っていた。


これもドクオたちのおかげだ。






僕には友達があまりいない。

だけど僕は素晴らしい友達がいる。

ありがとう。
心の中で呟いてみた。





(´・ω・`)「……」



僕は明日彼女と再会する。






右手を握って拳を作ってみた。

あんまり力が入らないな…


(´・ω・`)ゎこのような方々がお好きなようです




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