ドクオは正義のヒーローになれないようです
- 1:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 21:22:53.56 ID:IxWLHoW70
- 第六話『闇黒より生まれし新怪人!』
俺は、正義のヒーローが大好きだった。
強くて、格好良くて、優しくて、
ピンチの時には必ず助けに来てくれる。
そんな正義のヒーローが大好きだった。
良い思い出なんて殆どない子供の頃――
一人こっそりと、テレビでヒーローものの特撮や
アニメを見るのが唯一の楽しみだった。
いつか、自分の所にも正義のヒーローはやって来ると、
そう信じて疑わなかった。
正義のヒーローは、俺の希望だった。
『正義のヒーローなど現実にはいやしない』と、
どれだけ馬鹿にされても、
どれだけ傷つけられても、
心の底から信じ続けた。
今も、その気持ちに、何一つ変わりは無い。
- 2:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 21:29:34.95 ID:IxWLHoW70
- いつか正義のヒーローはやって来ると、
そのいつかは必ず来ると、
頑なに信じていた。
信じていれば、願いは実現すると思っていた。
だから――俺は今でも、正義のヒーローの救いを待っている。
* * *
('A`)「…………?」
目が覚めると、俺は見知らぬ部屋で寝転がっていた。
いや、部屋というより、まるで牢屋の中みたいな場所だった。
('A`)「どこだよ、ここ……」
ぼんやりする頭で、この状況に至るまでの経緯を整理する。
そうだ。
確か、女の子のペンダントを探してて、
クマ男に襲われて、ドス女に助けられて、ドス女が狼女に変身して――
- 3:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 21:35:53.98 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「っつ……!」
首筋に鈍い痛み。
そういえば、後ろから誰かの声がして――
それで、首の後ろに重い衝撃があって、それで気を失ったんだった。
つまり、どうやら俺は気を失っている間にここまで連れてこられたらしい。
着ている服を確かめると、マスク仮面変身スーツのまま。
良かった。
これを作るのは、結構手間がかかったからな……
('A`)「……で、本当にどこなんだよ、ここ?」
部屋には窓一つなく、唯一の出入り口らしい扉は頑丈な金属性。
開けようとしてみた所、案の定しっかりと鍵がかけられている。
脱出不可能、という訳だ。
これでは、ここがVIP市なのかどうかも、
それ以前に今が朝なのか夜なのかも分からない。
- 4:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 21:41:23.37 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「…………?」
よく見ると、出入り口とは向かい側の壁に、亀裂のようなものが見れる。
もしかしたら、この部屋のどこかの装置と連動して、
壁が開いて隠された出口が現れる仕組みになっているのかと淡い期待を抱いたが、
部屋の中にはそれらしき装置はどこにも無く、あっさりと希望が打ち砕かれる。
というより、部屋には装置どころか何一つ物なdp置かれていなかった。
('A`)「洒落になんねーぞ、これ……」
そういえば、喉も渇いてきた。
本当に、どうにかしなければ。
このままでは、一週間も持たずに餓死してしまう。
何とかして、ここから出る方法を考えて――
- 5:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 21:48:25.51 ID:IxWLHoW70
- 「よく眠れたかね、マスク仮面?」
突然、牢屋の中にどこからか声が響いてきた。
('A`)「誰だ!」
反射的に部屋の中を見回すが、どこにも人影など見られない。
どうやら、どこかに備え付けられたスピーカーか何かからこちらに語りかけてきているようだ。
「私は怪人奇形男。
ドクター・セントジョーンズからこの実験施設の管理を任されている者だ」
('A`)「いいからさっさとここから出せ!」
完全にこちらを見下したような口調に、思わず言葉を荒げる。
「くはははははは。 それは出来ぬ相談というものだ」
耳障りな笑い。
姿形は見えないが、その笑いだけで
最悪の性格をしているだろうことが手に取るように感じて取れた。
- 6:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 21:56:04.26 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「ここはどこだ!? 何故俺をこんな所に閉じ込めた!? お前の目的は何だ!?」
「質問は一つにしたまえよ。
そして、一つ目の問いには先程答えた筈だが?」
('A`)「…………?」
一つ目の質問には答えた?
こいつは何を言っている?
……いや、そういえば、こいつはさっきこう言った。
『この実験施設の管理を任されている』と。
実験施設――
何を実験するというのだ?
考えろ。
この奇形男は、一連の怪人騒動と何らかの関係がある筈。
怪人――
実験施設――
改造――
……まさか!
- 8:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:04:03.99 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「まさか、俺を改造人間にするつもりか!?」
俺は恐怖に打ち震えた。
怪人蜘蛛男、クマ男――
俺が、あんな化物と同じような体になる。
考えただけで身の毛のよだつ話だった。
「何を言ってるんだ?
思い上がりも程々にしたまえ」
しかし、奇形男から返ってきたのは予想外の答えだった。
「貴様如きヒーローごっこしか能の無い駄人間が、
栄えある怪人の一員になれるとでも?
怪人改造どころか、戦闘員改造にも耐え切れぬだろうよ」
嘲るようにスピーカーから声が流れる。
怪人に改造されないと安堵する反面、
役立たずの烙印を押されたことに対し劣等感を感じずにはいられなかった。
- 10:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:11:29.03 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「だったらどうして俺をこんな所に閉じ込める!
さっさとここから出せ!」
役立たずと言われたことへの怒りを込めて、
荒げた声でどこにいるとも知れない相手に向かって叫んだ。
馬鹿にしやがって。
戦闘員にすらなれないだって?
好き勝手言うな。
「まあ落ち着きたまえよ。
駄人間には駄人間なりに、役に立てることだってある。
そうだ、君の二つ目と三つ目の質問に答えてあげよう」
言うと、さっき見つけた壁の亀裂からガコンと音がして、
ゆっくりと亀裂に沿って壁が動き始めた。
('A`)「…………?」
……ここから素直に出してくれる、とは思えないが――
これから何が起こるっていうんだ?
壁が動きを止め、ぽっかりと壁の一角に穴が開く。
穴の中は真っ暗で、目を凝らしても何も見えない。
- 12:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:21:25.87 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「!!?」
と、穴の闇の奥で何かが蠢いた。
いや、違う。
闇の奥で、じゃない。
闇そのものが、動いている!?
('A`)「な、何だこれは!?」
闇はゆっくりと、しかし確実に俺に向かって近寄ってくる。
生物としての本能的な恐怖感と嫌悪感とが、
俺に逃走を警告していたが、
出入り口の扉は閉まったままでどこにも逃げられない。
「そう嫌ってやるなよ。
そいつは、怪人や戦闘員の改造の過程で生まれた失敗作や廃棄物の寄せ集め――
まあ、言ってみれば塵(ゴミ)でね。
だが捨てるにも始末に困るものだし、ここでこうして飼っているわけさ」
怪人や戦闘員の失敗作――だって?
何て迷惑なものを飼っていやがるんだ、こいつは。
「それと、そいつの好物は生きた人間でね。
まあ、正義のヒーローの出来損ないと、怪人の出来損ない、
塵(ゴミ)どうし仲良くしたまえ」
奇形のその罵倒に何か言い返してやろうとしたが、残念ながらそんな余裕は無かった。
真っ黒な塊――狂気の失敗作は、既に俺の目前にまで迫ってきている。
- 14:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:24:50.91 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「やめろ……
来るな、来るなあ!!」
出入り口の扉に背をつけ、俺はあらん限りの声で叫んだ。
しかし、失敗作は俺の言葉が分かるのか分からないのか、
一向に近付くのを止める気配は無い。
('A`)「助けて!
誰か、助けてくれえ!!」
扉を叩いても、誰からも何処からも何の反応も返って来ない。
嫌だ。
死にたくない。
誰か。
誰か助けてくれ。
正義のヒーローはどうした?
どうして、助けに来てくれない?
- 15:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:28:02.52 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「助けて!
助けて!
助けて……!」
何度も何度も、扉を叩く。
正義のヒーローは、必ずやって来る。
正義のヒーローは、必ずやって来る。
正義のヒーローは、必ずやって――
('A`)「うわあああああああああああああああああああああ!!!」
俺の体は、失敗作の闇のヘドロの中に飲み込まれていった。
- 18:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:34:24.70 ID:IxWLHoW70
* * *
「おまえさー、生意気なんだよ」
「お前、父ちゃん母ちゃんいないんだって?
かわいそー」
「キモイんだよ」
一人の子供が、複数の子供に取り囲まれて殴られている。
「誰のお陰で暮らしていけてると思ってんだ!」
「あんたを押し付けられたこっちの身にもなってみろ」
子供は、家にも、施設にも居場所はなかった。
「もう学校来るなって言ったのに、何で来てんだよ?」
「コンビニ強盗してでも金持ってこいっつっただろうが」
少し大きくなった子供は、やっぱりまた殴られていた。
「君、もうバイト来なくていいから」
「あなたと一緒の場所で仕事したくないんですけど」
子供は大人になり、殴られることも少なくなっていたが、やっぱり居場所はなかった。
- 20:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:38:53.23 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「…………おい」
俺は、子供に声をかける。
('A`)「どうして、そんなに頑張ってんだよ。
もう、いいじゃないか。
そんなに頑張って、何になるってんだ」
子供は、何も答えない。
('A`)「じっとうずくまって、我慢して、何が変わるっていうんだ。
誰が助けてくれるっていうんだ」
「……助けに来てくれるよ」
子供が、静かに口を開く。
「正義のヒーローが、きっと助けに来てくれる。
だって、正義のヒーローは、
困ってる人の所に助けに来てくれるんでしょ?」
疑いを知らぬ眼差しで、子供は俺に答えた。
('A`)「正義の、ヒーロー……」
俺は知っていた。
この子供の前に、正義のヒーローは現れない。
いつまで経っても、現れることはない。
- 21:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:42:49.14 ID:IxWLHoW70
- 「ねえ、正義のヒーローは、助けに来てくれるんでしょ?
そうでしょ?」
('A`)「…………」
俺は、何も答えられなかった。
答えられなかった。
正義のヒーローはやって来ないと。
正義のヒーローなど居やしないと。
本当にピンチの時、正義のヒーローは助けに来てくれなかったと。
('A`)「…………」
それでも――
それでも、俺にとって、
正義のヒーローは唯一の希望だったのだ
いつか、正義のヒーローが助けに来てくれる。
そう思うだけで、今まで、何とかやって来れた。
真っ黒な過去と現実と未来の中、
正義のヒーローという希望が光り輝いていた。
- 23:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:45:18.49 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「…………」
正義のヒーローは、俺の希望だった。
('A`)「――ああ」
俺は、子供に頷いた。
('A`)「来るさ。 きっと、君を助けにやってくる。
いつか、きっと――」
正義のヒーローは、必ず助けにやってくる。
もし来ないなら、俺自身が正義のヒーローになってでも、
自分を、助けに――
- 24:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:54:43.37 ID:IxWLHoW70
* * *
('A`)「――――!」
憤怒憎悪怨念怨恨怨嗟悲哀汚濁苦痛諦観劣等感嫉妬絶望傷痕死
憤怒憎悪怨念怨恨怨嗟悲哀汚濁苦痛諦観劣等感嫉妬絶望傷痕死
憤怒憎悪怨念怨恨怨嗟悲哀汚濁苦痛諦観劣等感嫉妬絶望傷痕死
憤怒憎悪怨念怨恨怨嗟悲哀汚濁苦痛諦観劣等感嫉妬絶望傷痕死
憤怒憎悪怨念怨恨怨嗟悲哀汚濁苦痛諦観劣等感嫉妬絶望傷痕死
ありあらゆる負の概念が、俺の体に流れ込んでくる。
('A`)「ぐああああああああああああ!!」
体がバラバラになりそうな痛みに、意識が遠のく。
何だ、これは。
これは、この失敗作の心なのか。
失敗作に飲み込まれたことで、それが俺の中に流れてきているのか。
('A`)「うわああああああああああああああああ!!!」
連続する肉体と精神の苦痛に、
俺は闇の更に深くへと沈んでいった。
- 25:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 22:58:05.53 ID:IxWLHoW70
('A`)「――――」
俺は、闇の中を漂っていた。
あれから、どれだけの時間が経ったのだろう。
繰り返される苦痛に苛まれて、俺の心も体も、最早何も何も感じなくなっていた。
結局、俺はあいつに食われてしまったのか。
正義のヒーローは、助けに来てくれなかったのか。
('A`)「…………」
意識が朦朧としていく。
闇の中に、自分の体も心も溶けていくような感触。
何故か、心が安らぐ。
このまま、俺はこいつの一部になるのか。
('A`)「…………」
不思議と、もう恐怖は感じていなかった。
どころか――このまま失敗作の一部となっても、
それはそれで構わないとすら思っていた。
- 27:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 23:02:28.68 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「…………?」
――と、今までとは違う感情が、心の中に流れ込んでくる。
これは――
微かなものだが、希望?
いや、希望そのものじゃない。
憧れ――
そう、希望に対する、憧れだ。
この漆黒の闇の中で、どうしてこんなものが……
- 28:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 23:06:42.14 ID:IxWLHoW70
- ('A`)「……そうか」
そうか。
そうなんだな。
こいつらも、憧れていたんだ。
希望に。
光に。
醜悪な体になり、
心は歪に捩れ、
それでも、綺麗なものへの憧れを捨てることが出来なかったのか。
心も体も化物に成り果てても、
光り輝く、希望に満ち溢れた未来など無いのだとしても、
既に与えられる救いは無いのだとしても、
残されたものは、絶望だけなのだとしても、
それでも、希望への憧れを捨てることが出来なかった。
――こいつらは、俺と同じだ。
無駄と知りつつも、希望を追い求めもがき続ける愚者。
- 29:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 23:10:16.32 ID:IxWLHoW70
- 化物だからこそ、
失敗作だからこそ、
醜悪だからこそ、
救いを与えられなかったからこそ、
絶望を知っているからこそ、
だからこそ、誰よりも希望の輝きを知っている。
何の事は無い。
こいつらに食われるまでもなく、
俺とこいつらは同じモノだったんだ。
今、はっきりと分かる。
本当の意味で、こいつらと俺とが一つになっていく。
この世に、俺達に与えられる救いが無いと言うのなら、
それならば、
俺達自身で――
- 31:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 23:16:41.27 ID:IxWLHoW70
* * *
( ・∀ ∀・)「ふむ、どうやら完全に食われたらしいな」
ドクオが失敗作に食われる様をモニターで確認し、
奇形男は満足そうに笑みを浮かべた。
( ・∀ ∀・)「しかし、最期の瞬間は傑作だったな。
何度も何度も助けを求める姿は、無様を通り越して滑稽だったよ。
全く、誰があんな駄人間を助けなどするものか」
侮蔑の表情で、ドクオを嘲笑する。
部屋の中では、失敗作である黒い塊がまだ蠢いていた。
( ・∀ ∀・)「さて、そろそろあいつを檻に戻すとするか。
余り放っておいては、あの牢獄の外にまで汚染が広がってしまう」
奇形男が無線で部下の戦闘員に何やら指示を出す。
そして、彼が再びモニターへと視線を戻すと――
- 32:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 23:24:45.94 ID:IxWLHoW70
- ( ・∀ ∀・)「…………?」
黒い塊の様子が、突然おかしくなり始めた。
今までは緩慢に蠢くだけだった筈だが、
今は、その体が沸騰でもしているかのようにボコボコと波打っている。
( ・∀ ∀・)「な、何だ!?」
奇形男が食い入るようにモニターにかぶりつく。
ドクオと同じように、今まで何回も人間を失敗作に食わせてきたが、明らかに様子が違う。
失敗作の中で、今までとは別の何かが起ころうとしていた。
( ・∀ ∀・)「監獄を閉鎖隔離しろ! 急げ!!」
奇形男の中の何かが告げていた。
アレを外に出してはいけないと。
アレを生かしておいてはいけないと。
( ・∀ ∀・)「――――!?」
突如、黒い塊の中から何かが突き出てきた。
黒い塊よりなお昏い、闇を凝縮したような色の甲殻で覆われた腕。
それが、黒い塊の中から裂き出でようとするように、
黒い塊の外へと突き出ていた。
- 35:しつこい荒らし(岡山県) :2007/03/27(火) 23:36:36.38 ID:IxWLHoW70
- ( ・∀ ∀・)「!!!!!」
黒い塊の中から、腕だけでなく、体全身が出てくる。
腕と同じ、闇黒の甲冑に身を包んだ、異形の化物。
混沌と混乱と狂気と災厄とをごちゃまぜにしたような――
そんな、世界のあらゆる存在を否定するかのような、
絶対的な負の気配が、その闇黒の化物から溢れ出ていた。
( ・∀ ∀・)「お……」
奇形男の口から無意識に声が漏れる。
( ・∀ ∀・)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
奇形男は、叫んだ。
恐怖から。
絶望から。
あの闇黒の化物を見ただけで、彼の精神は死に侵されていた。
〜第六話『闇黒より生まれし新怪人!』 終
次回、『破壊のヒーロー、ネガティブアヴァター!』乞うご期待!
戻る/第七話