( ^ω^)と(*゚ー゚)は恋人同士のようです

  
66:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:23:43.13 ID:+W80BKbE0
  

( ^ω^)と(*゚ー゚)は恋人同士のようです


第3話B-PART「ツンは気持ちを伝え、ブーンは気持ちを伝えられたようです」



  
67:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:24:03.68 ID:+W80BKbE0
  
ξ゚听)ξ「だから、成長の成果、聞いてよブーン。」



ξ゚听)ξ「あたし、ブーンのことが好き、大好き。」


(;^ω^)「きゅ、急になにをいいだすんだおツン!!」


ξ゚听)ξ「聞こえなかったの?あたしはブーンのことが好きなの。」


二人並ぶベンチ。



  
68:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:24:48.61 ID:+W80BKbE0
  
ツンはまっすぐこっちを見ながら話している。

僕は、そのツンの横顔しか見れなかった。

(;^ω^)「そ、そんな……。」

ξ゚听)ξ「あたしは、ずっと自分をだましてたの。ブーンの『好き』は、親友としての『好き』だって。」


ツンは立ち上がりブーンのほうを向く。
ブーンは動けない。


ξ゚听)ξ「でもね、しい先輩がきて、ちょっとずつわかってきたの。」



  
70:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:25:33.73 ID:+W80BKbE0
  
ξ;凵G)ξ「ブーンへの『好き』は、異性としての『好き』だって。ちょっと伝えるのが…おそか…ったかもしれないけ…ど…ひぐっ」

ツンは顔を隠す。


泣いている。

ツンが泣いている。
でも僕の足は、手は、口は、動かない。

ξ;凵G)ξ「あたし……ブーンが好きなのに……好きなのに何もいえなかった…!!」

ξ;凵G)ξ「あたし、一つも…中学校の頃からかわってなかったね……。」

(;^ω^)「ツ…ツン!!!!!!!!!!!!!」



  
71:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:25:55.57 ID:+W80BKbE0
  


声を出し、名前を呼ぶことしかできなかった。
情けない。



  
72:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:26:33.34 ID:+W80BKbE0
  
( ^ω^)「ツン……。」

ξ;凵G)ξ「ブーン…今あたしがしてることは、ブーンをすごく困らせてるとおもう……。」
( ^ω^)「そんなことないお…。ブーンのこと好きでくれてるってだけでもすごくうれしいお…でも……。」

ξ;凵G)ξ「……。」



( ^ω^)「でもブーンには、しいがいるんだお。」



  
73:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:27:16.51 ID:+W80BKbE0
  
( ^ω^)「今こうやって、ツンが泣いてるのを見て…ブーンは何もできなかったお……。」

ξ)ξ「……。わかった。」


ξつ听)ξ「ゴメンね。ブーン。もうこのことは、忘れて?」

( ^ω^)「忘れやしないお!ツンとはずっとずっと仲良しでいるお!」
ξつ听)ξ「……ブーンらしいねw」

( ^ω^)「これからもよろしくの握手するお!」
ξ゚听)ξ「え…。」



  
74:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:28:30.91 ID:+W80BKbE0
  
そういうとブーンはまっすぐ手を伸ばす。

――ツンをまっすぐ見よう。
目をそらしちゃいけない。


ツンは、ためらいながら、恥ずかしながらもブーンと手を握り合う。
( ^ω^)「これからも、よろしくだお!」
ξ゚听)ξ「うん!」

―ブーン。あたしは、あなたが近くにいすぎて、あなたの存在の大切さに気づけなかった。
ずっと好きだったのに、ずっと近くにいたかったのに……

ξ゚听)ξ「これからも…仲良しでいてね?」

――友達って言葉……使いたくなかった。



  
76:理系(大阪府) :2007/04/22(日) 15:29:35.58 ID:+W80BKbE0
  

――嘘ばっかり。ホントはブーンの隣に、彼女としていたいのに。


( ^ω^)「お!当然だお!!!」

――また自分をごまかしちゃってる。でも、これ以上ブーンを困らせたくない…。


( ^ω^)「じゃあブーンは先に帰るお!」
( ^ω^)ノシ「バイブーン!」


ξ゚听)ξノシ「うん。ばいばい。」

――また自分に嘘ついてる。
あきらめるなんて、いまさらできないのに……。




第3話B-PART「ツンは気持ちを伝え、ブーンは気持ちを伝えられたようです」 完



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