（ ＾ω＾）と(*ﾟｰﾟ)は恋人同士のようです
- 363： 県議(大阪府) ：2007/04/23(月) 20:24:53.12 ID:G9MWWfZO0
- （ ＾ω＾）と(*ﾟｰﾟ)は恋人同士のようです
第11話「ふたりっきり」
最寄り駅へとついた二人は手をつなぐ。
こんなに寒い日だって、二人で手をつなげばあったかい。
しかし、ブーンには一つだけ気がかりがあった。
（ ＾ω＾）（恋人同士→家に誰もいない→一晩二人っきり→@#!）
―ま、まさかね。
まだそんなことをするのは早い。やっぱり、色々段階を踏まないといけないんだ。
すぐそういうことをしちゃうってのは、やっぱり男としての魅力に欠けるよ！うん！
('A`)「え？え？」
- 364： 県議(大阪府) ：2007/04/23(月) 20:25:36.15 ID:G9MWWfZO0
- （ ＾ω＾）「し、しい？」
(*ﾟｰﾟ)「ん？」
（ ＾ω＾）「今日は何を作ってくれるんだお？」
(*ﾟｰﾟ)「んー……実はなんにも考えてないんだーｗｗ」
（ ＾ω＾）「ちょｗｗ」
(*ﾟｰﾟ)「でもね、あたしが作るのもいいんだけど、二人でなにか作ったほうがたのしいかなーってね♪」
（ ＾ω＾）「お！それはいい考えだお！」
(*ﾟｰﾟ)「そうと決まればあそこのスーパーいこう？」
（ ＾ω＾）「把握だお！」
二人はクリスマスで輝いている駅前を通り、この地域で一番おおきいスーパー『ヤンバルクイナ』にはいった。
この『ヤンバルクイナ』は、おおきいだけでなく、安いことでも有名であり、24日の夜であるのに、まだ人でいっぱいであった。
(*ﾟｰﾟ)「まだ人いっぱいいるねー。」
（ ＾ω＾）「きっとみんなもこれからクリスマスディナーかなにかを作るんだお！」
(*ﾟｰﾟ)「そうなのかな？……あ、なにつくるかまだきめてなかったねｗ」
- 365： 県議(大阪府) ：2007/04/23(月) 20:26:03.74 ID:G9MWWfZO0
- （ ＾ω＾）「そういえばそうだお…しいは料理得意なのかお？」
(*ﾟｰﾟ)「自慢じゃないけど……期待はしてていいよｗ」
（ ＾ω＾）「不安だおｗｗ」
(*ﾟｰﾟ)「冗談は顔だけにしてね♪」
（ ＾ω＾）「・・・。」
(*ﾟｰﾟ)「冗談だよｗｗ さ、何作るか決めて材料かっちゃおう！」
（ ＾ω＾）「把握だお！」
二人はスーパーの中をぶらぶら歩く。
色々意見は出たが、グラタンを作ろう、ということに落ち着いたようだ。
(*ﾟｰﾟ)「グラタンなら……ブーン！」
（ ＾ω＾）「はいだお！」
(*ﾟｰﾟ)「鶏モモ肉３５０ｇ、生クリーム、マカロニ、たまねぎ、えび１００ｇをとってきなさーい！」
- 366： 県議(大阪府) ：2007/04/23(月) 20:32:03.78 ID:G9MWWfZO0
- ⊂二二(＾ω＾)二⊃ 「把握だお！」
(*ﾟｰﾟ)「調味料はウチからひっぱりだすから、これでおっけーかな♪」
（ ＾ω＾）「とってきたお！！！！！」
(*ﾟｰﾟ)「誰もパイの実とってきなさいなんていってないよｗ」
（ ＾ω＾）「ふひひｗｗｗ」
（ ＾ω＾）「今日はクリスマスだからBU-RAY-KOだお！」
そういうとブーンはカゴにたくさんはいったお菓子をしいに見せる。
まさに子供のような笑顔をしているブーンに、しいは不覚にも萌えてしまった。
(*ﾟｰﾟ)「そ、そうだよね！無礼講じゃー！」
ブーンは終始はしゃぎっぱなしであったが、会計をすましスーパーからでる。
（ ＾ω＾）「ブーンが袋もつおー。」
(*ﾟｰﾟ)「ありがとー♪」
(*ﾟｰﾟ)「ブーン。」
（ ＾ω＾）「お？」
(*ﾟｰﾟ)「今日、おじさまとおばさまはいつ帰ってくるの？」
（ ＾ω＾）「わかんないだおー。あの二人はスイッチがはいると、いつまでも遊んでるんだおｗ」
- 367： 県議(大阪府) ：2007/04/23(月) 20:32:25.06 ID:G9MWWfZO0
- (*ﾟｰﾟ)「あははｗ まさに、おじさまおばさまあってのブーンあり、って感じだねｗ」
（ ＾ω＾）「でへへｗｗｗｗｗてれるおｗｗｗｗ」
(*ﾟｰﾟ)「どこでてれるのｗｗｗ」
そうこうしているうちに、ブーンたちの住むマンションの前へと着いた。
ブーンは少し、ほんの少しだけ感じたことがあった。
――今日は、少し違うお。
感じた違和感というのは――
『ブーンが住むマンション』じゃない。
『ブーンたちが住むマンション』だ。
――どうってことない違い。
しかし、今日のブーンには、少しの違いも全て新鮮に感じられていた。
ガバンで出会った荒巻おじさん、ミルナさん。
全てがブーンを刺激していた。
そこにはないここだよ。きっとね。
（ ＾ω＾）と(*ﾟｰﾟ)は恋人同士のようです
第１１話「ふたりっきり」 完
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