( ^ω^)がリプレイするようです

311: 78 ◆pSbwFYBhoY :2007/07/25(水) 23:28:39.73 ID:0Ufwg/d50

あとがき

私の大好きな作家であるあさのあつこさんは、その著書『NO.6』にてこう述べられています。
『物書きが作品以外のところで何を言っても、書いても、意味がないのだ、と思う』
しかし私は物書きでもなんでもないので、平然とあとがきを書かせていただきます。

一、主題について

本作品の主題は『死んでやり直しても意味はない。やり直すなら生きているうちにやろう』です。
その中に『戦争』や『原爆』、『言葉』や『想念』などの副題を詰め込んだせいか、
何が言いたいのかわからない作品に見事仕上がりました。
しかし、主題だけは一本筋を通して書けたつもりなので一応は満足しています。
特に終わりは作品の主題全てを表す箇所であり、それだけは予定通りに書き上げることが出来て満足です。
『空を行く』と同様、本作品の終わりを不満に思う人もおられるかとは思いますが、
私自身は『空を行く』も本作品も予定通りの終わりを書けていますので、一応の自信は持っています。
というか自信を持たなければ書けないし、読者の方に申し訳が立たないので当然ではありますが。



330: 78 ◆pSbwFYBhoY :2007/07/25(水) 23:33:07.89 ID:0Ufwg/d50

二、時間について

本作品は作者独自の時間概念を用いており、さらに作者の文章の稚拙さが混迷の奥へといざなっています。
これについてはもう謝るしかありません。これが私の持っている最大限の文章力で本当にごめんなさい。
なお、本作品中の時間概念はフィクションですので、実在の人物や団体とは一切関係がございません。

三.作品について

本作品は『ドクオが生きる』を読んだあと、あるAAを見て書くことを決心しました。
残念ながら検索にかけてもそのAAは見つけられなかったのですが、
たしか流石兄弟が『兄者、あんたは今未来から戻ってきたんだ』とか言っているAAだったと思います。
あと、本作では地の文をかつてないくらいにダラダラと使ったせいか、非常に長く、読みにくく、
そして作者の精神を限界へと追い詰めるものとなりました。二度とこんな作品は書きたくありません。
しかしそのおかげで自分の中では二番目に自信を持てる作品に仕上がりました。苦労の甲斐はありました。

四、執筆について

死にそうでした。



337: 78 ◆pSbwFYBhoY :2007/07/25(水) 23:35:44.56 ID:0Ufwg/d50

五、キャラクターについて

スレタイには内藤ホライゾンを載せていますが、本当の主人公は実はギコです。
内藤とギコには、ほぼ同じ条件ながら、一つだけ違いを持たせて行動していただきました。
その違いとは『生か死か』。内藤は死んでやり直した。その中で結果的に彼は満足して逝きますが、
そのやり直し自体は失敗か、はたまた改悪かのどちらかです。(そらのケースは除く)

内藤の満足の布石は彼の歩んだはじめの人生にあり、やり直しの中でその布石を拾い集めますが、
それは未来になんら影響を残すことはなく、結局は内藤の中で終始してしまいます。
人は他人との係わり合いの中で生きており、満足を己の中で帰結させることは何も生み出さない。
それは小説も同じで、そういう意味を含め内藤のやり直しには意味がないということを述べたつもりです。

一方でギコは生きており、これから彼が成すであろうやり直しは未来にも他人にも影響を与えることが出来る。
だからこそ彼のやり直しには意味があるのであって、本質的な主人公の地位は彼にあるというわけです。
ちなみ、この作品のキーパーソンは長岡君とモナー君です。
彼らのおかげで暗く重いこの作品の雰囲気が少しは軽くなりました。本当にお世話になりました。



347: 78 ◆pSbwFYBhoY :2007/07/25(水) 23:38:42.27 ID:0Ufwg/d50

六、おわりに

本作品の主題は『やり直し』であり、本作品自体も作者のやり直しの一応の総仕上げとなっております。
『空を行く』は『世界のすべて』の、『夜王子』は『乳首が取れた』の、『裏生徒会』は『アフロ』の、
とある作品は『コンビニ店員』の、また別の作品は『クーがダンス』のやり直しとなっております。
そしてこれらの総仕上げとして本作品を書き上げたことで、私は思い残すことなく止める事が出来ます。

なお、この作品をまとめていただいたオムライス様、ナギ戦記様、それに絵を描いてくださった方々、
素人の趣味小説を快く読んでアドバイスをくれたW君、そして最後まで読んで下さった読者の皆様、
文章上の表現で申し訳ないですが、心よりの感謝を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

                                   
                                                            以上



戻る