( ^ω^)ブーンの通う学校に痴女が来たようです
- 24: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:35:15.98 ID:z2vcaDleO
※
ξ゚听)ξ「はぁ……」
もう駄目だ。完全に痴女だと思われてしまった。
三人組の唯一の理解者であったショボン君。
その彼にすら疑われては、ツンデレとして生きる術を奪われたも同然だ。
ξ ゚听)ξ(なんで……? なんで失敗したの……?
私はちゃんとキャラ作りしてたはずなのに……
痴女だなんて、ドジっ娘よりダメダメだよぅ……)
私がツンデレを目指した理由。
それはひとえにキャラ位置の理不尽さだった。
何をするにも、ドジだから仕方ねーよ。
何をしたってぶりっ子してるわーとか言われる。
そんな毎日が、たまらなく嫌になったからだった。
ξ ゚听)ξ「もう嫌だ……また同じ……いや、違う。
痴女なんて言いふらされたら、もう終わりだ。
前の学校より、酷い事言われちゃうよ……」
- 25: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:37:09.32 ID:z2vcaDleO
気付けば、駅前を通り過ぎて土手に座っていた。
昔の学校により近い、見晴らしのいい場所だ。
ここで夕陽を見ると、心が洗われる気がする。
ξ゚听)ξ「きれーだなぁ……」
オレンジ色の太陽が、いつの間にか濁っていた。
違った。私の目から、涙が出ていたせいだ。
それに気づいてから、私は声をあげて泣いていた。
うあー、うあー、って、まるで赤ちゃんみたいに。
ξ;凵G)ξ「うぇー! もうやだー! 死にたいー!」
叫んだ事により得た成果は、喉の痛み。
それから、心に出来た空虚だけだった。
なんで、どうして、私はこうなってしまったんだろう。
真面目に考えて、真面目に行動や発言をしたつもりなのに。
私は、何故こうも失敗してしまうのだろうか。
ξ;凵G)ξ「うぇ……えぐっ……」
しゃっくりは、止まらない。
ただ、溢れてくる。
- 27: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:38:15.95 ID:z2vcaDleO
そして、ため息も止まらない。
そうやって私は、刻々と時間だけを浪費していった。
考えるだけ、無駄だとわかっていながらも。
('A`)「ん? あれ……ツンちゃんかなぁ」
ξ;凵G)ξ「ひぐ……いぎっ……」
(;'A`)「泣いとるがな……なんでだろ……
は! 彼女、も、もしや……!」
ξ*゚听)ξ『ほらほら! さぁ私の●●を舐め回しなさい!
そうよあなた達は犬なのよバター犬なのよ!
そうゆっくり……あっ、くふぅっ……ひぁあ……ぅ
ち、乳首、噛んじゃやだぁ、だめだよ、だめだよぉっ……!』
('A`)「僕の下半身も噴火しそうです……」
('A`)「僕……今なら空も飛べる気がします……!」
私は不意に寒気を覚えて、すっくと立ち上がる。
気配を感じ、振り向いた時には後ろに人影を発見した。
発見してから――そのまま、押し倒された。
- 28: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:38:59.06 ID:z2vcaDleO
※
(;^ω^)「だから言ったんだおショボン!
あの娘は痴女という事が、容易に証明出来たお!」
(´・ω・`)「し、しかし……」
( ^ω^)「あいつは自ら濡れたかったと言った……
この文からは、二つの結果が推測される。
まず一つめ。彼女が進んで水溜まりに飛込んだという事。
この可能性が一番高く、これが事実なら彼女は完璧なM痴女だお。
自分の欲望とその行動を晒けだす……恐ろしい子!」
(´・ω・`)「確かに、あの娘ならばその可能性はある。
いや、むしろそうだと信じたいくらいだ……」
( ^ω^)「もう一つだけ、推測できる事象……
それは、彼女が発した『私が濡れたかった』という言葉。
それが『自らのアレをコレしたかった』という意味に繋がる可能性だお」
(´・ω・`)「もしそうだとすると……」
(;^ω^)「彼女はとんでもない痴女だお……!」
(´・ω・`)「侮れません……! 侮れません……!」
- 29: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:41:25.47 ID:z2vcaDleO
それからしばらく、僕らはM痴女について話していた。
痴女を説得する方法や、痴女に萌える方法など。
いわゆる"痴女論争"を繰り広げていたのだ。
( ^ω^)「……やはり痴女には萌えられぬ……」
(´・ω・`)「だがブーン。よく考えてみなさい。
君の上に跨り、腰を振る彼女の事を……
そして彼女がこう叫ぶと仮定しようじゃないか。
『ホラホラ私の圧力釜は遠心力が命よ〜!』と……」
(;^ω^)「そ、それは……! 『女教師の法則』……!
あるいは、それなら萌えられる……!」
(´・ω・`)「モノは考えようさ……そうだろ?」
( ^ω^)「この法則をまとめて、彼女に提出するお……!
それならあの娘でさえ変われるかもしれない……!」
二人で未来への道標を見つけ、喜んだ。
これであの痴女を更正の道に誘えると。
これであの痴女をどうにか出来るかもしれないと。
その時だった。
隣を歩くショボンが、叫び声をあげたのは。
- 31: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:43:42.60 ID:z2vcaDleO
(´゚ω゚`)「はぁう!! 待て……待つんだジョニー……!」
(;^ω^)「どうしたんだボブ! 応答するんだ!」
(´゚ω゚`)「逆に考えるんだ……
僕らという監視の目がなくなった彼女の行動を……
一人になったドクオが危ないんじゃないか……
つまりはそういう事だ……」
そうだ。何故僕らはそれに気付かなかったんだ。
ドクオが襲われる。強姦されてしまう。
あの痴女は、キモメンのドクオすらヤってしまうだろう。
ちょっと羨ましい。そう考えていた時期が、僕にもありました。
(;^ω^)「ドクオが!」
( ・ω・)=つ「危ない!」
僕らは、駆け出していた。
不穏な空気が流れているのは、気にならなかった。
- 33: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:45:01.86 ID:z2vcaDleO
※
ξ;゚听)ξ「ーー! ーー!」
私は押し倒された後、口内を汚された。
胸を揉まれ、乳首を撫でられ、舌を絡められ。
初めてのキスは、最悪のシチュエーションだった。
ここら辺は、夜になると人通りが少なくなる。
ぼうぼうに生えきった背の高い草のせいで、散歩の人間すら来ない。
このまま強姦されてしまうのかと考えたら、不思議と涙が出てきた。
ξ;凵G)ξ「……っぷぅ……あ」
( ??)「あれ……お前痴女じゃなかったっけ?
まぁいいか、どうせ人いないし……ヤられろよ」
ξ;凵G)ξ「ねぇ、何でこんな事するの? やめて……っちゅ」
もう一度口を塞がれる。
今度は強く、押し付けるようなキスだった。
- 34: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:46:35.50 ID:z2vcaDleO
ゆっくりスカートを捲られる。
叫ぼうと動かした舌は、かえって男の欲情を奮わせたらしい。
結果、私は自ら舌を絡める行為をしてしまったのだ。
ξ;゚听)ξ「……あひっ! やだやだっ、やめて!」
( ??)「え? こうですかわかりません><」
ξ////)ξ「っきゃう!」
( ??)「いい鳴き声してんじゃねーかwww
ほら、痴女は痴女らしく感じてりゃいいんだよwwww」
私の秘部を、指の腹でショーツ越しに擦る。
足の付け根がびりびりとして、変な気持ち。
抵抗しなくなった私は、快感に身を委ねていた。
それが誰によって与えられる快感なのかも忘れて。
ただ私は、涎を垂らしながら身体を揺すっていた。
( ??)「フヒヒ……課外授業は始まったばかりでやんすwwwwww」
なんでこんな事になっちゃったんだろう。
彼らが昼間、私を痴女痴女ってはやしたてたから?
それとも、この男があまりに変態過ぎたから?
違うよね。私がドジっ娘で通していれば、良かったんだよね。
- 37: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:50:50.76 ID:z2vcaDleO
※
(;'A`)「……」
まずは落ち着け、俺はキモメンで短小のドクオだ。
そして目の前には茂みで事を始めたツンと男。
どうみても和姦じゃなさそうだけど、何故だろうか。
彼女……ツンは痴女だから、ヤられて嬉しいはずだ。
なのに、泣き声に近いような喘ぎ事を出している。
こういうプレイなのか? いやそれはねーだろ……
やべぇ俺の液体が噴火間近になってきやがった。
今度AV借りる時は青姦モノと盗撮モノにしよう。
ナースモノはその次にすればいいか。
('A`)「僕……やってみます……!」
俺は草に飛込んだ。
否、寝転がる二人に、飛び付いた。
勇気を振り絞って、二人に覆い被さった。
('A`)「うおーーーーーーーー!!」
- 38: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:52:30.87 ID:z2vcaDleO
先にごめんなさい
- 40: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:53:49.15 ID:z2vcaDleO
※
―――――ここまで俺の自演―――――
そして月日は流れ……
≡≡≡≡( ^ω('A(´・ωξ゚听)ξ
彼らはそれぞれの道を歩み始めた。
―――――ここからエピローグ―――――
※
- 43: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:55:08.37 ID:z2vcaDleO
〜勇者達のそれから〜
( ^ω^):ブーン
数年後国境線上の戦いに赴き戦死。
『VIP戦役』。その戦いの末、VIPは勝利をおさめた。
その結果が彼らの活躍によって導き出されたという事は、言うまでもない。
生涯独身と童貞を貫き通した男、ブーン。
その名前は、いつまでも後世に残っていったという。
('A`):ドクオ
『狂犬のドクオ』。
彼はその通り名に名前負けする事もなかった。
『VIP戦役』によって出たラウンジVIP双方の戦死者は、合計10万になった。
ドクオはその半分8万を一人で倒し、伝説になった。
戦いに生き戦いに死んだ男は、生涯男に愛されたという。
- 46: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:56:18.75 ID:z2vcaDleO
(´・ω・`):ショボン
彼の陰茎は岩をも貫くとかなんとか。
ただ、これといった活躍もせずに死んでしまったという事実は否めない。
ξ゚听)ξ:ツン
その美しさ故に孤高の女性として名高かったツン。
それしか特に言うことはない。
つーかこいつ誰だっけ? 使った覚えありましぇ〜んwwwwww
( ??)「俺だよ、オレオレ!」
作者が新キャラに困って作った謎系キャラクター。
ぶっちゃけいらなかった。今ではそう反省している。
因みに趣味はヨーヨーという裏設定がある。
MOTHER2のネスを目指して武器にしようと考えたが、流石に攻撃力は低かった。
昔コロコロにヨーヨーの漫画あったよね。そんだけ。
- 49: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:57:02.32 ID:z2vcaDleO
〜後日談〜
( ^ω^)「おい、お前ちんこ見せろお」
(´・ω・`)「いいよ」
( ^ω^)「ちげーよ」
('A`)「おれ?」
( ^ω^)「だからちげーよ」
(´・ω・`)「じゃあぼく?」
( ^ω^)「ちょい惜しめ」
ξ゚听)ξ「あたし?」
( ^ω^)「そうそうそのエクスカリバーを……」
( 。ω。)「ふたなりだーーーーーーーーーーーー!!!」
(´・ω・`)「痴女だーーーーーーーーーー!!!!」
('A`)「はいはいちんこちんこ……ってノリツッコミだーーーーーーーーーー!!!」
ξ#゚听)ξ「ぬわーーーーーーーーーー!!!!!!」
- 52: 歌手(樺太) :2007/04/09(月) 20:57:50.05 ID:z2vcaDleO
ξ ゚听)ξツンは死ねない身体のようです
〜Fin〜
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