( ^ω^)雨は知っているようです

172: 新聞配達(岩手県) :2007/03/16(金) 00:20:34.44 ID:QIK2BOvH0
  
――――第七話 三月五日 ブーン


ニュースで流れてしまった。
ドクオのこと。ここからの行動は細心の注意を払わなければいけない。

( ^ω^)「・・・・・・」

ショボン。彼は始末した。
ブルーシートを敷き、その上にショボンを置いた。
そして腹を一文字に引き裂き、中にある臓物を引き出す。
臓物が無くなった腹に代わりに重りを敷き詰め川に流した。ガスで浮かびあがることはないと思う。
大丈夫、あの川は深くて有名。それに先日の大雨で今は増水しており、みつかるのは数日後であろう。
見つかる前に魚の餌になってほしいが。臓物は全てミキサーで粉砕しトイレに流した。

携帯が鳴る。モララーからだ。
メールを開くとそこにかかれた内容はこうだった。



174: 新聞配達(岩手県) :2007/03/16(金) 00:23:42.63 ID:QIK2BOvH0
  


from:モララー

sub:びっくりしたぜ

内容:警察がうちにきた。お前のところにもきたか?



175: 新聞配達(岩手県) :2007/03/16(金) 00:26:39.40 ID:QIK2BOvH0
  
警察。
わかっていたが警察が実際に動いているのを肌で感じ、多少は動揺した。
だが次にくるのは安心感。奴らはまだ犯人が特定できていないからモララーのところにいった。
僕も友達を失くした可哀想な友達を演じれば疑われることはないだろう。
なにも心配はない。

その後、モララーと適当なメールをやり繰りする。
途中でジョルジュとクーからもメールがきた。
僕のところへくるのも時間の問題であろう。

卒業式の日から四日が経った。
この四日間で凄まじく状況が変わったものだ、と自分に対し自虐的に笑った。
事の始まりはドライブ。
ドクオがツンをドライブに誘わなかったら今日という日はどうなっていただろうか?
少なくとも僕は人を殺していないだろう。
今日という日をくだらなく過ごしている。多分そうだろう。
ありえないifのことを考えている僕の元に一台の見慣れない車が来た。



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