('A`)ドクオは透明人間のようです

  
199: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 11:17:56.23 ID:S6mrRFftO
  



( ^ω^)ブーンは研究の成果を試すようです



 ※よいこはみちゃいけません!



  
200: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 11:19:35.35 ID:S6mrRFftO
  
( ^ω^)「ぬはは! ついに完成したぞ……」

('A`)「げへへ、やりやしたねブーンさまぁ」

( ^ω^)「僕の研究……今こそ成果を試す時!
       さぁドクオ、被験者達を呼んできなさい」

('A`)「ぐひひ、仰せの通りに……むひっ」






 一時間後






('A`)「この研究所、自分達以外に誰もいないッスよ」

( ^ω^)「そうかお。じゃあ被験者は一人か……」

('A`)「ちょwwwwブーンさんが自ら被験者にwwww」

( ^ω^)「いやお前だけど」

('A`)「でしょうねwwwwwwww薄々感じてたwwww」



  
201: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 11:21:01.19 ID:S6mrRFftO
  
( ^ω^)「まずはこれ、一番の自信作!」

('A`)「……」

( ^ω^)「ス〜パ〜アルコ〜ル炭酸水〜」

('A`)「あれ、案外美味そうっすね」

( ^ω^)「そりゃそうだお、青そうな水を足しただけだから」

('A`)「青そうな水?」

( ^ω^)「うん。ブルーハワイにブルーペプシ、ラムネにサイダーに……」

('A`)「うはwwwwぜってぇうめぇwwww」



 グビグビ



( ^ω^)「あと軽油」

('A`)「……ッオ゙ェ…………ゲォ…………」



  
202: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 11:22:54.03 ID:S6mrRFftO
  
( ^ω^)「次はまぁまぁの出来だお。期待はすんなお」

('A`)「はい☆ これって、人間の耐久度実験ですよね♪
   僕がいつ死ぬかを観察してるんですよね♪」

( ^ω^)「うん」

('A`)「殺すぞ」





( ^ω^)「うそうそ! さて次は……筋肉養〜成〜ギブス〜」

('A`)「俺には消える魔球を投げられないっすよ」

( ^ω^)「大丈夫大丈夫、これは付けるだけ」



 ガチャガチャ



('A`)「よいしょ……ん、なんか縮こまって……」

( ^ω^)「ラァ!! 死ねぇ!!!」

('A`)「ぬわーーーーーーーーーー!!!!!!」



  
203: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 11:26:18.62 ID:S6mrRFftO
  
――――……

 ブーンのスイッチは、ギブスの形状を初期化させるスイッチだった。
 即ちドクオの身体は引き伸ばされ、そして畳まれる。

  ゴギッ ゴリッ

 砕け散る骨。引き千切られる肉。
 辺りにはどす黒い血が飛び散り、ゆっくりと床を侵食していく。
 悲鳴をあげる間もなく、ドクオの声帯と心臓は潰れた。
 やがてドクオの身体が数十センチ四方に畳まれる。
 ピンク色の肉片が艶やかに輝いていて、ぷるぷると痙攣していた。

( ^ω^)「えへへ……おいしそうだお」

 ブーンはそれを口に運び、くにゅくにゅと甘噛みした。
 口内には鉄の味が広がる。ドクオの味だ。
 皮が張っていて、いかにも油ぎった感触がする。
 小さくなったドクオの目玉をつまみあげた。
 それを脳みそのソースにくぐらせ、愛でる。
 ああ、美味しそうだ。きっと柔らかくて、舌触りもいいのだろう。
 血管を、爪を、睾丸を、指を、それぞれ口に含む。
 口内は傷つくが、それ以上に旨味が広がってくるのだ。

( ^ω^)「今度は、心臓食べたいお。きっと、おいしいお」

 そうほくそ笑み、ブーンはくしゃくしゃになったドクオの胸を……

――――……



  
204: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 11:28:07.59 ID:S6mrRFftO
  
( ^ω^)「……こうなったら困るから、やっぱり付けないでいいお」

('A`)「お前……俺を食べるつもりだったのか!?」

( ^ω^)「うん」

('A`)「まぁじで!?」




( ^ω^)「うん」

('A`)「ガチでこえーよ」





( ^ω^)「次で三つめ! これはなんと……」

 ピンポーン

('A`)「あ、誰か来ましたね」

( ^ω^)「あー。多分ツンだお」

ξ ゚听)ξ「おひさー」

( ^ω^)「おいすー」



  
205: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 11:31:35.66 ID:S6mrRFftO
  
('A`)「こんにちわ」

ξ ゚听)ξ「話しかけるな肥溜め」

('A`)「ひどい……」

ξ ゚听)ξ「ひどい……じゃねぇよ。死ね」

('A`)「……」

ξ ゚听)ξ「お前は二度と喋んなよ。臭ぇから」



('A`)「……意義ありッ! 先生! それは、言い過ぎだと思います!
   なぜならば、僕は毎日お風呂に入っているからであります!
   因みに、リンスインシャンプーを使っているのです!
   ボディソープはたっぷり、2プッシュであります!
   外から帰って来たときには必ずキレイキレイを欠かしません!
   そしてアナルも洗浄済みです! 非の打ちどころが無いはずであります!
   これでもアナタは私を否定するのでしょうか!
   いや、出来ないッ! 出来るハズがなァいッ!!」



ξ ゚听)ξ「存在が臭ぇんだよ」

('A`)「……」



  
206: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 11:33:06.79 ID:S6mrRFftO
  
( ^ω^)「まぁまぁツン、今日のところは穏便に……」

ξ ゚听)ξ「うるせーよチンカス。粗びきポークフランクは黙ってろ」



( ^ω^)「あ?」

ξ;゚听)ξ「ビクッ!」

( ^ω^)「言わせておきゃーよ……なんなんだよ?
       アレをバラされてもいいの? いいんでちゅか〜?」

ξ;゚听)ξ「う、うぅっ……」

ξ*゚听)ξ(オワタの同人誌でオナりかけたなんて言えない……!
      十オナのスレタイを見ただけでフルボッキしてたなんて言えない……!)

( ^ω^)「これはお仕置きかな〜」

ξ;゚听)ξ「は、はぃぃ……」



  
207: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 11:35:04.45 ID:S6mrRFftO
  
( ^ω^)「まずはお尻をこっちに向けるお」

ξ ゚听)ξ「は、はぁ〜ひ」

( ^ω^)「よし。じゃあ、そのままの体勢で自分のお尻を叩けお。
       もちろん本気でね。手ぇ抜いたら僕がやるお」

ξ;゚听)ξ「そ、そんな、自分でなんて……恥ずかしっ」

( ^ω^)「ん?」

ξ;゚听)ξ「わ、わかりまし、た……」


 ……ペチ ……パチンッ


ξ*゚听)ξ「……ぅ」

( ^ω^)「あーあー、そんなんじゃ弱過ぎるお!」


 ベッチ!! バッチ!! パッチィィィイイイン!!!!


ξ ゚听)ξ「ぷしゃあああ!!!」

( ^ω^)「ほっほ、まるでクジラのようじゃのぉ」

('A`)「お前ら頭沸いてんじゃねーの?」



  
210: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 12:09:21.44 ID:S6mrRFftO
  

 そして数分後






( ^ω^)「ふんぬー! ふんがっふが」

ξ ゚听)ξ「あっあー、いくいくー」

( ^ω^)「出るっ、出るぅううううーー!」



 ドッピュン!! ドピュッピュ、ドピュッチャァー!!!



ξ ゚听)ξ「あぁ……中に出されちゃいまんがな……」

( ^ω^)「ぶひぃ」

('A`)「……」



  
211: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 12:18:01.09 ID:S6mrRFftO
  
 その時だった ドクオの口から青い液体が吐き出されたのだ

('A`)「うぅっ!」



 ドビヂャッ



( ^ω^)「こ、これはさっき飲ませた軽油!
       おま、お前まさか……!」

('A`)「へへ……オレァ、もう、ダメダメだ……
   自分の体は、自分がぁ、一番よくわかるさかい……」

ξ;凵G)ξ「いやっ! ドクオ、死なないで!」

('A`)「はは……アンタのその笑顔、冥土の土産にもらってくぜ……ひひ……
   でもな……一番の笑顔は……隣にいる、コイツに……あげろよ……
   心配、すんな……俺は、いつまでも……お前ら、を……」

( ;ω;)「ドクオっ! ドクオォォ!」

('A`)「騒ぐなよ……へ、傷に響きやがる……」

ξ;凵G)ξ「あたし、あたし、さっき酷い事言っちゃった!
      私を叱ってよ! 私を殴ってよぉ!
      じゃないと私、幸せになんかなれないよぉーっ!」



  
212: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 12:19:56.98 ID:S6mrRFftO
  
 ツンの叫びと共に、庭の木に雷が落ちた
 そして部屋には、変な奴が現れたのだ



( 刀ヘ)「んやぁ、こんにちは。僕の名前はわかるかい?
      そうそう。ゼルセ。死の携帯を授けた張本人……」

('A`)「悪霊退散!!」


 ズバァ! ズシュンッ!!


( 刀ヘ)「ぎゃぁぁぁぁぁっぁぁあああああ!!!!」



('A`)「この世に詫びる必要はねぇ。この俺に詫びな」



(;^ω^)「も、もしやあなた様がジーク・ドクオですかお……!?」

ξ;゚听)ξ「ま、まさか……! だって、あの方はVIP戦役で死んでしまったはず……」



('A`)「……お前ら。俺の二つ名は――」



  
213: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 12:24:48.12 ID:S6mrRFftO
  
('A`)「狂犬のドクオだ……覚えておくんだな」



(;゚ω゚)「や、やはりあなた様が……」

ξ;゚听)ξ「私達はなんて愚かな事を……」

('A`)「なに、気にする事はない……ではな」



 シュバッ!






( ^ω^)「行っちゃったお……」

ξ ゚听)ξ「そうね……」



 でも、大丈夫だ。
 きっとドクオは僕らを見ている。
 空よりも高い、ずっとずっと高いところから……



  
214: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 12:26:40.15 ID:S6mrRFftO
  



('A`)「俺は忘れないぜ……アンタらの事」



 翻すマントの色は、レインボーだったという。















( ^ω^)ブーンは研究の成果を試すようです

           〜Fin〜



  
215: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 12:28:52.29 ID:S6mrRFftO
  
  後書き



 これにてこの作品は終了でございます。

 長い間の連載、絶えない応援Thanksです。
 ホントに、完結出来て良かった。そう思っています(笑)

 この作品、本音を言うと自分にとってはわからない事だらけでした。
 初めは軽油の色を確かめにガソスタの正社員になる事から始めて。
 そして、不審な色を身の回りから探し出しました。

 自分が思いついたんですけど、レインボーって不審ですよね。
 自分が思いついたんですよ。すごいでしょう。

 でも……やっぱり、涙が出ちゃうんです。
 俺、こんなに頑張れたのかなぁって、考えちゃうんです。

 しかし、一番ありがたかったのは皆様の支援やwktkです。
 自分が弱音を吐いた時、励ましてくれた山梨県と東日本の方。
 励みになりました、本当にありがとうございます。
 因みにこのありがとうございますは架空であり実際の気持ちや人物とは関係ありません。

 すいません。外で孤島ハーブの作者さんが呼んでいますのでこれで。
 では、ありがとうございました。みんなみんな、ありがとうございましたっ(泣)



  
216: カラオケ店勤務(樺太) :2007/04/24(火) 12:31:06.81 ID:S6mrRFftO
  
  真実の後書き



 俺死ねばいいのに。

 最初に、ネタをパクってしまいすみませんでした。
 裏生徒会さん(ジーク・ドクオ)、不審者さん(レインボー)のお二方です。
 また、十オナさんにオワタ同人誌さんに孤島ハーブさんも名前を出してしまってすいません。

 お蔵入りの予定でしたが、今こうして恥を晒しました。
 今はとても死にたい気分です。殺して下さい。



 さて、これでしばらくはカオスから離れようかなと。
 やはりいつ見てもつまらないですし。こりゃダメだにゃん★
 いえ、総合などで息抜きとして書くことはあるかもですが。



 では、お目汚し失礼しました。
 ホントにすみませんでした。
 甲子園魔物はまだかー! 棺桶売りもまだかー!

 それでは、ありがとうございました。



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